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黄昏の掲示板

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525.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2017/2/11(土) 22:25
01/11、「ねじ金屋」
冥界からの迎えが婆さんなのは、奪衣婆からの連想でしょうか。ほかに、猫が来る話や、火車が直接乗せに来る話なんかもあります。
「長屋の幽霊」
昼夜を問わず来るようになってからの幽霊は、迷惑ではあっても、あまり怖くない。

01/21、「伯母の霊」
伯母の霊に化けた狐が、弱すぎて情けないな。
「媚娘」
日本の怪談には、恨みを抱いて死んで、幽霊になって残忍な報復をなすというものが多くあります。中国には、そういうのがあまりないみたいで、現世のことは現世でかたをつけるという…。
02/01、「馬の幽霊」
こういうふうに何の因縁もなく出て、何の害にもならない幽霊が、あちこちにいてほしい。いや、もしかしたら既にいるのかも。
「知らせたのは誰だ」
獺のライバルの妖獣か。あるいは、獺の自演ということも考えられます。

524.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2017/1/6(金) 23:19
12/12日、「疫神」:
あやしい古典の中では、疫神は時折姿を見せて、人間に殴られたり斬られたりします。神とはいえ、疫病を広めまわるのだから、そんな目にあうのも仕方ないことです。
「宇賀神」:
弁財天の頭に載って蛇身を巻いた微妙な表情の宇賀神は、私には珍妙なものにしか見えません。まァそれはそれでいいのですが、この話の見世物の宇賀神のほうが、信仰の原型に近い姿ではないかと、何の根拠もなく思ったりしたのでした。

12/22日、「魚群巻水」:
群魚の渦巻の力で打ち上げられた魚は、ほんとうに竜になれるのだろうか。虚空でただ力尽きてしまうだけではないかと、つい疑ってしまう…。
「尻断行人」:
ひどい名前をつけられたものだ。

01/02日、「快事」:
いちおう新年ですから、血生臭くないものを選びました。べつな臭さがある点は、スッキリする話だということに免じてご容赦を。
「おばすて山」:
甥を愛人にした叔母というと、なんだか「年増女の爛れた愛欲」みたいですが、それはおそらく違います。
宮内卿さんは、
  薄く濃き野辺のみどりの若草に跡まで見ゆる雪のむら消え
この歌が称賛されて「若草の宮内卿」と呼ばれた才媛でしたが、病弱だったらしく、二十歳くらいで亡くなったそうです。

ハルさま:
今年もよろしくお願いいたします。
>宇賀神:山海経によると、燭陰の全長は1000里あるはず。随分縮んだなあ……
まったく、縮みすぎですね。
>化けそこね:そんな特徴のある相手なのに、なぜ化けそこねてしまったのか…
これを読んで思ったんですが、わざと化けそこねたのかもしれません。「違いがわかるかい」といった感じで。で、相手が気づいたところで華麗に逃げるつもりが、やられてしまった…。

杜若庵さま:
明けましておめでとうございます。
>昨年に続き、今年も月一の四国歩き遍路です。
健脚、おみごとです。
>この冬、聖護院の「弁財天尊」と「宇賀神像」が公開されるそうで、…
情報ありがとうございます。これは私も、重い腰を上げて出かけて行きたいものです。

隆景さま:
新年の書き込み、ありがとうございます。マンネリの沼で抜き手を切る心意気で、今年も更新を続けますので、よろしくお願いいたします。

521.新年 返信  引用 
名前:    日付:2017/1/1(日) 23:8



522.Re: 新年
名前:隆景    日付:2017/1/2(月) 2:18
明けましておめでとうございます。
昨年も楽しませて頂きました。

こちらは、昔の風習やものの考え方を知ることが出来、
自分の教養のためになると感謝しております。

今年もよろしくお願いします。


523.Re: 新年
名前:ハル    日付:2017/1/2(月) 9:57
浪さま、皆さま、明けましておめでとうございます。
元日から穏やかな天候で、

何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし。
啄木の歌を思い出します。
今年もこちらに伺うのを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

520.謹賀新年 返信  引用 
名前:杜若庵    日付:2017/1/1(日) 19:58
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年に続き、今年も月一の四国歩き遍路です。何か面白い話を、と思うものの歩くのが精一杯。

