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ネットセイバー作戦会議室
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1543.(untitled) 返信  引用 
名前:    日付:2011/1/30(日) 15:12



1564.Re: (untitled)
名前:    日付:2021/4/23(金) 19:54
>


1565.Re: (untitled)
名前:    日付:2021/4/23(金) 20:0

1409.ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜 返信  引用 
名前:事故米    日付:2008/10/11(土) 0:47
読者の諸君!元気にしていただろうか!私?私は元気さ!
さあ、君たちがこれから目にするのは金子サイドではない方、そう宮内サイドの話さ!山中の活躍を楽しみに待っていた君たち!非常に悲しいだろう?胸が潰れそうだろう?私もそうさ、山中は残念なことに金子サイド…二部ではあまり登場しない…しかし別れは出会いをつれてくる!
君たちはこれからは宮内サイドの話をするんだ!なんたってこのノベル版は彼がMEINAKAの校長の座を手にするまでの話だからね!

さぁ!みんなでお話の世界へ飛び込もう!C'mon!Let's GO!


話は少し遡る…謎の人物から宮内への警告の電話がかかってきたところへ…(覚えてない人は一部を読み返してね?)


「あなた…狙われてますよ…」
「誰だ!」
「オイオイ俺だよ、麦倉だよ」
「あッ!おまえは成績優秀、顔も悪くなく、運動部でチャラ男ルートまっしぐらなのにイマイチ友達がいなくて垢抜けない、あの麦倉か!」
「そうさ」

続く
勝手に新しく建ててスイマセェン



1410.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:[がつく木    日付:2008/10/11(土) 23:41
キターーーーーーーー!!!
まじで二部はじまっとるし!(驚愕)


1416.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:極めて近く、限りなく遠い世界で    日付:2008/10/18(土) 18:4
「お前は狙われているんだよ、宮内」
宮内と麦倉は未だに語り合っている
「ど、どうしてそれを俺に教えてくれるんだ!?」
「それはお前、お前が俺のダチだからに決まっているからだろ」
「貴様ァ!!」
「へ?」
「貴様ってやつはァァ!」
「な…なんだよ?」
「イイヤツダナー!」
宮内は感動していた!
「で?俺は誰に狙われているんだ?」
宮内が改めて訪ねる
「それについて伝えたいから電話したんだ、今から中野ブロードウェイに来てほしい」
「わかったよ」
「じゃあ待ってるぜ」
ガチャリ…ツー、ツー




「こ…これでいいのか…?」
暗い部屋の一角、電話を掛け終えた麦倉は震える声で訪ねた。
「ああ、よくやったよ。お前は。」
麦倉の影に潜む誰かが答えた。
「次は何をすればいいんだ?」
「約束通りに中野ブロードウェイで宮内に会え、そして殺すんだ。失敗したらお前は死ぬことになる。この俺の‘能力’でな」
どこから持ってきたのか空き缶片手に影がいった。
「わ…わかった。」


1417.テスト終了(色んな意味で)
名前:Wonderful Opportunity    日付:2008/10/18(土) 21:13
更新待ってましたッ!!
そして名物「無茶振り」きましたッ!!


1418.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:アニキ    日付:2008/10/19(日) 4:26
皆さんお忘れのようですが…宮内が居るのは道内某所、つまり北海道なんだ

北海道からブロードウェイは…


1419.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:極めて近く、限りなく遠い世界で    日付:2008/10/19(日) 7:51
悪い、見落としてたぜ。

中野ブロードウェイ→網走に改編したいんだが、いいか?


1420.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:恋心(KOI-GOKORO)    日付:2008/10/27(月) 20:24
「網走って言ったって…どこだよ?」
そう言えば細かい場所を聞くのを忘れていた。なのでとりあえず網走駅に来てみた。
「仕方ねえ、電話するか…」

「うおっ!?」
いきなり携帯が鳴り麦倉はビビった。
「み…宮内か…」
とりあえず電話に出る。
「も…もしもし?」
『もすもす?おー麦倉、待ち合わせって網走のどこ?』
「え?」
そう言えばあの時は完全にテンパってたのでまさかのミスをしてしまった。
「あ…網走駅の前だ」
『マジで?俺ちょうど駅に居るんだけど』
「じゃあ…改札の前に来てくれ」
『おK』
プツッ
「………」
麦倉は一瞬、宮内に帰るよう促そうとしたがやめておいた。
奴はどこで見ているか分からない。気を抜けば次の瞬間には命が無いかもしれない。

「よお。久しぶりだな。いつ北海道に来たんだ?」
「い…1日前」
渋谷でいつものように遊んでいたらいきなり奴に拉致られた。
「ほう…そうだったのか。まあとりあえず話ってのを聞かしてくれYO」
「ここだとまずいから俺に着いて来てくれ」
「おK」

10分後、2人は薄暗い路地裏にいた。
「そろそろ教えてくれYO。俺は誰に狙われてんだYO」
「え?あ…ああ」
こいつを殺さなきゃ、俺が殺られる。殺るしかない。
意を決してポケットの中の銃を掴む。
「お前を狙ってる奴は…この俺だッ!!」
振り返り宮内に銃を向けようとした。しかしそこには予想外の光景が広がっていた。
「み…宮内?」
麦倉が振り向き終わる前に、既に宮内は麦倉に対し銃を構えていた。
「やっぱりな。これで大体の事情は理解できた」


1421.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:奇跡のデジメンタル    日付:2008/10/27(月) 21:13
宮内曰く「そういうわけでおまえは用済みだ、あばよ。」と。
宮内は顔をづいっと近付けた。
「いやだ…やめろ…うわああぁぁッ!(こんな顔が最後に見た光景なんて!)」

「シッ静かにしろ」(←小声)
「今俺から見て右斜め後ろ四十五度におまえを脅してるであろう人物がいる。今から俺がおまえを射つ。しかしそれは差程の威力ではない。おまえは射たれたふりをして奴に近づき攻撃するんだ。」

「(そうか!能力を使ったのか。ならば俺の能力、超弾道[メガブラスター]で奴を粉微塵にしてやるぜ。)わかった。1、2の3!」


/ヾア‐/…バァン…バァン…(←エコー)麦倉は射たれながら勢いで影に近づく

「くらえ!メガブラす…」

バァァァァァァァアマァァァァァァァァァアブダダバイガチザナャタバラィダマャガイジズデドトトグワラゴキャガキン

麦倉を発信源とし、大爆発が起き、麦倉と麦倉を脅してるであろう人は吹き飛び、死んだ。

「ハハッこの銃弾は特別製でなあ射たれーてから五秒後にだーい爆発するんだよ。ククク俺は校長になるためなら何だッッッッッッてやってやーるぜ!クァハッハッハッハッ!」


1422.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:ボヘミアン    日付:2008/10/30(木) 21:55
「ハーッハッハッ…フゥ…」
宮内は狂ったような笑いを止めると、麦倉と黒い影の残骸を調べ始めた。



…調べはじめて数分後、宮内は影のポケットの中から煤にまみれたレポートをを発見した
「こいつは…まさか」
宮内が険しい顔でつぶやいていた。



―――数日後―――

都内某所、宮内は自分の部下たちを集められるだけ集め、会議を開いていた。
「…まず先日の死体の件だが、鑑識の結果、麦倉の方はは即死だったそうだ。問題は黒服の方なんだが…黒服は人間でない可能性がある。」
部下たちからどよめきが起こる。
「痕跡がなかったのだ。あの黒服は確かに人の形をしていた。というか人間そのものだった。しかし、爆発のあとからは死体どころか肉片ひとつ発見されなかった。」
「何者なんですか、そいつは?」
部下の一人が宮内に質問した。
「その答えが、ここにある…。」
宮内がレポートを取り出した。
「メイナカの幹部、金子が発案した、能力を所持した人造人間を作り上げる〔第2アスカプロジェクト〕及び同プロジェクト内の人体実験、〔地獄〕に関する資料だ。」


