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黄昏の掲示板

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366.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/12/25(水) 23:52
12/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「二面八足獣」:
蝦夷(北海道)で「壬寅の年の五月十五日」にあったとされる大地震の記録は見つかりません。年が間違っているのかも。地震に驚いて変な獣が山から出てくる様子は、不謹慎ながら風呂屋の火事を見るようです。
「善源寺の光物」:
生前貯め込んだ金品を惜しんで幽霊が出る話は多数あります。そのうちの少なくない数が僧侶の幽霊です。そんな中でこの話の味わいをあげれば、幽霊に対する得翁和尚の、じつに冷ややかな態度でしょう。

12/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「ころび」:
最初の「ころび」と呼ばれているのは、未確認動物ツチノコの同類でしょうね。後に出てくる大きくてずん胴のや、おまけに足のあるのなども、昔の随筆に散見されます。蛇といえば、ルナールの言うように「蛇、長すぎる」が現代の感覚ですから、「短いやつは蛇じゃないだろう」と思ってしまいませんか。
「火を包む少女」:
怪事はとりあえず狐のせいにされがちですが、その場合、狐は謎を解くカギではなくて、枕詞のようなものと考えるべきでしょう。狐を取り去って読むと、なかなか趣のある話になります。

12/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「加州山中怪」:
語られた三つのエピソードのうちでは、最初のがいちばん意味不明で、そのぶん面白いと思います。
「纐纈城奇談」:
同じ宇治拾遺の巻六「僧伽多、羅刹国へ行く事」(「鬼の棲む島」という標題で訳出済み)などとも類似する展開です。もっと大まかにくくると、恐ろしい謎を秘めた場所へ知らずに入って閉じ込められる展開というのは、ミステリーの定番の一つであるわけですが。

隆景さま:
今年も一年、ご愛読ありがとうございました。
来年も「マイペースで頑張ろう」と思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ところで、御存じかもしれませんが、国枝史郎に「神州纐纈城」という作品がありまして、今、青空文庫のを読んでいます。なかなかいいですよ。

365.お疲れ様でした 返信  引用 
名前:隆景    日付:2013/12/24(火) 1:1
本年も一年間お疲れ様でした。
来年も楽しみにしております。
ご無理をなさらずに、マイペースで頑張ってください。

「纐纈城奇談」
個人的に好きな系統の話です。話の筋自体は結構ポピュラーな
ものに感じますが。

364.11/12、11/21日の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/12/2(月) 0:11
11/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「太鼓の達人」:
昔、瀬戸内海には島ほどもある巨体の悪魚がいて、船を覆しては人を食っていたそうですが、古くに退治されたらしいので、この悪魚とは違うでしょう。達人の太鼓に感動して引き下がったか、太鼓の音がうるさくて退散したのか。
「異香の女」:
芳香と悪臭は紙一重だと思います。いや、かなりの部分が重なっているのかもしれません。自分の経験を振り返っても、なんだかやみつきになるような悪臭というのは、たしかに存在します。濃密すぎる芳香が嘔吐を誘うのは、よくあることですし。どっちにしても、魅惑的な臭いは病的です。

11/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「のもり」:
川の中にいるのだから「のもり」ではないのでは…。怪物としての「のもり」は、コモドオオトカゲみたいなのがふさわしい気がします。
「千年狐」:
やっぱり狐は、位がどうたら言う分、窮屈ですね。狸はそんなこと関係ないから、野放図に生きられます。

隆景さま:
ご心配いただき、恐縮です。これといって大変なことがあったわけじゃなく、気分の低空飛行が続いて、ついうっかり愁訴してしまいました。いけませんね。でも、それも一時、遠からず上昇気流の尻尾を掴んで高揚できると思います。
>蛇に襲われて脳が破れるってどんな状況でしょう?
西瓜が割れるみたいに…とか、目鼻耳口から脳漿が吹き出し…とか、たしかにエグい。病気の症状として「脳圧亢進」なんかを調べていったら、どれもこれも自分に当てはまるようで、心配なような可笑しいような。
大阪もすっかり冬です。お互いに体に気を付けて、寒さを楽しみたいものです。

