[ ホームページ ] [ 携帯用URL ]
『ホツマツタエ大社』
ホホホ、よう来たのう〜。そなたもホツマツタエ大社の萌え神様へ参拝に来たのであろう?ここは萌え神様が降臨する場所であるといわれておる。なお、言い伝えとはいえ、ここでSSを奉納すると投下SS技能として裏技能のあがるやも知れぬ。もちろん時には萌え神様の上の○○大魔人も降臨するかも知れぬぞ。ああ、いい忘れておったが、表には書けぬというSSもここには投下自由じゃ。何なりと奉納するがよかろう。奉納した者は自分のサイトに自分で奉納したSSの掲載も可能じゃ。気が付いた時には技能があがっているやもしれぬぞ。ではゆるりとすごされよ。

[ EZBBS.NET | 新規作成 | ランキング | オプション ]
iモード&(絵文字)、au対応!ケータイからも返信できる無料掲示板!
名前
 E-mail 
題名
内容
投稿KEY    タグ有効 改行有効 等幅フォント
URL



154.こっそり更新「招待状」 返信  引用 
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 1:0

思い出は時に残酷でやさしいと誰かが言っていた。

もうすぐ「彼」が結婚するのだと聞いている。承知しているはずなのに、招待状に出席と丸をつけることをためらう自分がいた。

「うち、なにやってるんやろうな」

加藤祭は肩に跳ねる毛先を指で絡ませながら、それをみていた。

招待状には当然結婚する二人の名前がある。
4月の吉日にきめられたその日は、自分が彼に初めて会った日でもあるのだ・・・。

どうして忘れられるのだろう。
陽だまりの樹の下で、まるでおひさまみたいに笑う彼は、初めて見た時はものすごく頼りなく見えた。
女の子にもにたその相貌は、ある意味話しやすく、でも、ある意味異性として見るには難しいとおもった。
だから「ぽややん」だといわれるのだけれど・・・。

速水厚志・・・絢爛舞踏の称号をもち、呼吸するように幻獣を闇にかえす士魂号のパイロット・・・そして、芝村の姓をもつもの・・・そして・・・。

うちが愛してしまった人だ・・・。



155.つづき
名前:ゆっきー    日付:2008/8/23(土) 10:55
最初に意識したのは・・・・たしか自分が小隊司令室で物資のリストをチェックしていた時だった。
戦闘の後で、まだ戦況もこちらに不利な時だったから、物資の調達が思うようにいかなかった。
そんな自分に「加藤さん、よかったらこれを使ってくれないかな」と言ったのは単なる気まぐれだったのか・・・今となってはすべてただ一人の少女の為なのだとわかるのだけれど、その時の自分はそんなことを気づきもしなかった。

「ほんまにええの?速水君あとで10倍返ししてくれっていってもうち、知らんよ?」そう言って笑って金の延べ棒をうけとった。

「大丈夫・・・もうすぐ加藤さんがこんな風に苦労しないで済むようにするから」
そう速水君が笑ったから、冗談だろうとおもっていたけど、本当にその後、多くの戦闘において戦果を残し、戦況はいつの間にか優勢になっていた。

物資も5121小隊に面白いように集まってくる。それが全て、速水君が手配していたというのを知ったのは、ずいぶん後になってからだった。
そして一緒に作業を手伝ってくれたりするうちに、気づけば眼で追っている自分がいた。
一度聞いたことがある・・・。
「速水君は、今好きな子いてるの?」
速水君はその時じっとこっちを見て。
「気になる子はいるよ」といった。


156.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2008/10/2(木) 0:25


自分の顔が赤く染まるのを感じながら速水君を見ていたときから自覚させられていた。
「ああ、うちはこのひとが好きなんや・・・」と。

今思えば・・・その「気になる子」が自分でないと気付くまで、うちが心を惑わさせられることになるんだけれど。

あるとき
「なあなあ、速水君。今度の日曜にほんまに速水くんちに遊びにいってもええの?」

社交辞令だとわかっていても、遊びに来ていいよと言われてしまっては聞かずにはいられない。
ましてや芝村舞や東原ののみがすでに家に行っていたと聞いては心中穏やかにはいられない。そんな自分が嫌だった。

「えっと・・・散らかってるかもしれないから掃除してからならいいよ」

と速水君はいつものぽややんとしたスマイルで応える。
「ほんまにええの?じゃあ、絶対約束やぶったら許さんよ?」

その時は「いいよ」といった意味もわからないままただうれしくて待ち遠しいだけ日付が変わるのが遅く感じて・・・そんな自分にどこか苦笑いしていたのだった。

そして速水君の部屋に初めて訪れたその時、うちは初めて速水厚志を知った・・・。


160.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2008/10/7(火) 14:52

部屋に訪れたときに
「いらっしゃい」
と速水君はふりふりエプロンをしていた。
思わず笑いそうになりながら
「やっぱり、それ似合うわ・・・。あがってええのん?おじゃまします」
そういって靴を脱いだ。
足元に糸が落ちていたので
「速水君、糸くずおちていたよ」
と渡した。
瞬間顔がこわばったみたいだったが
「大掃除でゴミおちたんとちゃう?」
というと笑って
「ごめんね」
といった。
部屋にあがり、香る紅茶を入れて貰ってクッキーをかじりながら、あたりを見回すと、思った以上にモノが少ないことに気が付く。
ベッドと小さな本棚とクローゼットに小さな机。机の上には小さな花が飾ってあった。

本棚を何となく眺めながら、どんな本を読んでいるのかと思えば料理やお菓子の本。後は戦術教本くらいで、少年の部屋にありがちな漫画すらない。ある意味速水君らしい部屋だった。
ただ一冊、他の本にまぎれて分厚い植物図鑑があったのだけが気になった。
「速水君、植物図鑑なんてなんにつかうん?」
何気なく聞いた言葉に紅茶のおかわりを注いでいた速水君の手が止まった。
「別に・・・花が好きだからだけど」
そういってまた注ぎ始める。
何かが引っかかった。

気のせいかな・・・。

そう思っていたので、速水君の手が自分に伸びてきたとき何が起きたのか解らなかった。


161.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 0:41

「は、速水君?」
その細い外見には似合わない強い力で自分は押し倒されていた。

「・・・何処まで知っているの?」
見下ろされながら見たことの無い妖しい光を目に宿して、少し低く脳に響くようなテノールで問いかけられた。
「何処までって・・・?なんなんや?うちはただ、本を聞いただけで・・・」
速水君は不思議そうに小首をかしげて
「そう?・・・加藤さんが皆の人間関係を知っているのは僕も聞いているよ。・・・知っているのは・・・人間関係だけじゃないよね?」
そう耳元にささやいた。
小隊司令室で事務をしているといろんなことを耳にしてしまう。
速水君が準竜師にいろいろ指令を受けていることも・・・そして物資がこの情勢で士魂号のものが妙に都合よく5121にあつめられる事も・・・。
でもそれは自分にとっては突撃遊撃隊である小隊の特徴でしかないと思っていた。・・・そう、この瞬間までは。 

「ねえ、あの花に毒が入っているって知ってる?入り口に不審者が侵入してもわかるようにトラップしかけてあることも・・・気付いていたんでしょう?・・・ねえ、事務のウィザードの加藤さん」

どこか獲物を捕まえた豹のように楽しげに聞いてきた。
「う、うちはそんなこと・・・・」
視線がおよぐ。
少年とはいえ、男子の部屋で二人っきりで男子の体の下に組み敷かれている・・・。じゅうたんに押し付けられた腕が、足が、速水君の少し高い体温を伝えてくる。身体がさっきから熱い・・・。

「はぁ・・・うち・・・何も・・・知らんのに・・・。ただ視線感じていたから・・・気になって」
速水君がふっと口の端に浮かべた。
「なあんだ、僕が加藤さんに好意があるって思っていたんだ・・・。てっきり僕の秘密を掴んでいたんだとおもっていたから目を離さないようにしていたのに・・・」

「なっ!!・・・そんな・・・」
「でも、聞いちゃったんだもの、口止めは必要だよね?ねぇ?加藤・・・さん?」
語尾がすこし上がるイントネーションで訊ねられて、自分はただ驚いて見上げていた。

目の前のこの人は・・・・誰?

