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藤原雄一郎のクルーズワールド理論編

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472.超高級船は値引き合戦に参加するか?  
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/23(月) 18:41
マイアミコンベンションでのパネル・デスカションに興味深い項目がありました。それはこの経済危機で、大衆船が価格競争に巻き込まれている中、超高級船はどのような価格戦略を取るだろうかということです。

シーボーンのCEOは「価格は最も大きな訴える力になる」と信じていると前置きして、シーボーンとしてはかってない低価格で「今まで乗船できなかった乗客も乗船出来る」戦略をとると言ってます。それでも価格は7泊で2,800ドル、カップルで一泊あたり800ドルレベルだとのことです。船室のレベルを考えると日本の船よりよほど安いですね。

シーボーンのCEOは自信満々で「(価格低下で)一度シーボーンに乗船した乗客は新しい顧客として定着するであろう、丁度ファーストクラスの味を知った人がバスには乗りたくないようになるのと同じだ」と言っています。

クリスタルはシーボーンほどではありませんが、従来レベルから8〜12%の価格ダウンを行うと言っています。それに加えてオンボードクレジットの提供などのお得セットを計画しています。クリスタルの場合、チップは料金に含まれていませんので、オンボードクレジットは役に立つはずとの見解です。

この両社の意見に対してシルバーシー他の会社の役員から激しい議論がありました。「大型船は大衆船と異なり、超高級船は価格決定にあたってはブランドの価値を考慮する」などの違った考え方があってしかるべしとの主張です。

シルバーシーのCEOは「価格を下げて需要を拡大するという考え方もあるが、一端値段を下げたなら価格を元に戻すのは難しい」と指摘しています。その場合価格低下によりブランドを維持するのが難しくなるとも言っています。事実価格は下げないと宣言しているCEOもいるようです。

何だか甘い議論ですね。例えばIT業界や電機業界では熾烈な競争で「不可能を可能」にしています。「価格が下がるとブランドを維持出来ない」などと泣き言を言う企業は消え去るのが掟の業界に比較して、海外のクルーズラインといえども「ぬるま湯」に浸っているのでしょうか。

ともあれ事態は流動的です。価格ダウンや、価格は下げないまでも、その他のサービスのおまけがつくことが十分に期待されます。これからの推移を注意深く見守りたいと思います。



474.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:dolphin    日付:2009/3/24(火) 2:32
藤原さま
みえこさま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

とても興味深い内容です。
それと同時に藤原さまに意見するようで申しわけないのですが、
両社の言い分が両方共納得できます。

先ほど自衛隊出動の記事で私が初めて乗船した船について書きましたが、、、
値下げをしない会社の船は乗れば分かります。凄いの一言です。
はっきり言って値下げして質を落として欲しくないです。
サービスが違いすぎます。

私は今後のクルーズ業界が本当の意味で2極化するのではないかと思っています。
中途半端な対応でラグジュアリー・プレミアムと分類される船は廃れ、超高級は超高級として生き続ける。

ブランドと言うのは、その名を出すだけで、誰もがその企業やサービスをイメージできるものであり、また企業やサービスが保証する「約束」でもある
というのが私のブランドに対する認識です。(※本当の意味は焼印という意味ですが・・・)
つまり、なんらかの曖昧さや不明瞭さがブランドイメージを傷つけるということです。

・高級で値引きをしない代わりに最高級のサービスを受けられる
・安くて気軽にクルーズが楽しめる
・いつもよりちょっとリッチにお洒落にクルーズを楽しめる

こういったものがブランドには必要なのではないでしょうか?

