[ ホームページ ] [ 携帯用URL ]
藤原雄一郎のクルーズワールド理論編

[ EZBBS.NET | 新規作成 | ランキング | オプション ]
iモード&(絵文字)、au対応!ケータイからも返信できる無料掲示板!
名前
 E-mail 
題名
内容
投稿KEY    タグ有効 改行有効 等幅フォント
URL



458.あくまで強気の外国船経営者  マイアミコンベンション 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/18(水) 10:19
あくまで強気の外国船経営者  マイアミコンベンション

今年も恒例のマイアミ・コンベンションが始まりました。クルーズ業界の首脳が集結する会議ですから、今年は特に関心を持っています。会議冒頭の首脳陣によるパネルディスカッションの様子が漏れてきました。

注目の景気後退については各首脳も縷々述べていますが、それは2008年のことで2009年以降についてはバラ色の予想を語っています。年に一度のお祭りであり、「景気は気分から」といいますから、それも仕方のないことでしょう。ここで首脳陣が悲観的な予想を語れば、市況は一挙に総崩れになると考えているのでしょう。

でもMSCの首脳が「1980年代の大失業時代、また2001年の9.11テロ事件でもクルーズ業界は成長を続けた。だから今回も大丈夫だ」とかNCL首脳の「ある日目覚めたら資産は半減していた。でも2009年は失われた年にはならないだろう」との言葉を聞くと「この人たちは経営者として適格なのだろうか」との疑いまで感じます。なぜならこのような楽観を感じさせる新しい政策が全く語られていないからです。まるで第二次世界大戦の日本軍のようです。

さて価格面では各首脳とも自社の政策を声高くPRし、いかにクルーズに参加しやすい環境整備に努めたかを語っています。その中でセレブリティの上級ブランドであるアザマラの首脳は「ブランドイメージを傷つけるまでの値引きはしない」と宣言している一方でホーランドアメリカの首脳は「船を乗客で埋めつくさない政策はナンセンスである。HALはとにかく船を満杯にする政策を採用する」と正反対です。

カーニバルはドル箱のカリブ海のショートクルーズを考えています。そしてアメリカのクルーズ人口の半分が車で港まで来ることが出来るような利便性を考慮すると共に、2009年夏に欧州に二隻配船していたのをキャンセルすることを考えているようです。これとは逆にロイヤルカリビアンとMSCは船腹を埋めるために南米、アジア、英国などにマーケットの拡大を目指しています。

新造船については若干のスローダウンはあるものの、クルーズ会社首脳は異口同音に近い将来にかならず新造船の需要は高まると述べています。その理由は22万トンの超大型船や新しいアイデア満載のクルーズ船の登場が市場を活性化するとの考え方です。昨今の景気後退にもかかわらず、2009年に14隻、2012年までに何と40隻が計画俎上にあります。同時に既存の船の改装も色々考えられているようです。

政府資金の注入を受けながら超多額のボーナスを受け取って平気なAIG経営陣。アメリカの経営陣の「どこまでも強気で、楽観的な」経営姿勢には驚かされます。今やプライド・オブ・アメリカ一隻となってしまったNCLアメリカの放漫経営を彷彿とさせるマイアミコンベンションの幕開けでした。



460.Re: あくまで強気の外国船経営者  マイアミコンベンション
名前:dolphin    日付:2009/3/19(木) 9:40
藤原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

クルーズシッピングも今日(明日)で最終日ですね。

それにしても藤原さまの情報収集力には驚かされます。
私は投資の関係で色々と情報収集しておりますが、藤原さまの情報には敵いません。

また、ロイヤルカリビアングループとカーニバルグループの戦略の差がここでも明確に出ましたね。
既に両社共に世界規模での戦略になってきているので、そこに急拡大をしているMSCがどの様な戦略で対抗するのか今後注目ですね。

>アメリカの経営陣の「どこまでも強気で、楽観的な」経営姿勢には驚かされます。

アメリカ経済が本当に立ち直るためには、出すべき膿は出さなくてはならないと思うのですが、
アメリカは巨大企業が多すぎて治療困難といった感じです。
このまま強気を維持し、膿も出し切らない状態で経済が回復すると、
更に大きな経済危機が発生する可能性があるので、非常に心配です。
それにしても日本企業、日本国民はアメリカからもらい泣きしすぎですね。。