いつもぽややんと笑っている速水君・・・じゃない・・・。

跳ね除けようとした腕に力が入らない・・・。それどころか身体が熱くて、さっきから息が乱れる・・・目が潤むような感覚と、どこか目の前にいる速水君を抱きしめたくなる衝動と逃げ出したい衝動が交互におそってきて、自分が何時もとは違うことがわかる・・・。

「なんで・・・うち・・・払いのけられんのや・・・」

「あはっ。そろそろ効いてきたんだね。思ったより効きが遅くて焦ったよ」
「効いてきたって・・・何・・・なの」
「ふふっ、クッキーに媚薬混ぜたんだ」
そういって速水君の指が自分のネクタイを解く・・・。
「やめ・・・速水・・・くん」
「これからもっと気持ちよくなるからね・・・ほらブレインハレルヤだよ」
そういうと速水君は自分の腕を唇に引き寄せ、多目的結晶をあらわにすると、自分の手の結晶と重ね合わせた・・・。とたんにブレインハレルヤのプログラムが身体を駆け巡っていった。

「あ・・・」

それまで体験したことの無いブレインハレルヤの強い効果に身体が意思に反して感じていくのがわかる。驚きと、例えようの無い快楽と興奮がプログラムから与えられ、加藤祭の身体を翻弄していった。

「やめて・・・いやや・・・」
目じりに涙を浮かべながら、肌に触れる速水君の指に反応していく。


162.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 0:39

そういってもすでに意に反して首筋にかかる速水厚志の吐息は自分の身体を翻弄しはじめていく。

「こんなのって・・・うち・・・」

目じりに流れる涙のひとしずくを見つけて速水厚志は舌でそっとそのしずくをすくった。

「僕は加藤さんをずっとみていたよ。君がどんなに危険かも知っていたからね。でも、こんな風に泣く事なんてないんだ・・・僕とこれから秘密を共有するんだから・・・」

優しく聞こえるその声はまるで悪魔のささやきに似ている。どこか信じられない思いと、やっぱりそうだったんだと思う気持ちが自分の中にある。そのとき速水の指が加藤の両手を片手で押さえたままブラウスのボタンをはずし始めた。

速水の濡れた舌が首筋から胸元へどんどん降りていくたびに、意思とは関係なく声が漏れる。すでに身体が熱く、涙で潤んで見えるのは速水の青みがかった黒髪だった。
速水の指が胸を隠しているブラのフロントホックをはずすのを感じながら、指が胸のふくらみを優しくもみしだき始め、それまでこらえていたのが不思議なくらい自然と漏れて声があがる。

「ひゃ・・・あ・・・んん・・・あかん・・・は・・・あああ・・・」

いつのまにか手首は開放されてその両手が胸を優しくもみながら頂に舌がちろちろと舐められている。
身体の奥から湧き上がる快楽に下の泉から濡れる感覚をおぼえて足をよじった。


164.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2009/2/5(木) 12:42

「ねぇ加藤さん・・・僕の事ほんとうはどう思っていたの?・・・人畜無害?・・・それとも女の子みたいにぽややんと笑って家事しているからこんな事なんてしないって思ってた?」

くすくすと笑いながら耳元でささやいた後、さらに執拗な愛撫を両胸から与えられる。
のけぞり、あえぎ、速水厚志によって服を脱がされのけぞりながらそれを止められない。下から駆け上がる快楽を甘受してしまう自分がいる。

「はや・・・み・・・くん・・・すご・・・い・・・」

漏れる言葉はブレインハレルヤのせいなのか・・・。あおむけになっている自分の足を抱えられM字に曲げられながら、今度は舌を使って何度も何度もあふれる泉を舌ですくって舐める行為を繰り返しする速水厚志はふっと身体を起こした。

「はぁっ・・・はあっ・・・」

息があがり、もう脱がされた服がベッドのあちこちに散らばっているのを見ながら速水君がベルトを外す音を聞いて、抵抗できない自分はブレインハレルヤのせいだと必死に言い訳した。

「もういいよね・・・こんなになってるんだからさ。ほら入るよ」

冷たいのにどこか優しくすら聞こえる速水君の声を聞いて、これが夢だと思おうとした。
そうでもしないと自分に覆いかぶさってくるその男を受け入れるには、昨日までの印象とあまりに違う速水厚志を同じように好きでいるのか分からなくなっていた。
ただ、身体は頭でかんがえるよりずっと素直に快楽に堕ちていった。

「あ・・・ん・・・」

「そんなかわいい声を出すと、もっと気持ちよくしてあげたくなるよ」

速水君は身体を密着させるようにわたしの腰を引き寄せて動き始めた。


182.(untitled)
名前:ゆっきー    日付:2009/7/12(日) 22:56

速水厚志の腰がうごくたびにうちの中の何かが壊れていく。

「やめ・・・はやみく・・・あああ」
水音がはげしくなるたびに耳元に青い目をした悪魔のささやきがおちる。手首を強く握られながらその悪魔は優しく微笑んだ。

「ねえ・・・こんな事をしている君が今どんな表情をしているか見たくない?すごく悦んで僕をうけいれてるんだけど・・・」
「な・・・!!」
「あれ?やっぱり嫌だったの?・・・やめようか?」

そういって動きを止めた速水厚志をみあげ、うちは想いとは別に身体が勝手に快楽をもとめているのを知ってしまった。
潤んだ瞳で泣きそうな顔で
「いやや・・続けて・・・」
そう言ってしまっていた。

ああ・・・堕ちていく。
うちはただ好きなだけやったのに・・・。

行為に翻弄され快楽を与えられて
うちは気を失った。

何時間たったのだろう・・・。
気がつけばベッドの上に寝かされていた。まるで何もなかったかのように服を着たまま・・・。

「ああ・・・良かった気がついた?」

ぽややんとしたいつもの笑顔が見えて、うちは上気した頬がこれは夢だったのやと思い込もうとした。
「はい、紅茶入ったよ。大丈夫?」
「うん・・・うち・・・?」
「あはっ・・・ごめんね。加減がわからなくてブレインハレルヤ効きすぎたみたいだ・・・」

その言葉に呆然として、あれが現実だったと身体の痛みで思い出した。
泣きそうになるうちを速水君の腕が優しく抱きしめた。

「ごめん・・・ただ秘密を共有して欲しいだけだったのに、無理やりしてしまったね」
「うちは・・・うちはただ・・・」
言葉がうまくつなげられたら・・・こんなときどんなにいいのに・・・とこれほど強く思ったことはなかった。

「何度もこんな関係をしようと思ってないから安心して・・・ただ今日はイレギュラーな事ばかりだったから」
そういって抱きしめながらうちの髪をなでる。

残酷なまでの愛情を知った最初の日だった・・・。


185.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/12(日) 23:28

胸のなかに残る愛情は自宅についてからも、切ないほどうちの心を締め付けていた。
「なんでこんな事になってしまったんやろ・・・」
後悔してももう抱かれてしまった自分は、心のどこかを速水厚志にもっていかれてしまったようだ。
目を閉じると、さっきまで触れていた速水くんの息遣いと体温をまざまざと思い出せる。
触れる指先の感覚までよみがえり、うちは自分の指がそのあとをなぞるのをあわててやめた。

