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藤原雄一郎のクルーズワールド理論編

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491.安いパック旅行で気をつけること 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/4/9(木) 20:26
安いパック旅行で気をつけること

外国船クルーズは航空機の燃料サーチャージが下がったことと、クルーズ各社の競争の激化で安くなる傾向にあります。このように理由があって安くなるのは大歓迎ですが、定常的に安いツアーを提供している旅行社もあります。

その場合に「安い理由」を知りたいのですが、素人の悲しさで私たちにはわかりません。でも安いクルーズを提供できる方法の一つに次のようなものがあります。

ギャランティード・キャビンというのがあります。これはキャビンのカテゴリが例えばインサイドのCだったとしましょう。「このキャビンカテゴリは保証しますがキャビンの指定は出来ません」というものです。そのかわり値段が安いことがあります。それで良いではないかと思うでしょうが、問題はキャビンがなかなか決まらないことです。

場合によっては乗船直前でないと決まらないことがあります。(でも個人手配ならほとんどの場合、乗船までにはキャビン番号を知らせてくれます)「値段を安くするかわりに、最後に余ったキャビンにしますよ」ということです。乗客が多くない時には申し込んだキャビンよりアップグレードしてくれることもありますが、ギャランティード・キャビンの場合はアップグレードはありません。

また格安航空券でもA,B,Cのランクがあり、待遇は全く同じでも、値段が違います。そのかわり安い航空券は座席数が少ないものです。キャビンにせよ、航空券にせよ、安ければそれで良いのですが、もし何事かあった場合には、対応してくれる優先順位が一番最後になります。そして高いお金を払った人と非常時の待遇が異なることもあります。「安いのだからしかたがない」のです。

個人手配旅行の場合は、そのことを承知で申し込みますから、問題はありません。でもツアーの場合はこのようにして格安にしているのかどうかわかりません。A社に比較してB社が安いのは条件が同じなのか違うのか全く利用者はわかりません。

三年以上前に、あるクルーズで偶然知り合いと船の中で出会いました。その時、彼のツアーでもめていると言うのです。バルコニーで申し込んだのに、バルコニーでないと大騒ぎななりましたが、結局バルコニーとの差額を支払うことで決着したそうです。でもとても不思議に思いました。普通乗船前に乗船券などの書類と一緒にバゲージ・タグにキャビン番号を書いたものが送られてくるはずです。その時にデッキプランを見ればわかるのにと思いました。この旅行社はわかっていて強行したなと思いました。

そして昨年、その旅行社のツアーが激安だったので申し込みました。そして乗船券が送られて来ましたが、キャビン番号はありません。そこで電話をして教えて貰いました。そして当日早めに港に着きました。まだ旅行社の人が来ていませんでしたが、船側は荷物のチェックインをしてくれるというのです。

そこでキャビン番号を言いましたが、乗客名簿に私たちの名前がないと言うのです。一瞬不安が走りましたが、そうこうしているうちに旅行社の人が到着し、旅行社の人はいとも簡単に全ての手続きをしてくれました。そしてそのツアーは極めて快適に終了しました。

その時に初めて私は悟りました。この旅行社は「何事かあると対応が一番最後になる安い組み合わせて激安ツアーを構成している」のだと。ですから皆さんに申し上げます。「乗船前にキャビン番号を知らせてこない旅行社の商品はリスクが潜んでいるのですよ」と。何事も無ければ問題がありませんが、「何かあった時も、そのリスクは全て乗客に押しつける経営方針なのですよ」と。これもひとつの見分けかたですね。

でもこの旅行社は結構好評を博して、ファンが増えています。「クルーズ専門の立派な旅行社」と信じている人さえいます。何事もなければ保険と同じで問題はないのですが・・・



492.Re: 安いパック旅行で気をつけること
名前:guy92    日付:2009/4/11(土) 20:30
なるほど、そういう見方もあるのですね。
僕はキャビン選びはひとつの趣味なので、大抵部屋番号のリクエストを入れるのですが、船会社さんによってはトラブルを避けるため?早くに決めないところもあるようです。
例えば、同じカテゴリーでも部屋の広さが異なったり続き部屋にできたりできなかったりするので、人数によって効率よく割り振るためなのでしょう。
それで、昔ある有名なテーマパークを持つクルーズ会社さんと喧嘩したことがあります。
そのときは、全額払い込みを終え好みのキャビン番号を優先的にもらっていたのですが、乗船間際になって何者かがコンピューターを操作し、同じカテゴリーの別のキャビンに替えられていたのです。
なんと、そのときの係員は予約確認証の存在まで否定したので、乗船中に無線室に行き代理店にFAXを送り事実を伝え交渉しました。
後日こちらの訴えを相手が認め、乗船料の半額が戻ってきましたが、そのクルーズ会社というのは家族連れ乗船が多いため、現在はキャビン番号を早くに知らせないようです。(苦笑)


493.Re: 安いパック旅行で気をつけること
名前:藤原雄一郎    日付:2009/4/11(土) 20:44
guy92さん

書き込みありがとうございます。

私の言っているのはキャビンを早く決める、決めないではなくて(キャビンはなかなか決まらないと思いますが)、乗船券を送ってくるときに、タグとキャビン番号を知らせないのは、この旅行社しか知りません。そこでこのような見方をしたのです。

乗船券を送って来るときにキャビン番号を知らせない、港に行っても、乗船名簿に登録されていない旅行社は、この会社以外にもけっこうあるのでしょうか?


494.Re: 安いパック旅行で気をつけること
名前:guy92    日付:2009/4/11(土) 21:37
どうも失礼しました。
クルーズ会社ではなく、旅行会社が問題なのですね。
乗船名簿にないというのは、セキュリティの問題もありますし、ちょっと信じられませんが、グループ扱いになっているので名簿が一般受け付けのところにはなく、係員もわからなかったということなのでしょうか?

日本人がもっと契約意識を持ち、藤原さんのようにおかしいと感じたことをどんどん言うようにすれば、良くなっていくのでしょうね。
これからも宜しくお願いします。


495.Re: 安いパック旅行で気をつけること
名前:藤原雄一郎    日付:2009/4/12(日) 6:40
guy92さん

>グループ扱いになっているので名簿が一般受け付けのところにはなく、係員もわからなかったということなのでしょうか?