馬骨/仙馬:「スルスミ」と「イケヅキ」、同日のUP、まさに「宇治川の先陣争い」。そういえば、以前、園田競馬で「スルスミ」という馬が走っていました。

宇賀神:弁財天>宇賀神>荼吉尼天・・淫祠邪教?大好き人間としては、ポイントの一つ。宇賀神を頭に乗せた弁財天など、難しいことはさておき、なんでもありや、という感じです。この冬、聖護院の「弁財天尊」と「宇賀神像」が公開されるそうで、見に行きます。

魚群巻水:この魚、なんという魚なんでしょう・・気になります。鯉が龍になるのは聞きますが。

今年も、面白い話、お願いします。

519.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/12/22(木) 21:38
浪さま、皆さまこんばんは。
もうクリスマスを喜ぶ年齢ではなくなり、ただ年末の気ぜわしなさに追われております。

尻断行人:彼の災いは、くだんの行人を目撃した事とはあまり関係なさそうな気がしますが…
魚群巻水:龍のお話は大好きです。これは何か、みんなが応援しているようで微笑ましい。

宇賀神:山海経によると、燭陰の全長は1000里あるはず。随分縮んだなあ……

疫神:神様と物理で戦わないように(笑)

人魂もたつく:無事に合流できますように。

人魂さまざま:「人魂は出てますよ、たまたま目撃者がいないだけで」って、説得力ありますね。

恋の抜け首:あの世で再会する娘は首と胴が繋がっている事を願わずにいられません。

化けそこね:そんな特徴のある相手なのに、なぜ化けそこねてしまったのか…

仙馬:私の記憶では「池月」でしたね。母馬と子馬(こっちが池月?)が引き離されたお話だったように思ってましたが、切り取る場所が違うのか、全然別のお話のようです…

馬骨:静岡県民にはお馴染み梶原景季ですが、そんな名馬に乗っていたとは知りませんでした。

浪さまのサイトにお邪魔するたび、新しい知識をいただきます。ありがとうございます。
覚えが悪い上にすぐに忘れてしまうので、いつも新鮮な気持ちで拝読させていただいております…。
こんな私ですが、来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

518.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2016/12/12(月) 21:52
11/02:
「怪力尼」
力持ちの女性は好きなんだが…。
「猿の別れ」
ちょっと落語の「たが屋」を連想させます。

11/12:
「馬骨」「仙馬」
磨墨(摺墨)と生月(池月・生食)の生没にまつわる伝説は、じつに多数あります。なぜそんな色々な説が生じたのか、私としては不思議です。「虎月毛」に関しても異説があって、範頼の死後は、九門修理という家来が伊予の大平で世話した。修理が死んだあとも、虎月毛は大平の野を自由に駆けて、たいそう長生きした、と。

11/21:
「化けそこね」
狐は、そもそも何をしたくて化けたのだろう。
「恋の抜け首」
あやしい古典文学 No.1286「悪い首」の作助とは大違いの、一途な抜け首です。恋はある意味、こんなものですね。

12/01:
「人魂さまざま」「人魂もたつく」
人魂はきっと、遭遇した者を魅了するところがあるんだと思います。もたつく人魂というのは珍しいですが、「がんばれ」とか、声援を送りたくなります。

ハルさま:
>猿の別れ:出来すぎた話のようにも感じますが、…
猿は、あえて擬人化するまでもなく人間臭くなってしまうので、話のあしらい方が難しいなあと思います。
>見せてくれると言ってますがどうしたものか。
いやあ……。もし見せてもらった場合には、感想の書き込みをお願いします。

517.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/11/5(土) 17:17

浪さま、皆さまこんにちは。
急に冷え込むようになりましたね。
インフルエンザの噂もちらほら出始めましたが、風邪など召されませんように。

猿の別れ:出来すぎた話のようにも感じますが、この侍のような狭量な人は昔も今も存在しますから、この猿や猿回しのような悲しい被害者もまた、いまだに存在しているはず。
願わくは、侍に向かって助命の声を上げた人々の存在もまた、現代に生き残っていてほしいものです。

怪力尼:うーん、こちらも、結局は周囲に適応出来なかった、というべきか…魅力的な人だったのに…いや、非常識な一面があったからこそ、こうして、たぐいまれな力を持つ女性として語り継がれたのか…?
彼女自身がそれを不幸と思っていなかった事を祈りたいです。

