百名山をめぐる山旅の最初の頃、もう15年ほど前になりますが、「月山」「鳥海山」「西吾妻山」は、グルメ氏と二人のスキー旅でした。ただし、それは5月の初め。今回、厳冬期の東北を初めてめぐるのは、昨シーズン、六甲山SPで顔見知りになった方に「八甲田を知らないのはもったいない」と言われたことがきっかけ。飛行機や新幹線が止まる、厳しい寒波の到来に、当初の予定を柔軟に変更しながら、無事2900キロのスキー車旅を終えることができました。メンバー/隊長、グルメ氏、うんちくさん、みのりん行程1/11⇒安達太良高原スキー場⇒福島県郡山泊1/12⇒岩手県北上泊1/13⇒夏油高原スキー場(荒天キャンセル)⇒盛岡八幡宮⇒青森県酸ヶ湯温泉泊1/14⇒八甲田モヤヒルズスキー場⇒福島県郡山泊1/15⇒白馬栂池サイドカントリー⇒帰宅写真は「盛岡八幡宮」神仏頼みはしない隊長ですが、ランチのための駐車場に利用させてもらったところ、正月気分を味わうことに。
1月11日本日のプランは、安達太良山の最高峰「箕輪山」で山スキーでしたが、着いてみれば山頂は雲の中。(写真左)/登山口の箕輪山スキー場をあとにします。写真中/一日券1500円につられて「あだたら高原スキー場」へ。 午前中は滑る雪で快適でしたが、昼過ぎには雨、強烈なストッパーに。 ところが、郡山市内へ下りてくると、街は雪で渋滞に。そして、翌朝は更なる渋滞が。写真右/泊まった郡山湯処「まねきの湯」食べ物が美味しいと我々は高評価。
1月12日写真左/朝の郡山の街は雪と低温で大渋滞。なかなか街を出ることかできませんでした。東北道を北へ。その先で吹雪のため閉鎖された、北上で下り、夏油高原を目指すものの吹雪でホワイトアウト。北海道に比べると、ポールマークが不十分で恐ろしいです。反転、街に出てランチにします。(写真中) なっとくの繁盛店。全員「また来ようね」「ところでなんて読むんやろ?」「意味きいてみよか」聞かなくてよかったです。そのあたりの地名でした。「えづりこ」今宵の宿は「マース北上」大衆演劇なるものを拝見しましたが、客はほぼ女性しかもややご高齢の。(写真右)
1月13日車(フリード+ハイブリッドAWD)のオーナーも恐れる吹雪の雪道を、みのりんの運転で「夏油高原スキー場」へ上ります。(写真左)大きく快適なセンターハウスに驚きます。吹雪の収まるのを待ちましたが、ゴンドラを2基持つビックゲレンデの、最下部一基のリフトが動くのみなので、あきらめて盛岡でわんこそばを食べることに。盛岡八幡宮の前で食事したら、最終目的地八甲田・酸ヶ湯温泉を目指して青森へ走ります。写真中・右/「酸ヶ湯温泉」到着 飛行機・新幹線が止まり、今宵は予約の半分がキャンセルになった静かな湯治場です。
1月14日動く気配のない八甲田ロープウェイに、明日は快晴予報の信州方面へ移動することにしました。当初、谷川岳の西黒沢を予定していましたが、雪崩のリスク大につきこれも却下。写真左/再訪間違いなしの「酸ヶ湯温泉」をあとにします。青森市街が近づく頃、見つけた案内板にちょっと寄ってみた「モヤヒルズ」スキー場。午前券で滑ったところが、パフパフウハウハの新雪滑降。人いないし、視界あるし、東北の新雪を堪能できたことは幸いでした。(写真中・右)
1月15日 その1荒天だと温泉か映画の北海道と異なり、本州では大きく転進できるのがメリット。今回、降雪続く北日本・日本海側から、晴天予報の長野へ長駆。この度のファイナルに晴天のもとショートルートながら新雪滑降を楽しむことができました。本日のコース栂の森→早大小屋→鵯の尾根(EntryPoint)→親の原(BurgerKing)写真は雄叫びのうんちくさん。
1月15日 その2写真左/栂の森 歩行モードにセットアップ。写真中/何度通ったことか白馬岳への道。旅の最後に素晴らしい日が。写真右/鵯の尾根にリードするうんちくさん。つづくみのりん。こういう日があるから山スキーはやめられません。本日東北からの移動で、スタートは11時過ぎ。コルチナにじっちゃん・えっちゃん。八方尾根にますみねえねえ・なおこはん・ポニョ子姫。 いっしょに滑ることができなかったのはちょっと残念。(おわり)