まさにその通りだと解釈しています!乗船名簿になければ大変ですものね。

457.海上自衛隊 海賊対策に出発 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/15(日) 21:1
海上自衛隊 海賊対策に出発

色々物議をかもしましたが、遂に海上自衛隊が海賊対策に出動しました。昨年飛鳥、びいなすの世界一周でのソマリア沖通過に対して政府から警告が出されました。それにもかかわらず今年も世界一周を敢行した飛鳥とびいなす。それに対して、ソマリア沖通過をやめて南米と南洋にコースを替えたにっぽん丸。

平和ボケ日本の危機管理はどうなっているのか心配していました。昨年から今年にかけて、オーシャニアのノーチカが海賊に襲われたり、他のクルーズラインでもこの危険地域の航海を回避する動きもあり、危険性は高まっていました。

そのような時に、政府の今回の決断です。あきらかに飛鳥とびいなすを頭に置いていることの明白な証拠に、日頃クルーズに無関心なメディアも政府の当面の目的は飛鳥とびいなすにあると報道しています。でももし政府がこのような処置に出なかったなら、どうしたのでしょうか。両社の危機管理に一抹の不安を覚えますが、水面下の交渉で今回の政府決定を確信していたならこれは「お見事」の一言です。

現実に飛鳥の親会社日本郵船はタンカー高山が海賊の銃撃を受けた実例があります。ですからこのあたりの事情には相当熟知していると思いますが、世界一周を変えることはしませんでしたね。びいなすも飛鳥も乗客を安心させるために、見解を公開すべきだと思ったのですが、もう海上自衛隊が護衛することに決定してその必要もなくなりました。ひと安心です。

びいなすは4月26日、飛鳥は5月5日にスエズ運河を通過します。海上自衛隊の護衛は、往復5日かかると言いますから、びいなすと飛鳥の間には10日間あり、タイミング的にはドンピシャですね。でも護衛艦の予定と合わなかったならばスケジュールを変更するのでしょうか。

船上からのブログにソマリア沖で船から見た護衛艦の写真など、見せてくれれば嬉しいですね。一生の語りぐさになることでしょう。ともあれ無事な世界一周を祈ります。



459.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:dolphin    日付:2009/3/19(木) 9:17
藤原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

自衛隊の派遣、本当にやっとでしたね。少しだけ安心しました。
しかしながら、藤原さまご指摘のとおり危機管理は甘すぎます。

私は例え政府と水面下で交渉していたとしても、自衛隊が乗客を100%守れるということでは無いと思っていますので、その様な状況下で世界一周を決定したNYKクルーズと日本クルーズ客船は甘すぎると思います。

特に日本クルーズ客船はレジオネラ菌訴訟など危機管理には以前から脇が甘い感じですので、
本当に全てのリスクを読みきっての決定なのか非常に疑問です。

私は以前航空会社へ勤務していましたが、航空会社では例え0.001%であっても乗客が死亡する確率が高まる場合は、飛行機の運航をしません。
(乱気流で乗客や乗員が怪我をしただけで危機管理がなってないと叱られる位ですから)

リスクを取ってでも出航する位、需要の多いクルーズってことなのでしょうか。。。


461.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/19(木) 14:10
dolphinさん

あまりきつく書かなかったのですが、飛鳥とびいなすの危機管理はどうなっているのかと、心配になります。その点にっぽん丸は2010年もスエズは通過しません。

これこそ乗客の安全第一のクルーズ会社の取るべき道だと思うのですが。


463.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:桑原    日付:2009/3/21(土) 19:55
 海賊の多発する海域をクルーズすると聞くと,あたかも危険を顧みない蛮行のように思われがちですが,クルーズの安全性というのは海域テロのリスクだけで全てを判断して良いものではありません。
 特に様々な国の様々な港に寄港する海外ロングクルーズにおいては,何年も前から現地の情勢に関する継続的で綿密な調査が行われるのが一般的で,安易なコース変更が全く予想外の別種のリスクを呼び込むことはしばしば起こり得ることです。昨年の 2 月にピースボートが変更先の寄港地でオプショナルツアーが交通事故を起こしたことは(参考),直接的な因果関係は断定できないもののクルーズの安全性を考える上で一つの教訓となる事例でした。

 我々は安全というものを議論する上で,何を何から守るべきかという最も大切な視点をしばしば忘れがちですが,少なくともクルーズにおいては乗客が無事に帰国できるということが最優先のミッションであることは間違いないでしょう。
 そのミッションを完遂するための障害となる脅威は何も海域テロだけではありません。私の感覚だとどちらかというと索敵や情報を完全にコントロールできる洋上よりも,全く無防備な乗客が予測不能な活動をする寄港地の方がよほど安全に留意すべきだと思っています。また,人的・社会的脅威だけでなく,海の上では海象や気象など自然的脅威こそ人が最も畏れるべきものです。熱帯低気圧が多発する季節にその多発地帯を航行するクルーズは,海の怖さを知る者だったらなるべく避けたいと思うのが本音でしょう。
 また,外の危険要因にばかり目が向いて,中の乗客に目を向けない船が良い船であるわけがありません。平均年齢の高い高齢者が長期にわたって船上で生活するロングクルーズでは,乗客の健康状態や精神状態は,海賊の存在よりも気掛かりなものです。国内クルーズ船の世界一周がどれも似通ったコースと日程であるのは,それらが乗客の身体的・精神的な負担を長年観察してきた経験から導かれた一種の黄金律だからなのかも知れません。

 もちろん,にっぽん丸のように世界一周を取りやめて太平洋クルーズに切り替えたという転換は,改装直後の慣熟航海という意図もあれ,乗客に安心してクルーズに参加してほしいというメッセージとして大いに評価すべきなのには変わりありません。しかし,だからと言って世界一周を企画している他のクルーズ船が安全の配慮に遜色があると断定するのは,上記のような包括的な視点でみれば,いささか早計にすぎるような気もします。

 今回の護衛艦出動については周辺海域の哨戒や情報収集なども含め一定の効果は期待できるでしょうし,少なくとも日本の護衛艦がアラビア海まで出動したという事実があるだけでも戦略的に大きな抑止力にはなるはずです。しかしその一方で,クルーズ船の護衛を殊更に強調している点などから,多分に最近評判の良くない海上自衛隊の信頼回復のためのプロパガンダも含まれているのではないかと思っています。
 昨年の 4 月にサンケイ新聞で世界一周クルーズの海賊問題に関する記事が掲載されたことがあって(参考),そのタイミングや報道意図に若干不自然なものを感じていろいろ調べてみたのですが,どうやら同紙では憲法記念日に前後して憲法改正キャンペーンを展開していたらしく,その一環として日本の危機管理に関する記事として掲載したものだったらしいです。「世界がこんなに危機に直面しているのに,のんきにクルーズとは日本人はなんて危機意識が低いのだ」とでも言いたかったのでしょうか,我らの大切なクルーズがまんまとそのダシに使われていたということだったようです。


464.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/21(土) 20:4
桑原さん

いつも理論整然と書いておられて、ただただ感心するばかりです。

でも海賊問題は年を追って深刻化しています。昨年ならばなんとかなっても、今年は欧米のクルーズ会社も深刻に考えて、乗客を空路輸送するなどの動きも出てきています。

郵船は自分の保有する船が現実に海賊の銃撃を受けています。ですからもし、自衛艦の出動が今年なかったならば、郵船ならば必ずルート変更をする覚悟でいたのではないかと推測しています。

飛鳥もびいなすも「海賊問題をいいかげんに考えているはずは絶対に無い」と私は確信しています。ただ社内での検討を公開しないものですから、このような議論や憶測がが出てくるのです。

その点にっぽん丸は今年は世界一周をやめて、南米と南洋のクルーズに変更しました。2010年度は新しいにっぽん丸のお披露目や慣熟運転の意味があるでしょう。

でも今年は違います。海賊問題を深刻に考えた結果かどうかは知りませんが、少なくとも乗客ならびにその家族には何の心配もありません。

びいなすや飛鳥も真剣に考えていることは間違いありませんから、昨年中に何らかの対策を発表すべきであったと、私は強く思います。仮にそれが南アフリカを迂回するルートなら、乗船を取りやめる人も出たことでしょう。事前に公表するのが親切だと思いませんか。


465.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:dolphin    日付:2009/3/22(日) 3:36
藤原さま
みえこさま
桑原さま
みなさま
こんにちは(こんばんは)。

話が理論編という感じになってきましたね!!

