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44.「鼻をつままれたおばさん」の直感的な考察 〜若者の前借り〜  
名前:ハロドリ    日付:2006/5/14(日) 8:28
〜若者の前借り〜

ここで分かりやすくするために、フタを貸し出す「フタ貸出し業者」を定義します。

11時59分の段階
【若者】9枚のフタ:9F
【フタ貸出し業者】1枚のフタ:F
【おばさん】フタのついた新品の箱;B(=F+P)

11時59分50秒の段階
【若者】9枚のフタ:9F + フタ貸出し業者から借りた1枚のフタ:F
【フタ貸出し業者】フタ貸出し中
【おばさん】フタのついた新品の箱;B(=F+P)

12時00分ちょうど (華麗な交換劇)
【若者】フタのついた新品の箱;B(=F+P)
【フタ貸出し業者】フタ貸出し中
【おばさん】10枚のフタ:9F + F

12時00分10秒の段階
【若者】フタFをはがしてフタ貸出し業者に返却 残りのP
【フタ貸出し業者】フタF戻り
【おばさん】10枚のフタ:9F + F

12時01分の段階
【若者】P(フタをはがした開封後の箱)
【おばさん】10枚のフタ:9F + F

さてここで12時00分10秒の段階で、若者がフタ貸出し業者にフタを返却する時、
フタ貸出し業者は「利子を請求」します。11時59分50秒〜12時01分10秒
までの間フタ1枚を貸し出したことに対する見返りです。

これらの行為は若者にとっては「前借り」ということになり、
フタ貸出し業者にとっては12時01分10秒にしか存在しえないものを11時59分
50秒に用意したという付加価値を提供したことに対する見返り「利子」になります。

従って若者は12時01分10秒の段階で、フタ貸出し業者に対してFではなく
F’(F’=F+α)を返却する必要があります。

11時59分50秒の段階での若者の所有は、
【若者】9枚のフタ:9F + フタ貸出し業者から借りた1枚のフタ:F’

と見ることが出来るので、代入すると次のように表せられます。

【若者】9枚のフタ:9F + フタ貸出し業者から借りた1枚のフタ:F’
     =  9F + F+α
     = 10F + α

このαこそが便宜上設定した利子であり、9枚のF と 1枚のF との違いであり、

もっと話しを元に戻すと
「ある瞬間に存在するあるものと、違う瞬間に存在するものとは、同じように
見えてもまったく違うものである。」という部分の「違い」に相当するものです。

知恵者は、フタ貸出し業者役におばさんを抜擢したわけですが、
おばさんはきつねにつままれたような顔をして10枚のフタを持って呆然とするだけ
ではなく、若者に対して「α」を請求することが出来る、という気がします。

つたない論理展開かつ感覚的なものですが、この話しをいつもの加藤節で語ると
どういうことになるのでしょうか? コメントをお聞きしたく。

わたくしにはこのあたりが限界です(笑)。

from ハロドリ



46.Re: 「鼻をつままれたおばさん」の直感的な考察 〜若者の前借り〜
名前:加藤一郎    日付:2006/5/21(日) 15:45
nab_kさん>果して、加藤様はいかなる裁定を下すのか?(わくわく)
裁定なんて、そんな大袈裟な(笑)
私にはそんな資格は御座いません。

ハロドリさん、ご記帳ありがとうございます。
極めて繊細な論理をとても見通し良くまとめられて、
この書き込みだけで一つの読み物として扱える骨太の展開でした。
「フタ貸出し業者」の導入が、実に見事ですね。

今回の件で思い付いたことが2つありました。
1つは「鼻をつままれたおばさん」を公開した当時、
FRANZさんの書き込みに触発されて私が返信した内容です。

> 最近の大型店で流行っている“ポイントカード”
> あれも、その時点の買物で付くポイントをその買物自体に利用できないですね。
> でも、このルールはリピーターを増やすことが目的だからかな?

現実の経済社会では、ちゃんと「α」が設定されており、
ここに登場する若者や知恵者のような行為に対する安全弁が
施されているのかもしれません。

もう一つは、今回新たに連想した内容です。
それは湯川秀樹の中間子理論の骨格です。
量子力学の不確定性原理からの帰結として
ΔE・Δt≧h
があったかと思います。
「ごく短い時間Δtの間であれば、エネルギーΔEを借用できる」
とても乱暴で厳密性に欠ける表現ですが、確かそんな背景で
中間子というものが陽子と中性子の間を行き来し、
それが核力となって両者を結びつけている。
そんな内容だったと思います。

話が外れてしまうかもしれませんが、今回のハロドリさんの書き込みを読んで、
急に頭に湧いたのがこの不確定性原理の話でした。

‖「ある瞬間に存在するあるものと、違う瞬間に存在するものとは、同じように
‖見えてもまったく違うものである。」という部分の「違い」に相当するものです。

特に、この部分の記述が触発を促しました。
ミクロな自然界は比較的「甘いフタ貸し業者」であり、
短時間なら利子無しでフタを貸してくれるのかもしれませんね。
ただし、おばさんや若者といったマクロな物質(笑)には通用しません。

でも、ミクロとマクロの境界ってなんだろう?
とても興味深い思索のテーマが横たわっているのを感じます。

「44.「鼻をつままれたおばさん」の直感的な考察 〜若者の前借り〜」への返信

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