いつもお世話になってます。 今回、常見問題で気になった項目があるので書いておきます。
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq08a07g14h.html#link >◆◆◆◆◆ヒトラー >【link】 の中の書評にある >『ヒトラーの経済政策』(武田知弘著,祥伝社,2009,4)
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq08a07g14.html#18313 >【質問】 ナチス・ドイツの戦前戦中の経済政策の実態について,知ることが出来る本は無いでしょうか? >「ヒトラーの経済政策 ―世界恐慌からの奇跡的な復興」(武田知弘 祥伝社新書)
このどちらかに追記をお願いします。
こちらに登場してるナチス・トンデモ本を書いたフリーライターの武田知弘氏について付け加えておこうと思ったからです。 というのも、「ヒトラーの経済政策」の出版(2009年)以降、武田氏が余りにも奇妙奇天烈な人物であること判明したからです。 これは常見問題にも書いておいた方がいいと思いました。 #私自身あまりにも信じられなくてビックリしてます。
(以下本文) この著作を書いた武田知弘氏は、ここ数年主にナチスや戦前の日本関連の著作を乱発してるフリーライターです。 内容がいい加減でよくコンビニで見かけるので、私も「ただのコンビニ本を粗製乱造してるフリーライターだろう」と甘く考えてました。 しかし、武田氏の実体はそんな単純なものではありませんでした。 ウィキにも断片的に記載されてますが、「ヒトラーの経済政策」の出版(2009年)以降に判明した武田氏の経歴や言動は非常に奇妙奇天烈なものです。
武田氏が後に著書で明らかにした経歴によると、氏は大学中退後1991年にノンキャリアで大蔵省(当時)に入省、99年に退省後フリーライターになったそうです。 これは武田氏本人のブログでも確認できます。 http://blog.goo.ne.jp/takedatomohiro/e/f8f384245b29521fa97a192997a12f82 つまり、元大蔵省職員がヒトラーの経済政策を絶賛する本を書いてるんです。
また、武田氏は「週刊金曜日」に連載を持つようになり、2012年に金曜日から反格差をテーマにした著書「税金は金持ちから取れ」を出版してます。 そして、武田氏とその著書を「週刊金曜日」の編集委員を務める宇都宮健児氏(左翼運動家。最近では都知事選に立候補したことで有名)が「週刊金曜日」のブログで絶賛してます。 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?tag=%e6%ad%a6%e7%94%b0%e7%9f%a5%e5%bc%98 武田氏は他にも何冊か反格差本を出してます。 信じられませんが、彼の論壇での立ち位置は明確に「左翼」なんです。
また、武田氏はこんなトンデモな言動も。 ブログで武田氏を批判したところ、コメント欄に明らかに武田氏本人と思われる人物(HN「いぬ」)が降臨し、一方的に罵声を浴びせてます。 こちらに証拠が保存されてます。 http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65769944.html しかも、そのレスがまるで2chで暴れてる厨房みたいな文章なので唖然とします。
日本におけるナチス・カルチャーを取り扱った佐藤卓己編「ヒトラーの呪縛(下)」(中公文庫)の中でトンデモ本を扱った春川玄粋氏は、文庫化にあたって加筆された部分で、21世紀に入って出現したナチス・トンデモ本の著者の一人に「武田知弘」を取り上げてます。 そして、彼が左翼扱いであること、反格差・反貧困を軸に左翼と共闘していることにショックを受けてます。
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