桑原さまが書かれているとおり、リスクは海賊だけではありません。
しかしながら、私が非常に気になっているのは海賊問題は予期せぬリスクではなく、
現実に発生しているリスクであるという点なのです。
銃器だけでなく、ランチャーなどによる重武装をした海賊がおり、
無差別に(彼らは字が読めません)船と乗員・乗客を人質に取っている現実があるのです。
これはもはや、机上で議論をすべき問題ではなく、少しでも可能性があるのであれば
全力で回避するべきものだと思います。

また、日本政府及び自衛隊は憲法により日本国民の生命と財産を保障することが
義務となっていますので、日本のクルーズ客船が敢えてスエズを通ると言い張れば
守らない訳には行きません。

先日はレジオネラ菌のことを書きましたが、飛鳥Uでは初めての世界一周の際に
航行中のスコールで部屋に雨水が浸水して、返金を行った経緯もありますので
両社ともに危機管理は十分ではないと見て良いと思います。

少なくとも乗客に死者が出る可能性があるのであれば、そういった点は
十分な情報公開と徹底した回避策を検討すべきなのではないでしょうか?


466.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/22(日) 6:30
dolphinさん

>これはもはや、机上で議論をすべき問題ではなく、少しでも可能性があるのであれば全力で回避するべきものだと思います。

全く同感です。
でも既に述べましたように「びいなす」も「飛鳥」も社内ではとても真剣に対策が検討されていたに違いないと思います。ですから情報公開の問題だと思いますね。

話はかわりますが
私はアザマラでノロの経験をまたしました。スタテンダムに続きいて二度目です。これが日本の船で発生したら、マスコミの絶好の餌食になります。

海賊問題以外にも「ノロは必ず発生する不可抗力でジオネリア菌とは違う」「発生した場合はこのような対策をとるので覚悟せよ」とあらかじめ乗客ならびにマスコミに知らしておくべきだと思うのです。

世間一般では「衛生状態が悪いからノロが発生する」という間違った考え方があります。私の二度の経験も「ノロに感染した乗客が乗り込んだ」のが原因です。

日本のマスコミ特にA社は偏見をもって「豪華客船叩き」が好きですから、日頃からの情報公開が切実に必要だと思うのですが・・・

話が海賊からそれましたね。


467.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:hiroshi    日付:2009/3/22(日) 11:56
藤原さん、こんにちは。
桑原さん、お久しぶりです。
dolphinさん、はじめまして。

掲示板でよくコメントを拝見しています。このように、直接お話するのは初めてです。よろしくお願いします。

桑原さんのご意見、今回も共感部分が多く、うん、うんと頷きながら拝見しました。

荒っぽく共感部分を書き込みさせていただくと、
要は、自衛隊のソマリア沖派遣を、国際協調関係、国際的な責務の中での日本の立場での止むに終えぬ出動でありながら、国民の同意形成に向けて安易に、さも「日本のクルーズ客船2船のため、乗客の日本人を守るために」と、仰々しく、錦の御旗のように振りかざされていることに、クルーズ・ファンの一人として違和感を覚えるのですよね。

なんだ、自分の好きなクルーズを「だし」に使いやがって、という素朴な気持ちの問題なんです。自分にとっては。そして自分ばかりでなく、桑原さんのコメントからも、そういうニュアンスを色濃く感じました。

しかし、ここは、藤原さんやdolphinのおっしゃってるとおり、ご指摘どおりであるのではないでしょうか。

CNNやUPIを見ていますと、今月5日、クルーズ客船も、被害にこそ逢っていませんが、追尾を受けていますね。タンカーや貨物船ばかりが標的でないのは当然のことかもしれませんが。

日本の新聞の記事では見落としたのか、載らなかったのか、見ませんでしたが、ニュースでは、

『世界一周中の英国の船会社、Fred Olsen Cruiseの客船「Balmoral」に海賊とみられる小型ボート2隻が接近。船は2隻の方向へサーチライトを点灯、照明弾を打ち上げて警告した後、なぜか針路を変え、被害はなかった』、と書いています。

貨物船ばかりでなくクルーズ船も狙われる現実が、現に今、あの海域に存在しているのですから、派遣の口実がどうであれ、政治的に出されたに違いないとはいえ、結論は、それはそれで正しいのではないでしょうか。

同時に、藤原さんご指摘の、クルーズ会社がこの問題にどう対処し、どういう措置を講じて、あの海域を通過する航海を選定、実行することに決めたのか。そのあたりの情報公開は、乗り込む乗客の家族ためにも、さらに今回は乗らないけれども、引き続き2010年や2011年にワールド・クルーズを、と計画しているクルーズファンのためにも、もっと明らかにされるべきではないでしょうか。

場合によっては、世界一周を目指す近未来の乗客を、みすみす取り逃がすことにも繋がりかねないのではないでしょうか。
 


468.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:桑原    日付:2009/3/22(日) 14:58
dolphin さん,

 リスク回避の考え方には様々なものがあって,予測可能なリスクを優先的に排除すべきという考え方は,危機の性質や発生プロセスによっては確かに理にかなうものだと認められます。ただ,あえてリスクを予測できる範囲内にコントロールするという危機管理の考え方もあって,どちらが正しいかは我々のような素人が判断できる代物ではないでしょう。
 ただ,どちらにしても予測しうるリスクは「全力で回避」すべしという点に異論はなく,問題はどの程度やれば全力といえるのかということになると思います。極端な話クルーズを全て廃止すればクルーズに対する危機は完全に排除できますが,それではミもフタもありません。予定通りのコースで護衛を付けた方が,乗客にとってより安全な選択であると判断した結果であったとすれば,あとは実際の乗船者が船会社を信頼するかどうかという問題だと思います。

 当然乗船予定者にはその辺の説明がなされているものと推察されますが,やはり一般にも情報公開しておかなければクルーズそのものが信頼を失うことが懸念されます。もちろん,戦術的な情報をわざわざ敵に教えてやる必要はないのは,言うまでもありませんが。

hiroshi さん,

 ようやく,かつての面々が揃ってきましたね。後の方の「クルーズをダシにする云々」のあたりはあまりに生臭い理論だったので(笑)どうしたものか迷いましたが,同じことを気がかりにされている方がいると分かって安心いたしました。

 ご指摘のフレッド・オルセンの襲撃(未遂?)事件は初めて知りましたが,出会い頭の様相が濃厚だったオーシャニアの場合とは異なり,今回のは最初から意図的にクルーズ船を狙っていたようにも見受けられます。
 クルーズ船が実際に被害に遭った例としては,昨年 4 月のポナンクルーズの小型帆船乗っ取り事件が衝撃的でしたが,同船は速力(一説では 10 ノット前後)も側舷も低いことから海賊の標的とされたのだと思います。しかし,今回のバルモラル号の速力は 20 ノットで,先に襲撃に失敗したノーティカ号と同程度ですので,実際に襲撃することよりも威嚇や撹乱を目的としたものであったと推測されます。
 一般的にクルーズ船は機動力の高さと乗組員の多さから,海賊の標的にはなりにくいとされていましたが,果たして海賊の活動が変質しているということなのでしょうか。いずれにしても,何らかの理由によってクルーズ船も海賊事件に巻き込まれる危険性があるということは理解できました。