1424.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:孤独のRunaway    日付:2008/11/2(日) 22:22
都内某所で宮内による会議が行われているのと同じ頃……

ここは日本から遠く離れた地、エロマンガ島である。
現在の地図には「イロマンゴ島」と表記されている場合が多い。
だから予備知識の無い人間がこの島を探そうとすると、多くの場合は見つけられずに終わる。これを書いている私も例外ではない。
日本人はこの島をネタとして扱うことが多いが、この島は非常に暗い歴史を持っている。気になる人はWikipediaで調べると良いだろう。

…おっと、話が逸れてしまったようだ。本題に戻ろう。
ここ、エロマンガ島は乱伐によってほとんど森がなくなり、現在は大きな牧場が広がっていて、島の中心部には火山がある。
一見、平和そうに見えるこの島の地下で、MEINAKA幹部である金子の、金子による、金子のための極秘実験が行われていた。



「よし、『Divina Potentia』を投与しろ」
「了解」
薄暗い大きな施設。中心に分厚いガラスで囲まれた部屋があり、その中には深く眠っている、と言うよりは精気を失った男が、いくつものケーブルに繋がれて座らされていた。
「『Divina Potentia』、投与します」
注射針が男の腕に深く突き刺さる。
周りにいる研究者達がじっと見守る。

数分後、男の体が奇妙に光り始めた。
「こ、これは…!!」
「以前に無い反応だ!!」
「どうなっているんだ!?」
研究者が次々に声を上げる。
「グ…オオォォ…」
男が呻き始めた。かなり苦しんでいるようだった。
その時、モニターを見ていた研究者が大声で叫んだ。
「す…数値が…以前作ったプロトタイプと比べ物にならないほど上昇してます!」
「何!?」
「5000…5500…7000…10000…15000…こ、この数値は異常です!」
「おい、避難だ!全員逃げ…」
遅かった。部屋の中で大爆発が起き、頑丈な分厚いガラスはいとも簡単に吹き飛んだ。
「うわああああああああああ!!!!」
研究者達も次々に吹き飛ばされた。
吹き飛ばされる中、研究者達は驚きの光景を見た。

なんと、あの男が、この大爆発の中で、立っていた。



―――エロマンガ島―――

あの爆発と同時に、島を中心に大地震が起きた。
「ウワア!?」
「ナンダナンダ!?」
エロマンガ島民達が次々に声を上げた。
この地震は約3分間も続いた。それほど大きな衝撃だった。

「ナ、ナンダアレハ!?」
地震が完全に止まって2、3秒といった頃。
1人のエロマンガ島民が火山の方を見て叫んだ。

火山の火口から、勢い良く何かが飛び出したのだ。

他のエロマンガ島民も一斉に火山を見る。
が、既にその飛び出した『何か』の姿は無かった。
「オマエ、ナンモネエジャネエカ」
「ア、アレ?デモタシカニ…」



その飛び出した『何か』はとんでもないスピードである方向へ飛んでいた。
その場所で、男はしなければならないことがあった。

何の罪も無いこの男はある日いきなり、そして無理矢理エロマンガ島へ連行された。
全てを奪われたはずだった男は、この異常な『能力』を手に入れ、解放された。
奪われた物を取り戻す為、日本へと、男は飛ぶのだった。


1425.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:ファンタジスタ    日付:2008/11/2(日) 23:55
金子は語る


−−-地獄?ああ地獄プロジェクトのことですか。今現在産み出そうとしているものは何か、ですか。これは重大な秘密、トップシークレットなんですがねぇ…ま!ここは一つ気前よく教えて差し上げましょう。いいですか?地獄によって生まれるもの、今は非人間とでも呼びましょうか。
その非人間はただの通過点なのですよ。あなたもご存じかとは思いますが、まあ彼らは彼らで便利なんですが私はさらに見つけたのですよ。その先にある可能性を!フフフ、流石に察しがついてきたようですね。そう!非人間に能力を持たせるのですよ!フフフ、今はまだ実験段階だがこれが完成すれば我々は無限に能力者を生むことができるのですよ!
そして、能力を与える装置もほぼ完成状態!90%は繋がっている。完成までは時間の問題だ。フフフ、楽しみでしょう?まさに夢の軍団じゃないですか!
え?能力は何かって?フム…確かに現実には多種多様の能力者がいる。だがしかし我々の技術ではまだ流石に一つの能力しか作れなかった。しかしその能力次第でそんなことはカバーできる。

前置きが長くなったが彼らに与える能力、それは!

能力者の能力を奪い、自分の能力にする力!

どうだ?ぶるったか?これが完成したら世界は大変だろうなぁ…フフフ


…じゃあそろそろ死ね

グシャァッ!

金子を狙いに来た宮内派の男はここでこときれた。

つまり勘違いしないでほしいのだが今、地獄の内容を知っているのは金子一派、そして読者だけということになる。

これはイロマンガ島で大爆発が起きる二日前のことであった。


1426.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:ファンタジスタ    日付:2008/11/2(日) 23:57
最後のとこイロマンガじゃなくてイロマンゴだった
スマン


1427.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:YOU & I    日付:2008/11/10(月) 21:24
何だか俺が中心になってこの小説を書くことになっちまったが

 こ れ か ら も 応 援 宜 し く な !!


1428.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:YOU & I    日付:2008/11/10(月) 21:29
スレ違いだが、ついに「流星のロックマン」全クリしたぜ!!
……スイマセン、ハイ。どーでもいーですね


1431.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:YOU & I    日付:2008/11/11(火) 22:20
「結局、自分で殺っちまったぜ」
金子は目の前で息絶えている男を見て呟いた。
この男は、数日前に中川に暗殺を依頼した男だった。
「この……ゴミ野郎が!!」
金子は男を足で蹴った。何回も、何回も。
この男は金子に成り済まし、各地で暗躍していた男だった。
しかし、金子がキレている原因はそれだけでは無い。むしろ、そんな事はどうでもよかった。
ただ、このどうにも出来ない悩みをぶつけたいだけだった。
それは、人を殺しても、死体を何回も蹴っても、決して解放される事の無い悩みだった。

―――3ヶ月前―――

政府は『アスカ』封印後、全日本人に出した避難令を解除した後に、『アスカ』や『F』と同様に特殊な能力を持った人間が生まれている事を知った。
政府はこれを能力者と名付け、日本中で簡単に調査を行い18歳以下の能力者、及び能力者として覚醒する可能性のある人間をとある施設に集めた。
この施設こそが、MEINAKAである。MEINAKA創立の経緯に関しては、また後に語る事になるだろう。
理由は不明だが、調査で集められた人間の殆どは14〜15歳の少年だった。

この頃はまだ、十数人しか集まらなかった。
19歳以上の人間は軍に入隊させる予定だったが、こちらに至っては数人しか集まらなかった。
ちゃんと調べればまだまだ多くの能力者がいるはずだが、政府にそんな事をしている余裕など無かった。

他の人間が次々と覚醒していく中、1人だけ能力に目覚められない者がいた。
それが金子だった。
だが、金子はそれをカバー出来る程の頭脳を持っていた。
その頭脳だけで、MEINAKA内での地位を手に入れた。
ただ、地位を上げれば上げる程、金子は自己嫌悪に陥る事になる。
金子にとってはどんなに高い地位も、能力が無ければ何の意味も為さなかった。
何故、自分だけ能力に目覚めないのだろう。考えても答えなど出なかった。

しばらくして、金子は疑問に思い始める。
MEINAKAは能力者の育成学校だ。つまり、地位の基準は能力という事になるだろう。
だとしたら何故、自分は高い地位にいる?

