玩具帖 49号19 画題 米浪氏こけし人形図集出版記念土鈴 よみ コメナミシコケシニンギョウズシュウシュッパンキネンドレイ 巨泉による分類 小芥子(こけし) 備考 高一寸九分 スヤキ、黄土カケ、「おけしゑん」文字凸字 昭和十六年九月十四日於小宝、中村妻吾楼氏作 此型ハ、弘前市和徳町六二川越謙作作る(和徳)こけし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ http://homepage3.nifty.com/bokujin/kanwa07.htm 「木人子(ぼくじんし)閑話」
↑上記のサイトに「おけし園(於芥子園)=米浪庄弌」氏のプロフィールが少し紹介されています。
■大阪こけし教室と米浪庄弌 嘉永元年から続く銅地金商を継いだ米浪庄弌氏は、大津絵や古伊万里の蒐集でも知られるが、昭和九年頃から始めたこけしの蒐集においても質の高い逸品を多く集めて日本屈指のコレクターとして有名だった。また、戦前は深澤要と交友があり、深澤が東北で発掘した新工人のこけしを言い値で引き取って、深澤の活動を経済的に支えた一人でもあった。戦後は昭和二十九年に「大阪こけし教室」という同好の集まりを組織し、昭和三十五年より機関誌「教室だより」を発行して戦後の若い蒐集家を育てた。「美しいものを追求する、その一つがこけしであり、そのこけしに限りない愛情をそそぐ」というのが米浪の一貫した姿勢であって、筋の通った蒐集家であった。「教室だより」は昭和四十四年に五十号をもって終刊し、昭和四十五年一月より「こけし山河」と改題して再出発した。
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