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黄昏の掲示板

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340.ここしばらくの更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/8/21(火) 22:33
7/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「毛のある疫病」:
疫病はインフルエンザでしょうか。享和年間には「お七風」と呼ばれて、大流行したそうですから。治ってみれば毛が一筋とか、とぼけた感じがおもしろい。
「釘を打て」:
こういう優柔不断な修験者というのは、どうなんだろう。たいして験力もなさそうだから、女の敵が死んだのも、釘を打ったせいではない気がします。

7/30日、【あやしい古典文学の壺】に、「金牛岡」「変身」の中華系不条理小話2編を追加しました。
また、【あやしい古典文学の壺】の構成を変更しました。すでに長々と1000行を越えてしまい、なんとかしなければと思っていました。結局、1001編までを「奇談怪談千話一話」として更新順にまとめ、同時に出典を中古・中世、近世の五十音順でまとめて、別表にリンクする形にしました。テーマや件名でまとめることも検討しましたが、数が多すぎるので断念しました。まあとにかく、これで多少なりとも見やすく扱いやすいものになったと思っていただければいいのですが…。

8/13日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「さまよう魂」:
知らない人にものを頼むときは、気をつけないといけません。で、黄門様みたいな聖徳太子登場。思わず笑ったりするところが人間的です。
「雪白明神」:
豹皮の腰巻をしたステレオタイプの鬼ですが、要するに生き物を食べに出て来ただけだったんですね。

339.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/7/18(水) 23:11
7/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「清国人の幽霊」:
長崎の唐人屋敷には「幽霊堂」というのがあって、幽霊も出たとのことで、それにまつわる種々の風聞がもとになった話と思われます。
「伊勢屋善蔵の冒険」:
この伊勢屋善蔵は、同じ『谷の響』の二ノ巻でも出てきて、巨大蛸が馬を襲ったり火葬中の屍体を奪おうとしたことを語っています。(「屍を攫うもの」という標題で訳出済、原題は「大章魚屍を攫ふ」)

7/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「小手尼」:
称徳天皇もさることながら、フリークな妖精とでもいうべき小手尼の魅力に、微妙に感じてしまいます。
「亀に倣う」:
古代中国の不老長寿の秘訣などといいますが、昔の中国人がおしなべて不老でも長寿でもなかったわけで、むやみに有難がることでもないです。でも、技術として「呼吸法」は大切なものだと思います。亀の長寿といえば、ハリエットというゾウガメがいて、ダーウィンがガラパゴス諸島から持ち帰ったなどといわれていましたが、2006年6月23日に死亡したそうです。推定年齢175歳、死因は心臓発作。

まねき屋さま:
困惑させて申し訳ありません。
>オニフスベと言う、白い大きなボール状のキノコがありまして…
オニフスベよりずっと小さくて、人面模様を備えたきのこが見つかったという地方ニュースもありますね。そういった話だとは考えられませんか。茎を裂いたら中に顔があったという部分は、蛤の中に菩薩といった話に影響された変異だとする必要がありますが…。
いずれにせよ、たまに説明のつかないことがあるのも一興かも。

338.「首塚のきのこ」の件 返信  引用 
名前:まねき屋    日付:2012/7/4(水) 11:44
お邪魔します。

この話は三州奇談を読んだ時に、どうにも解釈出来無くて困ったのですね。
これが「あやしい古典文学の壷」にUPされたら困るなぁ、と思っていたら遂に恐れていた事が……

「愛らしい形の茸」と言うからには、そんなに大きい物では無いでしょうが
柄を裂いたら顔がはっきり見える、となるとそこそこの太さが必要です。
傘に比べて柄が比較的太く、縦に裂ける物となるとフウセンタケ属かイグチ属かなぁ、と推定出来るのですが
顔の模様はただの偶然、と片付けては面白くも何ともありませんし
かと言って、何かそれらしい推定も出来ません。

オニフスベと言う、白い大きなボール状のキノコがありまして
今でも時々「原っぱに頭蓋骨か!?」とローカルニュースを時々騒がす事がありまして。
それを生首と間違えた話が伝わって行く内に内容が変異したのか、とも考えたのですが
それもちょっと無理があると思いますし……