そして金子は気付いてしまった。
自分がMEINAKAに入れられた本当の意味を……。


1432.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:あれ    日付:2008/11/12(水) 0:44
俺はやはりかなり強い能力を持っているんだ!

まだ十五歳、思春期も終えていない金子少年はそう思った。いや、思うしかなかった。そうしなければ崩壊してしまうほどに彼の精神は弱りきっていた。
MEIKAKAにきてからある程度の時はたち同輩たちは能力に目覚めていく…そんな中一人だけ取り残された彼はそんな妄想ともいえる考えにすがるしかなかった。
そう思い始めてからの日々は地獄だった。


「確立なんてさー勉強する意味なくない?5C2とか掛けたってそれが正しいって絶対証明できないだろ。」
「だいたいPはまだ許せるけどCってなんだよ。何割ってんだよ。」
彼はそんな他愛もない会話をしながらも頭の中では能力について考えている。


いったいどんな能力なんだろう…やっぱり派手なやつがいいな…フヘヘ

そんなことを考え一日は経ち彼は眠る。

また別の日

「忍者ってさ実はいなかったと思うわけよ。忍法とか無理じゃん?だからあれは子供が考えた漫画とかそんなの設定だ。それが甲賀ではやったんだ。」
「もっとロマンもてよ」

他愛もない会話、いつもと変わらぬ日々、変わらぬ自分、能力のない自分、能力の目覚めない自分…
彼は何度自己問答をしただろう。自分は今は芋虫なんだ。いつかは蝶になってはばたくんだ。おれはハバタクンダ。オレハ、オレハ、オレハ…
その回数は一日にゆうに5000回は越えただろう。

しかし彼は一つ大きな勘違いをしていた。
彼はすでに目覚めていたのだ。
能力者として目覚めていたのだ。


それはMEINAKAに来る前から金子に当たり前に存在し、金子もそれが普通だと思っていたこと。そして内面てな故に他者と違うことに気付かず、ずっと埋もれていたこと。
彼の脳には超超超極小の微生物が大量にいた。それらは彼の思考の電波をより早く伝えることができた。つまり砕けて言い方をするなら彼の能力は 頭 の 回 転 が 早 く な る 力

地味だとかショボいとか思わないでほしい。早くなるただそれだけ、だが彼の早さに限度などない。例えば普通の人が「おはよう」と言われたならばその人は「おはよう」とか返すだろう。パターンとしても3つぐらいだ。しかし金子は違う。おはようと言われた時点で「おはよう」と返すことからそいつを殺してどう死体を隠すかまで何千通りも考えているのである。その思考のスピード、それを有しながら狂わない大容量、その二つが彼の能力だ。読者諸君が考えているようなチャチな物ではないということを理解してほしい。

なぜ金子はその頭脳を持ちながら能力に気付かなかったのか?それは前述の通りこれが金子にとっての普通だったから、そして能力はそんな地味なものではないという妄想に彼自身が捕われていたからに他ならない。



書き方が過去形なところで察していただきたかったがこれは3ヶ月前のことで彼は今は自分の能力を理解している。

その止まらない超思考により自己嫌悪と能力への妄想、その二つを繰り返し狂いそうになる瀬戸際で気付いたのだ。



ここで一度金子の能力についての昔話はやめにして死体を蹴り続ける金子にカメラを戻したいと思う。


1433.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:夢見が丘    日付:2008/11/12(水) 19:52
目の前に転がっている死体は既に原型を留めていなかった。
あれから何時間蹴り続けたのだろう。
「何で……俺だけ……」

――同時刻――

「のはぁ!?」

(中略)

「O内…お前って奴は」
「後は警察に任せてとっとと帰ろうぜ」
「ああ、そうだな」

――MEINAKA・外務局長室――

「金子さん。山中ブッ殺しときました」
「中川か?こっちもこのゴミを消したところだ」
「ああ…そいつは例の…でも、いくらなんでもやり過ぎじゃないですか?」
中川は今まで自分が見たグロ画像の中でも1位、2位を争うグロさの死体を見て言った。
(漫画化の時どうすんだろうね)
ただ言った後、少し後悔した。
「何か、言ったか?」
この答えが返って来るのは分かっていたからだ。
「いえ…何も」
もっと機嫌が悪かったら多分このセリフも言えてなかったかもしれない。
「じゃあ失礼します」

「どうだった?」
部屋を出るとO内が扉の外で待っていた。
「また殺っちゃったみたい」
「…そうか。12月に入ってもう5回目だ」
「何か最近多くなったよね」
「まあしょうがねえけどな…」
「え?」
中川はとある質問をぶつけようとしたが、O内は既に歩き出していた。
(O内…お前はどこまで金子を知ってるんだ?)



そして時は2日後、エロマンガ島で爆発があった日に戻る。
ついでに話も宮内サイドに戻る。

「そ…それは…本当だったのか?」
MEINAKA福祉部門委員長、田中が声を上げる。
「ああ、この資料を裏付ける証拠も存在する」
宮内はポケットからICレコーダーを取り出し、再生した。

"―――地獄?ああ地獄プロジェクトのことですか。今現在産み出そうとしているものは何か、ですか。

(中略)

どうだ?ぶるったか?これが完成したら世界は大変だろうなぁ…フフフ


…じゃあそろそろ死ね

グシャァッ!"

プツッ…

「これは…」
再び田中が声を上げる。
「金子の影として暗躍してもらってた者に盗聴器を仕掛けておいた。それに残ってた音声だ。これは決定的な証拠になるだろう」

その後も様々な議論が交わされたが、宮内は金子の影について触れることは無かった。

「宮内、変わったよな」
会議後、田中と部下(名前は次回公開するよ!)は話し合っていた。
「一ヶ月前位からか?」
「ああ、もっと優しい心を持った男だったハズなんだがな……」

――同時刻――

宮内は特に理由も無くMEINAKAの近くの公園をブラブラしていた。
「『地獄』か…」
宮内がここまで考え込むのはかなり久しぶりの事だった。

しばらくベンチに座って考えていると、宮内はある気配を感じ取った。
例えどんなに小さい生物がどんなに小さい隙間に潜んでいても、宮内には全てが見える。
それが彼の能力である。
「あと50メートルか…」
何か嫌な気がした為、早く帰ることにした……まさにその時だった。
その「ある気配」は目の前に立っていた。
「なっ!?」
宮内の能力が狂っていた訳ではない。
男が凄まじいスピードで距離を詰めたのだ。
男は宮内の顔を鷲掴みにした。
「がっ!?」
宮内は自分の中の何かを吸い取られている様な気がした。
(ば…馬鹿な!?『地獄』プロジェクトは既に成功したというのか!?)


