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1626.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(49) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:6月25日(木) 0時53分
(49)侯爵家令嬢

「和子! いえ、石崎和子様! 何をなさるの!」

私は和子様に平手で殴られ吹き飛びました。余りに酷い再会です。私は和子様に感謝されこそすれ、殴られる覚えはありません。

「私は、石崎和子などという下賎の者では無いわ! 私は侯爵令嬢、櫻山和子中佐待遇軍属よ。昨日、女子挺身隊士官学校を首席で卒業して陛下から恩賜の時計を下賜されたのよ。下士官風情とは身分が違うのよ。土下座しなさい!」

倒れ伏した私の頭を足で踏み躙りながら、私の義姉の石崎和子様改め侯爵令嬢、櫻山和子様は事情を説明して下さいました。

「私はね、櫻山侯爵家の妾腹の姫として生まれたのよ。でも、私の母は、嫉妬に苦しむ櫻山薫子侯爵夫人に虐められ、幼い私を抱いて家出して自決したわ。その前に、石崎家の東京屋敷の前に私を置いたのよ。そして、私は石崎家の使用人小屋で育ったのよ。石崎家の我侭令嬢の御付の女中として惨めに育ったのよ! 侯爵家の姫様が、田舎の金持ち風情の小娘に虐められながら、育ったのよ!」
「櫻山和子様! 貴女は私の女中でしたが、私はずっと無二の親友・・・ゲボ・・・の積もり・・・・。」
「何が、無二の親友よ! 兄とも慕う健一兄さんは、お前に虐め殺され、親代わりに育てて呉れた権造爺さんは、健一兄さんが虐殺された衝撃で死んでしまったわ! そして、私自身はお前に虐められ馬鹿にされどれほど悔しい思いをして来た事か! そうそう、事情の説明に戻るわ。櫻山家では侯爵閣下の御愛妾の水死体を発見して大騒ぎになったわ。 本当は心優しい櫻山薫子侯爵夫人も心から反省して私の母の遺骸に泣いて詫びたそうよ。姫の遺骸は揚がらなかったけれど、誰もが母と運命を共にしたと思ったのよ。そして、年月が経ち、櫻山侯爵家の関係者が、偶然、錦魁新報(にしきさきがけしんぽう・豊県でシェアを独占する地方新聞。石崎家が経営しています。)のデッチアゲ美談のヨイショ記事を見たのね。」

「錦魁新報のデッチアゲ美談のヨイショ記事」には私も呆れました。私の父上と母上は、和子様を拾い一目見るなり、聡明で美しい和子様を気に入り、すぐさま養女にして自分の実の娘同様に可愛がって育てたというのです。父上が始めて和子様に声を掛けたのは、撫子検査当日の朝の事ですし、母上など和子様に声を掛けた事もありません。

「その記事には、私が拾われた時に来ていた着物も写真で出ていたのよ。櫻山侯爵家の家紋入りでね! それで、櫻山薫子侯爵夫人は、泣きながら私を抱きしめ詫びて呉れたわ。そして、馬鹿馬鹿しい事にお前の父親にも、感謝して頭を下げたのよ。」
「和子様、貴女は石崎家に恩があるとおっしゃって・・・・。」
「ふん、何が恩な物ですか! 私には石崎家には恨みこそあれ、恩など少しも無いわ。これから、一生掛かって、お前を虐めて仕返ししてやるわ! 楽しみにしていらっしゃいな!」

櫻山和子様は、足に込めた力を一層強め、私の顔は土の中に潜り口の中まで土が入って来ました。これから、私はどうなるのでしょうか?

