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海音寺潮五郎掲示板
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113.海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」 返信  引用 
名前:tsubu    日付:2007/10/15(月) 18:16
皆さん、こんにちは!

先日の土曜日、鹿児島に出かけまして、やぎさんに教えて頂きました海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」を鹿児島県立図書館に見学して参りました。

最初に率直な感想を述べさせて頂きますと、本当に素晴らしい企画展でした。
まずは関係者の皆様に対し、お礼の言葉と感謝の気持ちを書かせて頂きます。
素晴らしい企画展を催して頂いて、本当にありがとうございました。

海音寺潮五郎さんと言いますと、近頃では鹿児島でもその名を知らない方が多いなど、どちらかと言いますと、その偉大な功績に対し、余りにも顕彰が進んでいないことを私自身非常に残念に思っていました。
しかしながら、今回は本当に没後30年を飾るに相応しい、素晴らしい企画展だったと思います。
海音寺さんの遺品の数々、そして原稿、生前の写真、どれを取りましても海音寺ファンにとりましては、珠玉の一品ばかりが展示されていたと思います。

特に、私自身感動しましたのは、絶筆となりました大長編史伝『西郷隆盛』を執筆する上で使われた創作ノートの数々です。
私のように、海音寺さんの『西郷隆盛』で薩摩藩の幕末史に目覚めた者にとっては、見ているだけで感動する一品でした。

鹿児島近隣にお住まいの皆様、今回の企画展は11月11日(日)まで開催されていますので、これを機会に是非足をお運び頂き、海音寺文学の素晴らしさに触れて頂けると嬉しいです。
そして、もし海音寺さんの作品にご興味を持たれたならば、是非書店で手にとって読んで頂けるとなお嬉しいです(^^)
どうぞよろしくお願いします!

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/



114.Re: 海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」
名前:モモタ    日付:2007/10/19(金) 10:41
tsubuさん、みなさん、こんにちは。

超多忙だった仕事が一山越えまして、やっとパソコンに向かうことができました。
鹿児島まで行かれたのですね。うらやましいです。私はまだ一度も訪れたことがありません、海音寺潮五郎さんのことに熱烈に興味を持つようになって以来、一度は行ってみたいとは思うものの、仕事や家庭の事情との兼ね合いで、なかなか機会に恵まれません。

私は東京に比較的近い地域に住んでいますので、海音寺潮五郎記念館は一度見学させていただいたことがあります。その場で、大長編史伝『西郷隆盛』の創作ノートも拝見させていただきました。
あれほどの大作品ですから、創作ノートも膨大な量があり、西郷隆盛の史伝完成に注いだ海音寺潮五郎さんの情熱を強く実感することができました。

この大長編史伝『西郷隆盛』ですが、朝日新聞社で復刊の計画が進んでおり、順調なら来月(11月)にも出版されると聞いています。私もこの作品の復刊を心待ちにしている一人です。


115.Re: 海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」
名前:Sayaka    日付:2007/10/19(金) 14:1
 tsubuさん、モモタさんこんにちは。
 tsubuさんのご文章が踊っています。企画展のすばらしさがひしひしと伝わってきます。
それにしても、いい立地に赴任されましたね。日頃のご精進の賜物でしょう。

 モモタさん、お疲れ様でした。
復刊が来月に出版されるのですか?うれしいですね。
全く同じ内容であって欲しいと思います。

 ところで、先日NHK「そのとき歴史が動いた」で「会津松平容保」を放送していました。
なぜ会津藩があれほどまでに攻撃されたのか、それまでの会津藩の動きをみて、疑問に感じていましたが、私なりに合点がいく部分がありました。
攻撃の矢面に立つべき将軍慶喜が、スルリと「一抜けた」状態に身を処したことにより、会津藩にお鉢が回ってきたのではないか?と私なりの考えを持ちました。
上に立つ者は、決して自分一人の保身に走らず、全体を守ることを第一に考え、その手当をしなければいけないのに、トップの身勝手によって、多くの人民が犠牲になった事案であると思いました。
海音寺さんが、「西郷隆盛」の中で一橋慶喜を嫌っておられるのが良く理解出来ました。


119.Re: 海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」
名前:tsubu    日付:2007/11/12(月) 17:31
モモタさん、こんにちは!

