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建設営業マンへのメッセージ
                      私が愛した建設業! 全国の建設営業マンに贈る静風からのメッセージ

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137.私の転社劇(その1)  
名前:静風    日付:2014/5/6(火) 7:58
昭和56年父の母が他界した。
父が両親を失って寂しそうにしている姿を初めて直視した。
ああ、家には祭主が必要だ。墓守りが、

両親の最後を安寧に過ごさせてやることが子供の務めだ、と感じた。

唐突ではあったが、葬儀のあと、九州支店長へ電話をした。
「自分は会社を辞め、地元に残ります」と。
また「営業所長は大事な仕事ですから、早く後任を決めてください、
しっかり引継ぎをさせていただきます」と

しかし支店長はそのことを社長に言えずに長く隠していた。

それから半年も経ったろうか、57年の2月頃だったと思う。
社長から電話があった。「すぐ上京せよ」と
社長室で二人っきりになった。

「松林、うちには3700人の社員がいるが、お前を俺がどれほど可愛がったか、
お前自身が一番知っているはずだ。
なぜ裏切るんだ。今からという時に」

「社長、申し訳けありません。大事なことに気付きました。
親孝行をさせて下さい。」

社長は当時、奥様を数年前に亡くし、寂しい毎日を過ごしておられた。
そして職務上からも、どうしても伴侶が必要となり、再婚を思い立ったのだが、
身内の賛同が得られず、少し寂しい親子関係にあった。

そういうわけで社長の再婚式は社員としては私一人が立会い、
長崎でひそかに祝儀をすましたような次第であった。
私の「親孝行」という言葉を聞いて、社長も心なしか感傷的であった。

「それで俺に弓を引くようなことはないだろうな、どこへ行くのか」
「三菱重工業長崎造船所直系の建設会社、R興産です」

当時F社は三菱重工業を最重要な顧客としており、
海外における火力プラント、海水淡水化プラントなどの現地工事に加えて、
上五島石油備蓄などの重要案件が目白押しの時であった。

そしてA元三菱重工業社長が火力プラント部長から、副所長、所長と長崎造船所の
象徴の人であった時である。
「R興産か」と言ったきり、もう反対はしなかった。

そのすぐ後、社長は長崎造船所に挨拶に来られた。もちろん私も同席した。
所長に向かって「この男がわがままをいいまして、うちを辞めて、
お宅の子会社にお世話になると、言っていますので、どうかよろしく。
私が一番可愛がっていた男ですので」と言って頼んでくれた。

今考えても真実、あり難い社長であった。
退社した現在でもなお、「今は亡きS社長の門下である。」


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