1625.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(48) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:6月25日(木) 0時51分
(48)墓参り

私と河田桜さんは、新人の中の優秀者10名を率いて、ひらりと窪地に舞い降りました。

「では、放屁準備!」
「鼻腔閉塞!口呼吸停止!」

私達は右手で自分の鼻を摘みます。私達のオナラはとても臭いのです。

「ガス発射!」
「ブー!」

12人で一斉にオナラをします。窪地は空気より重い無色のガスで満たされます。当然のことながら見えませんが、周囲の俘虜達は、致死性のガスを吸って喉を掻き毟って苦しみ、嘔吐します。そして、ガスの効果で俘虜の皮膚は爛れて変色します。暫くのたうち苦しんでいた俘虜達ですが5分程で全員死んでしまいました。私達、巨大大和撫子の美しい皮膚は、この程度のガスでは特に問題がありませんが、ガスで腐乱した死体は汚いですしガスは臭いのでこのまま放置は出来ません。口から火炎放射してガスに引火させると口を開けなければいけないので、爪を摺り合わせて火花を散らします。

「ドッカーン!」

次の瞬間、大爆発が起こり、巨大大和撫子の肉体以外の全てが燃え尽きます。こうして、猛訓練の内に、9月も終わりに近づきました。そして、昭和16年10月27日(月曜日)の夕方の一時、私は我が家の菩提寺の墓地に赴きました。母上も葬られている我が石崎家の立派な墓に頭を下げた後、墓地の隅の方に赴きます。

「え?誰かしら?」

石崎家の墓地の立派な墓石とは全く異なる小さく貧弱な墓石の前で巨大大和撫子が頭を下げています。不思議です。健一と権造は天涯孤独の筈です。私以外にこの二人の墓を詣でる者などいる筈も無いのです。いえ、違います!

「和子、いえ石崎和子様! 司令官として豊県に戻って来られたのですね!」

私は嬉しくなって、その巨大大和撫子に駆け寄りました。和子、いえ、私の義姉、石崎和子様は、私の女中だった時も、無二の友人でした。身分が逆転した今も、友達である事は間違いないと思うのです。その巨大大和撫子は立ち上がるとこちらを振り向きました。そして、その顔は紛れも無く和子様の美貌でした。私は嬉しくなって和子様に抱き付こうとしました。

「バシン!」

1624.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(47) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:6月25日(木) 0時50分
(47)補充撫子検査

昭和16年9月1日(月曜日)、補充撫子検査が行われました。補充撫子検査は一次試験しか無いので、その晩の内に、合格者1252名にはその晩の内に巨大大和撫子錠B錠が投与されました。そして、気の毒にも24名もの人が副作用で死んでしまいました。そして、残りの1228名は一週間で身長が倍になり、さっそく9月9日(月)から猛訓練を始めました。「乙種三級」合格者は、現役で合格した「乙種二級」よりも能力が劣るので、訓練も密度を濃くする必要があります。自宅から駐屯地に通った現役組と異なり駐屯地で合宿して訓練に励むのです。午前中は、主任教官である私と河田桜さんは学校に行っていていないので、乙種二級の中の優秀者、上等兵待遇の補助教官が指導するのです。午後は、私や桜さんの出番です。

「皆さん、今日は敵性住民の村で便衣兵を摘発する訓練を行います。まず、最初にする事は何ですか?分かる人は挙手して下さい。では、里中満智子候補生!」
「はい、石崎教官殿! まず、現地語で村人全員に家から出て来る様、警告します。五分以内に出てこない場合、火炎放射で村を焼き払う旨、通告します!」
「はい、里中さん、良く出来ました、と云いたいですが、間違いです。順番が逆ですね。最初に火炎放射をして家に火を付けてから、警告します。戦地では「疑わしきは皆殺し」が原則ですから、とりあえず家屋など隠れる恐れのある物は全て焼却しなければなりません。そして、火達磨になって出てきた住民に小水を掛けて衣服の火を消し、尋問します。では、尋問の仕方を実習しましょう。まず、逸物を勃起させ、勃起した逸物を住民の肛門に突き込み、ピストン運動をするのです。そしてキチンと自分が便衣兵であると白状させ、白状した者は御褒美に首を絞めて安楽死させます。そして、残りの者を全員、処分します。大体、一個の村を完全に平和な状態にするのに要する時間は、大体、5分以下です。何か疑問点がありますか?では、里中満智子候補生!」
「はい、白状した村人が痛みを逃れる為に嘘を付いている可能性は無いのでしょうか? 又、便衣兵ではない一般住民は殺しても良いのでしょうか?」
「まず、便衣兵であると白状しそれが本当であれば死刑です。そして便衣兵でない者が嘘を付いていれば偽証罪で死刑です。そして、死刑相当の犯罪者と同じ村に住んでいた者は犯罪者幇助隠匿の罪で死刑です。里中満智子候補生、分かりましたか?」
「はい、良く分かりました!」
「では、皆さん、俘虜で尋問の練習をして下さい。最初は直ぐ死んでしまいますが慣れればキチンと白状させれるようになります。」