いつもレスが遅くなってしまってすいません。
こちらも仕事やら執筆活動(と言いましても、まだ趣味程度ですが^^;)やら何やらで、なかなかパソコンに向かう時間が取れずにおります。

さて、モモタさんはまだ鹿児島には行かれたことはないのですね。
是非、時間と機会さえありましたら、足を運んでみて下さい。特に、海音寺さんが育たれた大口は『二本の銀杏』の舞台となった場所がありますので、感動すること間違いありません(^^)
また、私は東京の海音寺潮五郎記念館は一度も見学させて頂いたことがなく、ずっと長年いつか見学したいと思っていたのですが、今度ようやく見学させて頂くことになりました。今からホント楽しみで仕方がありません(^^)
あっ、大長編史伝『西郷隆盛』ですが、ようやく復刊が始まりましたね。
私は文庫版、箱入り版ともに持っておりますが、新装版も買おうと思っています(^^)

Sayakaさん、こんにちは!

NHKの「そのとき歴史が動いた」は、残念なことに見過ごしてしまいまして(>_<)、Sayakaさんのお話から想像せざるを得ない状況なのですが、私は会津藩の歴史も少なからず興味を持っていまして、会津藩がなぜあのような形(つまり戊辰戦争での全面降伏)まで追い込まれてしまったのかを色々と調べたり、考えたりはしています。
Sayakaさんのお書きになられた通り、キーマンの一人として確かに慶喜が居ることは確かですね。
会津藩主・松平容保が京都守護職に就任したことが、会津藩の大きなターニングポイントの一つとなっていますが、この守護職就任に関しても、容保と慶喜の間に温度差があったことが、後年会津藩が苦境に立つ大きな要因の一つとなっていると理解しています。
あと、確かに海音寺さんは慶喜を買っていませんね。確かに、海音寺さんが一番嫌いそうな人物でしょうから(^^;

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/

105.海音寺潮五郎没後30年記念企画展「海音寺潮五郎と鹿児島」 返信  引用 
名前:やぎ    日付:2007/9/8(土) 17:57
初めまして。こちらの掲示板の情報にはいつもお世話になってます。とても感謝しています。
鹿児島県立図書館で、平成19年10月10日〜11月11日のあいだ企画展と記念講演会が行われるらしいので、書き込みさせていただきます。詳細は、下記の県立図書館ホームページをご参考になさって下さい。

http://www.pref.kagoshima.jp/kentosho/oshirase/kaionnji.html



111.ありがとうございます!
名前:tsubu    日付:2007/9/20(木) 9:34
やぎさん、初めましてこんにちは!

この度は貴重な情報を書き込んで頂きまして、本当にありがとうございました!
鹿児島県立図書館でそのような企画展が催されることを初めて知りました。
丁度、企画展開催期間中に鹿児島に行く用事がありますので、是非見学して帰りたいと思います。
今後ともこのようなイベント情報などありましたら、書き込んで頂けますと幸いです。
また、海音寺さん関係のことも今後遠慮なくお書き込み下さいね。

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/

102.去年の情報ですが 返信  引用 
名前:信楽    日付:2007/8/21(火) 17:20
図書館で発見したのですが、2006年11月の「歴史読本」には
創刊号復刻ということだそうで、昭和31年(1956)の「人物往来」という
冊子が付録についてました。

その「人物往来」に、海音寺氏の「西郷隆盛を裸にする」という文章が
載っていました。
もしかしたらどこかの本に収録されているかもしれませんし
そうでなくても内容的に重複するものがあるかもとは思いますが
雑誌掲載時の形が再現されるというのもそうないことだと思いますので、情報を流してみるしだいです。



103.Re: 去年の情報ですが
名前:モモタ    日付:2007/8/18(土) 15:10
こんにちは。信楽さんに教えていただいた雑誌ですが、検索してみたところ、私の地元の図書館にもあるとのことでしたので、早速借りに行きました。
が、なんと、別冊付録の方は所蔵していないということで、中身を確認することは出来ませんでした。残念。。。

内容については海音寺潮五郎記念館に問い合わせれば、分かるかもしれません。以前聞いたところでは、雑誌に発表したのみで、その後、単行本などでは発行されなかった著作もあるそうですので、そういったものの一つである可能性もあると思います。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~s-yuki/


106.Re: 去年の情報ですが
名前:信楽    日付:2007/9/8(土) 22:20
それは残念でしたね。「所蔵していない」というのは捨ててしまったのでしょうか。無理なからぬこととも思いますが……

