さてさて、おつかい(?)に行ったセブンは…? 多分二話目。(蹴
セブン「はぁ大分歩いたかなぁ…」 セブンはそんなことを思いながら歩いていた。
{←コノ先、色彩の森アリ。タクサン採ッタラ、2,3個キノミヲ} {地面ニ埋メテカラ、帰ルベシ。 }
という看板を見つけてホッとした。 ふと、空を見上げた。昼前の明るぅい空がだんだん雨雲に支配されてゆく。 …いやな予感がした。
―ポキリポキリ…
なんだか変な音がする…セブンは空から目を離した。 そして目の前の光景にびっくりした。 なんと頭の悪いことで有名なサイホーン、フルホンがきのみを狩っていた。
セブン「(―おっかないポケモンとはコイツのことだったんだ。)」
フルホン「ん?おいチビ、じろじろ見やがってなんか用でもあんのか?ん?」
セブン「当たり前だ!そんなきのみを採ったらきのみがなくなっちゃう じゃないか!!」
フルホン「何言ってんだボケェ!先に採ったモン勝ちなんだよ!ん!!」
セブン「きのみがなってるのはたくさん採った後に2,3個 地面に埋めるんだよ。そしてまたそこから新しいきのみの木が 育つんだよ。(看板に書いてあったろ!読めボケェ!!)」
フルホン「フン!黙れ黙れ!!これは俺様が全部頂くんだ!ん!! …まぁチビが勝ったらきのみを全部返してやってもいいぜ。 やるだけ無駄だがな。ん!」
セブン「(言っても無駄かも…仕方ないなぁ…)」
セブン「くらえ!体当たり!!」
フルホン「くそ!チビやりやがったな!!ん!」 フルホンはセブンを睨み付けた。 フルホン「ん!お返しだ!!角で突く!」 セブン「わぁっ!」
セブンはギリギリでフルホンの攻撃を避けた。セブンの後ろにあった木は 粉々に砕かれた。
セブン「(―コイツ力だけはあるなぁ…)」
フルホン「おいどうしたチビ。かかって来ないのか?ん? だったらこっちから行くぞ!ん!!」
フルホン「踏みつけ!!」 セブン「うわぁぁぁ!!!」
セブンはフルホンに後ろ右足を踏み潰された。 セブン「(くっ!後ろ足が動かない!!どうしたら…)」
フルホン「フンもう終わりか?尻尾を巻いて逃げれば良いものを」
セブン「(尻尾……尻尾?!そうかそれだ!!)」
セブン『アイアン・テール!!!』
フルホン「ぐぉぉぉぉ!!!」 フルホンは大音響をたてて地面に叩きつけられた。 そのまわりで地割れが起こった。
フルホン「ぐっ!!な、なぜ…?」
セブン「…この技はお姉ちゃんのワーズから教わったものだ… (そうだったよね…お姉ちゃん……)」
―続く―
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