0.1μの積セラでノイズ除去したからか、200k以上の高抵抗でも動作する。 また動作は安定したもので、不安定な様子はない。これまでで一番安定して いるように見える。これでまた少し改善した。とはいえ、使用した部品のバラ ツキによる違いはある筈なので、あくまで参考値として見て欲しい。 先の実験でシングルの標準としたR=100k、C=47について、ノイズ除去対策を 施した場合の計測をもう一度行う事にした。
■ R=100k、C=47μ(シングル)
・1Hz時出力=0.890〜0.894V ・リプル=0.004Vpp ・応答時間 14Hz→0.7Hz=37秒 / 44秒 0.7Hz→14Hz=39秒 / 37秒
R=100k、C=47μ(シングル)の場合もR=220k、C=22μ(シングル)の場合も、 部品のバラツキを考えた場合、恐らくそう大きな違いはない。ただ平滑用の Cはすべてタンタルを使ったので、22μの方が多分安いだろう。オシロとテスタ を見る限りでも、R=220k、C=22μの回路は一番安定しているように感じた。 よって、ここではTr.リプルフィルタ回路の標準をR=220k、C=22μの回路とする。
電源回路なら入出力電圧は一定不変なので回路の応答速度は殆ど問題になら ないため、CもRも動作する限り大きくする事が出来るが、周波数によって変化 するF/VコンバータのDC出力信号電圧のリプル除去だから、周波数の変更に従い、 その応答速度が大きな問題になる。Tr.リプルフィルタは直流電圧の安定化作用は 持っていない(前出、伊藤規之著「電子回路計算法 P.216)ので、電源回路より、 むしろDC信号電圧のリプル除去に適しているように思われる。 通常のLPFは10Hz以下の超低周波におけるコンデンサの性能低下と飽和問題があり、 ロックインアンプは現在保留となっているが、これでロックインアンプ方式も実用化 の可能性が出て来たといえる。
半導体リプルフィルタをDC信号電圧のリプル除去に応用するには高リプル除去能力 と伴に、応答時間を改善する必要があり、そのため可能な限りRは低抵抗、Cは低容量で、 かつ高リプル除去能力のあるものを採用しなければならない。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 彡ミ ___ __ 超低周波に関しては生体信号が10Hz前後と分かっている |ヽ /| ,,,,,,,,l / / ので、いずれこの帯域の機器は必要になると見ている。 |ヽ | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ ⊥ |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| Tr.リプルフィルタは機器実現のひとつの山場 凵 `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l だったので、この後、執拗な妨害が入って来ます。(・A・#)
08.7.6 ホッシュジエンの国内ニュース「トランジスタをパラレルに使用したリプル・フィルタ(2)」
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