逆に値引きを検討する会社は自前のブランドに曖昧さがあることを良く分かっているのではないでしょうか?
私がバリに行く際に使用するJALの格安ビジネスは席もサービスも確かにビジネスですが、やはりそれなりなのです。
でも、ちょっとお金を足せば最高級とは言わずともちょっと良いサービスが受けられるなので利用しています。
ビジネスとしては失格だが、ちょっと良いエコノミーに乗る感覚。
これじゃないですかね?(JALは結局こういった要望に応えてビジネスとエコノミーの間のプレミアムエコノミーを発表しました)

少し前に私がロイヤルカリビアンの戦略に肯定的な意見を書いたのも
非常に分かりやすいブランド戦略があるからこそなのです。

そういった意味で、オンボードクレジットでお茶を濁しているクリスタルクルーズがどうなるのか注意深く見守りたいですね。


476.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/24(火) 7:35
dolphinさん

少し言葉足らずでした。「値下げをするとブランドが維持できなくなる」と言っているのはシルバシーです。一度も乗船してことも見たこともありませんので、コメントする資格は私にはありません。

でもシルバーシーは従来から50%程度の値引きは平気で行っています。それなら定価とは一体何か?と言いたいです。

私自身は、今こそ超豪華客船は千載一遇のチャンスだと思うのです。これら超豪華船のキャパは小さなものですから、世の中にはこの程度のお金持ちは絶対に存在します。

そこでこの経済危機の中、絶対に値段を下げずに、それこそ「極上中の極上」のサービスを提供して、ここで一気に大衆船との差を決定的ににするのです。

世の中のブランドがたくましく生きながらえているのは「たゆみ無い変化と革新」で人びとの心を鷲づかみにしているからです。彼らは決して「価格を下げるとブランドを維持出来ない」などと泣き言を言いません。

物の価値は「価格とその内容」の総合計です。投資に見合った見返りが得られるかの一言に尽きます。「値上げをしても人びとが殺到する」そのような戦略だってあるはずです。

ですからシルバーシーのCEOの言葉を聞いて「この人は経営者でないな」と思ったのです。しかもそれを公衆の面前で堂々と発表できるクルーズ業界に驚いたのです。

また日本のクルーズの値段が高いと非難されますが、だからと言って私は値段を下げて欲しくないのです。不満の根本は外国の超高給船に比較して、その内容が価格に見合っていないことに不満を持っています。

また飛鳥2に対する不満ですが、ハーモニーでの素晴らしい雰囲気が飛鳥2になって見事に打ち砕かれて大衆食堂になってしまいました。しかも値段は高くなっています。

真にブランドを追求するクルーズシップが日本に誕生して欲しいのです。安値は外国船にまかせればよろしい!


480.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:dolphin    日付:2009/3/25(水) 2:48
藤原さま
みえこさま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

確かに仰るとおりですね。
ちょっと考え方が変わりました。

>また日本のクルーズの値段が高いと非難されますが、だからと言って私は値段を下げて欲しくないのです。不満の根本は外国の超高給船に比較して、その内容が価格に見合っていないことに不満を持っています。

全く同感です。
私もお金を払いたくない訳ではなく、払っただけのサービスを提供して欲しいのです。

>また飛鳥2に対する不満ですが、ハーモニーでの素晴らしい雰囲気が飛鳥2になって見事に打ち砕かれて大衆食堂になってしまいました。しかも値段は高くなっています。

言い方が悪いですが、要は飛鳥Uはお金を持った高齢者にお金を使わせる
をコンセプトにしているようなものなのでしょう。
あの船の潜在能力から考えると、非常に勿体無い感じがしますね。
経営陣の入れ替わりもありましたので、その辺りは新経営陣に期待といったところでしょうか。

>真にブランドを追求するクルーズシップが日本に誕生して欲しいのです。安値は外国船にまかせればよろしい!

本当にそのとおりです。
その意味で、改修後のにっぽん丸には期待しています。


482.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/25(水) 6:31
dolphinさん

「乗客の織りなす雰囲気」については、残念ながら現実は「値段が高いほど上質になる」傾向にあります。

ですから日頃から私の力説する、クルーズの三大要素「設備の豪華さ(ハード)」「食事を含むサービス(ソフト)」「乗客の織りなす雰囲気」のバランスから考えて、値段を下げるのは問題だと思います。

飛鳥もショートをやめれば、今の怠慢体制でも「大衆食堂」はなくなると思います。でもこのような解決策は無為無策のあらわれですし、飛鳥にその勇気はないでしょう。

郵船が毎年高い評価を受けるクリスタルの日本版をどうして確立しようとしないのか本当に不思議です。子会社の間での意志の疎通がないのでしょうか。

飛鳥のハードに「にっぽん丸プラチナ」のサービスが加わればと思います。


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