10人程も俘虜を殺して要領を覚えれば、どのような内容の自白でも自由にさせられるようになります。そして、別の日には化学戦の訓練を行いました。

「皆さん、本日は化学戦の訓練を行います。皆さんもご存知の様に、通常は私達、巨大大和撫子は放屁を禁じられています。私達のオナラが猛毒でしかも爆発性があるからです。この錦湊市の中心街で皆さんが放屁をしたら死者が続出です。しかし、それだからこそ、戦時はオナラが有効な武器になるのです。」

化学戦訓練は演習場内の専用の窪地で行います。ここは縦横50m程で周囲は深さ10m程の絶壁になっています。ここに小屋を建てて100人程の俘虜が住んでいます。雨水が溜まって水没するといけないので、排水孔がありますが、その孔は鉄の柵で塞がれていて、俘虜が逃げ出せないようになっているのです。

1623.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(46) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月26日(火) 6時53分
(46)教官

8月下旬、辛かった大演習は終わり、私と河田桜さんは豊県に帰還しました。里子さんは南支の駐屯地へ赴任し、大石先生は気の毒にも逮捕され軍法会議送りになりました。櫻山和子生徒様が余りにも私を苛めるので抗議し、上官反抗と言う事で逮捕されたのです。大石先生には本当に申し訳ないと思いますが、私の方は幸せでした。間も無く学校が始まりますが、もう辛い訓練はありません。週に一日だけ錦湊駐屯地に赴き、訓練名目のスポーツに興じていれば良いのです。高等女学校の女学生の先輩方は戦地に出征する事がありますが、義務教育中の児童は、学業が本分ですから訓練以外で外地に赴く事は無いのです。後、1年半は、ノンビリ出来ます。そのように考えていたのですが、少し考えが甘すぎでした。昭和16年8月31日(日曜日)、私と河田桜さんは、板垣佳代子司令官代理殿に呼ばれ、新人教育主任教官の辞令を戴いたのです。

「石崎浩美曹長、河田桜曹長、誠に申し訳ないが、貴女方に明日からの補充撫子検査合格者の教官をして貰わねばならないの。本来、貴女方は国民学校児童で学業が本分、というよりも父兄に保護され遊んでいても良い年頃ね。しかし、この度の大動員で、乙種一級の下士官は、国民学校児童を除き全員、南支に出征したわ。そして、国民学校児童で乙種一級の下士官約50人の中では貴女方二人が最優秀である事は、自他共に認める事でしょう?」
「板垣佳代子司令官代理殿、国民学校訓導は、原則として召集が猶予され戦地には出征しないのでは? 兼務になりますが、大石先生が、錦山山の手国民学校の訓導と新人女子挺身隊員の教官をなさるというのが妥当だと思います。」
「大石久子元曹長は、昨日の軍法会議で判決が下されました。重禁固一年六ヶ月、曹長の階級は剥奪され二等兵待遇となります。当然、錦山山の手国民学校訓導は懲戒免職です。」
「え!それは余りに酷い!」

