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14.米国2社の遺伝子治療の予定  
名前:Kay、 ハトポッポ    日付:2007年5月20日(日)
Ceregene社とNeurologix 社はパーキンソン病の遺伝子治療の第T相治験を終え、第U相治験を予定している。

★ Ceregene社(カリフォルニア州、サンディエゴ)
は51人の進行したパーキンソン病患者を被治験者に二重盲検でCERE-120の第U相治験を予定。34人には実際に遺伝子治療を行い、17人はプラセボ治療。治療後12ヶ月間治療の安全性と有効性の確認調査を実施する。

☆ CERE-120はアデノ随伴ウィルスを運び屋とするニュートリン遺伝子。ニュートリンは自然界に発生する蛋白質でドーパミンを分泌するニューロンの修復再生をすることで知られている。グリア細胞由来栄養因子と同じ蛋白質に分類される。

☆ 既に終了した第T相治験は非盲検で行われ12人の進行した患者に定位脳手術で遺伝子を注入。UPDRSスケールでおよそ36パーセントの改善が認められた。注入量の少ないグループの患者は9ヵ月後に改善がみられた。4倍の注入量を受けた患者群はそれよりも3ヶ月早く改善が見られた。両グループとも治療12ヵ月後も36パーセントの改善度を維持していた。

★ Neurologix社(ニュージャージー州、フォート・リー)
は2007年第4四半期から二重盲検、プラセボ対照、投与量決定試験でNLX-P101の第U相治験を予定。アデノ随伴ウィルスベクターにGad遺伝子を組み込み、定位脳手術にて患者の視床下核に注入する。50人以下の予定。第T相治験では一側だけの治療だったが第U相治験では両側の治療を予定している。2003年に初めてのパーキンソン病の遺伝子治療として治験を受けたネイサン・クラインさんが話題になった。

☆ NLX-P101治療の考え方
通常の脳では黒質から分泌されたドーパミンは淡蒼球でγアミノ酪酸(GABA)という酵素を作る。視床下核で、抑制作用が有るGABAは亢進作用のあるグルタミン酸やアセチルコリンとのバランスを保つ。そのバランスの取れた信号が視床や大脳皮質に伝えられる。

パーキンソン病の進行によりドーパミンが減少、または無くなると視床下核で抑制作用をするGABAがなくなるため、グルタミン酸、アセチルコリンが過剰反応しバランスの崩れた信号が視床、大脳皮質に伝わり、パーキンソン病の種々の症状が現れる。視床下核へのDBSはここで電気パルスを送ってバランスを保つが、NLX-P101の場合は直接、視床下核にGAD遺伝子を注入してGABAの再生をする。

☆ メドトロニック社とは資本・技術両面で提携関係にある。
メドトロニック社は過去二回ニューロロジックス社に資本投資を行っている。

☆ 第T相治験の結果
12人の進行した患者を3群に分け注入量を各々増加した。
治療後3〜6ヶ月で改善が認められた。12人全体の平均はUPDRSスケールで25%の改善、12人のうち9人は平均37%の改善、さらにそのうちの4人は40%から65%の改善をみた。改善の度合いは注入量によるものと思われる。
6ヶ月後、12ヵ月後にPetスキャンによる脳の代謝を調べた結果、治療した側は改善がみられ、治療しなかった側は改善が見られなかった。

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