362.まとめて五回分の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/11/10(日) 23:45
9/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「青衣の女」:
中国では、獺は蓮の衣をまとって女に化けるもののようで、あやしい古典No.684「菱をとる女」では、呂求という男が蓮の葉をまとった女を射殺します。やはり獺が化けていて、地元の男たちといい仲でした。吏丁初も逃げださなければ、懇ろになれたかも。
「憑大異」:
論語に「怪力乱神を語らず」とあります。憑大異は語らないどころか、怪力乱神の話題を過激に攻撃して勇を誇っていましたが、そういうのも、怪力乱神を語ることの一種かもしれません。けっきょく最後は天帝の威に依ったりしています。

10/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「執念深い大歌人」:
人麻呂は非業に死んで怨霊になった(それゆえ神に祀られた)という説があるそうです。そのへんのことはよく知りません。なんにせよ、執念深すぎる。当人の目が塞がるとか腕がしびれるくらいで済ませられなかったのか。
「蝦蟇の涎」:
人魂の正体は飛行する蝦蟇だ、と述べた文章があります。また、地に落ちた人魂は豆腐の滓のようなもの或いは臭い泡状のものだという記事もあります。この両者をうまく融合したのが、ここに記された飛行する涎玉の話と言えるかもしれません。

10/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「ムカデクジラ」:
ムカデ型クジラというだけでも凄いのに、おまけに猛毒とは…。
「氏子のピンチ」:
抜け参りに出て災難にあった小娘を助けに現れる氏神。たまにはこんな、素朴でほっとする話もよかろうと思いました。

10/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「虫食いの隠居」:
数ある異食者・怪食者の中において、この老人は、我々でも食おうと思えば食えるものばかりを食する点で、健康的な異食の人と言えます。なお、昆虫と蛇や蛙を同列に見ることには違和感がありますが、「爬虫類」という言葉があることからすれば、蛇も蛙も「虫」なのです。
「物影の鏡」:
人の姿を映さず物の影ばかりを映し出す…、寂しい鏡です。女は虚無を抱いて夜をさまよう妖怪だったのでしょうか。


11/03日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「狸火」:
狐火とはだいぶ違います。自分が火なのに提灯をもっているという…、いったい何がしたいのか。
「吸血狸」:
狐も狸も化かしますが、狐の化かし方がわりとオーソドックスに見えるのに対し、狸のほうは、ひどく間抜けなのから陰惨で残酷なものまで、無秩序に幅があります。化かして血を吸うなんてのは、狐の話にはちょっとなさそうです。


このところ不調で、載せる話を見つけるのに精いっぱいの状態です。おまけにPCが突然潰れたりして、どうもいけません。



363.Re: まとめて五回分の更新について
名前:隆景    日付:2013/11/20(水) 21:45
ご無沙汰してます。
色々と大変でしたようでお疲れ様でした。
毎回更新される度に読ませて頂いておりますが、
その裏でご苦労されていらっしゃるのですね。
西のほうもすっかり寒くなったようで、身体にはお気をつけて。

「異香の女」
このての話は大好きですが、蛇に襲われて脳が破れるって
どんな状況でしょう?まあエグいんで想像したくはないですけど。

361.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/9/12(木) 22:28
8/13日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「金返せ」:
無言の早業、しびれます。弥七は、催促されても四の五の言って返済しなかったにちがいない。
「象人」:
「人を象(かたど)ったもの」の意で、Elephant Man ではありません。「像」とか「人形」と訳すとそれ自体の呪性が薄れる気がしたので、あえて原文のままにしておきました。

8/23日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「庭の穴」:
美女はまあいいとして、老人はなんだ。
「三獣奇事」:
狐・狸(タヌキまたはムジナ)・猫と、化ける獣三種をまとめて飼った弥左衛門には、何か怪しい意図があったと疑わざるを得ません。ともあれ、狐だけ行方が知れずじまいという結末によって、余韻のある話となっています。

9/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「獣毛」:
『北窓瑣談』には、寛政五年の八月十五日に、小雨に交じって大量の獣毛が降ったことが書かれています。ほかにも降った例があるか知れません。こちら「今斉諧」の話は、「炎のような巨獣」を出すことで、ちょとした迫力を加味していますね。
「怪婦」:
三島の男子も品川の商家の息子も、女に臍から精髄を吸われて弱っていったのだろうか。抵抗すればいいのに。