「あかん・・・シャワーあびんと・・・」
風呂場に入り熱いシャワーをかぶりながら鏡をみると、あちこちに赤いあとが残っていた。
それも服でかくれる場所ぎりぎりに・・・。
胸元に・・・右肩に・・・腕の内側に・・・太ももの内側に・・・鏡に映る自分がとても信じられない。

思わずしゃがみこんでうちは自分の身体を抱きしめた。
心はもう奪われていた。
「明日からどうやってうち・・・速水君と顔をあわせればいいんやろ・・・」

泣きそうな想いを抱えてその日はなかなか寝付けなかった。
まぶたを閉じるたびに、寝返りをうつたびに、速水厚志のあの青い瞳を思い出す・・・幸せな痛みを抱えていたから。


189.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 0:54

翌日は快晴だった。
うちはいつものようにお弁当を作り、1組の教室のドアを一瞬ためらった後あけた。
「おはようさん、いい天気やね」
だれともなく元気に声をかけたらそこにいたのは速水君だった。
「あはっおはよう加藤さん。いい天気だよね、お昼は屋上あがったら気持ちよさそうだよね」

そう何気なく言葉をかけてくる。その語尾を言い終わる瞬間、一瞬だけ私をじっと見つめ真顔になっていたのを気づいてしまった。

言えるはずない・・・誰にもこんな関係。

授業が始まり本田先生の怒号が教室で響いても、一向に授業に集中できなかった。
おなじ教室に速水君がいる・・・そう思うだけで頭のなかに昨日の画像がよみがえる。

「先生・・・」

手を上げると本田先生がしゃべるのをやめた。
「すんません・・・うち気分が悪いんで休んでいいですか?」
「おっ、体調が悪いんなら休め。ここのところ物資が頻繁にとどいていたしな・・・速水、ちょっと整備員詰め所についてってやれ」
「あ、はい」
「なぁんだバンビちゃんがいくなら愛の伝道師の瀬戸口君がおくるのだが」
「バカヤロ、お前にまかせるほうが心配なんだよ。速水、いけ」
「はい・・・さあ、加藤さん行こう」
「う・・・うち・・・」

そのまま廊下へ連れ出され、速水くんに誘導されるように整備員詰め所へと連れて行かれた。
顔が赤くなるのを止められないままに・・・。


190.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 1:29

整備員詰め所の戸を閉めた瞬間。
速水君はそれまでのぽややんとした笑顔から、一瞬で残酷なまでに冷たい笑顔へと変わった。
そのままゆっくりとうちを追い詰めるように部屋の奥へと進んだ。

「ねえ・・・あんなに露骨に態度に出たらみんなに気づかれちゃうよ?」
「気分がわるいのは本当や・・・うち・・・昨日のことまだ許してないんよ」
精一杯にらんだつもりだったが速水厚志には逆効果だった。
「そう・・・許してないんだ・・・。ああ、じゃあ許してもらえるようにしなきゃね」

そういうとうちを奥にあった机のほうへ追い詰めてゆっくりとその手を伸ばした。うちが逃げようとする手をつかみ、そのまま机へとぬいつけるように手を押さえつける。
「やめ・・・なにすんのん・・・」
「許してくれるまでやめないよ」
カーテンの引いてある整備員詰め所は薄暗かった。
その中で速水厚志は空いた手で無理やりうちの口をふさぐと首すじに舌を這わせてきた。

「んん・・・んーっ!!」
思い切り抵抗しているのに・・・どうして・・・。
スカウト以上にSランクの速水厚志の体力は力強くて・・・うちの抵抗などモノともしない。
うちは昨日以上に激しく速水君に身体をうばわれていた。

机に押さえつけられた上半身はすでに淫らにはだけ胸元に入り込んだ速水の指がゆっくりともみほぐしていた。そのテクニックはとても昨日今日抱いた男のものではなかった・・・。もっとずっと昔から・・・そう・・・。

そこまで考えながら徐々に力の抜けていくうちの身体は、昨日の余韻をまたフラッシュバックしていた。

力なく首を振るうちの身体を抱えるように持ち上げ、昨日よりあられもない姿をさせられながら速水厚志のものがうちの中に入ってくるのを止められないまま翻弄されていく。
無意識に速水厚志の首に腕を回し抱えあげられる自分の姿は、どうみえているのだろう・・・ふと、そんなことが気になった。

「かわいいよ・・・加藤さんは」

言葉とは裏腹なその行為はうちの身体にまた新たな熱を加えた。
淫らなくぐもる声があがり、行為に伴って水音が響く中、あの教室ではみんなが気づかずに授業を受けているのだと思うと、本当のことを誰かに言ってしまいたくなった。

しかし行為を終えた速水厚志はうちをふとんに寝かせると、信じられないくらい優しいキスをして
「加藤さんごめんね・・・小隊の皆を守るために今は君に秘密を守って欲しいんだ・・・。だから僕の計画を秘密をばらしたりして・・・じゃましたりしないでね」

そういって部屋を出て行った。
どうしても泣きそうになる。
あんなにむりやり行為を受けたのに、それでも好きな速水君に抱かれると身体が愛されていると錯覚してしまいそうになる。

「うちは、ほんまもんの大莫迦もんや・・・」

そんな自分が嫌やった・・・なのにその日を境にうちはそんな速水君をサポートしていくようになっていた。
利用されているとわかっていながら・・・。


191.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 2:51

それからしばらくは、誰にも言わないまま普通に数日が過ぎていった。

速水君は相変わらず3番機の複座型に芝村舞と乗っている。
ほぼ毎日のように二人で整備後の調整とトレーニングをしていた。
幻獣の撃墜数は絢爛舞踏までもうすぐだった・・・。

目にするたびに叱られている速水君の表情がぽややんから時々真面目な顔になるのを一体何人の人間が気づいているのだろうか・・・。

そんな事を考えながら時折誰もいない深夜の小隊司令室へ差し入れのクッキーを持ってくる青い目をした男。
速水君は、誰もいないのをテレパスで確認して、うちの身体をまるで・・・そう、秘密を中にとどめさせるように求めていた。優しく・・・時に激しく。でも愛をささやく事はしない・・・。

相変わらずみんなの前ではぽややんと笑い、小隊のみんなから告白されそれを断りながら確実に幻獣撃退数を増やしていった。
ただ、速水君が芝村舞と共にいる時間が増えるたびに、芝村舞は笑うようになり、そして芝村舞は速水君を見ている時間が増えていった。

胸が苦しくなる・・・。
愛してもくれない人を愛していくのはこんなにも辛いのだろうか・・・。

「ねえ、速水君・・・うちらいつまでこんな関係をつづけるんやろ」
一緒に事務作業を手伝ってもらいながらふとした瞬間聞いてしまった。

「加藤さんはいつまで続けられる?」

笑顔をみせながら逆に聞いてきた速水君のその顔がまるで「秘密を語ったらもう一生あえなくなるよ・・・」と語っているようで空気が冷えた。
うちは寂しそうに笑いながら。

「あかんな・・・うち・・・速水君が生きててくれるだけでいいんに・・・うちが生きている間は想い続けるつもりでいるのに・・・弱気になるんやわ・・・あかんね」

そういううちに速水君は抱きしめてそのたび「ごめんね」と耳元にささやいた。
このひとは幸せになれへんかもしれん・・・不意にうちの脳裏にその想いがよぎった。


192.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/13(月) 2:48

「どうしたの?なんで泣いているの加藤さん」
気がつけば涙が頬を伝っていた。

「なんでもない・・・目にごみが入っただけや・・・」
「大変だ。ほら、見せて・・・」

両手で顔を挟まれて顔を覗き込まれた。
唇がふれるほどの距離でうちは泣きながら叫んだ。
「放して・・・大丈夫やから・・・でないとうち・・・」

言葉が言い終わらぬうちに、うちの唇は速水君の唇にふさがれていた。とっさの事にどう反応していいか分からない。

ポカポカと速水君の胸を叩いて・・・その手が首へと回った。
何度も重ねているうちに息があがる・・・泣いている自分の涙が唇に伝って唇が離れた後「すこししょっぱいね」とつぶやいた。
その時、速水君がうちを強く抱きしめた。