>ううむ、ときおりハルさんが語る事実譚は…、深い、凄い。「瓶の中で子を産んだ」なんて、たまらないゾワゾワ感を呼びます。

後日談ですが、生まれた子蛇は4匹で、発見した時2匹は既に死んでいたそうです。
「残りの2匹はそのまんま、親と一緒に焼酎ビンに漬けちゃったよ」と言ってました。

見せてくれると言ってますがどうしたものか。

516.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2016/11/2(水) 14:52
09/21:
「赤い前兆」「花畑の怪」
中国と日本それぞれの政治的な凶兆を並べてみました。うまく言葉で説明できないながら、なるほどと頷かせる違いを感じます。

10/01:
「蛸足漁」
蛸がドン臭すぎて哀れだ。
「金の僧、銀の僧」
黒衣の僧を「なんだか怪しい」というだけの理由で唐突に殴り倒す。このあたりは中国の怪異譚を思わせるところがありますが、そのあと有耶無耶になってしまうのは、やはり日本の話です。中国なら、金の僧も銀の僧も発見されて、殴り倒されたりするはず。

10/11:
「腹で暴れる丈夫な蛇」
「黄頷蛇」は、アオダイショウのことです。珍しいやつではありません。体長30センチは、子供だったんでしょう。10メートルなんてのはいないと思いますが、2メートルくらいにはなります。
「御蔵の米を蛇が喰う」
蛇の食性はすべて動物食で、鼠みたいに俵の米を喰ったりはしないそうです。どんぶり飯をモリモリ食う蛇なんていたら面白いんですがね。

10/21:
「業平天神・神田明神」
業平天神の由来は、黒川業平と梅若九三郎という二人の力士がデスマッチみたいなことをやって、どちらも死んだ。死後も霊魂同士が闘って近所迷惑になり、勝負をやめるようにと祀った、とかなんとか。
「寛永の黒船」
上総の岩和田に外国船が漂着したというのは事実です。寛永(1624-1645)より前の慶長14年(1609)、フィリピンからメキシコへ向かう帆船サン・フランシスコ号が難破して、56名が死亡、317名が地元民に救助されました。ちなみに、嫁入り航海ではなかったもよう。いずれにせよ、やがて「うつろ舟の蛮女」の説話に結びついていった出来事といえるでしょう。

ハルさま:

>…蛸の足って、再生するんでしたっけ?
再生するんですがねェ、調べてみたら、失った数だけ再生するとは限らず、失うたびに足の数が増えていくケースもあると。かつて三重県の鳥羽水族館で85本足の蛸の標本を見たことがありますが、あれはそういうことだったのかと、今にして納得。
>…以前、マムシの焼酎を作った方から聞いた話ですが、…
ううむ、ときおりハルさんが語る事実譚は…、深い、凄い。「瓶の中で子を産んだ」なんて、たまらないゾワゾワ感を呼びます。

515.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/10/22(土) 0:49

浪さま、皆さまこんばんは。
急に暑くなったり寒くなったり。
あまり秋を感じないうちに冬が来そうですね。

寛永の黒船:異国のお宝には謎がいっぱい。竜田川の紅葉の例えが次の業平に続いていて雅です。インスの話もロマンティック。

業平天神・神田明神:と思ったら実は業平違い?びっくりです。

御蔵の米を蛇が喰う:単純な毒蛇大繁殖ではなさそう。何かの呪いなのか?と思いつつ読み進めたら団子屋が困ったというオチとは(笑)

腹で暴れる丈夫な蛇:こちらは食べたら毒な蛇。以前、マムシの焼酎を作った方から聞いた話ですが、腹の中をすっかりきれいにするために、息を継げるだけの隙間を与えて、水を入れた瓶の中で、水を取り替えながらしばらく置くのだとか。夏なら3ヶ月以上飲まず食わずにさせて、水が汚れなくなるまで飼うのですが、全然元気に生き続け、さてそろそろと思ったら、秋に瓶の中で子を産んだ、と聞きました。強靭ですね。自分のお腹の中にそれがとぐろを巻いていると思ったら、とても耐えられません。

浪さんからお話を教わるたびに、庶民の歴史を勉強している気持ちになります。
大変な作業だと承知してはおりますが、応援しますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

514.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/10/2(日) 17:24
金の僧、銀の僧:埋められたまま忘れられて妖怪となる金や銀…ありそうですね。

蛸足漁:蛸にしたら迷惑な話。頭だけになってしまうとか、…蛸の足って、再生するんでしたっけ?