462.Re: あくまで強気の外国船経営者  マイアミコンベンション
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/19(木) 14:17
dolphin さん

見る人の少ない理論編を見ていただき、コメント頂き感謝です。

カーニバルはやはりクルーズ合衆国ですね。全世界にあまねくクルーズ網を張っています。

カーニバルの地中海進出を私はいぶかしく思っていました。コスタと完全に競合になりますから。P&Oやプリンセスとの競合は全く別のグループを買収して日も経過していませんから理解できますが、同じグループで競合が多すぎました。

地中海でのRCIやカーニバルは所詮「安値勝負」でしかありません。その意味でカーニバルが欧州から撤退するなら、堅実なグループ経営だと思います。

450.世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲? 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/6(金) 7:37
世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?

世界的な金融危機で、新造船に多大の資金が必要となるクルーズ業界の動向を注視していました。すでに資金負担の大きさが原因でロイヤルカリビアンの株価の下落はライバルのカーニバルグループに比較して、大きな下落幅になっています。

特に話題の22万5千トン オアシスと同型船アリュールの資金の手当てが不安視されていましたが、果たしてロイヤルカリビアンはフィンランド政府に支援を求めました。フィンランド政府はこれら二船の資金手当の八割を保証する予定です。なぜフィンランド政府かといいますと、これらの船はフィンランドの造船所で建造されるからです。

フィンランド政府は「過去最大の保証であるが、昨今の情勢のもと例外中の例外の処理である」と話しています。これでロイヤルカリビアンへの貸し手は万一のことがあっても八割はフィンランド政府が保証してくれるので安心して貸し出せますが、今、どこの銀行も自己資本が毀損しています。その結果世界的な貸し渋りも発生しており、順調に資金調達が実施出来るのか、一抹の不安も残ります。

保証ではなくてECA(輸出信用機関)が直接貸し出しているのかもわかりません。間違っていたらゴメンなさい。また後の二割の資金手当はどうするのでしょうか。まだまだ予断を許さないのではないかと心配です。

それに反して同じロイヤルカリビアンの傘下にあるセレブリティはドイツ政府によって95%の資金手当が保証され、全く心配はないようです。

オアシスにしろ、セレブリティの新造船ソルティスにせよ、大型化の第一号です。少なくとも同型船を多数建造するのが、これまでのクルーズ業界の慣習でした。(同型船を多数建造しないと開発費が回収できない)今後ロイヤルカリビアンはさらに苦しい道を歩むことになりそうです。



451.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:dolphin    日付:2009/3/6(金) 17:23
藤原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

ロイヤルカリビアン、苦しそうですね。(実は私、RCLとCCLの株主です。)
一番悪いタイミングで不況になってしまいましたからね。

でも、私はロイヤルカリビアンの戦略は資金の問題がクリアできれば
かなり良い方向に行くのではないかと思っています。

ロイヤルカリビアンとカーニバルコーポレーションの決定的な違いは
世界全体で均一化を目指すのか、土地にあったサービスをするのかだと思います。

ロイヤルカリビアンはロイヤルカリビアンブランド、セレブリティブランド、アザマラブランドを全世界で提供しています。
片やカーニバルは、カーニバルブランドやホーランドアメリカ、キュナードなど、ブランド名を聞いただけで、出航地が想像できてしまうような土地別のサービスを中心に提供していると思います。

どちらの戦略も相当考え込まれた戦略だと思いますが、信用問題が無かったとした場合、私は明らかにロイヤルカリビアンが躍進すると思います。

理由は簡単で、マクドナルドやコカコーラの戦略が世界中で成功しているように、
均一ブランドが世界中に浸透した場合のブランド力は絶大なものになるからです。
ブランドというのは、名前を聞いただけで誰もがその企業に対してイメージを抱けるということです。
本当の意味で世界中の人々が気軽にクルーズができる時代になったとしたら
ロイヤルカリビアンおよびその上級ブランドはクルーズの代名詞となるのではないでしょうか。


それと、もう1点。
ロイヤルカリビアンがカーニバルに比べ相対的に苦しんでいる理由は、発注した船の支払いに関係があるようです。
財務諸表等を見たり、ニュースを集めて私が判断した結果ですので、投資の判断材料にはして欲しくありませんが、
カーニバルは新造船の船の支払いに対して非常に柔軟な対応の取れる契約を結んでいますし、神経質です。
(三菱重工への発注が延期になったのも、そのあたりの事情があるようですね)
それに対してロイヤルカリビアンは固定通貨や固定レートでの契約等が多く、発注も幾つかの造船会社に発注が集中しているため、為替の変動に対して非常に脆弱な状況であったことが窺い知れます。

今後はそのあたりにも気を配った経営をして頂きたいものです。


452.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/6(金) 20:20
dolphinさんって凄い人ですね。
RCIとカーニバルの株主なんですか?

