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2098.ビタミンC誘導体とニキビについて 返信  引用 
名前:mimi    日付:2012/9/8(土) 23:30
はじめまして。いつも楽しみにHPを拝見しています。

最近、シミやニキビ予防のため、トゥヴェールのホワイトニングローションaとブライトニングセラムを使いだしました。昔トゥヴェールの商品を使ったことがあり、その時はなんともなかったのですが、今は使うと反対にニキビができてしまうのです。ビタミンC誘導体の商品はピリピリとした使用感があり、多少刺激を感じることはわかるのですが、以前よりもピリピリ感を強く感じています(刺激を感じるのは化粧水のみです)。

使用を休止するとニキビが落着き、再開すると再びニキビができてしまうので、このどちらかが原因で間違いないと思います。ニキビ予防のためだけでなく、シミへの効果も考えて使っているのでビタミンC誘導体の商品を使い続けたいのですが…

私のように、ビタミンC誘導体が合わない人もいるのでしょうか?それともほかに何か原因は考えられますでしょうか?

上記と同内容の質問です。タイトルが未記入だったため、大変お手数ですが、全投稿分の削除をお願いいたします。



2102.Re: ビタミンC誘導体とニキビについて
名前:美里    日付:2013/1/9(水) 16:45
mimi様、初めまして。
なかなかBBSを見る時間がなく、長くお待たせしてしまいまことに申し訳ないです!
既に解決しておられたらすいません。。。

難しい問題ではありますが、私なりに原因を考えてみましたのでご参考になればと思います。

まず、ビタミンC誘導体全般のお話について触れますと、誘導体の種類によって刺激の出方は少し異なります。
例えば、トゥヴェールのホワイトニングローションに使われている「リン酸塩タイプ」のVC誘導体は、比較的刺激性やつっぱり感は強めと言われています。
(※敏感肌・過敏肌の方が感じる程度のレベルですので、一般的には刺激と感じるものではありません。)

対して、「グルコシドタイプ」や「APPSタイプ」、最近の「エチルエステルタイプ」などは比較的刺激は弱いと言われています。
この辺りは、普通は問題となるレベルではないのですが、人によっては感じる方がおられるかもしれません。

また、ビタミンC誘導体がお肌に合わない方は結構おられますね。
厳密には、ビタミンCそのものなのか、それとも誘導体の種類によってなのかは分かりませんが、避ける方も一部におられます。

mimi様の原因が何なのかは、これだけの材料では特定に至りませんが、他の誘導体商品を試される事でビタミンCなのかどうなのかは判断が可能かと思います。
例えば、とり急ぎお安い商品では、ちふれの美白ローションがグルコシドタイプだったはずなので、試して頂くとなんらかの傾向が掴めるかもしれないですね。

それとこれ以外に重要な問題があります。
今回のトラブルに対して、mimi様としてはどうしても商品の特徴であるVCに目がいってしまってそれが原因と思い込んでしまうのかもしれませんが、皮膚トラブルの要因は往々にして微量であるからと見過ごしてしまっている成分である事がほとんどです。

例えばその最たる例が防腐剤で、パラベンが刺激になる方もおられれば、フェノキシエタノールが合わない方、はたまたペンチレングルコールで刺激を感じる方もおられます。
これらは個々の肌質によって全く異なりますので、ご自身のお肌に合う防腐系をしっかりと見極める事が重要ですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

美里





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2099.V.C誘導体とニキビ 返信  引用 
名前:通りすがり    日付:2012/9/14(金) 11:43
こんにちは、お邪魔致します。
こちらで勉強をさせていただいている「通りすがり」と申します。

私も、トゥベールのAPZローションを使っています。
脂性肌でニキビが散見されるため、乳液以外はなるべく油分を抑えたアイテムを選択しているのですが、それでもニキビはできてしまいます。
お使いのアイテムも、油分を抑えてありますね。
その代わりに多価アルコールやアミノ酸、ヒアルロン酸などで保湿を強化しています。

考えられる原因ですが、ひょっとすると、mimiさんにとって保湿成分が過多であることでしょうか。

対処として、
・αでなくサッパリタイプにしてみる
・赤く炎症を起こしているニキビには、まれに水溶性のVC誘導体が刺激となりうるので、その場合にはクリスタルパウダーに変更してみる
・セラムとローションの併用を一時中止して、片方だけの使用を交互に数日間試し、どちらがニキビを誘発するのか検証する

こんな感想を持ちました。

お邪魔致しました^^



2101.Re: V.C誘導体とニキビ
名前:mimi    日付:2012/9/23(日) 1:21
返信ありがとうございます。

確かに保湿しすぎるとニキビができやすいので、なるべくさっぱりタイプの乳液などを使用しています。

やっとニキビと赤みが落ち着いてきたので、セラムとローションを別々で分けて使用して肌の状態を観察してみたいと思います。

2089.日焼け止め 返信  引用 
名前:あんと    日付:2012/7/11(水) 14:29
はじめまして。
最近肌の老化が気になるようになり日焼け止めを探しているのですが、気になることがありましたので質問させてください。