花畑の怪:薄ら怖いお話ですね。

赤い前兆:中国ならありそう、と思ってしまいました。

浪さま、皆さまこんにちは。

暑かったり涼しかったり急に雨が降ったり、変な天候が多くなりました。

地球温暖化に伴う気象の変化と言ってしまえばそれまでですが、姿なき妖怪の怒りとも言えるかもしれませんね。

人間は今も昔も、もっと謙虚になるべきな気がします。

513.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/9/21(水) 5:19
浪さま、皆さまこんばんは。

苦い尿:浪さまのおっしゃる通りですね。確かに、私も、手を下した主人より下女の方を恨みそうです。なんとなく。
俵詰めの女:人形屋まさかの芋づる式。しかし悪い男ですねー。
名付け親:というより実の親なのでは…
水中の蜘蛛:危機一髪!蜘蛛に引きずり込まれるのは嫌だなあ…
保良大明神:山で掘り出した法螺貝…私の想像する、海の中にいそうな貝とは別物なのかな。ところで法螺貝って美味しいんでしょうか?
残暑光物:ちょっと気になって調べてみましたが、方広寺大仏の歴史は面白いですね。
完成したのは文禄5年ですが、翌年に発生した慶長伏見地震により倒壊してしまい、秀吉に「自らの身をも守れないのか」と激怒されたとか(笑)大仏なのに。
そんなだから、このお話の落雷火災までの間にも何度も被災したり大仏殿なのに如来様を置かれてしまったり、ダメダメです。
方広寺は「国家安康」の鐘の話の舞台でもあったのですね。
なかなか興味の尽きない場所です。


皆さまのお住まいでは台風の被害は大丈夫ですか?
最近は、異常気象が日常になってきてしまいましたね。
お互いに気をつけましょう。

512.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2016/9/18(日) 23:11
08/22
「残暑光物」:
こうした光物は大火の予兆だったりしますから、油断なりません。しかし、ほどほどの火玉なら、ホタルや花火のように納涼気分を誘ってくれるかも。
「保良大明神」:
人魚の肉を食べて不老不死となった八百比丘尼は広く知られていますが、ほら貝を食べて不老不死となる話もあるのです。北九州市若松区乙丸にある貴船神社の「ほら貝祭」は、ほら貝を食べた土地の猟師の娘が六百年生きたことに由来し、おそらくこの「保良大明神」の話と同根と思われます。

09/01
「水中の蜘蛛」:
蜘蛛の瞬発力がすごい。
「名付け親」:
子を生ませたうえに、すぐ引き取ればいいものを十五歳まで育てさせるとは、あつかましい池の主ではありませんか。子が池に入ってそれっきりという、結末のあっさり感はいいですね。

09/11
「俵詰めの女」:
女を屋敷に置き去りにして逃げてしまえば、とりあえず済んだことなのに、と思うんですが、それでは片付かない邪悪な心がムラムラと頭をもたげたか…。
「苦い尿」:
こんな場合、手討ちにした主人よりも告げ口した下女を恨んでしまいがちなんでしょう。それにしても、蛙の尿で口を狙うとは、みごとに虚を突いた攻撃だ。

ハルさま:
>猟師の念仏:狐の正直さが泣けます。
まったく。「まんじゅうこわい」の要領で、念仏攻撃に苦悶するふりをしながら、猟師一族に祟り続けることもできたわけで…。
>鳥の海:…産地偽装して他村に売られていたりするのでは…?
ああ、なるほど。きっとそれです。

511.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/8/18(木) 6:22
浪さま、皆さまおはようございます。

嫌な客:戸棚に入っていたのは、驚かせて笑わせてやろうと思っての事だったのに出るタイミングを逃したのではないでしょうか。
ユーモアのセンスが無いのにサービス精神だけはあって、会話を盛り上げよう、相手にウケるまで頑張ろうとするあまり、くどくどと第三者をけなしたり下品な言動ばかり繰り返して、結果どんどん嫌われてしまうような残念な男性は存在します。
孫兵衛さんは、本質は男らしい方だったようですね。
周りからはどう見えていようと、お互いよき伴侶を見つけられたようで何よりです。

三吉鬼:浪さまの解釈を伺って、なるほどと感心しました。

猟師の念仏:狐の正直さが泣けます。

鳥の海:有毒ガスで落ちる鳥の話は聞いたことがあります。
地元の人が拾うのは食用でしょう、か?
食用は食用でも自分たちが食べるのではなく、産地偽装して他村に売られていたりするのでは…?