カーニバルは数多くのクルーズラインを買収し、各クルーズラインの自主性を尊重した経営になっているような気がします。いわば「クルーズ合衆国」です。

一方RCIは自分自身で拡大し、独自の文化を創り出したのだと思います。特にRCIブランドは「経済性の極限までの追求」で大型船指向ですね。マクドナルド・ハンバーガの世界ではないでしょうか。

その余りの単一性から脱却するために、高級ブランドとしてセレブリティ、そしてRCI最高峰のクルーズらしいクルーズとしてアザマラを位置づける。

合衆国と単独王国の違いがあらわれています。私はRCIの飽くなき規模の追求に一抹の不安を感じます。スタークルーズがNCLを買収したものの特にNCLアメリカの放漫経営にあえなく挫折したように。

またMSCの急拡大にも危ういものを感じます。その点カーニバルは合衆国ですから、その多様性の故に、時代の荒波にうまく対応できるのではないかと。

あの典型的な大衆クルーズのカーニバル色が、キュナードに汚染していないことからも、その優位性が出ていると、私、個人的にはそう思います。


453.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:dolphin    日付:2009/3/7(土) 15:42
藤原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

今や世界中の株が簡単に購入できる時代になりました。
インターネット証券では取扱いが無いと思いますが、対面証券会社なら大体は購入できると思います。
私は現在、国内外を問わず、株が買いどきなので、体力のある優良企業を中心に分散して購入しています。
少し前まで、国内の株式ですら購入が難しかったのに・・・


昨日のコメントの時には良い言葉が浮かびませんでしたが、
まさにカーニバルには「合衆国」という表現がピッタリですね!

クルーズは飲食業界と違って、安い方が不況に弱い構造ですので
カーニバルの合衆国方式(独自色を大切にし、地域、顧客に根付いたサービスを提供)が
良い結果(他に比べて)を出していると私は考えています。

後は、ロイヤルカリビアンがこれから2・3年の間耐えられるかどうかだと思います。。
(↑これが一番心配です。)

この先、クルーズが手軽になるためにはロイヤルカリビアンの様な存在が絶対に必要だと思います。
(私自身はロイヤルカリビアンの様な賑やかなクルーズには乗船しないと思いますが(笑))

どうかロイヤルカリビアンに頑張って欲しいと思っております。


それと、MSCですが、こちらは会社自体がチャレンジ精神の塊の様な会社ですから
何とかなるのではないでしょうか?
皆さん、私より博識な方ばかりですので、ご存知かと思いますが、MSCグループは
イタリア人の船乗りが中古の払い下げコンテナ船を個人的に購入して、
「何処へでも何でも運ぶよ」を売りにのし上がった企業ですので、ちょっとやそっとでは
ダメにはならないと思っております。(財務諸表等は読んでおらず、感覚的な話ですが)


454.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/7(土) 16:13
dolphinさん

アメリカの株が日本で買えるなんて夢にも思っていませんでした。今、アメリカの株はまさに二束三文です。

絶好の買い時だとは思いますが、やはり買うならクルーズ会社でしょうか。自動車会社も1ドル台で買えるのですから、企業倒産がなければ、お買い得ではありますね。

RCIはこれからが大変だと思います。あれだけの大きな船腹を乗客で果たして埋めることが出来るのでしょうか。

今年一年のブッキングの状態が判明するのが待ち遠しいです。万一アマリカにクルーズの大幅な需要減退があったら、世界のクルーズ地図が変わりますからね。


455.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:dolphin    日付:2009/3/15(日) 18:44
藤原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

>RCIはこれからが大変だと思います。あれだけの大きな船腹を乗客で果たして埋めることが出来るのでしょうか。

まさにここがポイントですね。
ミキツーリストが頑張って、1隻チャーターして定額給付金クルーズでも実施すれば良いのに!!と思ってしまいます。
カポタージュさえ無ければ、3泊4日で199ドルなんてクルーズをやってる位ですから、できないはずは無いと思うのですが。。

横浜市と函館市が後援して横浜-函館開港150周年2泊3日クルーズを定額給付金程度の料金で開催できないのですかね...?