469.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/22(日) 15:27
hiroshiさん 桑原さん

や〜〜〜ああ! 堂々たる理論編になってきましたね。嬉しいです。
海賊船といっても所詮は小型船です。立派な軍艦が護衛すれば恐れをなして逃げてゆきます。

でも日本での国会論議で、野党は「反対のための反対」として海上保安庁の巡視艇にまかせろと主張しています。これは本当に国民の生命の安全を考えているのか、怒りがこみ上げてきます。

巡視艇はアルミ艇で舟艇と呼ばれる範疇です。これだと海賊船と互角のドンパチになってしまいます。

桑原さんの「クルーズをダシに海上自衛艦の海外派兵をやりやがった」との意見は実に良くわかりますし、このような姑息な意図は絶対にあったと思います。

何が言いたいかと??要するにクルーズの乗客の安全などは二の次三の次で党利党略ばかり、新聞もこれに便乗して、勝手なことばかり。いい加減にセヨ!!との桑原さんのご意見なら実に素直に肯定出来ます。要するにクルーズが人質に取られたのです。

ここから一挙に論理は飛躍しますが、だからこそ、びいなすも飛鳥も海賊問題が解決するまで世界一周をやめるべきで、乗客もまた、安全にはもっと敏感になるべきだと思います。そうすれば国民の安全などカケラも考えない党利党略で自分のことばかりの汚れた政治と低俗なマスコミに利用されることもなかったのです。

かなりの論理の飛躍ですね・・・


470.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:hiroshi    日付:2009/3/22(日) 19:58
桑原さん、

>リスクを予測できる範囲内にコントロールするという危機管理の考え方

仰るとおりだと思います。

両船会社でもそういう考え方をキチンととってくれていれば、今回のように国際的な圧力による自衛隊出動、つまり、自衛隊法82条に基づく、これまでの過去2回の日本近海での出動のケースの事例を拡大解釈することなく、従ってクルーズ船が「だし」にされることもなかったのにと思うと、いささか残念です。

無論、今回の海自の出動は、日本にとって国際的に止む終えぬ状況があり、クルーズ船を「だし」とせずに、キチンと何らかのもっと正当な出動理由を明文化して行わなければいけない実態にあったことには、自分も異論はありませんが。


藤原さん、

>だからこそ、びいなすも飛鳥も海賊問題が解決するまで世界一周をやめるべきで

自ら仰られているとおり、いささか極論ではありましょうが、自分も同意見です。両クルーズ・シップが「だし」に使われた国会やマスコミでの論調が、誠に残念でした。

また、その底の浅い論議が結果的に、憲法論議などを持ち出す、軽薄な底の浅い意見や反対論調にもなっており、そのやりとりにクルーズ船が巻き込まれたことを、大変歯がゆく残念に思っていました。

もう終わったことですが。
 


471.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/23(月) 7:19
hiroshiさん

>今回の海自の出動は、日本にとって国際的に止む終えぬ状況があり、クルーズ船を「だし」とせずに、キチンと何らかのもっと正当な出動理由を明文化して行わなければいけない実態にあったことには

与野党共に党利党略を離れて、真剣に国際情勢や、国民の生命・安全を守る観点から、正々堂々の議論をして、正しい方向に決めて欲しいですね。

でも自分の当選しか考えられない、今の政治家には到底無理な注文でしょう。それだけに「我が愛するクルーズ」が玩具にされたことが残念です。

もうそろそろ「スエズ通過の世界一周」は船側からボイコットする時代ではないのでしょうか。世界には素晴らしいところが沢山あります。その意味でにっぽん丸の「南米と南洋クルーズ」は是非成功して欲しいです。

オーストラリア・ニュージーランドに「一度は行ってみたいタヒチ」。南米のイースター島、南米の先端を回って、ブエノスアイレス、リオからカリブ海、そしてパナマ運河などのコースで「ヨーロッパ・バイパス」もまた面白いではありませんか。


473.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:dolphin    日付:2009/3/24(火) 1:50
藤原さま
みえこさま
hiroshiさま
桑原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

かなりキツイ言葉が並んでいるので、藤原さまの判断で削除して頂いて構いません。

>桑原さま
>>どちらが正しいかは我々のような素人が判断できる代物ではないでしょう。
大変言いづらいのですが、、、
私、危機管理や業務効率化のコンサルティングをやっております。
最近は人命に関わる危機管理よりも金融商品取引法(日本版SOX法)関連の仕事ばかりですが。
このサイトを見つけたのも、クルーズではなく経営コンサルタントとしての藤原様がきっかけでして・・・

リスクヘッジに関する理論は私も色々と勉強しておりますが、人命に関する事項に対し
リスクヘッジは存在しません。全力でリスクを回避するのみなのです。
※ヘッジ(英)とは暴風生垣のことで、影響を和らげる・誤魔化す・つなぐという意味合で使われます。
 また、似た用語でトリアージ(仏)がありますがヘッジは事前の対処なのに対してトリアージは事後の対処になります。
(この注釈は桑原様向けではなく、通りすがりの方向けです)

議論の途中で皆さんと論点が異なっていることには気付いていたのですが、折角なのでコメントさせてください。
仕事柄どうしてもキツイ書き方になってしまうので書きたくは無かったのですが、要は日本の船会社は甘えているということです。

気軽編の方で保険の話題も出ていますが、一般の旅行のみを扱う会社は必死で保険を売っています。
知り合いの旅行社では旅行だけを手配した場合に1人あたり800円位にしかならないそうです。
そこで一生懸命に保険を売ったり、オプショナルツアーやレンタカーの契約を取っているそうです。
それに対してクルーズ各社や代理店はどうでしょうか?
日本船はカポタージュに守られ、殆ど値引きもせずに営業しています。
代理店も保険を販売せずとも日本のクルーズ会社からお金がそれなりに入ってくるだと思います。
(なので、代理店独自の判断でも平気で値引きしますよね?)
そういった構造が(一所懸命やっている方がいるのは分かりますが)知らず知らずのうちに甘えを生み出しているのだと私は思っています。

ホテルと一緒にするとお叱りを受けるかも知れませんが、普通に考えて、
1泊5〜20万の単価のホテルがあの程度のサービスレベルであれば閑古鳥が鳴きます。(リッツと同じ価格帯ですよ!)
(勿論、クルーズには燃油費等があることは承知していますが、1.5万でグアムに行ける時代ですので燃油費は度外視します)

船会社名は出しませんが、私が初めて乗船した船は外国籍のいわゆるラグジュアリー船でした。
そこで私はリッツの様なきめ細かい対応(日本人が私達だけで日本食が無い代わりにショアエクスカーションの間に港で緑茶と梅干を用意してくれました)と、乗客の安全を考えた対応(港から少し離れた場所でムスリム過激派の集会があり、安全を保証できないので抜港)に感激し、クルーズ好きになりました。
日本船はその船と同じもしくはそれより少し安い単価でサービスを提供しています。
当然ながら価格に見合った対応というものが必要になってくる訳です。(目に見えない部分を含め)

陸上の社員、船上の社員、関係各方面が本当に真剣に目の前の状況に向き合っていれば
今回の決定(船会社は強行、政府は自衛隊出動)はできないのではないでしょうか?

