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海音寺潮五郎掲示板
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140.『西郷隆盛』について  
名前:tsubu    日付:2008/2/15(金) 17:17
モモタさんはご存知だとは思いますが、以下は『西郷隆盛』について少し書かせて頂きます。

まず、現在復刊されている海音寺さんの絶筆となった朝日新聞社版『西郷隆盛』は、元々昭和36年から朝日新聞の夕刊に連載されたものが、一番最初の基礎となっています。
この連載で、海音寺さんは初めて本格的に西郷隆盛の伝記執筆に挑まれたわけですが、連載回数や紙幅の関係で新聞連載は中断を余儀なくされます。
そして、時が経って、昭和39年。朝日新聞夕刊に連載された作品が、朝日新聞社から単行本として刊行されることになったのですが、その際に海音寺さんは内容をかなり手直しされたそうです。
つまり、「史伝は研究」であり、「発表後はすぐに書き直したくなる」というお言葉の通り、海音寺さんはそのことを正にその時に実践なさっているんですよね。

また、昭和44年、朝日新聞社から『海音寺潮五郎全集』が発刊されることになりますが、前述の昭和39年の単行本『西郷隆盛』が全集に収録される際にも、海音寺さんは内容を大きく書き直されています。
そして最後、昭和51年に『西郷隆盛』が朝日新聞社から刊行される際にも、また前述の全集本に海音寺さんは大きく手を入れられて書き直されているのです。

と、言った具合に、この『西郷隆盛』という作品は、昭和36年から昭和52年に至るまでの間、海音寺さんが常に書き直し、書き直しして、自身納得いくものを読者に提供しようとなさって生まれた作品なのです。
この事実を考えただけでも、私は感動せずにはいられません。

非常に通な読み方ですが、これら『西郷隆盛』を読み比べるのも面白いですよ。
昭和36年の新聞連載時のモノについては、今となっては手に入れるのは難しいでしょうが、昭和39年の単行本、そして昭和44年の全集本、最後に昭和51年の単行本をそれぞれ読み比べますと、海音寺さんの西郷隆盛に対する解釈の変化や史観の変化が読み取れます。
チャレンジされる方は居ないかもしれませんが(笑)、経験者は語るという意味で最後にオススメしてみました(^^)

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/


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