「ごめん・・・加藤さん、ごめんね。僕は・・・芝村を名乗ることになる」
「うん・・・知っている」
「!!」
「・・・情報は誰よりはやいんよ・・・うち」

謝ることなんてないのに・・・。

「速水君が何を求めていたのか分からないけど、うちは少なくともずっと好きやったんやから・・・舞とやろ?」
「うん・・・」
「そんなら・・・うちが勝手に速水君好きでいてもゆるしてな・・・」
「・・・いいの?」
「いいんよ・・・これで・・・すっきりするわ」
速水君が何も言わずうちを抱きしめた。


198.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/18(土) 1:43
しばらくして、「カダヤ」という存在になったと芝村舞からきいた。

数日後のある晴れた日に
屋上へお決まりの告白をするために速水厚志は芝村舞を呼び出した。
二人は付き合い始めているのだと情報が入るたびに
鈍く胸の奥がツキンと痛んだ。

仕方のない事・・・分かっていた事だったが、一緒にいる舞が笑うのを見るたびに、隣にいる速水厚志が幸せそうに微笑むのをうちは見ていたくなかった。

目をそらそうとしても同じ教室。
そして小隊司令室で事務をする自分には速水厚志を視界から遠ざけたくても、姿を見ないで済む日はなかった。

二人が付き合って一週間もした頃だろうか・・・。

「もう知っていると思うけど・・・あれから舞と付き合うことになったんだ・・・」
小隊司令室で二人きりになったとき、帳簿から一度も顔を上げないうちに、ふと速水は言った。
陳情を終えた速水厚志の顔は憂いを残した声でうちに話しかけ

「もしかして・・・僕と今一緒にいるのも辛い?・・・かな」
と聞いた。

しかたなく帳簿を見ながらなるべく平静を装って答える・・・。
「ええんよ・・・うちのこと気にせんで・・・。ほんまに自分の気持ちがこんなに回復するのが遅いんやとは知らんかっただけやから」


書類から目を放さず電卓をたたくうちの手を、不意に握られてうちは自分を見つめる速水君の青い瞳を見上げた。
「・・・ごめん」

かぶりをふる自分はなぜだろう言葉を選んで
「本当は忘れるのはむりやってわかってる・・・やけど、どんなに辛くても・・・うちはそれでも速水君を見てるだけでいいんよ・・・。ただうちの手のとどかへんような遠くにいってしまわんといてね・・・」
そうぽつりとつぶやいた。

速水君はうちの手をぎゅっと握ったままうちから視線を外そうとしない。
「約束は守るよ・・・」
その手をそっと自分の唇に引き寄せてそっと口付けると
「加藤さんは僕にとって大切なひとだよ。だから君にはずっとこうして変わらず近くにいて欲しいんだ・・・」

そういいのこして部屋を出て行った・・・。

パタン・・・。戸の閉まる音と同時にうちは崩れるように椅子に座り込んだ・・・。
「うちにどうしろという・・・の」

嫌いにもなれず、始まってすらいなかった関係は将来恋人にはなる事もない・・・。
ただ好きでいるだけのクラスメイト。
抱かれた記憶を忘れる事もできないまま、変わらずそばにいろと速水君はいう・・・。

ひとり残された部屋でうちはついさっき手の甲に感じた熱を胸に抱きしめた。
触れられるたびに心が震える。
あきらめているはずなのに、淡い期待をもってしまう。

これが恋だというならうちはもう誰にも恋なんてしたくない・・・。

そばにいればいるほど辛くなるのに逃げる事もできないなんて・・・辛すぎる。

情報が二人の人間関係の変化を事細かに知らせる・・・耳をふさいで目をつぶっても知ってしまう二人の関係は痛みとなって積み重なる。嫌いになってくれるならこっちも嫌いになれる・・・でも実際は愛情を自分にもっていているのだと気づかされる。

「どうしたら・・・忘れられるんやろ。こんなに好きやのに」

気がつけば帳簿のうえにぽたりと涙が一つこぼれていた。
慌ててぬぐいながらうちは机のしたにもぐりこんだ。

誰にも見られないように・・・
誰にも泣いている理由も、姿も知られないよう・・・うちはうちの身体を抱きしめて声をころしていた。

その日は泣くのをこらえるのが精一杯だった。


203.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/22(水) 23:33

ようやく泣きそうになるのをこらえて朝が近づいてきたので部屋を出ようとしたときに、もう誰も残っていないはずの校舎から芝村舞が出てきた。

「ん?なんだ加藤・・・まだいたのか?」

目の下にすこしクマをつくりながら、舞はすこし疲れた顔で微笑んだ。
あわてて笑ってつっ込みをいれる。
「なんや徹夜かいな・・・舞も熱心やね。今までプログラムつくっとったん?」
「・・・ああ。物資の調達がいまひとつなのでな電子妖精で発言力をためようと思ってたところだ」
整備員詰め所から出てきた芝村舞は少し疲れたように答える。

「うーん、舞はがんばりすぎてるんとちゃうかな?最近ちゃんと寝てへんみたいやし、無理しすぎたらあかん」

そういうと芝村舞はふっと笑って
「そなたも厚志と同じ事をいうのだな・・・」
といった。

いつの間にか呼び方が「速水」から「厚志」に変わっているのを気づかさせられながら、同じようにいったその事実が似たもの同士だと言われているようでなんだか嬉しかった。

「そ、そうなんや・・・まあ速水君はパートナーやもんな〜。心配するやろ?」
「まあ・・・あやつは誰にでも優しいのだがな」

そういって少し頬を染める舞を見て、また胸が痛む。
速水君が優しいのは特別だからだよ・・・それに気づいているのだろうか・・・?

「まあ、これから仮眠とって授業遅れんようにきいつけてな」
というのが精一杯でうちはその場を急いで逃げ出した。

二人の気持ちが近づくにつれて、自分のやっている事がつらくなる。

芝村舞が速水君に盗聴器をしかけても、彼の事だ、きっとうちに会うときは眠ったふりでもしてダミーの音声を聞かせているのだろう・・・。
テレパスセルを舞に持たせないようにしているのも、きっとうちに会うときのための用心なのだろう・・・。

いっそ舞に全て話して嫉妬を爆発させて、速水君と舞の仲を壊してしまえばいいのだろうか・・・。
情報を操作して噂を流せば、いくら鈍感な舞でも速水君を嫌いになるかもしれない・・・。

でもそれをしたら・・・・。

きっと速水君の計画が狂う。
そして芝村の力を使えば、舞が(考えられないが)うちを「芝村の手のもの」に命じて事故に見せかけて殺す事も可能かもしれない。

うちが出来るのは見守る事とサポートする事だけ・・・。

分かっているのに、それがこんなに辛いのはきっと目の前の芝村舞が小隊の皆を守るために必死になっているのを知っているから・・・そして芝村舞のよさをうちが知っているから・・・嫌いになる事も出来ずにいる自分がもどかしかった。


やみくもに駆け出しているうちにグラウンドに来ていた。いつの間にか泣いていたらしい・・・そんな時、車椅子に乗っていたなっちゃんがグラウンドに倒れていた。

「な、なっちゃん!!どうしたん?!怪我はない?」

昔から知っているなっちゃんをうちは自然と手助けしていた。昔あこがれていたことも手伝って小隊が一緒と分かったときは、力になろうと自然に思えていた相手だった。
そんななっちゃんが倒れてうちは倒れている身体を起こした。
なっちゃんはうちの手を払うと

