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445.オランダ人の場合  
名前:たかこ    日付:2015/4/29(水) 20:59
男女の差が気になりました。背の高い男の人に子供が多くて、背の高い女の人は子供が少なく、あわてて子供を生んでいるのは、社会的なものなんじゃないでしょうか。
アサヒドットコムより

ヘルト・ストゥルプは身長6フィート7インチ(約2メートル)。ロンドン大学の熱帯医学大学院で人口統計学を研究しているが、学会に出ると、どうしても自分の長身を意識してしまう。「まったくこの長身にいつも悩まされる」と嘆くのだ。

 ストゥルプはオランダ人だ。そのオランダ人は、いったいなぜこうも背が高いのか。それが彼ストゥルプの目下の研究テーマである。

 今日、オランダ人は地球上で最も平均身長が高い。150年前のオランダ人は比較的背が低かった。1860年のオランダ人兵士の平均身長は5フィート5インチ(約165センチ)で、当時はアメリカ人男性の方が2・7インチ(約6・9センチ)も背が高かった。

 人間の平均身長は1860年以降多くの地域で伸びている。けれども、オランダ人のようにぐんぐん伸びた人々はどこにもいない。いまやオランダ人男性の平均身長は6フィート(約183センチ)を超えた。アメリカではここ数年平均身長が止まってきたというのに、オランダでは背が伸び続けているのだ。

 なぜ人間の平均身長は伸び、どうしてオランダ人だけが特段の伸長を続けるのか。科学者たちはここ数年間、その理由を追究してきた。

 さまざまな要因が考えられる。なかでも、オランダ人の日常の食事が良くなってきたこと、さらに医療や福祉の改良があげられている。だが、ストゥルプや彼の研究仲間は、「(オランダ)人の進化」が身長の伸長に一役買っている証拠を見つけた、としている。

 この最新の研究は、4月7日の英王立協会紀要Proceedings of the Royal Society B: Biological Scienceに発表された。オランダで最近設立されたライフライン(LifeLine)と呼ばれる医学データベースのおかげで成果を上げることができた研究だったという。

 このデータベースには、数万に及ぶオランダ人家族の遺伝子プロファイルや医療記録を含め、膨大な情報が入っている。ストゥルプら研究者たちは、45歳以上の男女4万2612人のデータを分析、対象者の身長や子どもの数を調べた。

 その結果、オランダの平均身長よりも背の高い男性は平均的ないし平均以下の男性に比べて、子どもの数が多いことが分かった。

 たとえば、1950年代初めに生まれた男性をみてみると、5フィート6インチ(167.6センチ)の人の子ども数は平均2.15人だが、6フィート1インチ(185.4センチ)の人の子どもは2.39人だった。研究者たちによると、35年以上にわたって背の高い男たちの方が、より多くの子どもを持ち続けていたことが判明した。長身イコール多子孫、というわけだ。

 では、女性の場合はどうか? こちらはもっと複雑なパターンになる。すなわち、平均的な身長の女性が一番多くの子持ちとなっていた。ただし、背の高い女性は母親になるのが比較的遅い。出産可能年齢になると、背の高い女性の方が低い女性よりも短期間に子どもを産んでいた。

 「私はこうしたパターンがあることは予想していなかった」とストゥルプ。「オランダ人はどうも他の人間集団とは違っているのではないだろうか」

 ストゥルプは、身長の伸びと子ども出産の要因として環境的な要因を挙げることもできる、と言う。たとえば、オランダでは金持ちの方が背が高くなり、子どもも多い、という。ただ、調査対象がいかに金持ちであるかを照査したところで、身長の高さと子ども数との関連ははっきりしていて、それは「教育」といった別の観点から解析しても同じだった。

 こうしたことからストゥルプは、長身には遺伝子が関係しているのではないかとみている。同一条件下でも、ある特定の遺伝性異変を持っている人たちは背がより高くなる、というのだ。

 背の高さは、健康にも影響しているようだ。一例だが、ある科学者国際グループは4月初旬、背丈をコントロールする遺伝子と心臓血管の病気の関連性を指摘した。すなわち比較的背の低い人の方が高い人よりも心臓発作を起こしやすい、というのだ。ただし、健康との関連でオランダ人の身長が伸びているわけではない、とストゥルプは考えている。

 ストゥルプらの研究グループは今、もっと多くのデータを集めてオランダの両親の身長と子どもとの関連性を分析。自然淘汰(とうた)の一つの結果としてどれだけ身長が伸びたか、ストゥルプはそれを突き止めたいと期待している。

 最近は他の研究者たちも2、3の人間集団で身長の進化に関する研究結果を発表している。面白いことに、その結果はオランダの研究とは全く正反対となっているのだ。たとえばアルバート・アインシュタイン医学校の遺伝学者ディッダハリー・ゴヴァンダジューの研究仲間が見つけた事実は、マサチューセッツ州の女性は背が高くなるどころか、だんだん低くなっているというのだ。

 では、どうしてある人間集団はそれぞれ異なった仕方で進化していくのか。ゴヴァンダジューは、推測するには時期尚早だと語る。いま肝心なことは、科学者たちがこうした違いに気づくようになったということなのだ、と。

 「進化は異なった環境において、異なった在り方で起きる」。ゴヴァンダジューは言った。「こうした進化が人間に関しても論証できるのは素晴らしいことだ」(抄訳)


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