9/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「少女料理」:
若狭の八百比丘尼伝説の基本を押さえた話です。潜航艇みたいなもので竜宮との間を行き来するところが目新しいか。
「城主の娘」:
八百比丘尼伝説と同様な、不老不死の女性の話。仙人とおぼしい老人に酒をもらって不老不死になるところは、中国の伝奇を思わせます。この女性が不死の運命をそのままに受け入れて、淡々と生きているさまに惹かれます。

360.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/8/6(火) 22:56
7/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「厠の惨劇」:
風呂とか便所というのは、まことに無防備を余儀なくされる場所で、古来幾多の暗殺劇なども展開されたのだろうなあと、感慨ひとしおです。
「舐める女」:
娘が引き回しの罪人を見つめる場面から、磔柱の死骸を無心に嘗め回す場面まで、一続きの無言の映像として思い描いてみましょう。

7/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「あの島へ帰りたい」:
森鴎外の「じいさんばあさん」を連想しました。話は全然反対だけど。
「逢いたくて」:
生霊というのはこうでなくちゃ。生きているからこその恋慕・愛執ですからね。人間的に切なる思いが生霊となる。損得勘定や恨み妬みの生霊なんて、人間的につまらない。死んで亡霊になってやってくれ、と思います。

7/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「激おこ熊さん」:
足軽にとっては怪我の功名。あやしい古典文学では、熊はこんな役回りが多いです。
「胞衣を盗むもの」:
昔から胞衣には呪力があると信じられ、瓶に入れて戸口に埋めたり、臍の緒を箱に入れて保管したりする風習がありました。狸たちはその呪力にあやかろうとしたのか、単なるコレクションか。

8/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「井戸掘りの怪」:
可燃性のガスか粉塵が充満している穴の底で、煙草でも吸おうとしたのかしら。もしかして太古の文明の不発弾かも。
「胴斬り」:
中国あたりに、かなり知られた原話があるはず。私はそれを何度も読んでいるはずなのに、思い出せない。これが耄碌ということかと…。

杜若庵さま:
毎日暑いです。息をするのも面倒なほどですが、なんとかこの季節、乗り切りたいものですね。。
>漢文が堪能なら、中国古典の奇談などが読めるのに
同感です。私も中国古典の原文は歯が立ちません。『今斉諧』は日本人が書いたもので、まず書き下し文の形で文脈を考え、それを漢文の字の配列で表記したと見ることが出来ます。そういう見方で読むと、かなり意味がつかめると思いますよ。

359.暑中お見舞い申し上げます 返信  引用 
名前:杜若庵    日付:2013/7/28(日) 11:2
早速、『今斉諧』をDLしましたが、漢文の授業をさぼっていたのを、今、悔いております。浪様には、どんどん現代語訳をお願いします。それにしても、漢文が堪能なら、中国古典の奇談などが読めるのにと、残念に思っております。

358.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/6/30(日) 23:59
6/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「小さい人魚」:
人魚のミイラ化保存は可能か、ということで検索をかけてみたら、「人魚のミイラ」と称するものが色々出てきて、まあ楽しめました。
「裸の医者」:
仕掛人の「久留米の殿様」とは誰か、調べたけれど分かりませんでした。ともあれ、医者は散々な目に遭って、代償(?)として手に入れたのは肌着・帯・褌に、古袷・古手拭ですから、たまったものじゃありません。

6/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「もち禁止」「手を洗うしぐさ」:
ともに漢文体奇談集『今斉諧』より。この書の諸奇談は、私の肌に合う語り口で気に入ったので、今後、何編も登場することでしょう。原典は、国立国会図書館からデジタル資料としてネット上に公開されています。また、「金沢美術工芸大学 紀要」掲載の論文「翻刻・古賀■庵『今斉諧』」(高橋明彦)もネット上にあって、翻刻と解説を読むことができます。

6/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「幽霊を見る女」:
女の心奥に棲みついた孤独な恐怖が、単純な話の中に読み取れると思います。
「孫次郎怪死」:
櫃に隠れたにもかかわらず妖怪に殺害されてしまう怪談の一類話。小さすぎる櫃に入るあたりは、エスパー伊東的な斬新さかも…。妖怪は「火車」の仲間でしょうね。

