荒田さん 5月末の宮之浦岳縦走では 大雨の中の登山ガイド 有り難うございました。大変なご苦労やお気遣いをして頂き恐縮して居ります。
屋久島の旅や登山の経験や年齢も異なっている四人でしたが 全員「自分は宮之浦岳縦走に本当について行けるのだろうか?」と大きな不安を胸一杯にして臨んでいました。二グループのガイドさんの協力とポーターさんまでお願いしての登山のおかげで無事下ってこれてほっと致しました。 上に登るほど 夜になればなるほど激しく降り続いた雨は 見事でした。そんな中でも鶯は鳴いて迎えてくれ またヒメシャラの木肌はいっそうつややかで 宮の浦岳山頂からの下りでは 何と あのヤクシマシャクナゲが 不思議な美しさで眼下を飾っていてくれました。 「ワァー きれい。」と 何度歓声をあげたことでしょう。 岩陰で震えながら食べたお弁当や山小屋で雨音を聞きながら棒の様になって寝たことも良い思い出となりました。
翌日の縄文杉、大王杉、ウィルソン株等々は 雨上がりの幻想的な霧の中で 人影も少なく静かに対面させてもらえ最高でした。長い生命の繋がりや力 またその大きさに畏敬の念を感じました。 長石がカットバンの様に埋め込まれている足元の安山岩は 滑ることもなく歩きやすかったです。トロッコ道で時々渡った橋の下の流れは 飛沫をあげすごい勢いでした。雨の直後というのに水が澄み切って清らかで、「きれーい」「きれい」と ここでも歓声を上げっぱなしでした。 道脇の苔の壁の 苔という苔から水滴がキラキラと輝いて落ちてきました。これも 恵みの雨の後でしか観られなかった贈り物でしょう。 白谷雲水峡は水量が増し 川を渡れないのではと予定を変え荒川登山口へ回ったことで、小杉谷集落跡地で杉の伐採の歴史を学ぶことが出来ました。人間の欲と自然を守ることのぶつかり合いは、今も続いていて考えさせられました。
1日目のヤクスギランドでの屋久島の植生・杉の樹々の基礎学習が 雨の登山中 目で色々観察し確認しながら登るのに役立ちました。 4日目は 永田小学校・横河渓谷・西部林道・大川の滝・千尋の滝と島を一巡して楽しませてもらいました。どこも 雨上がりの後だったからこそ見事な水量の滝や一層美しい樹木の輝きを見ることができました。
最後に 屋久島の人々とのふれあいで貴重な経験ができました。昼間永田小の事務室でお茶を入れて下さった方・宿で朝食をお給仕して下さった方・植木の販売店で親切に説明を書いてくださった店員さんが 夜にはいなか浜のうみがめ館で受付をされていたり、おみやげ物を自作して売っていらっしゃつたり また うみがめの産卵の説明をされていらして「あーら ここでも働いていらっしゃるの?」と思わず声をあげてしまいました。 島の自然やうみがめを守るため、こんなに力を合わせて 昼夜働いていらっしゃるみなさんを 愛おしく思いました。 皆さんの 島を愛する思いに 心洗われる思いがしました。
二度目の今回の旅が 屋久島の最後の旅かなと思っていたのですが、懐かしく振り返ってみると 遠いけれども もう一回行ってみたいと思えてきて ちょつと怖くなっているところです。
荒田さん 手塚さん 吉田さん 本当にありがとうございました。 一ヶ月ちょっとたった今 あの時の仲間と集まって写真を眺めながら 「良い旅だったよねー。」と あれこれ思い出して 話に花をさかせました。 お礼のたよりが今頃になってしまって ごめんなさい。 島の皆さん お身体と屋久島を大切になさって これからもお元気でご活躍下さい。 昨年同様 文が纏められず 長くなってしまって 恥ずかしいです。
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