昨年冬「獏さんがゆく」を観た。山之口獏という作家のことを初めて知った。大正の頃、浮浪生活をしながら創作を始めた作家のことはよくはわからなかった。現代の私の生活とはあまりにも違った。なにかすこし読んでみようと思い『山之口獏詩集』を読んでみた。幅広い創作をしていることがわかった。共感できる詩も多かったがよくはわからないものも多かった。文化座の火野葦平原作の『ちぎられた縄』(1956年)上演の際に氏が喜んで協力したという『ちぎられた縄』を読んでみた。本土復帰前の沖縄の様子を知ることができた。喜んで協力したであろう気持ちがわかるような気がした。 文化座はこれまでも劇団のテーマとして「戦争と日本人」「沖縄」を取り上げてきたという。このような「俳優の志」にあらためて尊敬の気持ちを持ちます。
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