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652.都市伝説「セーラー服おじさん」  
名前:とんぼ    日付:2016/10/15(土) 8:39
 「セーラー服を着たおじさんを見るとハッピーになれる」との都市伝説がインターネットを賑わしている。その「セーラー服おじさん」を京都駅で見かけた。

 ことの顛末を説明すると、

 息子(尚秋)からのプレゼント「京都観光」が終わり、彼は三木市(兵庫県)の勤務地へ戻っていった。「ありがとう、楽しかったわ」と名残惜しそうに家内が手を振る。「尚、世話になった、ありがとうな」と私も手を振った。彼はふりかえり、照れくさそうに手を振った。仲間にはひょうきんな表情を見せる彼だが、日頃親には無愛想である。彼は微笑んでいた。

 家内が京都観光をしたいと彼に漏らした。「費用は持つから」と彼は言い、観光の手配をして親子三人の京都観光が実現した。何から何まで夫婦は息子の好意に甘えることにした。

 彼が住む三木市から京都まで3時間を要するのだが、ホテル、レストランの手配からコースの設定まで地元の人間でも困難な作業を手際よくこなした。

 初日は東寺〜京都御所〜二条城〜銀閣寺。二日目は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)〜天竜寺〜仁和寺〜嵐山である。賀茂別雷神社は病気平癒に霊験あらたか、ということで念入りに祈りを捧げお札をいただいた。もちろん訪れる寺院は一同、どこでも丁重に手を合わせた。

 連休とあって人ごみが凄い。とりわけ私たちのコースは、いずれも世界遺産、京都でも屈指の観光名所で、観光客のほとんどが外国人といっても過言ではない、そのなかを彼の案内で迷うことなく順序良く訪ねてゆく。よほど下調べをしたのであろう。

 観光を終え、京都駅で別れることになった。手を振って「ここで・・・」彼は笑って改札口へ向かった。私たちはまだ時間があり、駅周辺を散歩していると、家内が「お父さん、変な人がいる」という。彼女の視線の先を見ると、白髪のそれも半ば禿げあがった初老の男性がセーラー服姿で駅構内を闊歩している。

 京都は国際都市、民族衣装の人達も珍しくはない。衣服、衣装もまちまちである。10月半ばというのに肌を極端に露出した男女もいれば、全身を布で多い、顔さえ(目を除いて)隠す衣装ブルカを着用したイスラム圏の女性もいる。世界各国から観光で訪れているから飛び交う言語も種々雑多だが、別に違和感はない。

 それでもセーラー服の白髪男性はさすがに異様である。だが、行き交う人々が極端に奇異感を抱いている様子はない。福井であればすぐに警察官が駆けつけ、不審者として職務質問をするであろう。さすが国際都市、少々のことでは動じないと妙に感心して京都を後にした。

 翌日、家内が職場で「セーラー服を着た奇妙なおじさんを見かけたわ」と話すと、若い女子職員が「その人はセーラー服おじさんといって有名なのよ」と言い、「セーラー服おじさんと逢うとハッピーになるのよ。私も見たかった」とも言った。

 彼がセーラー服を着る理由は分からないのだが、少なくても変態ゆえではない。若い女性、ことに女子高校生に人気があるそうだ。

 インターネットで「セーラー服おじさん」を検索すると、本名小林秀章。1962年生まれとあるから54歳。早稲田大学理工学部数学科卒業、現在まで印刷会社勤務とある。
大手企業に所属するエンジニアで世界的特許権者であるとも紹介されている。奇人変人であっても危険な変質者ではない。

 東京近郊を地盤とするそうだが、連休に京都に出没し、たまたま私たちと出逢ったのである。

 彼を目撃してハッピーになったかと問われれば、確かに私たちはハッピーな二日を過ごした。息子が私の病気を心配し、家内を気遣い、私たちを喜ばしたいとの気持ちが痛いほど伝わったからである。

 帰宅後、家内が彼にメールした「ありがとう」。彼からのメールが返ってきた「体を大切に・・・。今度は奈良に旅行しようよ」。家内はハッピー感の余韻に浸っていた、もちろん私も・・・。



 


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