1439.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:孤独のRunaway    日付:2008/11/15(土) 20:37
「ぐ…」
宮内は必死に逃れようとする。しかし、男の力が強すぎて動く事すら出来ない。
そして、こうしている間にも自分の中から「何か」が抜けていく。
「ぐ…ああ…ああぁあああぁあぁあああああ!!!」

数分後、突然男はこう言って宮内の顔を離した。

「吸収完了」

それに続けて男は言った。
「金子は…どこにいる?」
だが、宮内は既に気を失っていた。
「…………」
男は無言のまま立ち去った。



翌日、宮内は部下により発見され医務室に運ばれた。

「失礼します」
田中が部屋を訪れた。
「先生、どうですか?宮内の具合は」
「いまだに昏睡状態だ。ただ命に別状は無い」
「そうですか…」

部屋の外でK太(前回の恐らく誰も期待してなかったであろう新キャラ)が待っていた。
「まだ寝てんのか?」
「ああ」
「そうか…で、敵は?」
「現場から採取されたDNAによれば、敵は能力者だ。ただ、そのDNAに異常が見られた」
「『地獄』が関係してそうだな」
「ああ。今まで以上に注意すべきだ」

――同時刻――

「爆発!?」
中川は椅子から落ちそうになった。
「はい、さっき『地獄』の実験施設からSOSが送られてきました」
「この事はまだ金子やO内には…」
「言ってません」
中川はMEINAKA幹部だが、『地獄』についてはまだ知らない事が多い。
全容を知っているのは金子とO内だけだろう。いや、O内でさえも知らない事があるかもしれない。
「…今からイロマンゴ島に言ってくる。この事は絶対に他人に漏らさないで」
「分かりました」

中川が去って数分後、中川に報告をした部下は電話をしていた。
「…はい。中川がイロマンゴ島に発ちました」
「そうか、ごくろうだったな」
「では、後は頑張ってください。山中さん…」

――その日の夜――

田中とK太は医師から連絡を受けて医務室に来ていた。
「先生、宮内が目を覚ましたって…」
「ああ、確かに覚ましたが…」
「?」
宮内のいるベッドを見ると、宮内は虚ろな表情で自分の手を見つめていた。
「何すかアレ?」
「私にも良く分からん。話しかけても返事をしないんだ」
K太が宮内に話しかける。
「おい、何やってんだ宮内」
宮内はゆっくりとK太の方を見た。


「…お前…誰?」


「は?おいどうした?頭イカれたか?」

「俺は…誰なんだ…?」


1440.SU☆GAマジで死ね。だがNOBUYAは神。
名前:000-18    日付:2008/11/24(月) 1:16
医師は語る。
「見ての通り宮内は記憶喪失だ。明確な理由は不明。だが、一つ気になる事がある。彼の体から能力の反応が無くなっている。恐らくは先程の会議でのICレコーダーにあった金子の『地獄』プロジェクトの話の中の『能力者の能力を奪い、自分の能力にする力』。宮内の能力の反応が無くなったのは、これによるものではないか?能力を人体から切り離すのには恐らく膨大なエネルギーと負担が必要だ。これによる大きなショックが原因で宮内は記憶喪失に陥ったのではないだろうか?」
ようやく田中が話す。
「『地獄』はもう成功したというのか?」
「ああ。盗聴の記録の中で金子は『ほぼ完成状態』と言っていた。しかし…」
「…何ですか?」
「『地獄』は普通の人間に能力を強制的に与える実験だ。私はここに来てからずっと能力の研究をしているが……そんな実験の装置はそんな短期間で、いや装置は作れても、実験を成功させるなんて不可能だ。我々が能力の存在を知ったのは3ヶ月前だぞ…」
「そう言われてみると……そうですね」
「これから話すのはあくまで私の予想だから聞き流してくれていい。……私の予想では、もしかしたら金子は我々が能力を知る前から能力の存在を知っていたのではないだろうか?恐らく、そのような実験装置の作成には最低でも半年は掛かる。そして今、行われているのは『本番』の為の『練習』だ」
「『本番』?」
「ああ。恐らく金子は……」

ガシャーン!!



その時、いきなり銃声が鳴り、窓ガラスが割れ、医師の頭から血が吹き出た。

「!!」

田中は自分の周りに簡単なシールドを張り、素早く窓の外を確認した。

「ちっ…逃げたか!…ドクター、大丈夫か!」
「わ…私は…」
「今、医者を呼んでくる!……って医者ってアンタしかいないじゃん!」
「うっ!」
「おい!しっかりしろ!」
「私は…もうダメだ…脳をやられてる…。か…金子は…完全には…能力を覚醒できていない…!」
「…え?」
「…も…もう一つ…SU☆GAには気をつけろ…!…そして…ぐ…GOOD LUCK…」

それが医師の最期の言葉だった。

「ドクター…クソッ!」
田中は床にコブシを叩きつけた。
「俺達…ずっと監視されて…狙われてたのか…」
「あ、K太。お前いたの?」
「おい!ちょっ…え?おい!!」


1441.更新再開!
名前:ひたむきで滑稽な逃亡者    日付:2008/12/16(火) 23:56
―――翌日、朝―――

イロマンゴ島へ向かうヘリの中。

「結構時間掛かりますね」
中川が操縦士に言う。
「でも飛行機でまともに行ったら5日は掛かるぜ」
「本当に何も無い島なんですか?」
「ああ、観光地とは言い難いな。観光客なんて滅多に来ないよ」
(……なるほど。実験には丁度良い場所だ……)
「もうそろそろ着くはずだ」
「この先に、何が待ってるんですかね?」
「……さあな。でも良い物はねえだろ」
「……そうですね」



―――同時刻、ハチオージ「第3会議室」―――

ここで田中を中心とした幹部達による会議が開かれていた。
「……昨日のドクター殺害の件に関してだが……K太、その時の状況を説明してくれ」
「ああ。その時は俺と田中、そしてドクターの3人で金子に関しての話をしていた。話を始めて5分くらい経ってから、外からの銃撃がドクターに……即死では無かったが、1分ほどで……」
「……」
「犯人の……目星は……?」
幹部の一人が聞く。
「ドクターは金子の話をしていて……話が核心に迫った、まさにその時に殺された。だから、何か知られてはいけない重要な秘密があって、それを喋らせない為に……」
田中が説明する。
「口封じって事か……」
会議の空気は重かった。彼らのリーダーだった宮内は何者かに能力を奪われ記憶喪失に陥り、頼れる存在だったドクターは殺された。能力者は田中とK太の2人のみ。金子側と比べて状況は圧倒的に不利だった。
「つまり、金子側の誰かが殺った……と」
K太が沈黙を破る。
「だろうな。だが、そう決め付けるのは安直だと思う」
「他の可能性としては……K・Yか」
「ああ、O内と中川によって死んだと思っていたが、一昨日に中川に電話が来たとか」
「しぶとい奴だ……」
「注意しておいた方がいいな」

その後も延々と作戦会議が行われた。
2時間が過ぎた頃、ドアをノックする音がした。

コンコン

「……誰だ?」
「どうも」
入ってきたのは田中やK太と同年代の少年だった。
「……何しに来た?」
「何時間も出て来ないんで、疲れてるかと思いまして。茶と簡単な菓子を用意しました」
「新入りか?気が利くじゃないか」
K太が笑いながら言うが、田中は怪しそうな目で見ていた。
「どうぞ」
その少年は丁寧に茶と菓子を配っていく。
全て配り終わり「ではごゆっくり」と丁寧にお辞儀をして部屋を去った。
「……じゃ、せっかくだし」
皆がそれぞれ菓子に喰らい付き、茶を飲む。
田中は不審に思ったが、あれだけ食べて何とも無い皆の様子を見て多少警戒心が薄れた。それでも田中だけは食べなかったが。