456.Re: 世界最大「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に暗雲?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/15(日) 19:33
名前:dolphinさん

素晴らしいアイデアです。でも日本の総代理店は「チャータするのは旅行社の役割」と思っているのではないでしょうか。

カポさえなければ、阪急トラピックスあたりならやるでしょうに。でもカリブから日本まで船を持ってくるのが大変ですね。

でも実現すれば「大当たり」だと思います。

449.今更ながらに香港に驚く 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/2(月) 11:21
今更ながらに香港に驚く

11日間、アザマラで大阪・広島・釜山・上海・香港とめぐってきました。満足度は高かったのですが、その報告は少し時間を頂くとして、今更ながらに香港に驚いたことを報告します。

さて香港へは毎年、クルーズ乗船や下船のために行っていますが、九龍という繁華街のど真ん中をウロウロするばかりでした。ところが今回は船が辺鄙な所に停泊したものですから、夜景で有名な香港島のセントラル地区や、飛行機の関係で空港近くの青衣にも足を伸ばすことが出来ました。

毎年行く香港ではその活気に圧倒されますが、今回は自分自身の知らない所に足を伸ばし「我が日本は完全に世界の活気から取り残されているな」と思いました。もちろん極短期間の滞在ですから、現在の経済状況を知るすべもありません。私がそこに見たのは「壮大なるバブルの仕業」でした。

昨年来世界を襲った怒濤のような金融危機は、実体経済の三倍もの投機マネー(私はこれをバクチマネーと読んでいます)が暴れたあげく、壮大なバクチ・バブルが弾けて、一挙に世界中の国内総生産(GDP)に匹敵する巨額マネーが消えてしまったことに原因があります。

上海の驚くべき発展とそのインフラ整備のすさまじさ。それから香港の空港近くの「青衣」にはゲートウエイ(入り口)と名付けられるとおり、巨大な人口都市が忽然と姿を現していました。私が滞在したノボテル・ホテルから階段を上れば、そこは巨大なショッピングセンターです。

そして地下鉄の駅がその真ん中にあります。そしてこの巨大は複合施設を中心に、高層住宅が建ち並び、道路が縦横に張り巡らされているのは当然として「人と車の完全分離」として、建物との間には人の通る屋根付き通路が張り巡らされていたのです。

香港島のセントラル地域も同じ構造です。丁度東京の丸の内が車が通る現在の通路と立ち並ぶビル群を結ぶ屋根付きの広くて立派な歩道橋が出現しているようなものです。

このようなインフラ整備も、あの巨大なバクチマネーがなければ出現しなかったと思います。上海の驚くべき都市整備もまさにバクチマネーの副産物であったと思います。

巨大なバクチマネーは金融商品を通じて、このような都市整備にも流れています。そして都市が成熟しないうちにバクチマネーが引き上げた所は一挙に廃墟と化してしまうのです。今ドバイがその存続の危機に立たされています。バクチマネーを起爆剤に、まさにケインズ理論のように大いなる経済発展を遂げることが出来たならば、それは「良いバクチマネー」なのでしょう。とにかく何もかも飲み込んでしまうバクチマネーの恐ろしさを痛感しました。

話がクルーズから離れてしまいましたが、「クルーズで巡る壮大なバクチマネーの後遺症を見るたび」などいかがでしょうか。クルーズで最近にわかに人気の高まったドバイなど格好の題材だと思います。「世界遺産を巡るクルーズのたび」も結構ですが、頭の体操に「世界バクチマネー遺産をめぐるクルーズのたび」なども面白いですね。だれれか船上講演の講師として呼んでくれないかな?

446.日本のクルーズは近いうちに大きく変わる? 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/2/16(月) 11:43
日本のクルーズは近いうちに大きく変わる?