本当にお手上げの記事です。
中途半端で申し訳ありません……

337.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/7/1(日) 1:5
06/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「人形塚」:
祝言の盃をはっしと叩き落とすという展開には、類話があります。『蓬生談』にある話では、若主人に捨てられて首をくくった女中の幽霊が、二人の間に割り込んで座って献杯を阻止し、参列者を驚愕せしめるのです。「人形塚」の場合、それが娘の愛した人形であることによって、独特の気味悪さと一種のいじらしさを併せて感じさせます。
「首塚のきのこ」:
天井裏に見ず知らずの生首があったのが何より不思議で、それに比べれば人面きのこなど大したことではないと思うのです。その生首、腐臭を発しているにもかかわらず、「雅やかな若衆の首で、生きているかのように笑みを含」んでいたというではありませんか。

06/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「古庫裏婆」:
「屍体の皮を剥いで食べる」というのは、剥いだ皮を食べるのか、皮を剥いだ肉を食べるのか分かりません。いずれにせよ不気味な表現。
「火蛇」:
いろんな蛇がいるもんだ。最初のやつは是非見てみたい。足の多い鶏や猫は見たくないです。

06/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「からす」:
可愛い小鳥でもなく立派な大鳥でもなくカラスなのが、そこはかとない哀しさを呼びます。
「夏姫」:
近現代の小説にも繰り返し描かれる有名人ですね。私は中島敦の「妖氛録」しか読んだことがありませんが、人々が夏姫の伝承に惹かれる気持ちは納得できます。

隆景さま:
ありがとうございます。1000編まで来て、さすがに気が抜けたようになりましたが、ここからまた少しがんばってみます。
>……出版というのはそんなに簡単なことではありませんよね。
まあ、そうですね。たくさんの人にお金を出して買ってもらえる見込みが立たないとだめですし…、また、書籍界全体としてもなにかと難しい時代ですから。そんな中で、『怪の壺』は良い縁に恵まれたのだと思っています。
>「大人もぞっとする原典日本昔ばなし」というのが、何となく解釈などが浪様の書かれる文と似ているような気がしました。
おっしゃる雰囲気は分かります。もしかしたら、「大人もぞっとする」といった文言は、筆者の意図とちょっとだけずれているかもしれませんね。読んだことがないので、まったく的外れかもしれませんが…。

336.おめでとうございます 返信  引用 
名前:隆景    日付:2012/6/28(木) 14:0
かなりのご無沙汰になってしまいました。
1000編達成おめでとうございます。いつも無償で楽しく読ませて頂いており、感謝しております。
個人的に、また2冊目を出して頂けたらと嬉しいなと思っておりますが、出版というのはそんなに簡単なことではありませんよね。

「大蛇に呑まれて」
映画のアナコンダを思い出しました。喰われて消化の過程まで描写するのは珍しいような。

大分余談ですが、前に読んだ「大人もぞっとする原典日本昔ばなし」というのが、
何となく解釈などが浪様の書かれる文と似ているような気がしました。

http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%82%82%E3%81%9E%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8E%9F%E5%85%B8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%94%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%97%E2%80%95%E3%80%8C%E6%AF%92%E6%B6%88%E3%81%97%E3%80%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E6%AE%8B%E5%BF%8D%E3%81%A8%E6%80%A7%E8%99%90%E3%81%A8%E7%8B%82%E6%B0%97-%E7%8E%8B%E6%A7%98%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%94%B1%E8%89%AF-%E5%BC%A5%E7%94%9F/dp/4837961320

ほんと余談なんですが・・すいません。

335.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/5/27(日) 21:49
5/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「三毛之介」:
白猫なのになぜ三毛之介なのかは、人間界でも名前と実体が矛盾するケースはままあるので、不問にしましょう。娘の愛人が飼い猫とわかって、猫の子も生まれたというのに、その間も相変わらず猫が飼われていた(その後に失踪…)みたいにも読めて、奇妙に静かな余韻が感じられます。
「うめく火」:
地上少し上を飛ぶ、熱くない、厭な臭いがするといった特徴は、火の玉とか人魂といわれるものによく見られます。「呻き声を発する」というのは初見。うるさいですね。

5/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「猿の剣術」:
わりと有名な話ではないでしょうか。猿サイズの防具をつけて竹刀を持った姿を想像すると、かわいいです。
「西瓜売り」:
末尾のあたり、原文では「西瓜と見へしは先年殺したる人の首にてありけるとぞ」。「道行く人には西瓜が人の首に見えた」というのでなく、「本人には西瓜に見えたが実は人の首だった」という表現になっているところに凄みがあります。