――そして1時間後、田中の嫌な予感は的中する事になる。



―――同時刻、イロマンゴ島―――

「何だ……これは……」
中川が実験施設の惨状を見て言葉を失う。不気味な機械の残骸に混じって、倒れている人が見える。恐らく、生きてはいないだろう。
「金子は……こんな物で何を……」

「うわっ!」

中川が考えていると、施設の入り口付近から声が聞こえた。
条件反射で振り返ると、操縦士が転んでいる。
「……何やってんだ?」
少し呆れ気味に溜め息をついて独り言を言った。

「うわあああああああああぁぁぁっ!」

今度はさっきとは比にならないほどの悲鳴が聞こえて、急いで振り返る。

操縦士から、血が吹き出ている。中川は目を疑った。
だが、中川にいつまでも操縦士を見ている時間は許されなかった。
いつの間にか目の前に、背は低いが、丸く太った男が立っていた。
男は、動揺する中川の腹を思いっきり殴りつけた。

「がっ!!」

大きく吹っ飛ばされ、壁に叩き付けられた。
モロに入った。すごく痛い。

男はゆっくりと近付いてくる。その殺気は並の物じゃなかった。

中川もゆっくりと立ち上がる。痛みをこらえながら。多分、戦わないと、殺される。あれは、普通の力じゃない。あんな体からあんな力が出るなんて、絶対に有り得ない。それほどのパワーだった。
そう、つまり。

「奴も……能力者……」


そして中川と太った男は対峙した。


「お前……その力、『能力』か?……何者だ。名を名乗れ」


「……答える必要は無い」


1442.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:Agonize Wish    日付:2008/12/18(木) 9:42
「…は?」
「聞こえなかったか?『名乗る必要は無い』って言ってるんだ」
何なんだコイツ。偉そうにして。
「初めて会った人には挨拶しろって習わなかったか?」
「お前とは初めてじゃない」
「…え?」
気が付くと目の前から奴は消えていた。あのデブのどこにそんな機動力があるってんだ。でも「お前とは初めてじゃない」ってどういう事だ?
前に、会った事がある…?
「オラァ!」
「!!」
気付いたら上から殴り掛かってきた。間一髪でかわしたが、あのデカさで体重を乗せた攻撃なんてされたら……考えたくないな。それにしても、今の奴の顔は酷かったな…。不細工にも程がある。こんな顔と前に会った事があるなら、忘れてるハズが無いと思うが…。
「オラオラァァッ!」
「うおっ!」
い…今のはちょっとヤバかったな…。でも、おかしいな…。見えない程のスピードで動いてるハズなのに、攻撃のスピードは遅い…。
「こっちだぁッ!」
後ろ!?いつの間に…!!
「うおおっ!!」
手から衝撃波を放ち、互いの力が相殺される。その衝撃で2人とも少し弾き飛ばされる。
「あ、危なかった…。それにしても、いつ後ろに…」
「今だよ」
「な!?また…!?さっき向こうに飛ばされ…!!」


―――同時刻―――

「何か、疲れるな」
「しょうがないって」
あれから10分が経ち、田中の分の菓子まで食い尽くしたK太は、目の前で繰り返される会話に飽き飽きしていた。田中やK太は、本来なら中学3年の少年だ。目の前で30、40代のおっさんが興味の無い話をしていれば、飽きてこない方が不思議だ。
「一応、大事な会議なんだ。この程度でダレるな」
「まったくよぉ。真面目ですねぇ〜、田中先輩は」
K太はついに椅子に寄り掛かり、寝る体制を取り始めた。
「おい、学校の授業とは違うんだぞ」
「もう力が出ねぇ〜」
「田中君、そろそろ…終わりにしないかね?」
目の前の席のおっさんが眠そうな目で言ってきた。
「え…?もう良いんですか?」
「もう良いんじゃね?何かさっきの差し入れ食ったらダルくなってきてよぉ〜」
隣のおっさんが今度はあくびをしながら言ってきた。
大人の会議ってもっとちゃんとしてると思ってたけど、こんなもんか。
田中は少し、失望に近い感情を覚えた。
「じゃ、お疲れ様で〜っす!」
ドアの近くの席に座っていたおっさんが立ち上がりドアに手をかける。

ガチャガチャ

「あれ?開かねーぞ?」
「…え?」
田中が立ち上がりドアの近くに行く。
「カギなんてかけて無いですよ?」
「んな事言ったってよぉ…」
「あ、もしかしてさっきの差し入れ君かな?」
おっさん4が言う。
「マジかよ…」
K太がうなだれる。
「田中、お前の能力でブッ壊せねえのか?」
おっさん5だ。
「いや、さすがに壊したらマズいんじゃ…」

そうこうしてる間にも時間は過ぎていった。
20分、30分、50分…。

「おい!誰も気付かねえのか!?」
「さっきからずっと言ってますけど、この部屋は機密会議用の部屋なんで、外には一切の音が漏れないんですよ」
田中はさっきから叫び続けるおっさんにウンザリしていた。
K太は完全に寝ている。
「オオォォォォォォォイィィ!!誰かァァァァッ!」
「…ああっ!うっせーな!いい加減にしろよ!」
「この状況で静かにしてろってか!?」
「まあまあ二人とも。本来は扉が内側から開かないワケが無いんですから。きっと原因があるは…」
「それが分かりゃ苦労しねぇんだよ!」
バキッ!
「はぽっ!?…殴りましたね?殴ったんですね!?だったら殴っちゃいますよ!?良いんですね!?本当に殴っちゃいま…ぶべらっ!」
おっさんが殴り合いを始めた。田中は頭を抱える。
「ハァ…」





"随分、賑やかですねえ"


"そして楽しそうだ……私も混ぜてもらいたい……"


"フフフ……本当に楽しそう……"





皆 死 ん だ ら も っ と 楽 し い だ ろ う な ぁ


1444.第15話「密室(1)」
名前:Agonize Wish    日付:2008/12/20(土) 15:14
「い・つ・に!なったら出られるんですかァァァァ!?」
「うっせーんだよ!いい加減にしろよ!」
「てめーがいい加減にしろよ!」
おっさんの口論は続いていた。
「なあK太…K太?」
「……」
「この状況で寝てやがる…幸せな野郎だぜ…」
「田中アアァアッァ!」
「何すか」
「扉ぶっ壊せエエエエエェェェェェッェェェェ…ゲホッゲホッ!」
「大丈夫すか」
「無理かも」
そう言っておっさんはブッ倒れた。
「何なんだよ…」

その時だった。
どこからともなく、声が聞こえた。



"そろそろ頃合ですかね"



「!?」
殴り合っていたおっさん達も突然の声に動きを止めた。



"しばらくはこの喧嘩を眺めるつもりでしたが……"


「誰だ!?」


"飽きてきちゃいました"



「この声……さっきのあいつか?」
「ああ…そう言えば…」
「おい!お前がドアを閉めたのか!?とっとと開けやがれ!」
1人のおっさんが大声を上げる。


"どう遊びましょうかね…"


「おい!聞いてんのか!ブッ殺すぞ!」



"…うるさいなぁ。人が考え事をしてる時には声をかけないでほしいですね"



「おい!開けろって言ってんだ!」



"口で言っても分かりませんか…。なら仕方ない"



「がっ…」

騒いでいたおっさんが、呻き声を上げながらいきなり倒れた。
背中にはナイフが刺さっていた。

「なっ…何が起きたんだ…!?」
田中が声を上げる。

「ひっ…」
近くにいたおっさんが後退りする。


"おっ。良いですねえ。あなた達のその顔。私の好みです♪"


「ふふふふふふふざけるななな!すすす姿をあらららわしなささい!」
おっさんが異常に噛みながら声を上げる。


"ハハハッ!面白いですね、あなた。でも私の狙いはそこの少年お2人だけなんですよ。他の方は…そうですね…うーん…"


「おい、K太。起きろ。何かヤバそうだ…」
「あーん?」


"うーん…まあ死んでもらいましょうか。良いアイデア思い浮かびませんでしたし"


「ヒィィィィ!」
「う…うそだろ!?ちょっと待ってくれ…ッ」

「おいっ!逃げろ!またナイフがっ…」
田中が叫ぶ。だが、当然逃げる場所など無かった。

ドスッ

「う…」
「ち…くしょう…」
「はぽっ!?」
「が………ま………」

田中とK太を残した、部屋にいた全員が崩れ落ちた。

起きたばかりのK太はこの状況に唖然としている。
田中にしても開いた口が塞がらなかった。


"やっぱり楽しいですねぇ。人が死ぬ瞬間って…フフフッ!"