バックナンバーを注文する手もありますが、「西郷隆盛を裸にする」は4ページそこそこで、当時の雑誌スタイルや本誌の特集「天皇家と宮家」に興味が向かなければちょっと高い買い物かもしれません。

あるいは図書館どうしの相互貸借という制度が利用できるかもしれません。
私の読んだもの(本誌と付録がテープでつながっています)は埼玉県さいたま市立大宮図書館にありますので、それをモモタさんの地元の図書館員に告げれば、とりよせが可能かもしれません。
ただ、相互貸借は全国的に確立しているわけでなく、多くは県レベルのようなので、県を越えてとりよせができるかはちょっとわかりません。ご容赦。


110.情報ありがとうございます
名前:tsubu    日付:2007/9/20(木) 9:30
信楽さん、モモタさん、こんにちは!

信楽さん、貴重な情報をありがとうございました!
私、「西郷隆盛を裸にする」というタイトルを聞きまして、以前、古本屋で見つけて、買って読んだ記憶があります。
ただ、自宅の資料を探してみたのですが、そのコピーが見当たらず、内容については書くことが出来ないのですが、モモタさんもお書きになられている通り、海音寺さんのエッセイ等で単行本に所載されていないものも多いですよね。

少し話がそれてしまうのですが、作家の司馬遼太郎さんに関しては、新聞から雑誌、小さなパンフレットにいたるまで、司馬さんがお書きになられたエッセイや講演会の内容が全て活字化されつつありますね。
あれを見ていると、司馬さんのファンの方はほんと幸せだなあ、とそう思います。司馬さんが書かれたこと、話されたこと、全てに関して読むことが出来るんですからね。
海音寺さんに関しても、そのようなものがあればどれだけ嬉しいことか……、なんて叶わぬ夢をいつも考えたりしています。

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/

96.長らくご無沙汰してしまいました 返信  引用 
名前:tsubu    日付:2007/8/10(金) 13:4
皆さん、こんにちは。

本当にすいません……。
長らくご無沙汰どころか、このように掲示板が放ったらかしになってしまいまして……(^^;
今まで書き込みを頂きました皆さん、本当に申し訳ありませんでした。
そして、貴重な書き込みを頂きまして、本当にありがとうございました。

さて、私が休眠している間に、海音寺さんの『列藩騒動録』が講談社文庫より再刊されました。
ほんと、なぜこの『列藩騒動録』がずっと絶版だったのか理解に苦しみます。
これは海音寺さんの代表的な史伝文学だと思いますので。
ただ、こうしてようやく再刊されたことは、本当に喜ばしい限りです。

この『列藩騒動録』は、その名の通り各諸藩のお家騒動を扱ったものですが、その中でも海音寺さんがお書きになられた「島津騒動」は、西郷隆盛や薩摩藩に興味がある方には必見だと思います。
後日少し詳しく書かせて頂きますが、この「島津騒動」は、一般に「お由羅騒動」や「高崎くずれ」と呼ばれる、薩摩藩のお家騒動「嘉永朋党事件」を題材にしたものですが、海音寺さんはこの「島津騒動」の中で島津斉彬の書簡について、とても重要なことを指摘されています。
また、このことについては、後日書かせて頂きますね。

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/



100.Re: 長らくご無沙汰してしまいました
名前:モモタ    日付:2007/8/15(水) 10:15
tsubuさん、みなさん、こんにちは。

『列藩騒動録』復活してよかったですね。史伝執筆に情熱を注いだ海音寺潮五郎さんの著作活動を代表する作品のひとつですので、ぜひ多くの人に読んで欲しいと思います。
(残念ながら、アマゾンのランクを見てる感じでは、売れ行き芳しくない模様。読者層とアマゾンのユーザ層が合わないのかもしれませんが)

私が言うのも変ですが、tsubuさんの「敬天愛人」内に海音寺潮五郎掲示板を開設していただき、感謝しております。海音寺潮五郎さんは復活する作品も増えてきており、ネット上での知名度も少しずつ向上してきているのではないかと思っています。

これから年末、そして来年に掛けて海音寺潮五郎ファンにはうれしいニュースがいくつか続く見込みです。まだまだ未確定情報も含まれているのですが、
 ・超長編史伝『西郷隆盛』が復刊します
 ・年末には『天と地と』がドラマ化されて放映されるそうです
 ・来春を目処に『武将列伝』も復刊の見込み
とのことです。
あとは三部作が復活してくれればいうことなしなのですが、ともかく、これから海音寺潮五郎さんの作品を読まれる方にとっては、作品が入手しやすくなりますので、なによりだと思います。
今後も、この掲示板のご発展を祈念しております。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~s-yuki/


109.Re: 長らくご無沙汰してしまいました
名前:tsubu    日付:2007/9/10(月) 13:3
モモタさん、こんにちは!