日本はまぎれもなく旅行大国です。国内旅行は年間3億人、海外旅行は最近の減少が激しいとはいえ、年間千七百万人です。それに対してクルーズは年間僅か17万人で特に外国船を利用している人々は5万から6万人にすぎません。

「日本人は何と言っても温泉に美味しい食事で浴衣にスリッパが性格的に合っているのよ」との声を聞きます。確かにそうでしょう。だから国内旅行3億人に対して、海外旅行はその一割にも満たないのです。でも海外旅行は千七百万人もいます。その一割がクルーズを楽しめば、年間百万人突破は容易です。

人気の海外旅行の内容を皆さんはご覧になったことがあるのでしょうか。「一日に何カ所名所旧跡を巡ることが出来るか」を競い合っているかのごときプランです。とにかく強行軍です。そして「食事に、宿泊、観光」すべてがセットになった「お任せ旅行」です。だから「プールサイドで甲羅干し」の「のんびり、リラッックスのクルーズは日本人に向いていない」との声が聞こえてきます。これもたしかにその通りです。それにしても日本のクルーズ人口は少なすぎます。

私たちが旅をするとき、どのような行動を取るでしょうか。大切な役割を担っているのは旅行社です。全国にくまなく張り巡らされた旅行社がその接点になります。そして一端顧客になると、恐らく何千万という家庭に膨大なダイレクトメールが送られてきます。そして人々を次なる旅に誘うのです。

一方クルーズを専門とする旅行社の数は極めて限られています。そして旅行社もお客も一種の「鎖国状態」で、一般旅行とは隔離された「楽しい別世界」に住んでいます。ですから一般の旅行社の店頭でクルーズ経験者に出会おうものなら大変です。乗客の質問には、経験のない社員は答えることが出来ません。

これからは全国に張り巡らされた、旅行社の「やる気」がクルーズの将来を大きく左右します。そして時代は変わってきつつあります。力のある某大手旅行社が「夢の豪華客船」とスーパースター・アクエリアスを新聞の全面広告で訴えます。クルーズファンにとって「この何とも言えない違和感」が現在密かにクルーズに浸透しつつあります。

このような大手旅行社の動員力は凄まじいものがあります。ですから添乗員にクルーズを良く知った人を揃え切れません。するとどうなるか?「陸上おまかせ旅行」の経験者は何もかもお任せです。そのような乗客が特に外国船クルーズに乗船すると「クルーズ素人の添乗員」のもと、一挙に船の中に放り出されたような気持ちになります。

今回のレジェンドで私は「クルーズは陸上海外旅行に比較して英語が理解できないと全くダメだから」との声を何度も聞きました。素晴らしい日本人コーディネータが立派な日本語船内新聞を発行しているのにこの状態です。クルーズ専門会社の添乗員では全く考えられない「お粗末きわまりない」添乗員がいるためです。

このような傾向は日本の船にも出つつあります。団体が入り込むことによって場違いな黒い衣装の添乗員がウロウロし、なれない乗客でしばしば船内は異様な雰囲気になります。

私は何も陸上旅行社がクルーズに参入することを非難しているわけではありません。どうも見ていると、陸上旅行社自身が「クルーズは特殊なものではない。むしろ陸上旅行に比較して手数がかからず、儲かる」と気がついたようなのです。ですから今後経験を重ねるにつれて、このような違和感も次第に収まってくると見ています。

そしてその時こそ、日本のクルーズ人口は百万人時代を迎えることでしょう。でも現在のクルーズの雰囲気は大きく変わると思います。特に乗客層が限定されている、日本の船は、今後の動向に大いに気をつけないと大変なことになると思います。

日本のクルーズ人口はまもなく、陸上旅行社の参画と、その動員力で確実に増加すると見ています。そして日本のクルーズの雰囲気も大きく変わることになりでしょう。私を筆頭に従来の「クルーズ鎖国の住人」には大きなカルチャーショックが押し寄せると確信しています。



447.Re: 日本のクルーズは近いうちに大きく変わる?
名前:クルーズ・ファン    日付:2009/2/17(火) 19:32
私が、旅行社に検討して欲しいと考えておりますのは、現地係員添乗のツアーです。
現地の人間をクルーズ担当として育成すれば(あるいは日本語コーディネーターをスカウトすれば)クルーズに習熟した添乗員になるでしょうし、日本から同行するよりコストの削減になると思います。


