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藤原雄一郎のクルーズワールド理論編

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94.続・フェリークルーズ  
名前:桑原    日付:2007/9/21(金) 20:32
 実は先の三連休を利用して,大平洋フェリーと新日本海フェリーとオレンジフェリーという,日本を代表する三大豪華フェリーを乗り継いで,日本一周ならぬ日本半周くらいの旅をして来ましたので,以前こちらの掲示板で話題になっていたことでもあり,簡単に報告いたします。

 最初に乗船したのが大平洋フェリーの「いしかり」(仙台〜苫小牧)で,バルクキャリアーさんが乗船された「きそ」の一代前の船なのですが,実際乗船してみると「良心的なサービスとコストパーフォマンス」という意味が良く理解できます。ショーラウンジなどの設備の充実はもとより,それらの設備を縦横に活用した旅客サービスの充実度と客室乗務員の質・量は,特等室 1 泊あたり 1 万円台という値段から考えても破格と言えるでしょう。乗客も船旅を楽しむことを目的とした人が多く,最もクルーズ船に近い雰囲気を持つ航路だと思います。
 ただ船旅を目的とした人が多い故に,上下船やレストランなどが異様に混み合うことが最大の欠点だと思います。また,食事は値段がお手頃とはいえ,バイキングだけというのは長い乗船だと飽きが来るかも知れません。

 次は新日本海フェリーの「フェリーしらかば」(苫小牧〜敦賀)で,貨物主体の航路のため旅客サービスは大平洋フェリーに比べると見劣りするのは否めませんが,客室や公室の居心地も比較的良く,加えて「びいなす魂」とも言うべき乗務員の献身的なサービス精神により快適な船旅を楽しめました。北海道に上陸する最も安いルートとして,トラック運転手やエコノミー旅行者も多いため,船内の雰囲気はクルーズ船とは程遠いですが,最上階が特等専用区画で下等級の乗客がシャットアウトされるため,船内では割と静かに過ごせます。「グリル」と呼ばれる特別レストランの存在も特筆すべきで,価格の割には結構良いものを頂くことができます。
 ただ,敦賀入港は早朝の 5:30 で入港するやさっさと追い出されるため,あまり優雅な旅は期待できませんが。

 その点,オレンジフェリーの「おれんじ 8」は良く考えられていて,大阪帰港は 5:50 なのですが,8:00 まで船内に滞在できて朝食も用意されます。ワンナイトクルーズとはいえ大した設備やイベントがあるわけでもなく,一般のクルーズと同じものを想像していると期待外れになるかも知れませんが,昼と夜の瀬戸内航海というコンテンツが十分に生かされており,船旅をテーマにしたアトラクションとしては完成度の高いものだと思います。食事も決して豪華なものではありませんが,地元の食材をふんだんに使って手間を惜しまない調理によって供される料理は,クルーズの食事を知る者にとっても満足のできるレベルといえるでしょう。特に,新鮮な食材を毎日調達できるという中距離航路の強みは,生野菜の瑞々しさなどに顕著に現れていると思います。
 ただ惜しむらくは中距離航路の故,客室のサニタリー設備が乏しく,最上級の特別室以外はバス・トイレが備わっていません。大浴場があるので浴槽やシャワーの類いはあまり必要ありませんが,夜中に起きた時や混雑時を考えるとトイレくらい部屋付であった方が便利なのではないでしょうか。

 一般のクルーズと比べると,フェリーによる船旅はさすがに見劣りする部分や何か足りない部分がありますが,船旅を楽しむというクルーズの原点に立ち返って考えた場合,この方向性もクルーズの選択肢としてあってしかるべきだと思いました。私個人の好みでは依然としてクルーズ専用船の方が体質に合っていると思いましたが,値段の安さや,何より定期便のため休暇に合わせやすいという利点は,船旅を手軽に楽しみたい人にはうってつけではないでしょうか。
 3 航路にはそれぞれ良い部分も悪い部分もありますので,それぞれ良いところを取り入れて,なおかつ貨物と旅客の収益バランスを考慮すれば,日本でも十分に競争力のある定期クルーズ航路を確立することも夢ではないと思います。2008 年問題に限らず,遠からず日本国内ではクルーズ専用船が不足するのは確実ですが,フェリー船なら結構余裕がありますし豪華仕様の新造船も次々に作られていることから,フェリー航路のクルーズへの転用は当面の現実的な選択肢になるのではないでしょうか。



95.Re: 続・フェリークルーズ
名前:hiroshi    日付:2007/9/21(金) 21:13
桑原さん、

大変詳細で、分析力にも優れたレポート、感じ入りました。
ご紹介いただいている各サイトはまだ拝見していません。

レポートもまだ十分に精読しておらず、引き続き、貴重なこのお書き込みを、じっくりと勉強させていただきます。

とりあえず、実行されたと同じ事を調べたいと思っていた一人として、感謝の思いをお伝えしたくて、書き込みました。


96.Re: 続・フェリークルーズ
名前:藤原雄一郎    日付:2007/9/22(土) 6:51
桑原さん

実は私も興味津々なのです。桑原さんの詳細レポートで知らないことが続々です。だいぶん前、大阪と門司港をフェリーで往復したことがありましたが、クルーズを知る前で、単なる輸送機関としか受け止めていませんでした。
最近はフェリー活用のパック旅行も増えています。本当に一度試してみたいと思います。


97.Re: 続・フェリークルーズ
名前:みえこ    日付:2007/9/22(土) 8:34
桑原様
あら そうなんですか!

