また年賀状の季節がやってきた。昨年暮れには、新年を迎えると80歳になるので2020年をもって“賀状仕舞い”をしようかな、と考えたのだった。しかし、同級生や知人に、私の木彫入り賀状を毎年楽しみにしているとか、額に入れて飾っているとかいう人までいて(そういう感想は年賀状の端に書いてあるので、感想を聞くのは1年後になるのだが)、なんとなく幕引きすることができなくなっている。
年賀状といえば大半がその年の干支のイラストや写真が入っている。私は老後の趣味のアクティブな遊びが木彫なので、それも猫を彫ることが多いので、干支は無視して毎年猫の作品を入れている。とくにユーモラスな作品を選んでデザイン化し、初笑いまでいかなくても初ほほえみくらいは誘発したいと思っている。
まずは選んだ木彫作品をデジカメで撮る。立体なので光源は一方向だけでなく2個所以上あったほうが凹凸が表現できていいように思う。撮った写真をPCではがき面にデザイン化する、使うのは20年前のPhotoshop 5.0Jだ。OSはWindows10なので、そんな古いソフトが使えるの、と疑問に思う人がいるかもしれないが、正式のインストールではなく、Program Files(×86) にコピーしていて、いわば裏技(?)で使用している。
Photoshop 5.0J は長年愛用しているので、どんな画像処理でも容易にこなせるのだ。ただ、Windows10に入れてからなぜか文字が出なくなった。これだけはどうしようもない。で、PC購入時に付いてきたZoner Photo Studio 16 で文字を書き、それをコピー&ペーストで処理する。ところがこのソフトは縦書きができないという欠点があった。どうしても縦書きが必要なときは、面倒ではあるが文字を一個ずつ切り取り縦に並べるしかない。これが唯一不便さを感じている点。
いや、こんなことを書いている場合ではない、そろそろ取りかからねば……。
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