448.Re: 日本のクルーズは近いうちに大きく変わる?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/2/17(火) 20:27
クルーズファンさん

こちらにしばしばお出まし頂いて誠にありがとうございます。

「鶏が先か卵が先か」の問題ですね。陸上並にお客さんが多くなれば、そのような道をたどることもあると思います。

445.アラスカクルーズに暗雲 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/2/10(火) 7:31
アラスカクルーズに暗雲

ロイヤルカリビアンはアラスカ航路に今年は三隻を投入します。レディアンス、ラプソディにセレナーデです。ところがこのほど来年(2010年)にはセレナーデをアラスカ航路から引き上げるとの報道がなされています。ロイヤルカリビアンが正式に発表したわけではありませんので真偽のほどは不明です。

さらに小さなクルーズ会社ですが、主にアラスカを主体にしているクルーズウエスト社は、この夏アラスカに船団を戻さないだろうと言っています。

景気後退による需要の減少でクルーズ料金も二割から三割下落しているそうです。それに対して、消費者はアラスカが課す一人当たり50ドルの税金を問題にし始めたとも報道されています。

各社とも2010年のスケジュールはまだ発表になっていませんが、ロイヤルカリビアンの動向が他のラインへも影響を及ぼすと思いますので、正式発表が待たれます。

アメリカのクルーズファンは「クルーズは楽しみたい。けれど費用は削減したい」と考えているようです。ですからアラスカの税金50ドルにまで神経が行くのでしょう。今後ポートチャージや政府関連諸税に対しても厳しい目がそそがれ、クルーズにかかる全ての経費を集計してどのクルーズを選択するかが決まる気配です。

アメリカは広いですから、航空運賃のかからないホームポートからのクルーズに乗客の関心が移りつつあるのでしょうか。ここにきてガソリンが下がっていますから、アメリカ人なら遠距離を自動車で移動するのでしょうね。

ヨーロッパはどのようになるのか気にかかります。

440.外国船の日本人対応 返信  引用 
名前:クルーズ・ファン    日付:2009/1/31(土) 16:55
藤原様の「時代の進歩に目を回す」に触発されまして、思っております事を投稿させて頂きました。
私の乏しいクルーズ経験を基にした発言ですので、独断と偏見があれば、ご容赦下さい。
日本の代理店に要望する事ですので、ここでの投稿が適切かわかりませんが。
1.船内新聞等の日本語対応
  藤原様の言われている様に、ネットを利用すれば「地球上のどこにいても、あたかも隣り合わせで仕事をしているように物事は進む」時代だと思います。
  乗船しているコーディネーターに委ねなければ、日本語化できない時代ではありません。船内新聞等の日本語化は、地上で行う体制をとって頂けないかと思っております。
  そうすれば、すべての船で、日本語の船内新聞が可能になります。
2.船内での催しの説明
  アメリカ人には常識であっても、日本人には分からない事が多々あります。
  例えば、以前乗船しました時の船内新聞に下記の記事があります。
  「10 Game Bingo:Play 10 Games of Bingo for $10.00.
A separate Jackpot game will be played for $500.00」とあります。
  どのように行われるのか、おぼろげにしか、私には分かりません。
  トンチンカンな行動をするのではないか。そして、注意する司会者の英語も分からず、立往生するのではないかと想像してしまいます。
  船内新聞が分からないという事には、英語が分からないという事以上に、物事の進め方(アメリカ人には常識である事)を知らないという事があると思います。逆に、物事の進め方が分かっていれば、言葉が100%分からなくとも、行動できます。
  船内で行われる事はそれ程多い訳ではありませんでしょうから、それらの説明の小冊子を代理店が作るのは、それ程困難な事ではないと思います。
  ルールや、進行の仕方が分かっていて、自信を持って参加出来れば、もっと楽しいクルーズになるのではないかと思っております。