ほんといつも申し訳ありません。
私自身のレスがいつも遅くなってしまい、また私の代わりに色々とお答えを頂いたりしていること、とても感謝しておりますと同時に、私自身まさしく汗顔の至りです。。。
本当に申し訳ありません、そしていつもありがとうございます。

今から八年も前のことになりますが、実は西郷隆盛のサイトを開設しようと考えていた時期、それと同時に「海音寺潮五郎」の情報を発信するサイトを別枠で作成しようと考えておりました。
十代の頃に海音寺文学に初めて出会い、そしてその後色々な海音寺作品を読み進めていく内、気がつけば私は完全に海音寺文学の虜になっていました。
もうそれこそ古書店を回りまわって、海音寺さん関係の本や海音寺さんのエッセイ、対談などが掲載されている小さな雑誌を探し回るようになるほど、私は海音寺文学に特別な愛着を持っておりましたので、何とかその大好きな海音寺潮五郎の情報を世に発信したいと私は考えておりました。

そのようなことから、「海音寺潮五郎の世界」として、別枠でサイトを作成する予定であったのですが、いかんせん最初は時間が間に合わなくなり(西郷隆盛の命日にサイト開設を予定していたため)、海音寺さんと西郷の関係だけを取りあえずアップし、その後、海音寺潮五郎関係の情報を充実させていく予定でいたのですが、私自身の怠け癖のせいで今日に至っております。。。
そのため、常に新しく詳しい海音寺潮五郎さんの情報を発信しておられる、モモタさんのサイトの存在は、私自身にとりましても本当に嬉しくて、感謝の気持ちで一杯です。
私の方もこの掲示板をもう一度充実させ、海音寺潮五郎の情報を色々と発信していきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、海音寺さんの作品関係の情報、ありがとうございました!
いやあ〜、『西郷隆盛』が復刊するとのこと。こんな嬉しい情報はありません!
出版社が変更になる予定なのかどうかは存じませんが、是非、海音寺さんの書かれた「あとがき」が全て収録されているものが望ましいな、なんて勝手に思ったりしています。
実は、朝日新聞社文庫版(全十五巻)の「あとがき」は、朝日新聞社刊行(全九巻)のものから、かなり端折られているんですよね。
私としては完全版の復刊が望ましいですが、もしそうでなかったとしましても、『西郷隆盛』が復刊され、そして少しでも読者が増えることになるのは嬉しくてなりません。

私、いつも幕末史が好きな人に出会ったら言うのですが、「海音寺さんの『西郷隆盛』は、単なる西郷隆盛の伝記ではない」ということです。
『西郷隆盛』には、主役である西郷が長々と登場しない時期が出てきます。
小説や伝記において主役が長期に渡って登場しないことは考えられないことですが、『西郷隆盛』はそのような主役不在で物語が進むことが多くあります。
これは西郷自身を書くためには、幕末史全体を書く必要があると認識されておられた海音寺さんの手法ですので、『西郷隆盛』は西郷隆盛個人の伝記であるだけに留まらず、幕末史を鳥瞰して詳しく記述した歴史書でもあるのです。
海音寺さん自身もお書きになられていますが、いわゆる『西郷隆盛と明治維新』というようなタイトルが本当は相応しいのかもしれませんね。
どうも名前が『西郷隆盛』と付いているものですから、手に取らない、未だ読んでいない方が結構あるのですが、是非誤解なさらずに手にとって読んで頂きたいものです。

それでは、今後ともよろしくお願いします!