たゆまず古典にあたり、労を惜しまずに提供してくださる浪さまに比べたら、私の感想など何の値も無いですが、少しでも励ましのお役に立てているなら光栄で嬉しいです。
どうぞ引き続きよろしくお願いします。

510.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2016/8/17(水) 23:16
07/02
「火焔の妖」:
火の怪は、種類がじつにたくさんあります。この火焔は鬼火の一種のようでもありますが、死とか怨念とかの気配があまりしません。もしかして草陰に、蛍のような火を発する静かな妖精がいたのかも。
「首くくり上人」:
派手なイベントに仕立てないで、ひとりでこっそりと往生を期すのがよかったと思います。気が変わったら、ちゃっかりやめてしまえばいいわけで。

07/11
「死んでも一緒に」:
仲良しでなにより、とも言っていられない。悪趣味だ。
「愛執の果て」:
庄屋の女房は蛇になってしまったけど、居直りっぷりがみごと。池送りも賑やかで、いい感じです。

07/21
「橋姫ふたり」:橋姫たちは結局のところ何をしたいのか、よく分かりません。しかし、そういう首をひねらせるところが、伝承として長く語り継がれた理由なのかもしれません。なお、国玉の大橋は現存しないそうで、橋姫はどうなったのか、気になるところです。猿橋のほうは奇矯として有名なので、いずれ行ってみたいと思っています。
「首なし幽霊」:首だけの幽霊として出るか、首以外の部分で幽霊として出るか、迷ったかどうか知りませんが、後者を選択し、かつ、なぜか隣家の朝顔の中から登場したことで、たいそうユニークな怨霊となっています。

08/01
「鳥の海」:
『北国奇談巡杖記』には、「鳥の地獄」とよばれる池が出てきます。池の上空を飛ぶ鳥がことごとく墜落して死屍累々という池で、これは硫化水素かなんかの毒ガスが発生していると考えられます。いっぽう石見の「鳥の海」は、なんで鳥が死ぬのか分からない。地元の人が死骸を拾うのは食用のためでしょうが、毎日不審死した鳥を食べるというのも…。
「猟師の念仏」:
念仏は、まあ、こんなものでしょう。

08/12
「三吉鬼」:
酒屋と、酒を提供できる金持ちのためにしか働かない。そういう自分のありように疑問を抱いて、人里に出なくなったのではなかろうか。うん、そうに違いない。
「嫌な客」:
高井孫兵衛さんは、なんでまた戸棚に入っていたんでしょうね。閉所が好きだったとか…。そういえば、私も閉所好きだ(片意地でもある)。遊女に放置されたら、つい戸棚に入ってしまいそうだ。

ハルさま:
いつも感想をありがとうございます。私ももうちょっとこまめに書き込むべきなのですが、時の流れに追いつけず、いつのまにかひと月以上も経っている次第で、情けないような笑うしかないような…。
>愛執の果て:凄まじいですね。…山伏の霊の方はどうなったんでしょうか?
ほんとにねえ。幽霊になってまで密会しているのに、怖がられるでもなく叱られるでもなく、全然問題にされてないみたいです。情事の相手は蛇になってしまうし、もう消滅するしかないでしょう。
>橋姫ふたり:この姫たちはどういうご関係なんでしょうか…
本来は仲が悪いはず。しかし仲が悪いなりに古くからの知り合いなので、生贄の贈り物をやりとりする慣習があったのかもしれません。

509.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/7/23(土) 19:5
浪さま、皆さまこんにちは。

九州地方や関東地方の方々は東南アジアの雨期の如くの大雨に加えて地震にも悩まされていらっしゃるのに申し訳ないぐらいですが、私の住む地域ではカラ梅雨が明けてこの数日は涼しいどころか肌寒いほどです。

近年の気候はいよいよおかしいですね。

皆さまもお気をつけて。

首なし幽霊:これはトラウマになって朝顔抜きますよね。
それにしてもなぜウチの庭から…

橋姫ふたり:この姫たちはどういうご関係なんでしょうか…何かの符号を使って遊んでいるほど仲良しなの?互いに嫉妬深く不仲なの?
いずれにしても、巻き込まれる方は災難というよりほかないですよね。
旅人の機転が生きてよかったです。

508.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/7/12(火) 8:22
浪さま、皆さまおはようございます。

蒸し暑い日が続きますが、面倒な夏風邪など召されてませんか?

お互い元気に過ごせますように。

愛執の果て:凄まじいですね。…山伏の霊の方はどうなったんでしょうか?

