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もて王エロパロ保管庫掲示板(&避難所?)

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33.ラストチークはあなたと 1  
名前:エロパロ 第二章291    日付:2007/3/21(水) 16:3
※宏海×あいす
エロ無しシリアス風味
前々回ラストからの捏造話です。
やっつけなので考証不足・設定捏造は見逃してください。


 あいすは思わぬ誤算に小さく舌打ちした。まったくあの馬鹿王子は自分の邪魔ばかりしてくれる。
周囲は見渡す限り炎に包まれている。あれだけの雪崩を溶かして、なおかつ樹海を火の海にするなんて、腐っても間界の王子というところか。雪から自分を守る為とはいえ、いささか行き過ぎた自己防衛本能だけれども。
 生命の危機に瀕しているというのに、のんきに益体も無いことを考えている自分の冷静さに、あいすの小ぶりの唇が小さく笑みの形を作った。最も弱点とする炎に四方八方を囲まれた絶望的な状況に、諦め悪く足掻くのはらしくなくて嫌だった。溶かされていないありったけの雪と氷で自らを守っていたが、炎の勢いは凄まじく力尽きるのはもう時間の問題だった。
 実界人は悠達がちゃんと安全なところに避難させただろう。矢射子は武装セイバーで雪を体中にくっつけ、真っ青な顔をして、しかし無事に火の中をくぐっていった。勿論宏海をつれてだ。

宏海…どうしようもないお人好しだ。また悠に遊ばれていたのだろう、先ほどの状況を思い出す。理性では理解していたのに、一瞬息が止まった。硬派で、異性よりも伊舞をなにより大切にしている宏海が、こんなところで乳繰り合っている筈はないのに、何故か裏切られたような気がした。
なんだか自分らしくない何かに気付いてしまいそうで、あいすはこの考えを意識の外に追いやった。とりあえずは、実界人の安全は確保されたのだ。しばらくすれば回復した太臓か矢射子か…誰かがこの火も消し止めるだろう。最低限の間界領事としての責任は果たせた。思い残すことはない。ただ1つを除いては。

「佐渡!!」
「!!馬鹿!なんで来たの!」
ウェアを頭からかぶった宏海が、炎をかき分け飛びこんできた。
「馬鹿っておまえ…。助けに…」
宏海が言葉を詰まらせる。当然だろう。あいすは燃え盛る倒木を避けるうちに力を使い果たし、手足の先が既に雪に還ってしまっていた。
「おまえ…手が…!」
「見ての通り、私はもう歩けないわ。私のことはいいから早く逃げなさい。」
淡々と告げるあいすに、この時ばかりは宏海も激昂する。
「馬鹿野郎!尚更置いて行けるか!早く捉まれ。翠達が道を確保してるはずだ」
申し訳程度に残った雪ごとスキーウェアであいすを包み込み、軽々と抱き起こし、これ以上体が崩れないようにゆっくり進む。


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