5/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「大蛇に呑まれて」:
心臓の光にぎらぎら照らされて肉が溶けていく、……大蛇の体内の描写が秀逸。
「宝の箱」:
宝とガラクタは、ある意味で紙一重なのかもしれません。
実はこれで通算1000編、地味に達成しました。とりたてて祝うことはしませんが、近々なんらかの区切りをつけたいと思って、やりかたを考えています。

334.4/13、4/22日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/4/28(土) 23:36
4/13日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「いるいる」:
怪談絵本『模文画今怪談』より。生前のこういう約束を守るとあまりいい結果にならないのは、『諸国百物語』から現代語化した「漆黒の女」などにも見られるとおりです。鏡磨きの男は災難でした。夫は鏡磨きを替え玉にして、まんまと逃げてしまったのでしょうか。
「両面の人」:
これも『模文画今怪談』から。両面宿儺について、日本書紀には辺境(ここでは信濃となっていますが本当は飛騨)の異形の反乱者として討伐されたことが簡単に記されています。地元では異質な伝説の主人公でもあるようです。研究書も出版されているので、機会があれば読んでみたいですが、この話自体は、両面宿儺について追究するところはまったくなく、俵藤太の髑髏が出たという類と同様な、ごく呑気な興味に訴えるものです。

4/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「吉平の女」:
あやしい女が夜ごと来る怪談は、いろいろあります。【あやしい古典文学】では、『兎園小説』から現代語化した「古墳女鬼」もそうです。女を拒みきれない吉平の心理は、かなりよく分かります。
「踊る狐」:
前半は挑戦的な妖獣としての狐、後半は無邪気な小動物としての狐…。猫でも狸でも、あやしい世界では、こうした二面を併せ持っているわけです。

332.3/23、4/01日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/4/12(木) 22:39
3/23日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「静かな同居人」:
押入を出入りするだけの幽霊なら、同居しても構わないと個人的には思います。むやみに覗くのは、きまりの悪い場合もあるわけで、やめてほしいです。
「人形徘徊」:
屋根に上った人形……無心に突っ立って夜空を見上げている姿を想います。悪魔的なものじゃないはず。

4/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「卑湿地ベコ」:
これまで何度か出てきた「牛のごときもの」の一つ。前回の「水熊」はカバの死骸みたいでしたが、今回はナマコというか大ナメクジというか、いかにも湿原・泥炭地にいそうな怪しさです。なお、末尾に出てくるヤチベコは空を飛ぶらしい。
「古井戸の中」:
せこい手段で人をだまして穴を掘らせないと、飛び出せなかったのでしょうか。

329.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/3/15(木) 23:35
02/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「暗闇で何する」:
この話を載せた『聖城怪談録』と、『三州奇談』『奇事談』とでは、同じ地域の怪談集だけに類似の話が出てきます。臭いといえば既に『奇事談』から「くさい息の女」を取り上げていますが、このたびは、口臭がひどいどころかその口で嘗め回されるのだからたまりません。もっとも、二三日悩まされただけで済んだのは幸いでした。「くさい息の女」の場合、頬に穴があいてしまいましたから。
「気が利かぬにも程がある」:
いわゆる役人的な融通が利かない対応ではあります。しかし亡者に不用意に親身になるのも危なっかしいから、仕方がないか。いや、そもそも和尚は葬儀で型どおりのことをするだけで、じっさいは知らないから教えようがないのかも。

03/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「桃花の姉妹」:
はやくも桃花の季節、花見に行きたいものです。舞台の釜谷神社は、昭和四十八年、ダム建設で水没するため移転して現存するようです。
「赤エイの島」:
『絵本百物語』=『桃山人夜話』ということで、桃つながり。『絵本百物語』は絵本としては面白いけれど、文面は他愛ないものです。しかし「赤エイの島」は、例外的に文だけでイメージが豊かな一編だと思います。

03/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「梟怪」:
幾千の梟にあの眼で睨まれ、あの声で煽られたら恐ろしい。声争いに負けると命を取られるそうですが、どんなふうに殺されるのか、気になります。
「信州駒ケ岳」:
恐ろしい形相の馬を思い浮かべるのが難しいですね。眼をいからせたり歯を剥きださせたりしても、どこか間抜けな感じになってしまう。巨大な体格ということでは、3000万年以上前にアジアに生息していた「インドリコテリウム」みたいなものでしょうか。、体高8メートル・体重15〜30トン、奇蹄目 (ウマ目)の哺乳動物です。興味があれば画像検索してみましょう。