死んでも一緒に:こちらの方はどうした事でしょう。お墓の中からの愛念波に、敏感な蛇たちが誘われた?
良くも悪くも、強すぎる想いは毒になるということかしら…?

首くくり上人:なんとなく、都知事選に立候補を表明して話題になったトレンディな男性の事を連想しました。上人も一時の恥で、出馬断念すればよかったのに。

火焔の妖:不気味な後遺症ですね。もしかして炎も熱くないのかな。
 

507.このところの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2016/6/25(土) 0:23
5/02「兎頭児」「眼力」:
フリークス系を二話。「眼力」といえば、普通は物を見抜く力といった意味ですが、ここでは視神経なんかの束の耐久力です。不気味に痛そうだ。
5/11「悪い婆」「悪い首」:
「悪い婆」で思い出したのは、江戸の町で一時、小児を物陰に連れ込んでは衣類をはぎ取る物盗りが流行ったらしいこと。たしか松浦静山が書いていました。「世も末である」と…。「悪い首」の作助、色欲が満たされなくて盗みに転じたあたり、卑しいなあ。こんな物欲しげな轆轤首は、たしかに珍しい。
5/21「未来を示す書」「柏陽の仙薬」:
「未来を示す書」は、ただ死へと導く書にほかならなかったのでしょうか。
5/31「泡隠れの術」「幻術者」:
修行を重ねた末に飯綱の法を会得しても、老いてしまえば法力を失うばかりか、修行が至らない責めを負うて悲惨な最期を遂げる幻術者。かたや蟇蛙は、修行もせずに泡隠れの術を駆使する天性の忍者です。
6/11「小町がいっぱい」「小町落魄」:
小町伝説についてはあまり知らないのですが、凄い美人だったとか、男を手玉に取ったとかばかりいくら語られても、さほど実感を呼ばないわけです。晩年の落魄のエピソードがあってはじめて、時を超えた美女としての小町が感じられるのだと思います。
6/23「娘が轆轤首」「村じゅう轆轤首」:
そもそも日本の轆轤首は、どこから連想された妖怪か。私は蛇じゃないかという気がします。蛇といえば人気なのは「蛇娘」であって、「蛇男」とか「蛇婆」などもいるかもしれないけど、あまり聞きません。轆轤首の場合も、若い女の轆轤首の話が多いようです。

ハルさま:
>未来を示す書:この書は現時点では全て的中していて、また新たな持ち主が現れるまでは白紙のままで待っているのかしら。
いろいろ考えようがあると思います。私は、この書は表叔だけのための書だと考えました(カフカの「掟の門」みたいなものかと)。そして白紙の巻は、表叔の可能性の限界を表したのではないかと…。
>私の中では轆轤首と飛頭蛮は違うものだったのですが、実はあまり差がないのでしょうか。
私も、轆轤首は首がニョロニョロと伸びて行燈の油を舐めたりするやつ、飛頭蛮は首が胴を離れて広範囲を飛び回るやつという認識です。ただ、両者の中間みたいな、首は胴を離れるけれど両者は糸のような「気」でつながっているのもよくあって、怪談奇談の世界では、それも轆轤首と呼ばれているわけです。轆轤首村の人々も、おそらくその仲間でしょう。

隆景さま:
>「まァ、やめとくけど…」のすれっからし小町も悪くないですね。
そうなんですよ。文屋康秀と小町の微妙に枯れたやりとりは、なんだか身につまされるところがあります。小町の寂しい今を見るにつけ、康秀は声をかけずにおれなかったし、小町はその心に応える意味で強がってみせたのかもしれないなあ、と…。

杜若庵:
健脚、あやかりたいです。
猫の話も、書籍の紹介も、興味深く刺激的です。晩酌の相手欲しさに猫を飼うというわけにもいかないので、それはしませんが、書籍のほうは、近々手に入れて読みたいものです。

506.浪さまへ 返信  引用 
名前:ハル    日付:2016/6/24(金) 12:28

浪さま、皆さまこんにちは。

村じゅう轆轤首:村人全員轆轤首なら別に困らないかな…じゃなくて。
何でしょう遺伝?風土病?
村祭りの日とかだけは無礼講で、賑やかに飛び交っていたら楽しそうかも…

娘が轆轤首:おそらく娘本人も知らなかったんじゃないでしょうか。だとしたら可哀想。

私の中では轆轤首と飛頭蛮は違うものだったのですが、実はあまり差がないのでしょうか。

昔は結構な人数存在したんですね。
 


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