ご無沙汰してます。 気づいたら思索の散歩道が更新されていましたので、耳よりな情報を。
実は日本語の「は」というのは、「主語」ではなく「主題」を提示する助詞であるそうです。 言い方を変えれば、「○○は」という時は、文脈を「○○」の範囲に切り取る事であるとも言えるかもしれません。 これは、加藤さんの仰る「は」と「が」の非対称性のヒントになりそうです。 私が思うに、こういう事なのです:
・「が」の前に来る言葉は主語なので、その後と属性まで含めて一致しなければなりません。 そうでない場合、常にどちらかに省略が含まれます。
・「は」の前に来る言葉は主題なので、その後の属性とは関係する必要はありません。 例えば、「私は医者です」といった時、厳密に言えば確かに「私の職業は医者です」の省略形ではあるものの、 この場合の「職業」は文脈の復唱でしかなく、本質的には不要なのです。
……このような分析はいかがでしょうか?
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