上半期のダートの頂上決戦! 1997年にGI に昇格し、その格付けにふさわしい熱戦が展開されているフェブラリーS。近年では3月下旬に行われるドバイ・ワールド・カップへの壮行レースとして位置づける陣営もおり、その重要さは増す一方だ。今年も層の厚いメンバーでレベルの高い戦いが見られるのは必至。そこに凝縮された白熱のドラマを見逃すわけにはいかないだろう。今年最初のJRAのGI 競走。その傾向を、中山競馬場で行われた2003年を含む、過去10年間のデータから検証してみることにしよう。
単勝上位人気馬が優勢も!?
フェブラリーSにおける過去10年の単勝人気別成績を見てみると、単勝「1番人気」の馬が6勝と優勢。しかし、2着は1頭もおらず、3着も1頭だけというのは気になるところ。ちなみに、単勝「1番人気」かつ単勝オッズ「2.9倍以下」に支持されていた馬は〔4・0・1・0〕で、3着内率100%と抜群の成績。対して、「2番人気」と「3番人気」の馬からは、優勝馬は計1頭のみだが、2着馬が計7頭出ているのは特徴的と言えそうだ。なお、「6番人気以下」で連対したのは、昨年勝利したサクセスブロッケン(6番人気)と一昨年2着のブルーコンコルド(7番人気)だけ。基本的には“上位人気馬優勢”の傾向があると言って良いだろう。
前走のレースにも特徴が!?
フェブラリーSの成績を前走のレース別に分類してみると、前年秋の「ジャパンカップダート」から直接参戦した馬が好成績。唯一4着以下に敗れたのは、中山競馬場で行われた2003年のアドマイヤドン(11着)だけとなっており、前走「ジャパンカップダート」組は今年も注目できるだろう。また、前走が地方競馬のJpnI だった馬も好成績。その中でも前走「東京大賞典」組は良好な成績だ。その反面、前哨戦と位置づけられる「平安S」、「根岸S」組の成績はいまひとつ。この両レースを制してフェブラリーSに臨んだ馬の成績を調べてみると、「平安S」1着馬は8頭出走して連対馬ゼロに対して、「根岸S」1着馬は8頭が出走して2頭が優勝、2頭が3着に入っており、対照的な結果となっている。
前走「5着以内」の馬が圧倒!
フェブラリーSはさすがダート巧者による頂上決戦というだけあって、好走した馬は、前走で「5着以内」だった馬が大半。前走「6着以下」から2着以内に巻き返したのは2004年のサイレントディール(前走東京大賞典7着)だけだ。昨年は1着のサクセスブロッケンが前走の川崎記念で3着、同2着のカジノドライヴが前走1600万下のアレキサンドライトSで1着だった。前走で好成績を収めていた馬には、やはり一目置くべきなのだろう。
近走のダートGI・JpnI 実績に注目!
出走馬の近走の戦績を調べてみると、「5走前までにダートのGI・JpnI で、2着以内に入っていた馬」が、2000年を除く過去9回で連対しているというデータが見つかった。やはり、ダートのGI・JpnI 実績は大舞台でものをいうようだ。
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