今日(昨日)も商船三井の船が銃撃に遭いましたね。
そういうことがクルーズで起きて欲しくないと心より願うばかりです。。


475.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/24(火) 7:38
dolphinさん

おお〜〜〜時事通信を読んで頂いてたのですか。これは感激です。一応経営コンサルタントなどと勝手に名乗っていますが、一度も注文が来たことがありません。

クルーズコンサルタントはちゃんとした資格ですが、こちらも一銭の稼ぎもありません。私には商才が無いのですね。でも「毎日が日曜日」の私の生活は、皆さんのおかげでとても充実しています。

話が横道にそれましたが、全く同感です。競争が進歩を産むのです。全くの寡占状況の日本のクルーズ業界に、世間一般の企業のような過酷な競争はありません。

それが世界一高いお値段になっています。それでも飛鳥2の登場で少しは変わりました。それまでは世界一周もまるで「カルテル」のように同一価格だったのです。

飛鳥なんかはハードで他を圧倒的に凌駕していますから、気合いを入れれば一人勝ちになるのにと歯がゆくてなりません。ダイニングの窓際ラッシュなど怠慢の典型です。だからキツイ言葉もツイ出てしまいます。

クルーズ専門の旅行社もしかりです。一般の旅行社の怠慢(クルーズは面倒くさくて売りたくない)に助けられて無風状態でした。でもHIS系統のクルーズプラネットの殴り込みによる価格破壊で少しは風波が立ってきました。

そこへ今度は阪急トラピックスの登場です。確かに彼らの登場で「旅行の業務品質」は落ちましたが、それ以上に価格面でのメリットは出てきました。

日本のクルーズもカポタージュの枠を破って外国船が進出しやすいようにすれば発展するのにと残念でなりません。


477.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:hiroshi    日付:2009/3/24(火) 12:4
藤原さん、

またまたの書き込み、お許しを。

少々、論題から離れます。
今回の海自の派遣に関わる一連の経過の中で、個人的に一番怖れていたのは、クルーズに対するいわれのない悪評や抽象誹謗、攻撃が、あちらからもこちらからも浴びせられるのではないか、ということでした。

誤解を恐れずに書かせていただければ、「船でぶらぶら楽しむだけのたかがクルーズ」なのに、かつて「金持ちの道楽」程度に位置づけられて、どの船も一緒くたに「豪華客船」で切って捨てる単純な誤解が、日本では「クルーズ」に対して生まれました。

ソマリア沖の海賊問題にからむ海自の派遣で、この誤解がさらに助長されて、誤ったイメージが一層定着。「たかが道楽になぜ税金を使ってまで、クルーズ船をエスコートしなければいけないのか」という論調が生まれてくることでした。

そんなバカなこと、、、という方もいらっしゃるかもしれませんが、EUとして多国籍艦隊展開中の「オペレーション・アタランタ」に参画を決定したドイツでは昨年、「守るのは商船だけでいい、クルーズ船などに税金を使う必要はない」という、攻撃と抽象がマスコミを席巻していました。

日本では、幸か不幸か、その数歩手前で派遣決定し、幸い、雰囲気は最後まで沈着冷静でした。

今度、飛鳥Uとぱしふぃっくびいなすがあの海域を通過するころは、現在、インド洋展開中の艦船も加わって計3艦でどのようなエスコート作戦を展開するのかしりませんが、そのころを機に、また、誤解にもとづく、危惧する事態が起きないようにと、ただただ、念じています。

そういう意味でも、藤原さんがおっしゃるとおり、情勢を鑑みて、ロング・クルーズ・コース

(どうしてもワールド・クルーズというならば、ケープタウンへの大迂回コースもあったはずです。1週間前後日程は長くなる分、別の場所での短縮方法もとれたのではないですか?)

の変更も視野に入れた再選定の方法も、現実としてあったのではないでしょうか。

目前の危険を単純に回避するばかりではなく、クルーズ業界や運行会社の評価、クルーズ事態のイメージのさらなる向上、ひいては顧客層拡大も視野に入れたロング・スパンでの発展、展望を見越した対応をとることまで含めて、初めて、危機管理の本質があるのではないでしょうか。
 


478.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/24(火) 15:36
hiroshiさん

ご心配の件はひとえに船会社のマスコミ対策にあると思います。あのA新聞が私に聞いてくるくらいですから・・・

船会社の広報の重大性を悟って欲しいですね。


479.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:dolphin    日付:2009/3/25(水) 2:32
藤原さま
みえこさま
hiroshiさま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

>目前の危険を単純に回避するばかりではなく、クルーズ業界や運行会社の評価、クルーズ事態のイメージのさらなる向上、ひいては顧客層拡大も視野に入れたロング・スパンでの発展、展望を見越した対応をとることまで含めて、初めて、危機管理の本質があるのではないでしょうか。

それが一番だと思います。
危機管理の基本は事前統制と事後統制にあります。
hiroshiさまが書かれているのは事前の対策を含めての対応だと思います。
ただし、今回の件は直前すぎます。

藤原さまもご指摘のようにまず情報公開。
その上で例えば飛行機でよくある条件付運行などの様に、選択肢を予め乗客に示し、柔軟な体制を取れるようにしておくことが必要だと思います。
そのあたりを含め全てが問題なのだと思います。
(情報が迅速に公開され、寄港地や航路に問題があっても、何事も無かったかのように乗客が納得する形で予定が組みなおされる様なサービスが提供されたら最高だと思いませんか?)


また、私は豪華客船嗜好(志向)にあるので、非常に申しわけなく思っています。
ただし、豪華なもの=クルーズというイメージを宣伝したい訳ではありません。
私は日頃、非常に忙しく月間の労働時間が400時間を越えることも多々あります。
(残業100時間を苦に自殺というニュースを聞くたびにその程度で?愕然とするのですが・・・)
そんな状況なので、バカンスは静かにゆっくりと過ごしたい。
また仕事を頑張って、次も同じような良い旅行をしたいというモチベーションを高めたいという気持ちが強いのです。


481.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/25(水) 6:19
dolphin さん

何という凄い労働時間でしょうか。オンとオフにメリハリつけなければ到底やっていけないですね。


483.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:桑原    日付:2009/3/28(土) 17:46
dolphinさん,

 せっかくコメントをいただいたのに返答が遅くなって申し訳ございませんでした。#473 への返答としてお読み下さい。

>>>どちらが正しいかは我々のような素人が判断できる代物ではないでしょう。
>大変言いづらいのですが、、、
>私、危機管理や業務効率化のコンサルティングをやっております。

 これは,特にdolphinさんが危機管理一般について素人だと申し上げたわけでも,あるいは発言者の権威性によって掲示板での意見を格付けしようという意図のものでもございません。
 ただ,この問題を「理論編」として取り扱うにあたって,私の発言も含め十分な情報や根拠を示さずに議論が進んでいたように見受けられたので,自戒の意味も込めて申し上げたものでした。もし先の発言が,dolphinさんのプロフェッショナルとしての誇りを傷つけたものでしたら,不用意な発言についてお詫びいたします。

