玩具帖の「ホニホロ眼鏡」も、同じ趣向かと思います。

茶々丸さん、これは真ん中がレンズだったのですね！
眼鏡って題にもかかわらず、ただの模様かと思ってましたが
解説してもらって“蛸蛸眼鏡”の楽しさが分かりました♪
ところでこの蛸の絵、少し前に流行った「貯金魚」に良く似ています(^^ゞ

かっぱちゃん

なるほど！貯金魚そっくりですね☆

□蛸蛸眼鏡を検索してみました〜☆

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「タコタコ眼鏡」という見世物、日清戦争（1894-1895）前後に大阪で流行したものです。
タコのかぶりものを着た芸人を観客がドラゴンフライ（先のレンズがトンボの目のように多面にカットされていて見たものが数多くダブって見える）で見ていますね。
ドラゴンフライは鏡を使っていないので、正確には万華鏡ではないのですが、江戸時代から、将門眼鏡、八角眼鏡などと呼ばれて、不思議なカラクリとして金持ちに広がっていたようです。この明治末期にもまだ庶民にはめずらしかったからこの手の出し物がはやったんでしょうね。
数多く見える→数が多いのは”八”で象徴→八といえばタコ→タコタコ眼鏡　でこの出し物になったのでしょうか・・・。
私も見てみたかったです。

このタコタコ眼鏡の資料は「大阪ことば事典」牧村史陽（講談社学術文庫）から掲載しました。
下記が牧村史陽の解説です。時代を映していますね。

タコタコ【蛸蛸】
春秋の彼岸に四天王寺境内へ出た大道芸人の一つ。一人は、張りぼての大きな蛸を頭からかぶり、一人は戎のかぶりものに同じく張りぼての鯛を持って踊ったものであるが、後には、日清戦争の影響を受けて、腰に張りぼての馬をつけ、玩具の剣を振り廻して、奇抜な剣劇を演じるようになった。そして、大活劇の後中国兵の首が落ちると「コレ一銭の泣き別れ」で入れ替りとなるの定った。それを万華鏡（まさかど眼鏡）で覗かせたもので「天王寺名物、たこたこ眼鏡じゃい」の声は、大阪人にとってはなつかしい想い出である。見料は、のちに二銭、三銭となり、最後に五銭になってついに滅びた。

蛸踊、引導鐘が響いて来　半文銭

今は、その船木嘉吉爺さんも死に、眼鏡は戦災に滅びて、もはやその姿を再現出来そうにもない。

玩具帖には「おしゃぶり」と「おしゃぶり笛」が紹介されています。

話は違いますが、「新菜箸本撰�B」によると、
岸本彩星童人氏の没後、子壽里庫コレクションは、乙三洞氏の手配により
神戸・住吉にあった収蔵庫「子壽里庫」から「天理参考館」に移されたそうですが、
現在の消息が気に掛かります。

蚕鈴さん

天王寺の蛸蛸眼鏡、貯金箱　のご案内、本当にありがとうございます！
早速、注文・送金が完了し、到着を待つばかりです。
また、異国虎玩具図絵、ニュギニア其附島興の土俗品　が出ましたら
ご一報頂けましたら助かります。
巨泉も「博物館」と「「十二支」しか持っておりませんので、併せてご一報頂けましたら嬉しいです。

於茂千也函でお会いできますように念願いたしております。
ビクトルさん姉妹も参加されませんか？

東京の古書店より、「天王寺の蛸蛸眼鏡」「貯金箱」　が届きました。
全編がディープなレトロ感に満ちており、心躍るようです。
特に「貯金箱」は手彩色の木版画が含まれていて、見応えがあります。

３番目の画像は、南支那の豚の貯金箱です。

欧米の貯金箱もそれぞれに洒脱な趣向が凝らされています。

蚕鈴さんのお蔭です。
本当に有難うございました☆

かっぱちゃん　こんばんは
いつも有難うございます。

手にもっているのは椿のかんざしのようです。画像が今ひとつですみません。

これも名古屋子供人形の系統でしょうか。

半磁器製の清水人形にも似ていますね。。

清水人形や京都土鈴を入れていたケースを、朝鮮・満州・台湾の玩具に入れ替えました。
右は朝鮮の木彫です。

その横は、ビクトルさん姉妹にもご覧頂いた、メキシコのドールハウスです☆
現代物にしては細かく出来ていると思います。

わたりんさんは見たと思いますが、静岡で、誰も入札しないまま満州の鶏が残っていました。
ブーブー鳴く紙製のジャバラ部分が劣化しているためでした。
本体そのものは無疵です。
玩具帖に掲載されている物とほぼ同じです。

手持ちの台湾の虎玩具、薙刀の刃の部分が欠落しており、
玩具帖の絵を見ても今ひとつ、完品のイメージが湧きませんでした。

最近、ヤフオクに完品が出ました。（画像左）
それを真似て、刀を作ってみました。（画像右）
微妙に違うので、何度かやり直してみます。。

玩具帖に出ている「清水の鳩笛」です。
伏見のものと思われるものも含まれています。

手持ちの「清水の鳩笛」です。

人形洞の号がある「信号笛」です。