「大丈夫だ莫迦女。ちょっと地面の凹みに車輪をとられただけだ」
といった。
「そうなん・・・怪我ないならいいんや」
そういって立ち上がろうとすると、うちの手をなっちゃんが掴んだ。
「おまえ、何で泣いてるんだ?」

あわてて涙をぬぐったがもう目が赤くなっていた。

「いややわ・・・砂が目に入ったみたいやね」
そういって誤魔化そうとしたが、なっちゃんの目はじっとうちを見ていた。
「嘘をつくときお前はいつもそっちを向いてしゃべるから分かるんだぞ。なにがあったんだ?」
射抜くような目が誤魔化す事を許してはくれなかった・・・。


204.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/8/3(月) 2:22

掴まれながら手を振り払う事も出来ず、うちはなっちゃんを抱えるように車椅子に座らせて、その足元にしゃがみこんだ。
だんだんと白み始めた空を見上げながら、うちはなっちゃんにだけ聞こえる声でつぶやいた。

「うちな・・・ただ幸せになりたいだけやねん・・・なのに何でうまくいかんのやろな・・・っておもってたら涙・・・勝手にでたんや・・・それだけや」
足元を車椅子にのせなおし、ひざ掛けをのせるとぱっとなっちゃんを見上げて笑いかけた。

「でもな、うまくいかなくてもいいんや・・・。みんなが生きてさえいてくれたらうちは・・・今それだけで充分なんやから」

「加藤・・・お前」

「あはは、何いうてるんやろうねうち。かんにん・・・うちもう・・・何いうてるんやろうな・・・」

思い出すだけで涙が出そうになる。しゃがみこんで俯いていたら何だかいろんなことが頭をよぎっていく・・・あかん・・・もう笑って去らないと・・・。

そう思っていたら手が髪にふれた・・・車椅子に座っていたなっちゃんの手がうちの頭に触れゆっくりとなでていた。

まるでいい子いい子をされているように。

「な、なんや、なっちゃん・・・おかあはんみたいやね」

されるまましばらくじっとしていた。今の状態なら顔をあげなくてすむ。それがなんだかありがたかった。

「お前は莫迦だがよくやっているよ・・・俺がいうのも変だが」
「あはは・・・めずらしくほめられとるね・・・明日は雨かな・・・」
「莫迦・・・もう、今日だろうが」
「なんや天気予報は今日は雨かいな・・・てるてるぼうず作ったら晴れるかな」
「てるてるぼうず?遠坂にでも頼むのか?」
「あはは・・・遠坂くんってそんな趣味あるのん?」

たわいない会話が今はすごく安らげた。
それは相手がなっちゃんやったからかもしれない・・・。

あけ行く空をなっちゃんと二人でグラウンドで眺めながら、朝の冷たい空気を吸っていた。猫たちが集まっていた。

もうすぐ午前6時になろうとしてる。
こんな時になっちゃんに逢ってしまったのも変なめぐりあわせだと思いながら、うちはこの偶然にすこしだけ感謝した。

一瞬だけ忘れていられる・・・それがすごく楽に感じられたから。


208.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/23(木) 0:5

それから数日は、どういうわけか・・・本当に珍しい事なんやけど、なっちゃんがうちに話しかけることが多くなった。

なっちゃんがいるとうちとの会話がボケとツッコミをしているようで自然と笑いがこみ上げてくる。
周りが笑いに包まれて、うちも笑っていられるから、うちは速水君のことをほんの少しだけ忘れる事が出来た。

ただ、時々、うちが元気に笑っていても、なっちゃんだけはじっと観察しているようにうちを見ている。
そんなときは決まって速水君と舞が一緒にいるときだった。
うちはどんな顔をして二人をみているんやろう・・・。

全てを見透かされているようで、なっちゃんの近くにいるのが怖い。でも一緒にいると楽に感じる今のうちには、見透かされても速水君の視線を正面から受けるのよりはましな気がしていた。


夕暮れに車椅子を押しながら、うちはなっちゃんと一緒にハンガーへとやってきた。なっちゃんは整備担当だから、今日入った物資を組み込む作業が残っていたのだ。

ふと3番機をみれば、上のほうで舞にどなられながらちょっかいをかける速水君の姿が見えて慌てて視線をそらした。

「そんなに辛いなら見なきゃいいんだ」
「え?」

つぶやくような声が聞こえて振り向くとなっちゃんが少し怒ったようににらみながらうちを見ていた。


212.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/7/30(木) 17:16

「ちょっと、来い」

そういうとなっちゃんはハンガーを出て裏の階段のところへやってきた。車椅子をくるりと方向転換させると、後ろをついてきたうちに

「聞こえなかったのか?莫迦女・・・辛かったらあいつらを見るな。俺をみてればいいと言ったんだ」

まただ。全てを見透かすような視線・・・。

「ばか・・・って、なにいうてんの。うちは別に速水君と芝村舞がどうこういうてない」

なっちゃんは苦々しげにつぶやいた。
「・・・やっぱり速水と芝村か。お前が変な表情になるときはあの二人が近くにいるときだからな」

「なんなの、なっちゃん。別にどうだってええやんそんなこと・・・うち別に二人が・・・別にどうもせんのに」

見透かされて動揺するうちの手首をなっちゃんはつかんだ。
すこし力を込めて、声を聞こえるぎりぎりの大きさでうちにだけささやいた。

「忘れるな。俺はいつも見てるんだ。お前がそんな辛そうな顔をするのがどんなときか。いつも、いつも莫迦みたいに笑うお前が、どういうわけかあいつらが絡むと不自然な笑顔を作ろうとする。俺が・・・俺がお前を見てるわけくらい気づけ・・・莫迦女」

つかんでいた手を離し、ぷいと横を向いてすこし頬を染めるなっちゃんをみて、うちは初めてなっちゃんの気持ちが分かった。

このごろ笑わせてくれていた理由も。
何も用がなくても気づいたらうちの近くにいてくれた理由も。

心配しているのにどうしてこの人はこんなに周りくどいんだろう・・・うちでなかったら気づかへんわ。

「なっちゃん・・・おおきに・・・」

うちは何も考えずになっちゃんの頭を抱きしめた。
「う、うるさい。莫迦・・・胸があたる・・・じゃまだどかせ」

「あはは、はなさへんよ。今うち顔みせたないし」

頭を抱きしめながら涙が頬を伝う。こういう愛情をくれる人もいる・・・なのにうちの心は速水君を求めてしまう。
こんなに穏やかに包むような、なっちゃんの気持ちを知っても、速水君と舞の姿を見るのが辛くても、うちは・・・うちは・・・。

「・・・っく」
「・・・加藤?」
「・・・あはは、ごめんななっちゃん。うち・・・うちな・・・今のままでええんよ。何も望んでないし・・・」
「でも辛いんだろ?だったら・・・俺に寄りかかればいい。支えるくらいなら出来る」

うちは首をふった。
抱きしめた腕をそっと放すと、すぐ近くにあったなっちゃんの顔が少し悲しそうにゆがんだ。うちは無理にでも笑顔をつくらんとあかんような気がして少し・・・笑った。

「なっちゃんの気持ち嬉しかったよ。おおきに・・・ほんまに・・・おおきに・・・でも・・・堪忍な」

そういうてその場を立ち去ろうとした。

なっちゃんの声が背中越しに聞こえる。

「なんかあったら俺のところに来い!いいか、他の奴の前で泣くな!」

「はいはい、わかったわかった」
泣き笑いの声で返事をしながら・・・うちは振り返れなかった。

今振り返ったらなっちゃんのところへ行って甘えてしまう。
そういう選択もできるけど、うちは選べんかった。それをしてしまうと、なっちゃんを余計傷つけるってうちは知っていたから・・・。


215.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/8/3(月) 2:4

最近泣きたくなるとここにくるのが習慣になっているような気がする。
うちは小隊司令室に入ろうとした。すると中から男女の言い争う声が聞こえてきた。
戸口にかけた手を止め、うちはそのまま中の声に耳をすませた・・・。