 さて,海賊問題を議論するにはまず敵を知ることが肝要で,ソマリア海賊の活動に関する最新情報としては外務省のレポートが分かりやすくまとまっていると思います。
 ソマリア海賊は従来の主に停泊中の船舶を襲撃するマラッカ海賊などとは異なり,洋上を航行中の船舶を襲撃対象としているのが特徴ですが,速力のある船ではほとんどの場合適切な回避行動で襲撃を振り切っている点に着目すべきです。海事関係の報道を見ると,直接的な攻撃を受けたケースの多くは,不審な船団に不用意に接近したことが原因となっているようで,件のノーティカ号のケースも漁船に偽装した海賊艇に接近したとき際の出会い頭の襲撃のようでした。

 恐らくdolphinさんとしては何らかの根拠があるのでしょうけど,たとえ艦船の護衛があろうと海賊の攻撃によって乗客が危険にさらされる可能性が完全には排除できないという前提で,クルーズ船のアデン湾航行には絶対反対の立場を取られているものと思います。確かに,襲撃行動のプロセスで最も危険なのは,接近された後,船舶の足止めや乗組員の牽制を目的とした銃撃戦の段階であり,その過程で偶発的な事故により乗客に危害が及ぶ可能性はあると思います。
 しかし,障害物や隠蔽物の多い陸上のゲリラ活動とは異なり,洋上では接近する全ての敵性行動体は相当程度事前に把握可能で,今回派遣される護衛艦の性能などから考えても,むざむざ接近を許すようなシチュエーションは考えにくいと思います。

 またdolphinさんがお書き込みになった内容から察するに,どちらかというと海賊襲撃の危険性に対する具体的な分析や考察というよりも,当該クルーズ会社の企業としての姿勢に対する疑念を根拠としておられるようにも見受けられます。もちろん,コンサルタントの専門的なお立場から,その危機管理の杜撰さにある種の確証を持たれた上でのことなら,それはそれで一理あるとは思います。
 ただ,そうであるなら護衛艦を伴って航行することは,むしろ他の海域を単独で航行するより安全であると言えるかも知れません。今回の決定はわざわざ護衛艦が出動することや昨年あれだけ物議を醸した外務省があっさり許可したことなどから,クルーズ会社が独断で決めたこととは考えにくく,関係機関との十分な協議と検証の上で決定したのは間違いないでしょう。また,作戦行動中は護衛艦の指揮下に入ることになりますので,クルーズ船の行動が常に監視下あるというだけでも大きな安心材料です。
 自衛隊の出動については様々な議論はありますが,すでに決まってしまったものですので,せっかく安全な航海が保証されるのならそれを活用しない手はありません。少なくとも航程変更に伴い発生する有象無象のリスク要因を負ってまで,アデン湾航行を断じて中止しなければならないということはないと思います。もし,この海域がそこまで危険というなら,それは貨物船を含む全船舶の通行を禁止すべき事態です。しばしば忘れがちなことですが,クルーズ船の乗客も貨物船の乗組員もその命の重さに違いはないのですから。

 もちろん,危機管理の一環としての情報公開の稚拙さという点では全くご指摘の通りだと思います。ただこれらは上述のように,実際の現場での危機対応の有り様とは切り離して考えた方が,見通し良く議論が進められるのではないかと思います。

 以上,1 週間分溜め込んだお陰で(笑)長くなってしまいましたが,言うまでもなくこれらは素人の意見ですので,間違った部分がありましたら後学のためご指摘いただければ幸いです。


484.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/29(日) 7:51
桑原さん

色々と貴重な情報ありがとうございます。
外務省ですらこのように情報公開をしていますね。いやしくもこの危険地帯を通過する客船には情報公開する義務があったと思いますよ。

自衛艦派遣が決まった現在なら「危険地帯通過には日本の自衛艦が護衛する」との船会社から告知が必要ではないでしょうか。少なくとも船が出発する以前、望ましくはキャンセル料金発生以前に告知するのが義務でしょう。


485.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:桑原    日付:2009/3/29(日) 13:8
 字数制限と時間不足で書ききれなかったことがありましたので,もう一点述べさせていただきたいのですが,私がコース変更にあくまで懸念を持っていたのにはそれなりの理由があったということです。

 アデン湾通航を中止するということになれば,当然アフリカ回りのルートが考えられます。しかし,我々日本人にとってはあまり実感がないかも知れませんが,海外危険情報によれば,アフリカ大陸は全土に渡って危険地域が点在し,政治情勢も不安定な国が多いため,いつどこで第 2 第 3 のソマリアが現れるか分からない状況にあります。
 もちろんアフリカ大陸は広大ですので,安全な寄港地も少なからず存在するとは思いますし,欧米のクルーズ船には世界一周にアフリカルートを利用するものも多いと聞きます。しかし,私の知る範囲では日本のクルーズ船がこの地域をクルーズしたという実績はピースボート以外にあまりなく,また日本との交流も疎らにして大使館の存在しない国も多いので,現地での情報収集や事故・事件の際の即応体制などに不安要素は拭えません。

 ついでに今年の世界一周クルーズの全ての寄港地(飛鳥 IIぱしふぃっくびいなす)について,海外危険情報と照合して調べてみましたが,ぱしふぃっくびいなすのムンバイとイスタンブール以外,特に安全上懸念のある寄港地はないことは特筆すべきです。ムンバイ(危険情報)とイスタンブール(危険情報)でテロ事件が起きたのは去年になってからのことですので,日本クルーズ客船としては全く運が悪いとしか言いようがありませんが,現地の情勢によっては寄港の中止や変更があるかも知れません。やはりこのあたりは世界中に航路を持つ日本郵船の方が情報収集と情勢分析という点では一枚上手だったということでしょうか。
 いずれにしても,現地の危険情報は情勢によって刻一刻と変化し,企画段階で 1〜2 年後の情勢を予測するということは至難の業ですが,寄港地選定にあたっては相当に綿密な調査と情報収集がされていたであろうことは想像に難くありません。

藤原さん,

>自衛艦派遣が決まった現在なら「危険地帯通過には日本の自衛艦が護衛する」との船会社から告知が必要ではないでしょうか。

 少なくとも,乗船者にはその辺の情報は伝わっているとは思いますが,実際のところはどうなのでしょう。確かに情報公開は,クルーズに対するイメージづくりや,安全性に対するデモンストレーションという点では大切なもので,世界一周の 2 社はどうにもその辺が上手くないと感じられますが,個人的には無関係な者にまで戦術上のクリティカルな情報を公開する必要はないとは考えています。
 いずれ,無事に通航した暁には差し支えのない範囲で伝えられると思いますが,我々としてはもっとクルーズ会社を信頼して,きちんとした情報に基づいた議論をすることが望まれるのではないでしょうか。


486.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:dolphin    日付:2009/3/29(日) 22:12
藤原さま
みえこさま
桑原さま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

>不用意な発言についてお詫びいたします。
私は怒ってなどおりません(笑)
むしろ、思った方向へ話が進んで良かったと思っております。

>自衛隊の出動については様々な議論はありますが,すでに決まってしまったものですので,せっかく安全な航海が保証されるのならそれを活用しない手はありません。少なくとも航程変更に伴い発生する有象無象のリスク要因を負ってまで,アデン湾航行を断じて中止しなければならないということはないと思います。もし,この海域がそこまで危険というなら,それは貨物船を含む全船舶の通行を禁止すべき事態です。しばしば忘れがちなことですが,クルーズ船の乗客も貨物船の乗組員もその命の重さに違いはないのですから。

桑原様の書かれたとおりだと思います。
既にソマリア沖の問題に関しての安全についてはかなりの担保がされており、中止をする必要は無いと考えております。

ある方からリアルなお叱りを受けましたので、本件に関してこれ以上の突っ込んだ話は控えますが、私が言いたいのは「結果はOKでもプロセスはNGではないですか?」ということです。(情報公開以外にも)
今現在のスナップショットを見ても違和感はありませんが、出港5ヶ月前(通常のキャンセル料発生期限)や、出港1年前のスナップショットに幽霊(善からぬもの)が映っている気がしませんか?