「おい。姿を見せろ」
田中が壁を向いて言う。その表情には怒りの色が込み上げていた。

"…何故、ここにいるのが分かったのですか?"

田中が向いている壁から、さっきの茶と菓子を持ってきた少年が現れた。


1445.第15話「密室(2)」
名前:Agonize Wish    日付:2008/12/20(土) 15:16
「あれ?新入り君?」
K太が寝ぼけた声で言う。

「お前…こんな事して何が楽しい?」

「あ、自己紹介がまだでしたね。私、こういう者です」
彼は丁寧に名刺を2人に差し出した。

「あっ、どーもどーも」
K太が受け取ろうとする。だが……

「K太!受け取るなっ!離れろ!」
「え…?」
言われたままに後ろに下がる。すると、

ボン!

「うおおい!?」
「チッ」

名刺はいきなり小さな爆発を起こした。


「ふう…あなた…田中とか言いましたか?本当に目敏いですね…」
「まあな。お前の居場所も本当は分かってた。でも…それをお前も知ってたんだろ?」
「もちろん。だからあなたに攻撃はしなかった。まあ攻撃しなかったのには違う理由もありますが……」
「違う理由?」
「ええ。リーダーからの命令でね…」
「リーダー?」

「お前、渡辺って言うのかあ」
名刺の破片を見てK太がつぶやいた。

「この会議の出席者の死体全てを、極力、傷が無い状態で持ってきてほしい…と」
「なっ…!!」
「そういうワケで、出来るだけ一発で殺しますんで。その方が痛みも少なくてすみますよ♪」
こいつ…狂ってやがる!

「それじゃあ、始めましょうか?」

渡辺は再び壁の中へ入り込んでいった。

"見ての通り、私の能力は生物以外の物体をすり抜ける能力です"

「…くそっ、やっかいだな…」

"加えてこの密室…。あなた達はこの限られたスペースしか動けない。でも、私はこの密室を外側から自由に攻撃できる。この意味、分かりますか?あなた達は確実に死ぬ…って事ですよ…?"



「ちっ…」
確かに奴の言う通りだ。このままじゃ殺される。

「た…田中…」
K太が不安そうな顔をする。

「心配すんなよ。俺達なら大丈夫だ」



「田中…この状況を説明してくれ…」
「…お前、死んでいいよ」


1447.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:Runaway    日付:2009/1/8(木) 20:38

その頃イロマンゴ島では中川と素早いデブが対峙していた…


“くそ…あのデブ…あいつの能力が解らなければ手が出せない。”

(デブのくせに)素早い動きから繰り出される強烈な攻撃…
予測不可能な素早さ…
圧倒的に中川は不利であった…

「ちっ!」

中川は歯痒い状況に舌打ちをして、研究施設の残骸に身を隠した。

“冷静になれば何か分かるかもしれない…”

「出て来いよ中川ぁ!!」
デブの声が無人の研究施設に響いた。

その時、中川は有ることに気付いた。

「いつまで隠れん坊してればいいんだよ!

大人しく殺されろ!
痩せノッポ!」


瓦礫の影からデブの姿を確認すると、衝撃弾を放った。

キィーンと高い音を放ちながらデブに吸い寄るかのように飛んで行ったが、ギリギリの所で弾を弾き返し天井にぶち当たった。
瓦礫の破片や砂煙で辺りが覆われる…


「みぃ、つけた。」


1448.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:Runaway    日付:2009/1/8(木) 21:22

その声は直ぐ背後から聞こえてきた。

中川は地面を蹴り上げ急いで間合いを空けたが、直ぐに背中に痛みが走った。

「がはぁ!!」
中川は少量の血を吐いてうずくまった。

「どうやって殺してやろうかぁな。」
デブが中川の髪を掴んで頭を無理やり上げた。

中川はデブを思いっきり睨んでいた。

「気に食わない目してんなぁ!」

「おぃ高松!!てめぇの能力は瞬間移動だな!」

高松と呼ばれたデブは突然名前を呼ばれた事と自らの能力を言い当てられた事に動揺して手を放した。

「その動揺ぶりじゃ、図星だな。」

「な、何で分かったんだぁ!」

「砂埃の中で無傷だからな…

超高速で動いてるなら、砂埃が体に当たり、体中切り傷だらけ…
いや、蜂の巣になるはずだが、なっていないからな…

それと醜い顔は記憶から抹消してたから思い出すのに時間が掛かったぜ。」

「こんの中川ぁ!!!

能力が分かっても、防げないだろ!!

死にやがれ!」

瞬間移動で高松は中川の視界から消えた。

その刹那、轟音と共に不快な悲鳴が鳴り響いた。

“俺の能力の『音』を使えば相手の場所が分かる。

高速で動いてるなら捉えられないが、瞬間移動のなら静止状態からの移動だから簡単に分かる。”

彼の能力は音を操る能力だった。
普段は音を凝縮する事で爆発的な衝撃波を生み出す事にしか使わなかったが。

中川は施設内に反響した声をヒントに超音波でデブの位置を把握する作戦を考え実行していた。


「ゴボウ野郎ぅ!

コロス、コロス、コロス、コロス、殺してやるぅぅ!」
狂った怒号が辺りの空気をピリピリとした雰囲気にする。


1449.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:Runaway    日付:2009/1/8(木) 23:25

中川は張り巡らせた超音波で高松の位置を把握し、近付く。

「こっからは俺のターンだ。ブ高松!」
怒り狂う高松をさらに挑発する。

高松は瞬間移動して殴り掛かるが、怒りに身を任せた攻撃は中川には当たる事はなかった。

「あ〜五月蝿い、五月蝿い」


“超低周波音でさっさと片づけるか…”

掌の上で作り出した衝撃波を爆発させた。

鈍い音と共に空気振動が一気に広がった。

その途端に高松は超低周波音により重度の不定愁訴により地面に崩れ落ちた。

ただ、中川も弱った体で立て続けに能力を使ったため何とか立てる状況であった。


1450.実は依託してました。でも大目に見てね。という感じの第20話「伏兵」
名前:アグレッシ部    日付:2009/1/11(日) 23:43
―――ハチオージ「第3会議室」―――

「ふおっ!?」

二人は防戦一方だった。四方八方から飛んでくるナイフを避けるだけで精一杯だった。

「ほらほら。早く死んで下さいよ」
「ひぃぃぃ!!田中ぁぁぁぁ!」
「黙って避けてろ」

(ちくしょう、どうすりゃ良いんだ。相手が壁の向こうじゃ俺の『能力』は意味がねぇ…。何とかして引きずり出せねぇか…)