441.Re: 外国船の日本人対応
名前:藤原雄一郎    日付:2009/1/31(土) 17:19
クルーズファンさん

とっても含蓄のある深い意見です。このまま埋もれてしまうのは惜しいなあとも思います。

代理店はもっと奮起して欲しいですね。代理店に言いたいことは山ほどあります。みすみす宝の山を逃していますね。

このようなご意見を直ちに反映させて欲しいものです。


443.Re: 外国船の日本人対応
名前:クルーズ・ファン    日付:2009/2/4(水) 16:41
恐縮です。
代理店は、日本人客の満足度の向上も、重要な業務であるという意識が希薄なように思います。
現地の日系旅行会社と提携すれば、日本語のショア・エクスカーションが可能でしょうし、日本食の質についても関与すべきだと思います。
日本人は、クルーズが嫌いとは思えません。若い人のクチコミを見ても、「それはそれは贅沢な旅でした」「船もお値段から考えると信じられないくらい素敵でした」「遊び心があって豪華な食事でした」可能性は、あると思います。不況の年、円高の日本に対する期待は、発言権を強める好機です。
藤原様の、クルーズ普及へのご尽力に、感謝します。私も、このポータルサイトから多くの事を学ばせて頂きました。


444.Re: 外国船の日本人対応
名前:藤原雄一郎    日付:2009/2/4(水) 17:45
クルーズファンさん

日本の総代理店は、顧客満足度は旅行社の仕事だと思っているのでしょう。事実価格破壊の旅行社が入ってくるまでは、クルーズ専門の旅行社がそれは手厚く対応していましたから・・・

最近はバーゴやアクエリアスまでもを「夢の豪華客船」などという旅行社が出現していますから、時代は変わっているのに、もう少し考え方を変えないといけませんね。

442.先行きの見えない外国船 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/2/4(水) 10:13
先行きの見えない外国船

ニューヨーク株式市場ではカーニバルとロイヤルカリビアンが良く話題に出ます。この一年でカーニバルもロイヤルカリビアンも株価は40ドル前後であったものが、カーニバルは20ドル弱に下がっているのに比較して、ロイヤルカリビアンは6ドル台へと大幅な下落です。

日本では商船三井がここ二年間の最高値2000円から600円を切るまで下落(私は幸運にも399円で1000株ゲット)、郵船は1200円から470円まで下落しています。商船三井も郵船もクルーズはごく僅かでカーニバルやロイヤルカリビアンとは比較にはなりませんね。

ニューヨーク株式はダウ平均自体が大幅に下がっていますから個々の銘柄について下がっていることを取り上げてもしかたがありません。両社の下落の原因は当然予約の減少にあります。でも自動車産業などに比較してクルーズの予約の下落率は今のところ大きくありません。これから先がどうなるか、関係者は固唾を呑んで注目しているようです。

ただアナリストはカーニバルが2009年から2010年にかけて15億ドル(1400億円)の資金調達が必要なのに対してロイヤルカリビアンは40億ドル(3600億円)の資金が必要なのが心配の種だと言っています。確かに売上規模は、カーニバルはロイヤルカリビアンの二倍以上ですから、いかにロイヤルカリビアンの資金重要が大きいかがわかります。

現実的にもオアシスクラスの連続建造もあり、資金需要が大きくなるのは理解できますが、この金融危機の中、ロイヤルカリビアンが順調に資金を確保できるかをアナリストが心配し、それが株価に反映されてるようです。

ロイヤルカリビアンとしては何としてもオアシスを満杯にし、しかも他の船隊も満杯にするという大きな課題を背負っています。船体の大型化によって経済性は大いに高まりましたが、満杯にしてこそ発揮される経済性です。今後クルーズ全体の需要が下がってくると、大型化による「パナマ運河を通ることが出来ない」ハンディキャップがクローズアップすることでしょう。

もしパナマ運河を通過することが出来れば艦隊のカリブ海からアラスカへの配置換えも容易ですが、現在の状態では「カリブ海と地中海への配備替え」しかできません。それを見越して新造船の中にはパナマ運河を通過できるサイズも出てきました。時代の変化は激しいものがありますね。

ロイヤルカリビアンは今後1.5億ドル(135億円)の徹底したコストダウンを実施すると宣言しています。それが、すでに実施が決定しているセレブリティ(ロイヤルカリビナン傘下)のチップの値上げや乗客へのサービス低下に波及しないことを願いたいものです。

悲観的なことばかり述べましたがニュヨークのアナリストは異口同音に2011年からは需要の回復が見られると予想しています。そうなればいいですね。


ページ: |< << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> >| 

無料アクセス解析

アクセス解析の決定版!無料レンタルで最大100ページ解析!

   投稿KEY
   パスワード

EZBBS.NET produced by InsideWeb