(それにしても色々な方がこの掲示板を拝見されていることが良く分かりました。。)
サイレント・マジョリティとはよく言ったものです。


487.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/30(月) 7:53
桑原さん

>我々としてはもっとクルーズ会社を信頼して,きちんとした情報に基づいた議論をすることが望まれるのではないでしょうか。

ちょっとちがうような?クルーズ会社は十分すぎるほど、社内で検討していることは間違いありません。昨年のこともあり、随分慎重に考えて、コース変更も対策の中にあったと思います。

この程度の情報は何も戦術上のクリティカルな情報でも何でもありません。むしろ船の危機管理をPRする絶好のチャンスだと思います。

でも沈黙を守るから私を含め余計な憶測が生まれ、場合によっては悪意のある新聞に叩かれるのだと思います。

dolphinさん

桑原さんはサイレント・マジョリティどころか、我が掲示板随一の知恵袋であり論客として貴重な存在です。何か調査を要する難しいことになると、桑原さんの登場を読者の皆さんが期待するくらいです。常連さん中の常連さんです。hiroshiさんもまた同じです。

お二人には掲示板創設まもなく参加頂き、今日の隆盛を支えて頂きました。

でも理論編は気楽編に比較してサイレントマジョリティが少ないですね。でもこのような深い議論をするためにある理論編ですからこれで満足です。

気楽編は、「書き込みはなさらないけれど、熱心に見ていただいている」実に多くの皆さんに支えられています。とても喜んでいます。


488.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:桑原    日付:2009/3/30(月) 7:51
dolphinさん,

 場外では何やら悶着があったようで,何となく先の私の書き込みが格好悪い感じになってしまいましたが(笑),とりあえず乗船予定者の方には安心してクルーズをお楽しみいただくことに何も問題ないということで良かったと思います。

>今現在のスナップショットを見ても違和感はありませんが、出港5ヶ月前(通常のキャンセル料発生期限)や、出港1年前のスナップショットに幽霊(善からぬもの)が映っている気がしませんか?

 確かに結果オーライとはいえ今回の世界一周プランは何となく見切り発進というか,先に航程ありきで後から無理矢理辻褄を合わせたのではないかという疑念(あくまで憶測ですが)が拭いきれないものではありますね。
 この問題を分かりやすく整理するため,今回のクルーズに関する一連の事象について時系列にまとめてみました。

2007.6.15 ぱしふぃっくびいなす 2009 年世界一周発表
2007.7.4 飛鳥 II 2009 年世界一周発表
2008.4.4 ル・ポナン号乗取事件
2008.4.21 タンカー高山襲撃事件
2008.11.1 ぱしふぃっくびいなす 2009 年世界一周キャンセル期限
2008.11.12 飛鳥 II 2009 年世界一周キャンセル期限
2008.11.30 ノーティカ号襲撃事件
2009.3.13 護衛艦派遣決定
2009.3.14 護衛艦出動
2009.4.1 ぱしふぃっくびいなす 2009 年世界一周横浜出航
2009.4.12 飛鳥 II 2009 年世界一周横浜出航

 昨年の 4 月ル・ポナン号事件の時点ではクルーズ業界にとっては海賊問題はあまり深刻には受け止められてはいなかったようですが,11 月末に起きたノーティカ号襲撃事件が業界にとって大きな転換点になっていたと思います。あくまで見かけ上ですが,ノーティカ号襲撃から護衛艦派遣までの空白の 3 ヶ月半,国内クルーズ会社は何もせずにただ手をこまねいていたようにも見受けられ,その点をdolphinさんが懸念されていたのだと推察いたします。

 ただ,実際のところはどうであったのか部外者には知りようもないことですので,この辺は何とも言いがたいところです。事実航程の組み方を見ても,国内クルーズ会社が海賊問題に全く無頓着であったとは言い難い部分も見受けられます。
 例えばぱしふぃっくびいなすはドバイ〜サファガの航程を 2008 年までは 6 日間で設定していたところを,2009 年では 7 日に延長して日程に余裕を持たせるようにしていますし,飛鳥 II はアラビア海の寄港地を定番のドバイから海賊対策の前線基地でもあるサラーラに変更していることが分かります。もちろん,両社が 2007 年の日程発表時点でどこまで海賊問題を真剣に考慮していたかは知りませんし,日程の延長も実は単に燃油高騰対策だったのかも知れませんが,ともかくこれらの変更は海賊対策にとってプラスに作用していたのは間違いないでしょう。


489.Re: 海上自衛隊 海賊対策に出発
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/30(月) 8:5
桑原さん

凄いですね!
でも空白の三ヶ月半、クルーズ会社はそれこそ一生懸命に考えていた「ふし」があります。断固として「結果オーライ」ではないと確信しています。

もし何事かあれば、それこそ某大新聞などに叩かれて世界一周どころか日本のクルーズ業界が「当面何年か回復不能なダメージを受ける」ことは身にしみてわかっていると思います。

それこそ桑原さんの言うように、クルーズ会社を信じるべきですが、情報公開が全く無い現状では信じろと言われても無理ですよね。そのへんの一般の人たちの心が理解できているのでしょうか。

472.超高級船は値引き合戦に参加するか? 返信  引用 
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/23(月) 18:41
マイアミコンベンションでのパネル・デスカションに興味深い項目がありました。それはこの経済危機で、大衆船が価格競争に巻き込まれている中、超高級船はどのような価格戦略を取るだろうかということです。

シーボーンのCEOは「価格は最も大きな訴える力になる」と信じていると前置きして、シーボーンとしてはかってない低価格で「今まで乗船できなかった乗客も乗船出来る」戦略をとると言ってます。それでも価格は7泊で2,800ドル、カップルで一泊あたり800ドルレベルだとのことです。船室のレベルを考えると日本の船よりよほど安いですね。

シーボーンのCEOは自信満々で「(価格低下で)一度シーボーンに乗船した乗客は新しい顧客として定着するであろう、丁度ファーストクラスの味を知った人がバスには乗りたくないようになるのと同じだ」と言っています。

クリスタルはシーボーンほどではありませんが、従来レベルから8〜12%の価格ダウンを行うと言っています。それに加えてオンボードクレジットの提供などのお得セットを計画しています。クリスタルの場合、チップは料金に含まれていませんので、オンボードクレジットは役に立つはずとの見解です。