「K太、何か良い案ねぇか?」
「避けるだけで精一杯ですが何か?」
(くそっ、役に立たねぇ野郎だな…)

すると、ナイフの攻撃が止まった。

「どうしました?早く攻撃してきて下さいよ。こっちとしては面白くない。」
「こっちも面白くねぇよ。…なぁ。お前、見た感じ俺らと年同じ位だろ?その年で何であんな簡単に人が殺せんだ?」
「愚問ですね…彼らが生きてる価値の無い人間だからですよ」
「は?」
「あなたは知らないんですか?彼らが何をやってきたのか…MEINAKAという組織が裏で何をやっているのか…」

この時、渡辺の顔が一瞬曇ったのを田中は見逃さなかった。

「(…地獄の事か?)だから殺したってのかよ?…ふざけんな」
「それはこっちのセリフですよ。……おっと、話が逸れてきましたね。それじゃあ続きを始めましょうか」

渡辺の声がしなくなると同時にナイフがK太目掛けて飛んでいった。ボーっとしていたK太はそれを上手く避けきれず、足に刺さってしまった。

「ぐあああっ!」
「K太!」
血が地面に溢れ出す。
「油断大敵…ですよ。足が使えないのではもう終わりですね。では、さようなら」
二本のナイフがK太に向かっていく。
「K太ァァッ!」

だがこの時、誰もが予想できなかった事が起きた。
何とK太は自分に当たる寸前、ナイフの刃の部分を親指と人差指で摘んで止めたのだ。しかも二本同時に。

「なっ…!?」
これにはK太ばかりでなく渡辺も驚いていた。

「…おいおい。ここで死んだら俺がこの小説に出てきた意味がまるでねぇじゃねぇか。いくらなんでもこんな早く死ぬ訳にはいかねぇなぁ」
「…K太?」
「…?さっきとは様子が違いますねぇ…」
「これが俺の能力だ。名付けて『狂人(berserker)!』」
「(ださっ…)つーかどんな能力?」

「自らの血を見てから…いや、極限状態に陥ったからでしょうか?まあどちらにせよ、少しは楽しめそうですね…フフフフ…」


1451.第21話「トワイライト・ゲート」
名前:リンパ腺が腫れてるけど更新しちゃう    日付:2009/2/1(日) 23:15
「俺の能力はッ!!仕組みは分からねーがパワー!スピード!とか色々な能力値ッ!これが約3倍に膨れ上がるッ!!」
K太は田中に軽く耳打ちした。

「文字で見ると全く耳打ちには見えないな。まあいいや」
「思い付いたッ!俺は思い付いてしまったのだッ!!渡辺を倒す方法!まずは奴を壁から出す必要があるッ!それには俺と田中ッ!!2人の能力を組み合わせる必要があるッ!だからお前はこの部屋全体にお前の能力を作用させる必要があるッ!」
「意味は大体分かった」

田中は手を地面に付けて叫んだ。

「氷の大地(アイス・ステージ)!」

その瞬間、部屋の内部は一瞬にして凍りついた。
「フハハーーーッ!!これなら余裕で破壊できるぜーーーッ!!」
K太は壁を思い切り叩き付けた。
すると壁だけでなく、会議室そのものが吹っ飛んだ。

「うわああああああああっっ!な、何事だぁぁぁ!!」
ハチオージが大きく揺れる。社員も訳が分からずただ驚いたりしていた。

「Yeah!!Yeah!!!Yeeeeeeeeeeeeeeeah!!!!!」
「ここまでやるとは思わなかったよ。後で金払え」
「マジでかッ!?」
「フロアごと吹っ飛ばすなよ馬鹿か」

「本当に馬鹿な人達ですね……」
「!?」

俺は自分の目を疑った。崩れた壁の向こう――要するに奴、渡辺は『空中』に浮かんでいた。いや、これも能力なのだろうか。

「馬鹿なッ!フロアの崩壊に巻き込むつもりだったのにッ!!しかも奴は『浮遊』ッ!『浮遊』を行っているッ!!」

「壁を壊せば、もう私に策が無いから勝てる…と。そう思った訳ですね。でもそれは違うなぁ…」

「別にそれだけで勝てるとは思っていないッ!行くぞッッッ!!」

K太は空中の田中に殴り掛かった…が、

「かかりましたね……『トワイライト・ゲート』拡大版!」
「何ッ!?」

渡辺の手から黒い物体が出てきた。それは次々と広がり、K太の前に立ち塞がった。

「ンじゃこりゃあッ!?吸い込まれるZEEEEEEEEEE!!」

抵抗する間もなくK太はそれに吸い込まれた。渡辺もK太を追うようにその物体の中に入っていった。すると、物体は消えていった。

「うわあ……俺、忘れられてる……まあいいや」
取り残された田中はとりあえず残骸をあさってみた。そこである事に気付いた。
「おっさんズが消えてる……」
多分、さっきのK太を吸い込んだ技だろう。……そう言えば……

『この会議の出席者の死体全てを、極力、傷が無い状態で持ってきてほしい…と』

こんな事を言ってやがったな……。
この言葉は何を意味するのだろうか。死体愛好家?

『ええ。リーダーからの命令でね…』

そのリーダーが死体好き?いや、それは無いだろう…。無いと信じたい。だが『極力傷が無い状態』というのは何か意味があるんだろうか。

「考えても分かんねーや……」
本部に戻ろう…とした時、

「てめー何やってんだコノヤロー!」


1454.第22話「SU☆GA」
名前:Yeah    日付:2009/2/1(日) 23:26
「え?誰?」
「ハチオージの管理者だコノヤローてめぇ!何してくれてんだこのウスノロがッ!金払って弁償しやがれ!」

忘れてた……。それも含めて本部に帰ろう……。





―――能力者管理組織「APMO」―――



能力者管理組織「APMO」!!

「MEINAKA」や「MEIMEI」の管理だけではなく、把握している能力者の全ての情報を管理ッ!

政府直属の組織だが、一般には知られていない闇の組織ッ!

ちなみに「AMPO」は「Ability Person Management Organization」の略であるッ!エキサイト翻訳でやったら出てきたッ!





―――能力者管理組織「APMO」・最高管理者室―――

コンコン

「入りますよ」
「…誰だぁ?」

「MEINAKA幹部の田中です。お久しぶりです。……SU☆GAさん」

「で、どうした?」
田中は手短に用件を伝えた。

「ほう…良いだろう。金は払ってやる。俺の大事な教え子だからな。だがK太が行方不明に……私の大事な教え子が行方不明……何とも悲しい事だ。ではMEINAKAの方でK太の捜索を行ってくれ」

「分かりました。……失礼しました」

バタン





「……K太が消えたか。つまり計画は予定通り進んでるって事だ。ヒャッヒャッーヒャァッ!!私の方程式は動き出したッ!もう誰にも止められない!あのガキ共にもなァッ!!所詮は道具!奴らは道具なんだよォォォ!それも…使い捨てのなァ!アーーッヒャッヒャァァァァ!!」

「SU☆GA様。山中様から電話が……」

「おおッ!待ってたぜェェッ!!」


1457.第23話「Condensation of Supersonic Wave」
名前:ぱっつぁん、俺はもう疲れたよ    日付:2009/2/2(月) 23:8
「はぁ…まさか貴様がここまでやるとはな…」
「!?…この技を喰らって起き上がるとは…」