328.2/02、2/10日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/2/22(水) 13:50
2/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「闇夜の荒い息」:
兎がんばれ、惣太夫を呪いたおせ! などと思ってしまいます。
隣人のせりふで「たった今、お宅のまわりを、なにやら荒い息をつきながら何遍も廻るものがありました。」のところは、原文では「只今家の廻りをうそを吹て何遍も廻る者有り」となっています。「うそを吹く(うそぶく)」には、「口をすぼめて息を強く吐き、また、音を立てる。ふうふうと息を吐き出す。」という意味があって、そのまま「闇にうそぶくもの」という標題にしてみたのですが、現代では「うそぶく」が「ふてぶてしく大きなことを言う」の意味で使われることが多いので違和感があり、変えました。
「田楽を喰うもの」:
ただの老いぼれ猫が、田楽への執着をきっかけに妖猫となったのかもしれません。しまいには、死骸を襲撃する怪猫に変じていますね。

2/10日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「水熊」:
洪水にまつわる水の怪獣の一話。『橘窓自語』の「牛の如きもの」との類縁性は明らかですが、こちらのほうがドラマチックでダイナミックです。
「互いの怪」:
「怪」の側に立って「人間」を見ようとした考察が珍しかったので。

327.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2012/1/23(月) 23:42
01/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「三人組」「行商老人」:
新年ということで、わりと穏やかな話にしました。

01/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「淫乱尼」:
蝦蟇は何しに夜ごと小屋へ来たか。ふつうには血や精気を吸ったりするためですが、三晩に及んでも男たちは元気満々です。単に淫行好きな蝦蟇だったのかもしれません。
「皮を剥がれ肉を切られ」:
〔あやしい古典〕に時おり出現するプリミティブな残酷。

01/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。ともに『聖城怪談禄』から。01/02日の「三人組」もそうですが、こういう何ということのない小怪談も私は好きです。
「道々の怪異」:
無人の夜道でも、甕棺があるだけでは恐がらない人もいるでしょう。冬瓜に目鼻というのは、ハロウィンのカボチャお化けみたいなものかな。化け物のほうに工夫が足りないと思います。
「掌の火」:
掌に灯して歩くのが提灯がわりなら怪人らしくないが、そうではないはず。夜釜焚の火に似たものかも。ともあれ北陸の怪談には、この掌の火が幾つか出てきます。

杜若庵さま:
返信がたいへん遅くなり、もうしわけありません。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
>蓬生談はガリ版のため字潰れがあるんですが、浪様のも同じでしょうか?
そう、同じものです。私は古書店で買いました。なんにせよ、蓬生談に肩入れしている者として、読者が増えるのは大変嬉しいことです。

まねき屋さま:
きっと何か書いていただけるだろうと、待っていました。ありがとうございます。
さすがに説得力があります。私自身、『合浦奇談』の本文を事実にもとづいた記事だろうと思っていましたが、それが裏付けられてすっきりしました。さらに、まねき屋さまが筆者平尾魯遷と同じ経験をしたとは、変に感動的です。またキノコの面白い話が見つかったら、紹介しますね。

326.「くさびら」について 返信  引用 
名前:まねき屋    日付:2012/1/22(日) 20:31
お久し振りです。
キノコの話をUPして頂いて有難う御座居ました(^−^)

金之丞一家が遭遇したキノコは明らかに幻覚毒のキノコですね。
「なんとかシミズ」と言う様な名のキノコは思い当たりませんが
「シミズ」を「シメジ」の転訛と考えると幾つかの可能性が出て来ます。
一般に「シメジ」は地面に群れて発生するキノコの事を指します。
その様な発生の仕方をして食用になるキノコと、似た外見の幻覚性キノコ、と言う事であれば
食キノコとしてイタチタケ、
そして似た外見の幻覚性キノコしてとシビレタケ、またはセンボンサイギョウガサ等が考えられます。
どちらも腐植土上に群生し、色合いも似ていますので
それらを混同した、と考える事が出来ます。