「だいたい、無理ばかりするからこんなにふらつくんだよ。どうしてもう少し休息をとろうとしないの!僕がこんなに言っても直してくれないならもう一緒にパートナーは組めないよ」

「うるさい、この手を放せ!だいたい・・・連戦転戦ばかりのこの小隊には今、どれだけの物資があっても修理が追いつかぬのだ。祭はもちろん、原や精華もどれだけ苦労しているかそなたも分かるだろう・・・その義を見て何もせぬならば私は芝村として恥以外の何者でもない」

「でも、そのために君が何度もぶっ倒れてしまっては意味がないんだ!あんなに戦闘をこなしていてわかんないの?」

「鍛錬が足らぬなら鍛錬を積めばよいだけのこと、パートナーが嫌というなら仕方がない、私一人でも居ないよりはましだ」

「・・・そう・・・そこまでいうんだ・・・じゃあもう言わない。君とはもう・・・」

「厚志!!」

「舞が言わせたんだ・・・僕がどんなにこの小隊を助けたいか知っているくせに・・・。皆が生きているだけでも奇跡なのにこのままじゃ君は・・・」

「すまぬ・・・私は言葉がいつも足りぬようだ・・・。そなたが忠告をしてくれるのは心配しているのだと分かっているのだが・・・時間がもうないのだと思うと・・・あっ・・・」

そのあと小隊司令室は静かになった・・・。想像するのも辛いけれど、この二人はこうしていつもお互いの溝をうめていくんだろう。

うちはそっとその場を離れた・・・。


腕に速水君の手の感触がよみがえる・・・。あのときの熱さもしばらく忘れていたのに・・・。

「なんや・・・今日は空がやけにぼやけて見えるなぁ・・・」

歩きならが一人帰路に着いた。何も考えたくない。味のれんも新市街も寄る気になれなかった。
ただ眠りたい・・・朝になればきっと何かいいことがやってくるそう思いたかった・・・。

でも、その夜。
眠りに付いたうちの多目的結晶がメールの着信を知らせた。


夜はまだ明けては居なかった・・・。


217.つづき
名前:ゆっきー    日付:2009/8/3(月) 2:41

緊急招集かもしれないと確認したメールは今一番会いたくない男だった。

<ごめん、加藤さんドア開けてくれないかな。大事な話があるんだけど>
あわてて飛び起きて部屋の電気をつける。パジャマ姿のままうちは、冗談にも似た思いで玄関の扉を開けた。

「・・・よかった・・・いたんだ」
「速水君?!」

見ればドアの向こうには速水君が制服のままずぶぬれで立っていた。
あわててタオルを取りに部屋に戻ろうとしたうちの手を速水君はつかんだ。

「なに?濡れてるんやから話はあと!まずは髪をかわかさなあかん」

「いいの?」
「なにが?」
「あがっても」
「良いも悪いもそんな姿で叩き出せんわ!ほら、あがって、ちゃんと戸をしめてな」

慌ててタオルを濡れた髪にあて、タオルドライをするように髪を乾かす。続けて上着を脱がし、表面がぐっしょりと濡れた制服を拭くとハンガーにかけ、ポットのお湯で即席のココアを入れて速水君に持たせた。

「ええか?パイロットの体調は戦闘がいつきてもええ様に万全やないとあかんっていうてたの速水君やったやろ?これ飲んでちゃんとあったまって」

「くすっ・・・優しいよね加藤さんはこんなときも」

俯いたままの速水君の表情は髪が邪魔して良く見えない・・・。

ココアのコップを手にして速水君は笑った・・・様に見えた。
「どうしたの?こんな夜中に・・・」

そう聞いた時、速水君は初めてうちの顔を見た。
いつものようなぽややんとした笑顔をみせて
「あはっ・・・ただ、加藤さんの顔が見たくなった・・・っていっても信じてもらえないよね」

そういうとココアをぐっと飲み干して
「君にまた謝らなくてはいけないことを僕はしてしまうことになりそうだ・・・」

「・・・え?」

「加藤さん・・・」
「な・・・なんやの?」

速水君の次に出てくる言葉が怖い・・・。さっきまで芝村舞と仲良くいたのに何でいま時分うちに逢いに来るの?!
何でこんなに真剣な目でうちをみるの?!

頭の中はすでにパニックになりかかっていた。


222.Re: こっそり更新「招待状」 つづき
名前:ゆっきー    日付:2010/5/10(月) 0:12
ココアの入ったコップからあがる湯気を見つめながら、速水君はただじっと動かずにいた。
うちはどうすることも出来なくて、ただ横に座っているだけ。
さっきつけた空調のせいか、部屋の温度が少しずつ上がってきた。

「ねえ、加藤さんは今の距離がいいんだよね?」

いきなり口を開いたかと思うと、なんなの?!この質問の意味は?!

「それは舞と比べてってことなん?うちは速水君が迷惑でない距離でええんよ・・・だってうちの気持ちは知ってるんやし、今更どうこうしたいなんて言えへんし・・・舞と・・・ほら、カダヤになった速水君に迷惑かけたくない・・・し・・・うちは、速水君が空いた時にあって、利用されるだけでも十分な駒でいいし・・・一人でいいんよ・・・あっ」

知らず自分の言った言葉に涙があふれた。
顔を覆った手を速水君がつかんで顔を覗き込んだ。

「加藤さん・・・ごめん・・・泣かせてるの・・・僕のせいだよね」
「うちが勝手に泣いてるだけ・・・でも」

でも・・・さっき舞と話してる声を聞いていた時のことが頭をよぎってまた涙が出た。

「こんな風に・・・うちに・・・やさしくせんで・・・舞にするみたいに心配せんで・・・ほかに付き合ってる子たくさんいるのに・・・うちに優しくせんでいいから・・・」

もう涙が止まらない。好きなのに、好きと言えない。抱きしめたいのに、抱きしめることすら罪になる気がして出来ない。

そんなうちの身体を速水君は抱きしめた。

速水君に大好きだと言ってあげたい。ただそばに居たいのだとも・・・でもそれは関係を持ちたいっていうより、速水君の気持ちが欲しいだけなのだとさっき舞とのやり取りを聞いて気づかされた。

「うっ・・・ぐすっ・・・っく・・・」

舞を見つめるあのまなざし以上に、うちを見つめるこの蒼い目が優しい光を帯びてるのを感じて、ただ一緒に過ごしているだけの時間がいつも嬉しくて泣きそうになるくらいほっとする時間なのに、それを口に出せずにいる。

かけがえのない存在だけど、うちが舞と速水君の関係を壊したり邪魔をしたいわけじゃない・・・うまく言えないけど、速水君が幸せであればうちは、それでええのやと思う。

そんな泣きじゃくるうちの頬に手をあてて、速水君は涙を指でぬぐった。今日は変だ・・・普段押さえてしまっている感情があふれていく。


223.つづき
名前:ゆっきー    日付:2010/5/10(月) 0:14

「うちに優しく・・・せんでって・・・いって・・・るのに・・・特別じゃないのに・・・こんな風にしないでよ・・・でないと・・・うち・・・」

「少なくとも・・・僕には加藤さんは特別だよ?」
「うそつき・・・みんなと・・・付き合ってるのに・・・」

そう、小隊の女の子たちと仲良くなって色々協力させているのを知ってる。それは円滑に部隊をより強化するために頼みごとや訓練をしやすくするためなのだとも分かっている。だから私もきっとその一人だとも・・・。

「うん・・・でもね、加藤さんだけは僕の正体を知ってる。こんなにひどい僕の裏の顔を知ってて、それでもそばに居てくれて協力してくれる・・・舞ですら僕のこんな裏の顔は知らないんじゃないかな・・・だから加藤さんにだけは・・・いつも素顔さらしているのかもしれないって思うんだ・・・もう普通じゃとっくに嫌われてるくらいのレベルだよね」