イロマンゴでの2人の戦いは続いていた。

「遊びはもう終わりだ。こっからは本気でお前を潰す…行くぞ!」
再び高松が姿を消す。だが、
「バカめ!超音波を使えばお前の居場所は一瞬で分かる!」
「それがどうした!喰らえいッ!」
「そこだッ!」
感知した場所に衝撃波を放つ。
しかし、そこに高松の姿は無い。

「なっ…」
「掛かったなアホめがッ!!」
「後ろかッ!」
中川は間一髪で避けた。
「何ッ!?俺のフェイントを見破りやがった!」
「お前の力はこんな物か!?ガッカリだぜ!今度は俺の番だ!行くぞッ!」
中川は手に超音波を凝縮していく。
「チッ!」
高松は再びワープしようとする。だが…
「か…体が動かない…?」
「終わりだな。喰らえッ!Condensation of…」
そしてその超音波を一気に放出しようとする。
「クソッ…クソがッ…クソ野郎がァァァ!!」

「Supersonic Wave!!」
「ぬぐあああああああああああああああああああ!!!」










「ふー…ま、余裕だったな。あ、そーいやアイツ大丈夫かな…」
中川は倒れている操縦士の元へ向かった。
「おーい、大丈夫…じゃ無さそうだな」
「あ、ああ。手を貸してくれ」

「てめーらァ…」

「!?」
2人が振り向くとそこには傷だらけの高松が立っていた。

「何も収穫が無いんじゃ『アイツ』に怒られちまうぜぇ…」

高松は操縦士の目の前に瞬間移動し、操縦士の首を掴んだ。

「ぐはっ!」
「テメェ、高松…!!」


1460.第24話「帰ってきたアイツ」
名前:瞬殺されたアイツが帰ってきた    日付:2009/2/17(火) 23:10
「さあ、コイツを助けたいならこっちに来な。変な動きを見せたらコイツの命は無いぞ」
「くっ…」
考えろ……。この状況を切り抜ける方法は絶対にある……。
「オラ、とっとと来いや。マジで殺すぞ」
「わっ…私の事は気にしないで早くコイツを倒すんだ!」
「そんな事は……」
出来るワケねぇ……クソッ……
「早くしろっての」
高松は数発の衝撃波を放った。
「ぐっ…!」
「中川っ!」
「フハハハハァッ!お前にもう手はねぇんだよッ!」



「いや、そうでもねーぜ」

今、言葉を放ったのは中川ではなく、操縦士だった。

「何とか間に合ったみたいだな」

「…?お前、一体何を…」
いきなり口調の変わった人質に高松は驚いていた。

「お前、高松だっけ?久しぶりだな〜」
「え?誰?」
「オイオイ俺だよ」
「だから誰……」

「喰らいな!超弾道[メガブラスター]!」
「え?ちょっ……グブゥォォォオオオオオオオオオオオオオ」


1463.第25話「アイツもやってきた」
名前:アルペジオオオオオオオオオオオオオオオオオ    日付:2009/3/8(日) 11:10
高松はメガブラスターをまともに受け、数秒間宙に舞った。
そして大きな音を立て、地面に叩き付けられた。
それを確認してから、男は中川に話し掛けた。

「よう、中川。久しぶりだな」
「お前…麦倉か?宮内に殺されたんじゃ……って言うか何で」
「まあその話は後でゆっくりしようや。色々言いたい事があるだろうが、俺もお前と色々話したい」
「え?……って言うか俺ら派閥違うだろ?」
「まあそうだけどさぁ。今は宮内派とか金子派とか言ってる場合じゃ無いんだよ。あそこで死んでるデブ見りゃ分かんだろ」
「……ああ……そういやそうだな」

高松はよく考えてみれば得体の知れない存在だった。
能力が使えることはともかく……

「何でここに居たんだ?」
「そりゃあ、あいつがこの場所で何かやってるって知ってたからだろ」
「何で知ってたんだよ」
「俺に聞くな。それより早く帰ろうぜ。臭いし」

そして、二人が出口に向かって歩き始めたその時…

「待てッ…まだ終わってねぇぞゴミムシ野郎どもがッ!!」

高松が立ち上がっていた。だが、立っているのがやっとのようだった。

「てめーらッ…殺すッ!殺してやるッ!!もう手加減はしねぇッ!本気で潰すッッ!!」
「あっそ。じゃあやってみろよミジンコ野郎。あっ!ミジンコって何気にちょっと太ってるからお前にソックリだね。あっ!ヤベッ!ちょっと笑い止まんなくなっちゃった」
「麦倉、ふざけてないで早くメガブラスターしろよ」
「オッケェィ!メガブラスターッ!!」

超弾道の名の如く、光の束が一直線に高松に向かっていく。
しかし、それは高松の目の前で弾かれて四方に分散した。
これで勝負が付いたと思っていた麦倉は当然驚いた。

「なっ…!馬鹿な!奴のどこにそんな力が…」
「!?…この感覚は…」

中川の体が小刻みに震え始めた。

「何で奴が…」

霧が晴れていく。そこには高松と、もう一人別の人間が立っていた。
それは中川には見覚えのある人間だった。





「……山中……」
「……この程度か」

だが、山中には以前の殺気は無かった。口調も穏やかである。
中川はそれでも体が震える自分に憤りを感じていた。

「…高松…僕は失望しているよ。こんな雑魚に何を手間取ってるの?」
「……スマソ」

「お前…何しに来たんだ!」

中川は声を上げた。

「この前の借りを返しに来たんだよ」

そう言った直後、山中は中川の目の前に来ていた。
「しまっ…」
「斬空刃!」
「ぐあああっ!」

中川は10m近く飛ばされた。起き上がってくる気配は無かった。

「中川っ!」
「よし、借りは返した。いや、貸しすぎたかな?フフフ…」
「てめぇッ…!てめえが山中かッ!ちょうど良かったぜ……今ここで殺してやるよ…」
「山中…ここは俺にやらしてくれ…コイツには一発かましてやらねーと気がすまねぇッ!」
「高松…君はボロボロじゃないか。今、戦っても君は彼には勝てないよ」
「……チッ…」
「まあ、そういうことだから。今日は戦う為に来た訳じゃないんだ。それじゃあね」

そう言うと二人は一瞬で消えてしまった。

「!!…待て!……クソッ…逃げられたか…」

そうは言ったが、あの斬空刃の威力を見る限り、まともに戦っても勝てたかどうかは微妙な所だろう。

「……山中…」

続く


1481.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:何はアレ    日付:2009/6/12(金) 18:0
age


1505.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:おにのライトハンド    日付:2009/6/15(月) 23:50
age


1512.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:ほっすぃー    日付:2010/8/11(水) 21:37
age


1513.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:    日付:2010/9/12(日) 23:57
誰か続き書いて


1519.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:いいよぉ    日付:2011/1/6(木) 15:55
いいよぉ


1559.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:死ねよ    日付:2011/2/12(土) 3:8
どっかのゴミが第一章落としやがった
死ねよ

身内の犯行とは思いたくないけど可能性はあるな


1560.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:寒い    日付:2011/11/22(火) 9:33
懐かしい


1561.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:わんこそば    日付:2011/12/20(火) 10:32
懐かしいな


1562.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:2011    日付:2011/12/28(水) 9:19
もうすぐサヨナラだぜ……


1563.Re: ノベル版アスカ第二部〜青春激闘編〜
名前:2012    日付:2012/2/6(月) 10:43
やあ

1558.(untitled) 返信  引用 
名前:埋め    日付:2011/1/30(日) 15:35
埋め


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