また、そこまで捻って考えなくても
イタチタケは食キノコとして利用されては居ますが
近年の研究では微量の幻覚毒成分が検出されている、との話ですので
金之丞一家は幻覚毒成分に過敏な体質だった、と考える事も出来ます。

いずれにしても、幻覚毒が作用して狂騒状態に陥った為の騒ぎだったのでしょう。
現代人の様に、様々な化学物質の洗礼を受けていなかった当時の人達には
少量の毒成分でも過剰に効いてしまったのかも知れません。


「土ガブリ」の件。
「ツチカブリ」と言う標準和名を持つキノコは存在します。
白く大きなキノコで、強烈な辛味を持っています。
その辛味を水に晒す事で抜いて食用にする人も居るそうですので、
毒抜きが不十分だった、と考える事は出来ます。
また、ツチカブリに似た外見のキノコとしては「シロハツ」と言う食キノコがあり、
それに良く似た「シロハツモドキ」と言う毒キノコがありますので
それと間違えた可能性も考えられます。
また、虫が出た、との事ですので
野生のキノコは、内部がキノコバエやキノコムシと言う
キノコを餌にしている昆虫の幼虫(ウジ)に食害されている事が多く
その様なキノコは糞の中にバクテリアや他の菌が繁殖している為に
それによって中毒した、と考える事も出来ます。

どちらの場合にしても、
キノコには特定の地域のみで通用している「地方名」がとても多い為に
それが何のキノコを指しているのかが判り難く
それがたまたま現在の標準和名と同一または近似して居るからと言って
安易にそれに当て嵌める事は危険と言えます。
取り敢えず「正体不明」と言う事で……


「マエ茸」は「マイタケ」の転訛でしょう。
「マイタケ」はスーパーでも売っていますが
「マイタケ」の俗称を持つキノコは幾つかありますので
この場合も、どのキノコを指しているのかは矢張り不明です。

先にも書きましたが、蛆虫に食害されているキノコは少なくありません。
当方も一晩キノコを放置して、朝見たら周辺が蛆だらけになっていて
泣きそうになりながら駆除した事があります。
その為、山採りのキノコはその日の内に全て処理をするのが鉄則です。
煮た時に少々蛆が浮き上がっても
それも山採りキノコの味の一部として味わうべし、と言う猛者も居ますが
当方はそこまで達観出来ていません……


キノコの話、と言う事で舞い上がって長々と書いてしまいました。
申し訳御座居ません……
今後も更新を楽しみにしております。

324.(untitled) 返信  引用 
名前:杜若庵    日付:2012/1/6(金) 19:29
新年おめでとうございます。今年は、まず甲子夜話(今井秀和氏の「甲子夜話怪異・奇聞一覧」を参考に)と蓬生談をしっかり読もうと思っております。蓬生談はガリ版のため字潰れがあるんですが、浪様のも同じでしょうか?(私は日田市の図書館から借りてコピーしちゃいました)
今年もよろしくお願いします。ご活躍を期待しております。

322.2012年 返信  引用 
名前:    日付:2012/1/2(月) 0:44

また一年、だらだらと続けてみたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

隆景さま:
いつもありがとうございます。今年もどうかよろしく。



323.Re: 2012年
名前:吉田茂樹    日付:2012/1/4(水) 8:24
あけましておめでとうございます。
今年も更新が楽しみです♪

320.12/12、12/21日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2011/12/26(月) 1:27
12/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「くさびら」:
毒きのこの話題は尽きません。そういえば昔、「マタンゴ」という怪奇映画がありました。面白かったです。
「血気少年」:
アメリカンドラマのCSIシリーズ初期のエピソードにありそうな話。

12/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「もと猿」:
猿の夫婦は、日吉大社の神事で何をしでかしたのでしょうか。
「けっこうな池」:
女がにわかに池や川に飛び込んでしまう話は数多くあります。池水の主になったりもします。男については、そんな話はありません。絵になりませんからね。この嶋村の妻の場合、笑って池に沈んでそれっきりという、あっけらかんとした感じがいいと思います。

吉田茂樹さま:
今年もありがとうございました。よいお年を。



321.Re: 12/12、12/21日付の更新について
名前:隆景    日付:2011/12/27(火) 23:56
今年一年もお世話になりました。
毎回の更新本当にお疲れ様でした。
来年も楽しみにしております。
それでは良いお年を。


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