357.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/5/24(金) 21:51
05/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「食糞女」「肉塊山」:
仏教説話もここまでくると、いくら昔の人が単純でも、因果応報の理に恐れ慄くということはなかったと思われます。落語のまくらみたいに、説法の最初に使ったりしたのかな。なかなかの報いを受けながら、べつに悔悟したりしていないところが面白い。

05/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「歯を鳴らす男」:
蛇の首を噛み切った際に顎を痛め、顎関節症になったにちがいない。
「狐塚故事」:
異類婚譚はじつにたくさんあるので、中には夫婦円満で子孫繁栄というのもあるんでしょうが、多くは悲しい結末を迎えます。結末で妻の死骸の損傷を見たとき、男は情念の深淵を覗き込んだような気持ちになったのかも。

05/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「豊永郷の怪獣」:
飛べず火を吐かず甲羅がなくて小柄なガメラ、といったところか。徐々に村から遠ざかっていく後姿に哀愁をおぼえます。
「祟る七平」:
小泉八雲「かけひき」のようなひねりはありません。粗野で残忍な荒井九兵衛が、七平の怨霊によってなすすべなく滅びるというだけの、素朴な怪談です。

356.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/4/24(水) 22:54
4/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「すっぽん男」:
不屈のすっぽん男に拍手を。
「花の別れ」:
桜花の候につき…。

4/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「大火の兆し」:
不吉な予兆なのに、なぜか魅惑的に感じられます。最後の陰暦三日払暁の満月は、何の予兆だったのか。
「大河を走る」:
この感覚は分かりますね。やってしまいそうだ、と思う。

4/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「牛打坊」:
有名な妖怪ですが、そんなに凄みはありません。私は期待して読んで少しがっかりしました。
「虎になる」:
中国においては、朧西の李徴ならずとも、少しの油断で虎になってしまいそうです。最後のエピソード、牛に舐められた子はなぜ死んだのか、牛の肉を食ったのになぜ虎になるのか、こうした不条理が、中国の奇談の面白さです。

あやしい古典文学No.1002以降を「続・千話一話」として更新していくことにしました。もっとも、続編がNo.2002まで続く可能性はまずないと思います。1)素材が尽きる、2)気力が失せるor嫌気がさす、3)死ぬor再起不能になる、以上のどれかの理由で終わるでしょうが、まあ、そのときまでは続けます。

354.龍馬観音 返信  引用 
名前:ういぐる    日付:2013/4/6(土) 12:6
鞆に行かれたんですか? 
いい所でしたでしょう、なぜ鞆に行かれたのかきっかけが気になります☆



355.Re: 龍馬観音
名前:    日付:2013/4/7(日) 23:16
このときは、桜鯛を食べに行ったのです。一泊して、のんびりできました。
鞆の浦へはずっと以前にも行ったことがあって、思いがけない大皿に載った鯛麺に感動したことを覚えています。そのときの旅館は、今はもうないのですが…。

353.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/3/26(火) 21:6
03/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「びっくり病」:
出典の『怪妖故事談』は、『奇疾便覧』という医書をそのまま改題して出版したものです。奇病の話は、身につまされる怪奇談たりえますから。
びっくり病の人が薬を飲んで垂れ流した青い涎は、以前に『白石先生紳書』から訳出した「青い物を吐く」と同種のものでしょう。
「雪が降る」:
遊女が寝惚けて奇態を演じたという真偽定かでない笑い話を、名前が通じるというだけの理由で、妾のたたりにまで持っていく強引さがすばらしい。

03/12日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「血餘」:
かつて育毛剤のCMで「古来中国では髪を血餘という」というセリフがありました。髪は血の余りだというのですが、この病気の場合だと、肉の中から出てくる灯心のごとく細長い虫は、血の怪妖だということになります。
「穴入り異聞録」:
年をとれば人生を振り返りがちになるし、振り返れば夢のようにおぼえるのは、べつに元盗賊でなくても、誰しも大なり小なり同じだと思います。なかなか派手に入定というわけにはいきませんが…。それにしても、百年後に掘り返して何が出てきたのか、気になるところです。