従来の紫外線吸収剤だと370〜400nmのUVAはしっかり防げないというのは本当なんでしょうか?
富士フイルムの化粧品ブランドがその波長の長い紫外線を初めてカットできる技術を開発したというようなことを謳っていますが…

既存の日焼け止めに使われている吸収剤ではしわやたるみ対策として十分機能していないということだと選択肢がその商品しかなくなってしまうのですが、試したところ吹き出物が出来てしまったりやたらとクレンジングでも落としにくく肌の負担になるのではないかと悩んでいます。

特定の商品に関することになってしまったので、この質問がNGでしたらお手数おかけしますが削除お願いします。



2090.無機系紫外線遮蔽材
名前:通りすがり    日付:2012/7/19(木) 15:43
お邪魔します^^

たまたま興味のあるご質問を目にしましたので、参加させてください^^

この新商品、確かに長波長域紫外線を防御してくれそうですね。
構造としては、微粒子酸化チタンを、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン・水酸化Al・ステアリン酸で表面処理しています。

でも、少し待ってください。
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンという紫外線吸収剤は、もともと日焼け止めに使用されている、数少ないUV-A吸収剤の一種ですよね?
そして、B波領域を酸化チタンで処理している…という仕組みだと思えます。
つまり、コーティング方式を採用した主な理由は、防御可能な波長帯域を広げるためではなく、耐久性などにあったはずだと推測します。


A波領域の防御に関しては、酸化亜鉛も380nmから吸収できるはずです。富士のこのアイテム以外にも選択肢はあると判断できますので、心配されなくてもよいと思うのですが…。


いかがでしょうか?


2091.Re: 日焼け止め
名前:美里    日付:2012/8/6(月) 17:27
ご質問を拝見するのが遅くなり、まことに申し訳ありませんでした。
また、通りすがりの方、サポート本当にありがとうございます。

今回のご質問は、化粧品技術的な内容と解釈し、商品の良し悪しや評価に触れない範疇でお答えさせて頂こうと思います。

さて、富士フィルムのUVA吸収素材についての新技術ですが、通りすがりの方がお答え下さったように、理論的にはこれまでの紫外線吸収剤や散乱剤が370nm以上の領域を全く防げなかったのでありません。
ただ、十分ではなかったというだけです。

なら、この商品の謳っている事はどういう事か、簡単に説明しておきましょう。
これまでの一般的な技術とともに、以下の資料をみれば理解しやすいかと思います。

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0296682_01.pdf

この度の技術は、ようは今までの素材に特殊な加工を施したものと考えて頂ければ良いかと思います。
これまでにも、資生堂を始め原料メーカー各社が開発してきたポリマーによる紫外線吸収剤のコーティング技術(紫外線吸収剤が直接皮膚に触れない技術)がありましたが、これはそれをさらに進化させたものと考えると分かりやすいでしょう。
つまり、これまでのコーティング技術である紫外線吸収剤の表面を覆っているポリマーに、紫外線散乱剤を凝着させたものです。
なので、基本原則的には全く新しいものではありません。

しかしながら、この加工を行う事によって紫外線防止効果が格段にあがり、特に370nmより上の領域でそれが顕著に現れたという点が特化したところだと解釈できます。
おそらく、論理的にどういうメカニズムでこういう現象が起きたかは不明だが、結果的に測定してみればこうなった、という事だと思います。

でも、化粧品技術の側面から考えると、これは納得のいく現象です。
紫外線散乱剤の物理的粒子は、とにかくお肌に均一に並ぶ事がもっとも効率よく紫外線を散乱・吸収できる条件です。
そういう意味において、吸収剤も散乱剤も均一な小さな粒子に揃えてあげる事で皮膚表面にキレイに並び、もっとも効率的に機能するという事になります。
確かにこれまでの製剤では、いくらナノ粒子に微粒子化されているとはいえ、お肌に塗布した時点では偏りが生じます。
それをより解決したという点で、納得のいくメカニズムです。

ただし、この資料にあるデータは機械による測定データですので、果たしてお肌の上で額面通りかどうかは定かではありません。

以上でお答えになりましたでしょうか。

美里





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2093.Re: 日焼け止め
名前:あんと    日付:2012/8/11(土) 17:34
お話をきくとやっぱりこの製品を継続して使いたいという思いが強くなりました。実際の肌の上でのデータではないとはいえ効果がここまで違うとなると…