「そうだね・・・裏の速水君は付き合いたくないくらい悪い男だもの・・・」
「ひどい・・・加藤さんにいじめられた・・・」
「あははは」

「・・・やっと笑った」
そういうと速水君はちょっと嬉しそうに微笑んでうちを抱きしめた。

「なんやの」
「最近いきなり態度変わるから、僕なにかしたのかと思って・・・」

「不安だった・・・の?」
「あはっ・・・まあ心あたりは無いこともないから・・・ね」

たしかに最近ちょっと距離を置こうと思ってた。舞と付き合い始めたのに、うちらの距離はちょっと近いし、そんな関係を舞やほかの小隊の誰かに知られたくなくてついそっけないくらい事務的に話していた・・・かもしれない。

「そんなに・・・変だった?うちの態度・・・」
「・・・別にほかの人から見たら変じゃないけど・・・」

でも速水君から見たら離れていくようにしか見えなかったのかもしれない。
一緒に食事をしたり、新市街でカラオケしたり、そんな時間すら持たずにただ事務処理の書類を頼んだり、運営について意見したりするだけで二人きりにすらならないようにしていたから・・・。

「ほかのメンバーと同じように対応するようにしただけなんだけど・・・」
「そうなんだ・・・(変わってなかった・・・よかった・・・)」
最後は小声でよく聞こえなかったけど・・・。

ほっとして笑う速水君は、それからうちに
にこっと笑いかけた。いつもの笑顔だ。

そしてその顔が急に目の前に近づいた。

「やっぱり・・・離せそうにない・・・」

ごめん・・・と唇が触れる寸前聞こえた気がした。
謝ることなんてないのに・・・。
うちは触れた唇を感じながら目を閉じた。


226.つづき
名前:ゆっきー    日付:2017/4/2(日) 1:24
あれからどのくらいの間、速水君はうちのそばにいたんだろう。
ときおり聞こえる雨の音にまじって・・・切なげにうちの名前を呼ぶ・・・。くりかえしうちよせる波の音のように速水君の囁く声が聞こえていた・・・。

雨に湿る髪も乾く頃、うちの身体を翻弄する熱が高まるにつれてふたりの汗に濡れていった・・・。
いつのまにか雨がやんでいた・・・。

月が部屋の窓から見えた。
蒼い光がみえる。速水君の瞳のようだった。


何かを忘れたがっているように、激しく抱いたあと、速水君の苦しそうにゆがむ時折見せる寝顔をみながらうちは思う。できればほんの少しでも、この強がるひとが力を抜いて息をできる時間を作ってあげられるといい・・・でもその役目はうちにはできない。
いまは舞がカダヤなんやし。

ふう・・・小さく息をついてうちはさっきまでのぬくもりを思い出すかのように、ねむっている速水君の胸にすりよった。

何かをのぞむほど、何かを捨てて人は生きていかなくてはいけないのだろうか。

速水君をみてると、そう感じる・・・。

「うちもどうしようもない女になってるんやけどね・・・」

舞がこのことを知らないでいてくれたらいいと最近は特に思う。
きっと争奪戦なんてかわいいもので収まるものではないし、あの笑顔が憎しみの目に変わるのも見たくない。ただうちはほんの少し手伝ってあげてるだけなんやから・・・道具でいいんや・・・。

願わくば・・・ほんの少し、今だけ優しい夢を・・・。
そして・・・
幻獣の出現が今夜だけはないといい・・・。

うちは堅く握りしめて眠る速水君の手をゆっくりとひろげるように重ねて、目を閉じた。心臓の鼓動がぬくもりとともに感じられて深く息をする。まだ、こうしてそばに居られる・・・それだけでうちはいいとおもわんとね・・・バチがあたるってもんやわ。

きっと舞と明日は仲直りするんやろうな。もしかしたら、舞の方が「そなたにも思うところがあるというのに言い過ぎた。そなたはただ心配だから言ったにすぎないのにすまぬ」とか頬をそめていう姿が目にうかぶようで、うちの心がまたツキンと痛んだ。

となりでさっきより安心したように眠る速水君の呼吸が、聞こえる。

こんなに近づいて、こんなに利用されて、皆の前でやきもちをやくこともできんのにプレゼントを他の子にあげる情報もいやでも耳に入る、それでいて好きだという態度だけはこうしてうちに示してくれる。気持ちを離れさせることさえさせてくれん・・・ひどいひと・・・なのに・・・。

「うちは、それでも好きっていうことはできへんのやけどね・・・」

小さく告げる告白めいたひとりごとは、狭い夜の部屋に溶けて消えた。

朝・・・鳥の声が聞こえる・・・。
いつのまにか眠ったうちが目覚めた時には、となりに速水君の姿はなかった。
ただ、「ありがとう」とメモ書きの様な紙に小さく書いて机においてあったのをみたときにあれが夢じゃなかったと思い知らされた気がした。

なぜだかわかってるはずなのに・・・涙が頬をつたった。

225.遅ればせながらのあっちゃん誕生日祝い 返信  引用 
名前:ゆっきー    日付:2011/11/22(火) 18:49


チョコを片手にほっとため息をついた。舞が今すぐここにこれない理由はただ一つ・・・先日僕が舞を困らせることをしてしまったからだ。でも、それで僕が後悔しているかというなら答えはNOで、舞が僕に見せてくれた表情をもう一度見たくてたまらない。

また、そうなるくらいの一瞬を味わってしまった。あれは夕暮れ。訓練が終わり、疲れた体を引きずるように帰宅すると中だった。ふと味のれんの前を通りかかると舞が袋を抱えて出てきたところに遭遇した。
「どうしたの?その包み ?」
「なんだ厚志か・・・これはその、訓練の後の夜食だ」
みれば美味しそうな匂いをさせるお弁当が入っていた。
「うん、そっか。舞はがんばりやさんだね」
「ば、ばかもの。芝村たるもの訓練をこなして早く発言力を高めねばならぬだけだ」
「・・・そっか。」
頑張り屋さんの舞はこうしてみんなの気づかないところでいつも頑張ってくれてる。それに気づけるのはきっと僕だけで、嬉しい。僕が頬を赤らめてじっと見てるので舞も照れてそっぽをむいた。
「それにだなそなたと乗る士魂号が動くように何かと必要なものもあるの・・・だ・・・」
「はいはい」
「なんだその、そ、そなた、今頭の中で何を考えた?!私に検閲をさせよ」
舞が照れ隠しにそういうのを見ていると、だんだん可愛くてしかたなくて。
「ごめんね、まい」
そう言って、僕は舞を抱き寄せた。腕の中のお弁当が所狭しと二人の間をじゃましようと主張するけれど構わない。そのくらい今の舞はかわいいのだから。
「こ、こら、店先で何をする」
「しばらくこうさせてよ。なんかこんな舞のカワイイ表情なんて誰にも見せたくない気分なんだ」
「た、たわけ・・・」
小さくなる舞の言葉と反比例して赤くなる耳に僕は囁いた。
「ねえ、これから僕の部屋にきて戦術を教えてよ・・・舞に聞きたいんだ・・・いろいろ学びたいし」
「う、うむ。よかろう。同じ機体に乗る者同士、知識を高めることは良いことだ」
「うんvじゃあいこうか」
そう言って連れて帰ってから僕がいろいろ舞にきいて・・・もとい、いろいろしてしまったためにこうしてこれないんだろうなと思う。またため息を付いてチョコをかじった。甘くてほろ苦い、とろけるようなあの時間をもう一度味あわせたいのに
「舞ってば照れ屋さんだからね」きゅるんと笑う厚志・・・。