03/22日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「屋根の火焔」:
鼬の火について、天野信景の『塩尻』に記事があったので、その現代語訳を載せておきます。
「『いたちの火柱』ということが、不思議な話として世に語られる。じっさい、いたちは夜中に樹木に登ると、おのずから火焔を発する。また、地上にあっては、柱のごとき煙を噴き上げることがある。」
「親友の妻が来た」:
半兵衛と妻の亡霊のその後は、どうなったのでしょうか。……こうした、静かな不思議があったきりで、その先の展開もこれといった結末もない話が好きです。

352.最近の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/2/24(日) 22:41
2/02日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「狙撃」:
火焔や毒を吐くといった攻撃ではなく、小石を吹くというのが、静かな凄みを感じさせていいですね。
「奔放なる屍体」:
死体が巨大化する話は時々あります。腐敗によるガスで膨張する現象から、こうしたイメージができた面もあるのでしょう。この話ほど奔放に大きくなられると確かに難儀ですが、火葬にてしまったから片がついたわけで、土葬だといちだんと大変だろうと思います。

2/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「何してる?」:
あっさり罠にかかったことについて、本文では「しょせんは畜生の浅ましさ」と言っています。しかし、人語を話すまでになったがゆえの「油断」が、罠による死をもたらしたとも考えられます。そもそも、ついうっかり「何してるの?」と話しかけたことがきっかけですし。
「見た目は女房」:
婿入りの挨拶に行った主人は、お松狐とどんな会談をしたのでしょうか。その後を見ると、家を半分狐に乗っ取られたようでもあります。三年後の主人の死も、そのあとの家の衰微も、すべて関係があるような気がします。

2/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「猫娘@阿波」:
猫のような舌で全身を舐められる…。ぞわぞわと気持ち悪いような、ぞくぞくと気持ちいいような…。婿も、もうしばらく我慢してみたら、新境地が開けたかもしれません。
「猫娘@牛込」:
別な資料によれば、この猫娘は、近所の家の鼠退治をして、小遣いを貰ったりしていたらしいです。

351.1/11、1/21日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/1/24(木) 22:15
1/11日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「石上の火」:
昔、この話の場所あたりに住んでいたはずなんですが、こんな話はとんと聞きませんでした。目立ちたがりの竜が、火の玉になって上天を待ったということですかね。水をかけられて慌てる様子がおかしい。
「人を倒す池」:
最初に出てくる蛇と蛙は、何をしていたのだろう。結託して死んだふりをし、人を毒池に誘いこんでいたか。

1/21日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。
「冷めた流星」:
こんなふうな、燃えないでヘロヘロと地上に落下する隕石もあるんじゃないかと思いました。でも、それは現実にはないみたいです。
「亡妻の挨拶」:
何食わぬ顔で挨拶に出て客を困惑させ、なぜか体重もあって駕籠に重しをかけ、…なかなか面倒な亡霊です。法事をしてもらって「これからは障りをしないよう心がける」と言いながら、一族を滅ぼしてしまったのは、亡霊は自分をコントロールできないということなのでしょう。

杜若庵さま:
こちらこそ、どうか、よろしくお願い申し上げます。
>昨秋、肺を少し切除したところ、…
それは大変でした。その後はいかがですか。状況が分からないので当たり障りのないことしか言えませんが、身体を大事になさってください。
奇病の話を読んでいると、現代の医学なら説明できそうなものが多々あって、説明がつけば奇病でなくなり、リアリズムの領域になります。このリアリズムは意識するとけっこう重たいので、扱いが難しいなあと思います。興味は尽きないのですが…。

350.本年もよろしくお願いします。 返信  引用 
名前:杜若庵    日付:2013/1/16(水) 11:27
今年も面白い話を期待しております。
私事ですが、昨秋、肺を少し切除したところ、中から骨組織が出てきました。奇形腫だそうです。あまり奇病の話ばかり集めていると、ついに奇病になってしまった、ということに???・・・
今年もよろしくお願い申し上げます。

349.1/01日付の更新について 返信  引用 
名前:    日付:2013/1/1(火) 17:4


1/01日、【あやしい古典文学の壺】に2編追加しました。正月なので、血腥くない話を選んでみました。
ひさしぶりに【遊撮の壺】にも2点追加しました。

:隆景さま
風邪の具合はどうですか。無理をなさいませんように。相変わらずの我がサイトですが、本年もどうかよろしくお願い申し上げます。


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