UVBだけでなくUVAからも肌を守ることが重要という話は良く聞きますが、この波長の紫外線防止効果は既製品ではかなり落ちるということを今まで全く知らなかったので、他のメーカーでもこういうコンセプトの製品が出てきてくれると嬉しいのですがなかなか難しいのでしょうか。

とはいえ大変勉強になりました。
通りすがり様、美里様ご回答頂きありがとうございました。


2094.Re: 日焼け止め
名前:部外者    日付:2012/8/16(木) 15:27
370〜400nmの紫外線の長波長領域を防ぐことは従来の紫外線吸収剤では難しいとのことですが、間違ってはいないですが、それほどのことではないような気がします。

従来の有機の紫外線吸収剤では確かにその領域の吸収スペクトルを持つものはあまりないかと思いますが、散乱剤である酸化チタンや酸化亜鉛であれば粒径をコントロールしてやれば(いわゆる微粒子といわれるものよりわずかに大きくする)散乱される光(紫外線)の波長をその領域に持ってくることが可能です。
(レイリー散乱の波長と粒子径の関係です)

ただ、この領域がこれまであまりアピールされていない理由が2点ほどあります。

まず一つ目に透明性の問題です。
UVA長波長側ということは可視光領域(400〜800nm)に近く、その領域の光を吸収・散乱してしまうと、化粧料の透明性を損なうという問題点があります。
酸化チタンなどの粒径を大きくすると日焼け止め特有の青白さがより悪化します。

今回の富士フィルムの製品も下地ということで色がついていますし、370〜400nmを完全に防ぎつつ透明な日焼け止めタイプはできないということでしょう。

もう一点は肌への影響です。
長波長ということはそれだけ光のエネルギーが弱く、そこまでして完全に防ぐ必要があるのかという議論です。
(同じPA+++であれば長波長を防ぐ代償にエネルギーの高い短波長のUVA防御効果が相対的に下がっていないか?)

ただ、現象自体は面白そうですし、これまであまりフォーカスされていなかったところをアピールするなかなかうまいやり方に思います。

部外者が長文失礼しました。


2095.部外者さまへ 勉強になりました
名前:通りすがり    日付:2012/8/16(木) 16:20
こんにちは。

大変勉強になるレス、とても参考になりました。ありがとうございます。

さて、対象の成分が「ハイブリッド微粒子酸化チタンHXMT-100ZA」だと仮定しますと、UV−B領域においても優れた透過率を達成しているようです。
そして400nmで30%ほどの透過率ですから、さすがに優れた効果を発揮していると考えて良いのでしょうね。


剤型:W/S乳液
有効成分:10 %
膜厚:12μm
基材:ポリプロピレン
測定:日立U-3300 分光光度計
という条件下とのことでした。


2096.Re: 日焼け止め
名前:美里    日付:2012/8/27(月) 16:13
その後の書き込みを拝見できず、すいませんでした!

部外者様の専門技術面でのフォロー、助かります。

こうした技術議論がここでできるなんて、楽しいですね^^
化粧品技術のリアルな一面がユーザーの皆様にお伝えできるのは、大変貴重な事と感じます。

化粧品技術と一言で言っても、製剤開発や素材開発、バイオ技術などなど、様々な分野の専門の方々が関わって作り上げられているのが化粧品のおもしろさ、そして難しい一面でもあります。
私の専門ではない部分もこうしてフォローして下さる方々がおられると、ユーザーの皆様の良い勉強の場になるように思います。

最後に私から、違った側面から見たデータの解釈について。

UV遮断率の測定データは、測定方法によって様々な解釈ができます。
例えば、一般的な測定機器として「SPFアナライザー」というものがありますが、この測定機器は試料の塗布の仕方によってある程度はデータを作為的にコントロールする事が可能です。
いわば、測定者の手次第、というところでしょうか。

他には、公的なデータとして使われる実際にヒトを使った試験においても、データの裏側には様々な背景が存在します。
例えば極端な例として、白色人種の方を被験者に使うか、黄色人種の方を使うかによって、当然その結果も違ってきます。

そういう意味においては、分光光度計を使ったUV吸収率測定も、解釈が難しい側面を持っています。

とりもなおさず、結果としてユーザーの皆様が欲している情報は、「実際に日焼けをどこまで防げるのか?」といった疑問に対する答えなのだと思いますが、実際には塗布量や塗り直し頻度によってかなりの違いが出てきますし、誤った使用方法をしているがために焼けてしまった、というトラブルが多いのが現状かもしれませんね。

とにもかくにも、日焼け止めアイテムは過信しない事が大切。
しつこい位に塗り直しを繰り返す事が、なによりの担保だという気がいたします。

以上、参考になればと思います。
通りすがり様、部外者様、貴重な書き込みありがとうございましたm(__)m

美里


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