舞がそのあと顔だして同じように一日の終わりを迎えたのは言うまでもない。 (11/22(火) 18:44 )

97.K様に贈る王様とお妃様の馴れ初めがみた〜いなあ!!というお茶会コーナーです 返信  引用 
名前:ゆっきー    日付:2007/6/3(日) 21:13
K様の所の人魚姫に出てくる「王様(ぐっち)」「お妃様(みお)」のなれそめを妄想していくうちに、弁天様とゆっきーでめくるめく禁断の妄想世界にいってしまったストーリーです。本当はK様にこんな馴れ初め書いて欲しいというエールをこめて話をしていただけだったはずなんですけどね・・・


y王様の親ばかっぷりを止められるのは彼女だけですしね〜。
b強さで王妃を決めたんじゃないでしょうかね・・・
yうふふ、王妃には一目ぼれだと思われますが・・・どうかな
b唯一ナンパしても引っかからなかったから・・・とかだったらどうしよう。
y そうだとしたら、なびかない王妃を落とした技が知りたいわ〜vv
bそりゃきっとアレでしょう。強引に貝の中に連れ込んで・・・(ごほごほ)
yナンパのたびに槍でつつかれ、あげく痛いふりをして貝のなかでうんうんうなって・・・ひっぱりこんだ?!
b仮病を使って貝の中で寝ていた王様に、ちょっとかわいそうに思った王妃様がお見舞いに来て・・・おっと。
y そ、それは・・・もしや仮病としらずに近寄って・・・////
b 食虫植物のように、貝の蓋がぱくっと・・・
y 「閉じろ・・・」「きゃ〜〜〜っや、やめてください。貝がとじます!!」
y「ほら、もう閉じた」「あ、あ、あなたって人は!!」「どうしようか・・・」「あけてください!」
b(一応)王様の寝台なので、騒ぎに気がついても誰も貝の開け方を知らされてなかったりして。
b皆がはらはらしながら取り囲んで見守っていたら、翌朝かぱっと貝が開く、と。
y 「ちなみにこの貝は明日の朝まで開けないんだが・・・」「なんですって〜〜!!」「一緒に朝をむかえような」「いやです」「俺がこんなに好きなのに?」「あ・・・」「ほら、嫌なら本気で抵抗して・・・」「やめ・・・」

b中には満身創痍(でも満足げ)な王様と、涙目で怒り狂う(服の乱れを直しつつ)な王妃様が・・・!
y貝の外に取り囲んだ人たちはもれ聞こえる声に退散することを決めた・・・らしい。
bだめだ、コレK様に書いていただきたい!
yこうして王妃さまは王様にしっかり味わってしまわれたそうです。Kさま頑張れ!
b同じねたでありながら、ナニユエゆっきー様だとオトナの香りがするのだろうか・・・
y裏にでものせておきますかね。頑張って〜ってラブコールかねて
yほら、そこはそれナニがどうしてソレがこうなって・・・って妄想がつっぱしるからvv王様だし〜ぬるっと冒険しちゃうんじゃないですか?(笑)
b 大明神に先にこの部分だけでも奉納しましょうか。



98.つづき
名前:ゆっきー    日付:2007/6/3(日) 21:39

b 「ぬるっと」の部分をどうされるかは作者次第ということで!
yいいですね。大明神ですから裏技能も書く時(たぶん)ふえるでしょうしv
b ちゅーことで、K様がんばれー! 
y 御利益を期待してみましょうかね。Kさまへの御利益v  
b K様地蔵によだれかけでも納めてこようかなv 
y タイトルは何がいいかな〜?「お妃様の受難?」「貝につかまった姫」それとも・・・「朝まで君をはなさない(笑)」とか?タイトル考えて爆笑しちゃいました。  
b 「お妃様の最初の受難」とか? 「王様警報発令中」とか>タイトルセンス皆無  
y 確かに警報発令しないと(笑) でも発令する頃には貝の中で///手遅れですね  
y そして、この会話をみて妄想している人もいるはず・・・(笑)
b 閉じた貝の周りで、衛兵達が「ど、どうする?貝ががたがた動いてるけど」「でもさ、助けるにしたって俺たち開けかた知らないし」「助けるってどっちを?」「そりゃまぁ・・・可哀想な方を」
b 誰かこれをみて妄想した方、入っていらっしゃらないかな。
y 王妃様・・・貝の中で攻防戦。「ほら、その手をどかして・・・」「駄目です」「じゃあ、手首つかんじゃうよ?」「や・・・」「ああ、未央の香りがする・・・」「きゃ・・・み、みみが・・・」「ん?耳よりほかのほうがいい?舐めてあげよっか?」
b (分かったかも。私が瀬戸壬生の裏を書けないのは、瀬戸口がタラシにならないからだ、きっと)
y「ん・・やめ・・・」「いい声だ・・・もっと聞きたいな・・・未央」
y じゃあわたしは男ならたらしになれてたかも知れませんわね(笑)
b(男でなくともゆっきー様なら!たらしこまれてチャットの住人になった人は数知れず・・・)
y 貝の中は雲の上のようにふわふわしていて、逃れようとしてもあっというまに王様の腕の中にひきもどされてしまう。「出してください・・・もう」「だめだ・・・俺のこと、好きなのに嫌いっていうなら出さない」「なにを・・・」「それとも本気で嫌?」
y 暗い中なのになぜか耳元で聞こえるその声は優しくて、うっかり「いいえ」といいそうになる。
y 「・・・」どういおうか困っているのをいいように受け取ったのか「嫌じゃないなら・・・受け入れてよ、俺はお前さんしか欲しくない」「なにを・・・」
y 「気づかないフリをするのはやめて、ほら・・・こんなに正直な身体に言葉だけが嘘ついている」「ん・・・」ふさがれる唇から逃れられずにだんだん力がぬけていく未央。


99.かくも妄想してしまった二人でした〜(脱兎)
名前:ゆっきー    日付:2007/6/3(日) 21:42

y「や・・・あ・・・」「だめだよ・・・正直にこたえて・・・未央」「わたくし・・・」「・・・ん?」何度もおとされる唇の感触に思考力を奪われる未央。 気が付けば触れる指が衣服の隙間をぬって肌にふれていた・・・。
「答え・・・身体にきこう・・・か?」「あっ・・・ん・・・」 
揺れる貝のなかでめくるめく時間が流れていく・・・誰も止められずにいるが国の為にはいいことなのかもしれない・・・と衛兵は懸命にも諦める事にした。  

y お願いです、誰か止めてくださいっ〜〜〜つ(泣)  
b うふふっ、止めてあげないっ♪ 
y しまった、アダルトタイムだった!!! 

y 王様の息遣いと、自分のもれる声が二人の間を隔てていた衣服を徐々になくしていく。
bしかし、ワタクシそろそろお暇しなくてはならないのですよ・・・残念。
y そして朝・・・時間をかけて、すべてを味わい尽くすかのような王様の態度を思い出し、未央は「好きといいたくても言わせてくれなかったじゃありませんか」と拗ねたようにささやくのでした。

ということでお茶会(06/02(土))までのSSでした。
どうかK様に御利益が届きますように。そして嫌われませんようにっ!
妄想を補完されたい方はぜひ某所のK様にお願いしてくださいませ。
会話調なので読みにくいかもしれませんが、こういう風に妄想しながら勝手な空想がSSになったりするお茶会です。


224.小説ではありませんが
名前:ゆっきー    日付:2011/3/12(土) 1:31
宮城県北部の地震で

無事が確認できた凛香さまよかったです。
鈴音様も無事だった。
緑青さまもおそらく大丈夫なエリアだし。
ほっとしました。


ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> 

無料アクセス解析

アクセス解析の決定版!無料レンタルで最大100ページ解析!

   投稿KEY
   パスワード

EZBBS.NET produced by InsideWeb