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藤原雄一郎のクルーズワールド理論編

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213.ラプソディ・オブ・ザ・シーズ 乗船記  
名前:藤原雄一郎    日付:2008/3/14(金) 19:32
ラプソディ・オブ・ザ・シーズは船内も綺麗で、しかも広々としています。4階から9階まで吹き抜けになっているアトリウムはもとより、プロムナードデッキなどは今まで乗船した船の中で一番広いし、ブッフェの通路なども広くとっています。豪華な感じがして好感がもたれます。ただイベントなどは盛り上げが少なく、ボイジャークラス以上の船の明るさと楽しさは幾分封印しているような印象を受けました。

さて今回ほど乗客の織り成す雰囲気のクルーズに及ぼす影響の大きさを認識したことはありませんでした。もともとクルーズとは欧米のしきたりと文化そのもの。もっとはっきり言うと「白人の文化と伝統を持った社会」だと思います。ですからアジア系統の乗客は見かけても黒人の乗客を見ることは稀です。

しかし日本の三隻と異なり、外国船の場合、若い人向け、アングロサクソン向け、ラテン向け、生粋のアメリカ人向けと多様性があります。さらに富裕層向け、庶民向けとあらゆる白人社会のニーズに船別に応えることができる多様性がありうらやましいです。そのようなクルーズ業界の中で、日本のクルーズ船ではどちらかと言うと、長年にわたる、蓄積の中から年配の富裕層の好みに合致した独特のクルーズ文化が出来上がったと思います。

さらにアジアにおいてはスタークルーズがシンガポール、香港を中心としたアジア人向けに独特の進化を遂げてきたと思います。ですからヴァーゴに乗船すれば、欧米とは全く異なる「シンガポールや香港の喧騒と活気」という生きたアジアを味わうことが出来るのだと私は思っています。

そんなアジアにコスタとロイヤルカリビアンがやって来ました。コスタはアジアにイタリアの風を持ち込みましたが、ラテンの乗客までは持ち込みませんでした。ですからなんだかとてもちぐはぐな感じがします。ロイヤルカリビアンは白人社会と白人乗客を同時に持ち込みました。しかも私はロイヤルカリビアンはアメリカの庶民の文化だと思っていましたが、事実はイギリスを中心とするヨーロッパを持ち込んだのです。フォーマル率を見ていると、かなりキチンとした上質の乗客のように見受けられます。

今回は1700人の乗客のうち、イギリス人が635名と一番多く、白人で1000人を超えていました。日本人は80名でうち50名はクラブツーリズムのツアー客でした。中国人は100名を超え、香港からは80名、台湾からは110名程度の参加で、合計300人程度の中国人でした。韓国からも40名ほど参加していました。

クルーズも日にちが経過すると、次第に白人とアジア人が分離してくるのです。プールサイドやダイニング(朝食、昼食時)やバーは全くの白人社会に変化しました。この三箇所にいると、一体アジア人はどこにいるのか不思議に感じるくらいです。でもブッフェに行きますとアジア人でごったがえしています。またプールサイドも良く見るとデッキチェアーで水着姿で寝そべっているのが白人で、日陰にはアジア人も多数います。別に白人社会が差別しているわけでなく、風俗習慣の違いからこのような分離現象がおこるのでしょう。

でもその白人社会に入ると、とても感じが良いのです。彼らは会話を楽しみ、私のような東洋人から色々と異なった見解や知識を得るのをとても喜びます。排他的では全くありません。楽しい会話を存分にかわし、腹をかかえて笑ったこともありました。飛行機で行けばわずか3〜4時間でこのような上質な白人社会に入り込めるのはとても喜ばしいことだと私自身は喜んでいます。前回のスタークリッパーも(全くの白人社会でした)楽しかったけれど、今回も、朝食や昼食をブッフェでとらず、ダイニングの白人社会でもっと会話を楽しめばよかったと後悔しています。

ラプソディが「静かさを好む大人の白人社会」だと認識すれば、ラプソディは大合格です。静かな大人の社会ですから、ボイジャーのようなお楽しみイベントが少ないのもうなずけます。このような少し疲れるクルーズよりもっと気楽なクルーズが好きな人には他のロイヤルカリビアン(ボイジャークラス以上)を選択すればよいと思います。

白人社会を楽しむことが好きな人がヴァーゴに乗船すれば不満だらけでしょうが、シンガポールや香港喧騒や活気を好む人ならヴァーゴはぴったりです。また日本のクルーズシップの愛好者がヴァーゴに乗船すれば「何でこれがクルーズなのよ」と苦情が出ることでしょう。クルーズを選択する時にはやはり、その船の文化をキチンと知らないと楽しくないなとしみじみ思いました。その意味で私はラプソディに大満足です。


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