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/

93.「西郷隆盛」読みました。 返信  引用 
名前:こうさん    日付:2007/8/4(土) 13:20
 tsubuさん、お久しぶりです。
私がこのサイトを知ってから、もう随分経ちますが、今では毎朝チェックすることが日課となっております。
tsubuさんが暫らく登場されないので、どうしたことかと思っていましたが、元気そうで何よりです。小説を書かれていたということで、
病気などでなくて安心しました。

さてさて、私もこのサイトに随分と影響され、幕末から明治にかけての本ばかりを読むようになりました。
そして海音寺氏の「西郷隆盛」(ダイジェスト版ですが)を古本屋で入手し、遅読の私ですが、やっとのこと読破しました。

そこで、ちょっと疑問があります。
最後の、付録の部分に
『ぬれ衣を乾さうともせず子供らの心のままにまかせたる君』
という歌を、副島種臣の作として紹介してありました。
ところが鹿児島市の南洲墓地には、
『ぬれ衣を乾さうともせず子供らのなすがまにまに果てし君かな』
という歌が、勝海舟の歌として、石碑になっています。
殆んど同じような歌ですが、一体どうなっているのでしょうか?

それから、この「西郷隆盛」、彰義隊戦争のところで終わっているのは
やはり残念でたまりません。
その続きを読みたいものですが、ひょっとして、司馬遼太郎氏の『翔ぶが如く』がその続きになっているのでしょうか?

どうしても知りたくて、お便りしました。
何かご存知でしたら、教えてください。

それから、tsubuさんの小説も是非、読ませて下さい。



95.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:tsubu    日付:2007/8/10(金) 11:46
お久しぶりです!
こうさん、こんにちは。

お久しぶりですね。お元気でいらっしゃいますか?最近、釣りの方はいかがでしょうか?(^^)
色々とご心配をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした。
ずっと忙しい日々を過ごしていましたので、サイトの更新も疎かになっており、面目次第もございません……。
少し落ち着きましたら、また更新を始めたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、『西郷隆盛』のダイジェスト版をお読みになられたのですね。
海音寺潮五郎氏の大長編史伝である『西郷隆盛』(朝日新聞社)のダイジェスト版は、古くは学習研究社からハードカバーで『西郷隆盛』(ダイジェスト版。以下学研版と略)として刊行され、その後は角川文庫にて再刊されましたが、5年ほど前ですか、学研M文庫として再度復刊されました。(ただ、残念なことに、今では全て絶版となっています)
この『西郷隆盛』(学研版)が非常に貴重なのは、『西郷隆盛』(朝日新聞社)が、海音寺氏の急逝により、上野の彰義隊戦争で終わっているのに対し、学研版は明治以後の西郷隆盛に関することが、要点としてまとめられていることにあります。
他ではめったに見られない、海音寺氏の明治以後の西郷観と征韓論についての記述があるので、海音寺ファンにとっては、本当に貴重なものと言えましょう。

ちなみに、西郷隆盛の明治以後の動き、特に征韓論についての海音寺氏の見解をさらに詳しくご覧になられたい海音寺ファンの皆様には、『西郷隆盛を語る』(大和書房)を是非ご一読されることを推薦いたします。
この『西郷隆盛を語る』には、昭和52年に刊行された『西郷隆盛全集』(大和書房)の月報に記載された、西郷隆盛研究家や著名人達の対談が載っており、この中で海音寺氏は、作家・綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)氏と征韓論についての対談を行なわれております。
綱淵氏も、その著作の中に『島津斉彬』があるように、薩摩の歴史並びに幕末史には深い造詣をお持ちの作家でいらっしゃったので、この対談は必見だと思います。

また、司馬遼太郎氏の『翔ぶが如く』ですが、これは海音寺氏の『西郷隆盛』(朝日新聞社)の続編ではなく、別物と思われた方が良いのではないかと思います。(海音寺氏と司馬氏とでは、西郷隆盛に対する観点がかなり違っておりますので)

最後になりましたが、付録の副島種臣の件につきまして、そう書いてありましたか? ちょっと私も調べてみますね。

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/


97.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:こうさん    日付:2007/8/11(土) 7:24
tsubuさん ありがとうございます。
そうですか、『翔ぶが如く』は続編ではないのですか。
副島種臣の件、私ももっと調べてみます。

さて、本日(8/11)の南日本新聞に海音寺氏の記事が記載されていました。
海音寺氏の直筆原稿や『二本の銀杏』『火の山』『風に鳴る樹』『西郷隆盛』などの草稿が海音寺潮五郎記念館(東京世田谷区)より、かごしま近代文学館へ寄託されたとのことです。
一部公開される予定とのことで、貴重な機会ですので是非、行ってみようかと思います。皆さんにもご紹介しておきます。

