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沓沢久里さん、85歳で北海道新聞文学賞を受賞  
名前:Ryoji    日付:2017/11/12(日) 10:28
第51回北海道新聞文学賞は、沓沢久里『通天閣の消えた町』に決まった。作者は今年85歳、かつてない最高齢の受賞ではないだろうか。その老いを感じさせない創作意欲に敬意を表し、快挙を祝したい。

沓沢(本名・中村久子、以下、呼び慣れたこの名で書く)さんと初めて出会ったのは吉村昭講演会の交流の集いで、たまたま座ったテーブルの隣席が中村さんだった。そのころ、私は札幌に転住したばかりで、会場は知らない人ばかり。ところが、彼女は佐野良二の名前を知っていた。歴代の道新文学賞受賞者リストで見たことがあったのだろう(私は第27回の受賞)。いろいろ話しているうちに、彼女が代表をしている昴の会にぜひ来て話をしてほしいと要請された。

昴の会は会員20名ほどの同人誌で、メンバーは若者から主婦、年配者までさまざまな年齢層の集まりだった。ここで「文学と笑い」の講義をした。これが縁で毎年『昴の会』が発刊されるたびに作品評に呼ばれることになり、何年通っただろうか。視野が狭く、好悪に偏りがちな私の講評をみんな受け入れてくれた。

中村さんは『昴の会』発刊のたびに自作も発表し、まとめ役にとどまらず自ら範を示していた。講評のとき沓沢作品をいつもほめることになる。若い会員は私が代表に気を使っていると見えたかもしれないが、実際に沓沢作品は文章が達者で、人物描写、ストーリー展開ともに的確で抜きん出ていた。

天才から小説の書き方を聴いてもレベルが違うから参考にならないだろうが、凡人の私の書き方は、書き直し、構想の立て直しの連続で、そのジタバタし続ける小説作法は、初心者には身近で参考になったのではないか。懇親会の交流で会員の人たちと気持ちが分かり合えてくると、なかには直接作品を送ってくる人や、賞をとるまでコーチしてください、という人もいた。同人誌で勉強することは正統な小説の学習法だと思っているが、同時に文学賞への挑戦も奨めた。

今回、なんと代表の中村さんが北海道新聞文学賞受賞となった。これは会員の方々に大きな励みになるだろう。85歳でなお「まだ書き残すべきことがある、これからも生きている限り書き続けたい」と話す姿勢がまぶしい。70歳になったとき、老いを感じ、言葉を操る難しさを感じて文学活動をやめた私とは大違いだ。大器晩成、今後ともご健康とご健筆を!


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