この両社の意見に対してシルバーシー他の会社の役員から激しい議論がありました。「大型船は大衆船と異なり、超高級船は価格決定にあたってはブランドの価値を考慮する」などの違った考え方があってしかるべしとの主張です。

シルバーシーのCEOは「価格を下げて需要を拡大するという考え方もあるが、一端値段を下げたなら価格を元に戻すのは難しい」と指摘しています。その場合価格低下によりブランドを維持するのが難しくなるとも言っています。事実価格は下げないと宣言しているCEOもいるようです。

何だか甘い議論ですね。例えばIT業界や電機業界では熾烈な競争で「不可能を可能」にしています。「価格が下がるとブランドを維持出来ない」などと泣き言を言う企業は消え去るのが掟の業界に比較して、海外のクルーズラインといえども「ぬるま湯」に浸っているのでしょうか。

ともあれ事態は流動的です。価格ダウンや、価格は下げないまでも、その他のサービスのおまけがつくことが十分に期待されます。これからの推移を注意深く見守りたいと思います。



474.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:dolphin    日付:2009/3/24(火) 2:32
藤原さま
みえこさま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

とても興味深い内容です。
それと同時に藤原さまに意見するようで申しわけないのですが、
両社の言い分が両方共納得できます。

先ほど自衛隊出動の記事で私が初めて乗船した船について書きましたが、、、
値下げをしない会社の船は乗れば分かります。凄いの一言です。
はっきり言って値下げして質を落として欲しくないです。
サービスが違いすぎます。

私は今後のクルーズ業界が本当の意味で2極化するのではないかと思っています。
中途半端な対応でラグジュアリー・プレミアムと分類される船は廃れ、超高級は超高級として生き続ける。

ブランドと言うのは、その名を出すだけで、誰もがその企業やサービスをイメージできるものであり、また企業やサービスが保証する「約束」でもある
というのが私のブランドに対する認識です。(※本当の意味は焼印という意味ですが・・・)
つまり、なんらかの曖昧さや不明瞭さがブランドイメージを傷つけるということです。

・高級で値引きをしない代わりに最高級のサービスを受けられる
・安くて気軽にクルーズが楽しめる
・いつもよりちょっとリッチにお洒落にクルーズを楽しめる

こういったものがブランドには必要なのではないでしょうか?

逆に値引きを検討する会社は自前のブランドに曖昧さがあることを良く分かっているのではないでしょうか?
私がバリに行く際に使用するJALの格安ビジネスは席もサービスも確かにビジネスですが、やはりそれなりなのです。
でも、ちょっとお金を足せば最高級とは言わずともちょっと良いサービスが受けられるなので利用しています。
ビジネスとしては失格だが、ちょっと良いエコノミーに乗る感覚。
これじゃないですかね?(JALは結局こういった要望に応えてビジネスとエコノミーの間のプレミアムエコノミーを発表しました)

少し前に私がロイヤルカリビアンの戦略に肯定的な意見を書いたのも
非常に分かりやすいブランド戦略があるからこそなのです。

そういった意味で、オンボードクレジットでお茶を濁しているクリスタルクルーズがどうなるのか注意深く見守りたいですね。


476.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/24(火) 7:35
dolphinさん

少し言葉足らずでした。「値下げをするとブランドが維持できなくなる」と言っているのはシルバシーです。一度も乗船してことも見たこともありませんので、コメントする資格は私にはありません。

でもシルバーシーは従来から50%程度の値引きは平気で行っています。それなら定価とは一体何か?と言いたいです。

私自身は、今こそ超豪華客船は千載一遇のチャンスだと思うのです。これら超豪華船のキャパは小さなものですから、世の中にはこの程度のお金持ちは絶対に存在します。

そこでこの経済危機の中、絶対に値段を下げずに、それこそ「極上中の極上」のサービスを提供して、ここで一気に大衆船との差を決定的ににするのです。

世の中のブランドがたくましく生きながらえているのは「たゆみ無い変化と革新」で人びとの心を鷲づかみにしているからです。彼らは決して「価格を下げるとブランドを維持出来ない」などと泣き言を言いません。

物の価値は「価格とその内容」の総合計です。投資に見合った見返りが得られるかの一言に尽きます。「値上げをしても人びとが殺到する」そのような戦略だってあるはずです。

ですからシルバーシーのCEOの言葉を聞いて「この人は経営者でないな」と思ったのです。しかもそれを公衆の面前で堂々と発表できるクルーズ業界に驚いたのです。

また日本のクルーズの値段が高いと非難されますが、だからと言って私は値段を下げて欲しくないのです。不満の根本は外国の超高給船に比較して、その内容が価格に見合っていないことに不満を持っています。

また飛鳥2に対する不満ですが、ハーモニーでの素晴らしい雰囲気が飛鳥2になって見事に打ち砕かれて大衆食堂になってしまいました。しかも値段は高くなっています。

真にブランドを追求するクルーズシップが日本に誕生して欲しいのです。安値は外国船にまかせればよろしい!


480.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:dolphin    日付:2009/3/25(水) 2:48
藤原さま
みえこさま
みなさま

こんにちは(こんばんは)。

確かに仰るとおりですね。
ちょっと考え方が変わりました。

>また日本のクルーズの値段が高いと非難されますが、だからと言って私は値段を下げて欲しくないのです。不満の根本は外国の超高給船に比較して、その内容が価格に見合っていないことに不満を持っています。

全く同感です。
私もお金を払いたくない訳ではなく、払っただけのサービスを提供して欲しいのです。

>また飛鳥2に対する不満ですが、ハーモニーでの素晴らしい雰囲気が飛鳥2になって見事に打ち砕かれて大衆食堂になってしまいました。しかも値段は高くなっています。

言い方が悪いですが、要は飛鳥Uはお金を持った高齢者にお金を使わせる
をコンセプトにしているようなものなのでしょう。
あの船の潜在能力から考えると、非常に勿体無い感じがしますね。
経営陣の入れ替わりもありましたので、その辺りは新経営陣に期待といったところでしょうか。

>真にブランドを追求するクルーズシップが日本に誕生して欲しいのです。安値は外国船にまかせればよろしい!

本当にそのとおりです。
その意味で、改修後のにっぽん丸には期待しています。


482.Re: 超高級船は値引き合戦に参加するか?
名前:藤原雄一郎    日付:2009/3/25(水) 6:31
dolphinさん

「乗客の織りなす雰囲気」については、残念ながら現実は「値段が高いほど上質になる」傾向にあります。

ですから日頃から私の力説する、クルーズの三大要素「設備の豪華さ(ハード)」「食事を含むサービス(ソフト)」「乗客の織りなす雰囲気」のバランスから考えて、値段を下げるのは問題だと思います。

飛鳥もショートをやめれば、今の怠慢体制でも「大衆食堂」はなくなると思います。でもこのような解決策は無為無策のあらわれですし、飛鳥にその勇気はないでしょう。

郵船が毎年高い評価を受けるクリスタルの日本版をどうして確立しようとしないのか本当に不思議です。子会社の間での意志の疎通がないのでしょうか。

飛鳥のハードに「にっぽん丸プラチナ」のサービスが加わればと思います。


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