ところで、海音寺氏とは関係ないのですが、現在、『西郷南洲翁遺訓』を読んでおります。
あまりにも潔癖な西郷の思想に心が洗われる思いがします。
現代の私利私欲にまみれた、お粗末な政治家たちにも是非、読んでもらいたいものです。


99.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:モモタ    日付:2007/8/15(水) 9:53
みなさん、こんにちは。モモタです。
差し出がましいようですが、こうさんからの質問に関して、私が知っていることを書かせていただきます。

これはこの掲示板で過去にも書きましたが、海音寺潮五郎さんは司馬遼太郎さんの才能を非常に高く評価し、その司馬さんが書く西郷隆盛像に非常な期待をかけていたそうです。

ご存知の通り、海音寺潮五郎さんは西郷隆盛の全生涯を史伝として書き記すべく精力を注いでいましたが、完成が思うにまかせず、
「続きは司馬君に書いてもらおうと思っている」
と冗談めかしく発言されたこともあるそうです。その司馬さんが『翔ぶが如く』の連載を開始し、海音寺さんは購読する新聞を変更してまで司馬さんの連載を毎日楽しみに読んでいたそうです。
しかしあるとき、
「僕が天才と認める司馬君ですら、西郷を書けていない。やはり、西郷のことは僕が書くしかない」
とおっしゃって、決意新たに長編史伝『西郷隆盛』に取り組まれたとのことです。そのため、『翔ぶが如く』に描かれた西郷隆盛は必ずしも海音寺潮五郎さんの理解する西郷隆盛とはそぐわなかったと考えていいと思います。

上記の話は、文芸評論家の磯貝勝太郎氏が海音寺潮五郎さんとの思い出として、語っている内容を略記したものです。

『西郷隆盛』が未完に終わったのは私も重ね重ね残念でなりません。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~s-yuki/


101.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:こうさん    日付:2007/8/16(木) 20:13
モモタさん、初めまして。
私の質問に対しての、ご返信ありがとうございます。
そうですかやはり、続編ではないのですね。
『西郷隆盛』は幕末から、戊辰戦争にかけての時代で、『翔ぶが如く』は明治維新後の西郷に関する史実であり、また、海音寺氏が司馬氏に大きな期待をかけていたということから、もしかしてと思っていたのですが、やはり違うのですね。
そうと知れば尚更、続編を読んで見たいものですが、叶わないことでしょうか。
私は、西郷や海音寺氏などに関してはまだまだ初心者ですが、モモタさんのサイトやブログも良く読ませて戴いております。
今後とも、勉強していくつもりですので、これからもどうぞよろしくお願いします。


108.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:tsubu    日付:2007/9/10(月) 13:2
モモタさん、こうさん、こんにちは!

モモタさんが詳しくお書きになられた通り、海音寺さんは司馬さんの『翔ぶが如く』について、やはり不満に思っておられたと思います。
海音寺さんの『西郷隆盛』と司馬さんの『翔ぶが如く』。描かれている時代はそれぞれ根本的に違いますが、それよりもお二方の西郷に対する観点と言いますか、アプローチ方法と言いますか、そういった西郷に向かう姿勢がまるっきり違うものであることは、両書を読み比べて頂くと分かるのではないかと思います。

非常に簡単に書きますが、お二方の西郷に対するスタンスの根本的な違いは、海音寺さんは幕末の西郷と明治の西郷を繋げて一つのものとして解釈されていますが、司馬さんは幕末と明治の西郷を分けて考えられています。
実はこの相違点は、西郷を解釈する意味において、とても重要なことなんですよね。
掲示板で簡単に書いてしまいますと誤解を与えかねないので、この辺りで一先ず置きますが、この違いが現在の西郷評価の根本的な相違になっていると思います。
その意味においても、海音寺さんの『西郷隆盛』と司馬さんの『翔ぶが如く』は、まったく別物、大げさに書くならば異次元のものだと私はそう感じています。

http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/


112.Re: 「西郷隆盛」読みました。
名前:Sayaka    日付:2007/9/30(日) 9:49
 tsubuさん、皆さん、こんにちは。
いつもお教えいただきありがとうございます。
tsubuさんがご紹介された「西郷隆盛を語る」(大和書房)、「島津斉彬」綱淵謙錠著の2冊を探しておりますが、絶版とのことでなかなか見つかりません。
古書店、図書館もあたっていますが、まだ見つかりません。
他にどんな方法で探せば宜しいでしょうか?お教え下さい。
よろしくお願いします。


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