幻では終わらない才媛たちの登竜門! ファンタジーSは、過去13回の出走馬の中からJRAのGI ウイナーを7頭輩出、そして計23頭がのちにJRAの重賞を制覇している。年末の阪神ジュベナイルフィリーズだけでなく、今後の重賞戦線を占ううえでも見逃せない一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を探ってみよう。 前走内容の良い馬を狙え!
前走の条件別成績を調査したところ、前走で「オープン特別」に出走していた馬が、連対率27.3%、3着内率36.4%と優秀な成績を収めていた。また、前走が「JRAの重賞」だった馬の3着内率も25.9%に達しており、出走全馬の平均(21.3%)を上回っていた。一方、前走が「条件クラスのレース」だった馬はやや苦戦しており、「地方のレース」だった馬はすべて7着以下に敗れている。 次に“前走が「新馬」、「未勝利」だった馬”について、そのレースでの2着馬との着差別成績を調査したところ、ファンタジーSで3着以内に好走した6頭中5頭が、前走で2着馬に「0秒3以上」の着差をつけていた。「新馬」、「未勝利」を勝ち上がったばかりの馬は、その勝ちっぷりをチェックしておこう。 また、“前走が「500万下」だった馬”について、そのレースでの着順別成績を調査したところ、ファンタジーSで3着以内に好走した9頭は、すべて前走でも「3着以内」に入っていた。 さらに、“前走が「オープン特別」か「JRAの重賞」だった馬について、そのレースでの着順別成績を調査したところ、ファンタジーSで3着以内に好走した15頭中14頭は、前走で「5着以内」に入っていた。前走の条件にかかわらず、前走内容の良かった馬を重視したいところだ。 内枠有利!
「1番〜5番」「6番〜10番」「11番〜16番」の3カテゴリーに分類して馬番別成績を集計したところ、もっとも好走率が高いのは「1番〜5番」だった。「6番〜10番」は、3着内率こそ「1番〜5番」とほとんど差はないものの、勝率や連対率で大きく劣っていた。また、「11番〜16番」は3頭の優勝馬が出ているものの、3着内率は「1番〜5番」「6番〜10番」の半分程度にとどまった。外めの枠よりは中ほどの枠が、中ほどの枠よりは内めの枠が有利なレースと言えるだろう。 先行力のある馬が優勢!
前走がJRAのレースだった馬について、そのレースでの4コーナーの位置別成績を調査したところ、過去10年の優勝馬10頭は、すべて前走の4コーナーを「4番手以内」で通過していた。3着内率を見ても、前走の4コーナーを「4番手以内」で通過した馬が、「5番手以下」で通過した馬に大きな差をつけている。レース終盤で追い込んでくるタイプより、勝負どころで好位置につけられるタイプの方が有利なようだ。
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