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Ryo爺の独り言

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真夜中の震度5〜停電  
名前:Ryoji    日付:2018/9/10(月) 20:11
何か、とてつもない音響と震動で目が覚めた。暗闇のなか手さぐりで寝室を飛び出し、リビングの照明のスイッチを押したが点灯しない。揺れはいつ果てるともわからないほど続くように感じたが、間もなく収まった。テレビは点かない。カーテンを開けると街中が停電のようだ。これまでに体験した地震とは違うレベルと感じた。

押入れからカセットコーダーを出してみたが、単1の電池を6本使う古いもの、電池はない。無音の暗闇で何の情報も得られない。妻のスマホに入ってくる娘たちのメールで、家族に被害はないとわかり、ひとまず安心。

電気がこないと何も知ることができないし、何もすることができない。夜が明けると自転車に乗って、街なかに出てみた。麻生周辺は道路や建物の被害はないようだ。だが、普段見かけないほど人が大勢出て歩いている。ツルハとケーズデンキの前はすごい行列。セブン−イレブンは行列がないと思ったら、暗い店内に大勢のひとが右往左往している。皆いち早く、食料と電池の確保に行動していたのだ。

号外のような夕刊がきて、少しずつ状況がわかってきた。震源地の厚真町はなんと震度7、山崩れで住宅が倒壊し、死者も出ている。私の住む札幌市北区は震度5。ここに住んで17年目だが、これほどの強震は初めてだった。さらに驚いたのは、停電が道内全戸にわたっていて、復旧に1週間くらいかかりそうだということ。

娘たちからのスマホ情報では、コンビニの行列に4時間並んで、パン2個までとか制限されているところもあるとか。妻がちょうど前日に買い物をしたばかりだったので、冷蔵庫に食材が確保できている余裕の気持ちは、たちまち不安に変わった。私の住むマンションは水は出ているが、オール電化なので、煮炊きができないばかりかお湯も沸かせない。調理なしで食べられるものを計画的に少量ずつ摂ることにした。お茶(粉末茶)やインスタントコーヒーも水で溶かして飲む。

上階の住人はエレベーターが動かないから、階段を使って移動するしかない。昼間も無音のような状態なので、普段聞いたことのない昇り降りする人たちの足音が終日聞こえていた。10数階に住む人は息切れがしただろう。

            *

幸い停電は2日間で復旧したが、電気がこないということはライフラインを断たれたに等しい。日常生活の99%が電気エネルギーの上に乗っかっている、きわめて危ういものであることを実感した。

現代文明は走り過ぎているのでないか。古い様式は時代遅れと捨て去り、最先端をよきもの、便利なものと持てはやし、それさえも修理せず使い捨て。新しいものと古いものと混在していていいのでないか、移り変わりはもっとゆっくりでいいのでないか。電力の供給も、日本は毎年大雨に悩まされるのだから、ダムをあちこちに造って水力発電所を各地に分散すれば、パニックが拡散することはなかったのでないか、と素人考えで考えてしまった。いわば今回の、天の声ならぬ地の声は、走り過ぎる文明、あるいは利潤追求一辺倒の社会のしくみ〜姿勢への警告であったのかもしれない、と。

わが家としても、この2日間の反省として、まずは単3使用の携帯ラジオと、ガスボンベ使用のカセットコンロを買っておかなくてはならない。電気がつくと、またそれが当たり前になって慣れてしまう。あの不安で不便な時間を忘れる前に準備しなくては……。余震はまだ続いている。


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