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3.DBSの合併症への対処  
名前:sophia    日付:2007年4月8日(日)
福岡市で開かれた第46回日本定位機能神経外科学会のシンポジウムの内容の報告が2007年3月15日付けのMedical Tribune誌に掲載されました。

PDに対するDBSは症状の改善や内服薬の減量などの効果を期待できる治療法だが、種種の合併症があらわれることも知られている。
合併症の出現をいかにして少なくし、また出現した場合にはどのように対処するかが重要な問題である。

1、構音障害に対する対策〜岡山大学の報告〜
  視床下核DBS施行患者62例のうち、施行後発語時の違和感や発語困難を訴えた患者14例について検討した。
 その結果
 ・11例は術前より声量が減少していて、刺激を中止しても改善しなかった。
  声量の減少はいわゆるPDの症状であり、病気の進行によるものと考えられる。
 ・構音障害(ろれつ困難)は刺激を中止すると直ちに改善した。
  対策としては電極を正しい位置に留置することが重要であり、術前に位置を正確に同定することが必要である。

2、刺激による合併症の対策〜名古屋市立大学の報告〜
 PDに対する視床下核DBSではさまざまな刺激合併症がみられるが、通常は可逆的で刺激パラメータやドーパミン作動性薬剤の調節で治療可能である。
 ・ジスキネジアは良く見られる合併症で、刺激の調整と薬の減量により対応が可能である。
 ・刺激を強くすると上下肢にジストニアをきたす例があるが、刺激の強度を検討し双極刺激にするなどの対策が考えられる。
 ・構音障害は刺激をある程度強くすると必発であるが刺激強度の調整、双極刺激にすることで対応する。
 ・しびれ感のほとんどは刺激を強くしたときに一過性に出現する。
 ・開眼失行(眼が開かない)の多くはボトックスAが有効であった。
 ・58例中11例で10%以上の体重増加が見られた。
 ・術直後に軽いそう状態や行動異常を示す例があったが一過性であった。

3、ドーパミン調節異常症候群に対する治療〜貝塚病院の報告〜
 PDの薬物療法による性欲亢進、病的賭博、衝動買いなどの情動障害はドーパミン調節異常症候群(Dopamine dysreguration syndrome=DDS)といわれる。
これに対してはDBSにより薬剤の減量効果があるので早期に手術適応が望まれる。
視床下核DBS施行229例中DDS16例(性欲亢進12例、病的賭博6例、浪費癖その他6例)に対しDBS施行後1〜4ヶ月の間一過性にDDSの増悪がみられたが、抗PD薬の減量、向精神薬投与により13〜21ヶ月でDDSの症状が改善した。

4、両側淡蒼球刺激術、一側視床下核刺激術、両側視床下核刺激術の治療成績と合併症の比較〜名古屋大学の報告〜
 DBSの副作用は両側刺激で出現頻度が高い。一側刺激では治療効果では両側刺激には劣るが、安全性は高い。
副作用の出現頻度
           発語障害   精神症状  開眼失行  平衡障害  体重増加
 両側淡蒼球刺激    29%     14%    0%     0%     0%
 一側視床下核刺激   7%      6%    3%     0%     0%
 両側視床下核刺激   39%     17%    6%     6%     6%
 

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