十年前 阪神大震災のときに関西の実家を訪ねようにも 途中の道路事情が悪く 車では阪神間を通れないことがわかり 結局 門司⇔大阪南港を何度かフェリーで往復いたしました。
夜間航行でもあり なんだかエンジンの音がうるさく寝付けな買った程度の記憶しかありません。

最近のフェリーはそんなにもグレードアップして素晴らしいのなら 是非乗ってみたいです。
さしあたり大阪⇔釜山をパンスターで行ってみようかな。


98.Re: 続・フェリークルーズ
名前:ハンディバルク    日付:2007/9/22(土) 9:52
桑原様

羨ましいです〜!!!

春に「きそ」名古屋〜苫小牧に乗船した際、あまりの楽しさに他の航路も調べた結果、乗ってみたいナンバー1が新日本海フェリーの新潟〜小樽、ナンバー2がオレンジ8なのです。

先日取った夏休みは、当初有力だったのが、車を積んで商船三井フェリーで大洗から苫小牧に行き、帰りは小樽から新潟まで新日本海フェリーの「らいらっく」か姉妹船「ゆうかり」で戻って来る計画でした(東京在住です)。

「らいらっく」は先日小樽で見かけましたが、スイートと特等洋室に専用バルコニーが付いている2002年出来の豪華フェリーです。小樽を10時半に出港し、新潟には翌朝6時に到着してしまいますが、天気が良ければ日中のクルーズをバルコニーで堪能出来ると思います。またハイシーズンをはずせば「ペア88」といって男女ペアの年齢合計が88才以上で料金が30%割引になる制度がある様です。我が家も余裕でクリアするので利用しない手はありません(笑)。ただ、トラック輸送の都合なのでしょう、新日本海フェリーのほとんどの便が朝早くか夜遅くに着いてしまい、その後の予定を立て辛くて夫の賛同を得られないのが難点です。

↓「きそ」の乗船記はこちらです。拙い内容ですが雰囲気は伝わるかと思います。

http://home.att.ne.jp/omega/gostop/cruise/2007kiso/2007kiso1.htm/


99.Re: 続・フェリークルーズ
名前:ハンディバルク    日付:2007/9/22(土) 10:21
スミマセン、リンク先に余分な物が入っていてうまく飛びませんでした。正しくはコチラです。
http://home.att.ne.jp/omega/gostop/cruise/2007kiso/2007kiso1.htm


100.Re: 続・フェリークルーズ
名前:藤原雄一郎    日付:2007/9/22(土) 10:44
ハンディバルクさん

確か前にも見せて頂いたと思いますが、今回あらためて拝見し、その楽しさが伝わってきます。
それにしてもハンディバルクさんはメカに随分お強いですね。文章と写真のバランスが絶妙!!素晴らしい旅行記です。ありがとうございました。


101.Re: 続・フェリークルーズ
名前:み〜は〜    日付:2007/9/23(日) 8:24
桑原様

さすが情報の神様といった感じです。
フェリーと言うと輸送機関としてしかとらえていませんでしたが、今のフェリーは随分と雰囲気が違うと感じました。
日本のクルーズはまだまだ発展途上ですが、確かにフェリーあたりから底辺を広げていくのが良いのかもしれませんね。
ぜひ一度利用してみようと思います。
でも、なんとなくですが、太平洋航路よりも日本海航路のフェリーの方が設備等が充実しているように感じましたが、これは気のせいでしょうか?


102.Re: 続・フェリークルーズ
名前:桑原    日付:2007/9/23(日) 11:3
 神様かどうかはともかく(笑),関心を持って読んでいただいてる方が多くて良かったです。クルーズとは直接関係ないことだったので報告すべきか迷いましたが,以前 hiroshi さんがオレンジフェリーに関心を寄せていらしたので,参考になればと思いまとめて報告させていただきました。

ハンディバルクさん,

 「きそ」は名古屋〜苫小牧のフル乗船だったんでしたね。私はスケジュールの都合で仙台〜苫小牧の区間乗船でしたが,確かに一晩だけの乗船では物足りないというか,ナイトショーやカフェのピアノ演奏などイベントが盛り沢山で船内生活を満喫する時間があまりなかったという印象です。今度機会があったら是非フル乗船にも挑戦してみたいと思いました(泊単価も異様に安くなるし)。

み〜は〜さん,

 新日本海フェリーの船内設備が充実しているというのは,気のせいというより,これは紛れもない事実だと思います。特に最上級のスイートには船によってはバルコニーや展望浴室が付いていたりして部屋の中で過ごす分にはクルーズ船に匹敵する快適さだと思います。運賃の差額が異様に高いのが難点ですがスイートの場合はグリルでの全食事が含まれますので,考え様によってはお買得かも知れません。
 公室についても船によってジャクジー,サウナ,カフェラウンジやバーベキューデッキなどが備わっていてハード的には結構な充実度ですが,これらの中には季節によっては閉鎖されたりまともな営業をしていなかったりしてあまり有効に活用されているとはいえません(グリルも冬期は閉鎖されます)。ここのところが大平洋フェリーと比較してクルーズ愛好家の間で不人気な理由なのかも知れません。ただ,夏期やゴールデンウィークの繁忙期になると,ラウンジでクルーが手作りでミニコンサートを開くなどして,割とクルーズ気分を楽しめるようです(その代わりエコノミー旅行者やバイク乗りが殺到して異常に混み合うそうですが)。もしかすると,あえて夏期の混雑時にスイートを確保して優雅に過ごすのが案外狙い目かも知れません。


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