こうして、私の巻き添えで河田桜さんも新人女子挺身隊員の教官にならざるを得なくなりました。板垣佳代子司令官代理殿の官舎を出てから、桜に謝りました。

「桜、申し訳ない。私を庇ったせいで大石先生が軍法会議、それで桜にまで迷惑を掛けてしまったわ。」
「浩美、頭を挙げなよ。友達じゃないか! 浩美と私は、同期の桜よ! 水臭いわよ!」

こうして、私と河田桜さんは、新人補充女子挺身隊員の教官を勤める事になりました。

「桜、有難う!」
「浩美、それにしても楽しみね。補充女子挺身隊員は、私達、現役合格者と違って、10歳の同級生から、私達の母親よりも年上のオバサンまでいるのよ。その人達を鍛えるなんて、遣り甲斐があるわね!」
「そうね、まず最初の仕事は、明日の補充撫子検査の試験官ね。それはそうと、補充撫子検査の合格基準は、現役よりもかなり緩いようね。大丈夫なのかしら?」

補充撫子検査の合格者は、「乙種三級」に区分されます。本当に適性があるかどうか不明なボーダーライン上なのです。かなりの確率で、合格者の中にも巨大大和撫子錠B錠の副作用で死んでしまう人が出るのです。

1622.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(45) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月26日(火) 6時52分
(45)模擬都市大空襲

夜になり、勤務から解放された私達は下士官用宿舎に戻りました。夜は別の乙種巨大大和撫子の当番が御奉仕するのです。

「浩美、大丈夫?」
「ああ、桜、大丈夫だ・・・と思う。」

南部朔子生徒様に御仕えしている大石先生と河田桜さんは、私と里子さん程には痛め付けられていません。それに対し、里子さんと私は半死半生でした。

「大石先生、櫻山和子生徒様の虐めは余りに酷すぎです。板垣佳代子司令官代理殿にお願いして、櫻山和子生徒様に厳重に抗議して貰いましょう!」
「河田桜さん、それ無理よ。板垣佳代子司令官代理殿の階級は「中尉待遇軍属」よ。それに対し、櫻山和子生徒様の階級は・・・。」
「少尉?」
「いえ、「少佐待遇軍属」よ。10歳のガキが少佐で20歳のカヨ、いえ板垣佳代子司令官代理が中尉なのよ。 多分、板垣佳代子司令官代理殿は、櫻山和子生徒様の前では直立不動ね。」
「まあ、大石先生、頭きますわね!」
「河田桜さん、女子挺身隊も、大日本帝国の軍隊です。階級は絶対ですわ。」
「はい、大石先生。私だって、櫻山和子生徒殿に殴り掛かったりしません。 それにしても、参謀養成課程の生徒様やその出身者は、顔を我々に見せないなんて酷すぎですわね。」

櫻山和子生徒様と南部朔子生徒様など、女子挺身隊の参謀将校や、その卵の顔は、「国家最高機密」という事で、光線を制御され、顔がぼやけてしか見えないのです。それはそうと、下士官宿舎にも「テレビジョン」が設置されており、夜間演習の状況が映っていました。女子挺身隊員の操縦する複座航空自転車1000機の大編隊が、高天原大演習場に仮設された模擬敵国都市「紐育」を爆撃するのです。まず、目標の地域の周辺に先駆けの機が目印の焼夷弾を落とします。そして、1000機の航空自転車から雨の様に焼夷弾が降り注ぎ、木や紙で作られた模擬都市は大火災を起こしました。大火災は市街地の外れから起こり、次第に中心部に移って行きます。これなら敵国市民を模擬した俘虜約10万人は、皆殺し、決して逃げられないでしょう。

「大石先生、ああ、羨ましいわ。本当なら私達も、ああやって爆弾を落としていたのね!」
「そうね、桜さん。ただ良い話もあるわ。里子さんから、櫻山和子生徒様が、次期司令官代理になるとの噂を聞いていたのだけれど、あれはガセね。今日、司令部付きの最先任曹長殿から聞いた話では、濃美希代子豊兵団司令官閣下が、山内加寿子参謀長閣下に、「次期留守司令官は、10歳と若いけれど優秀、そして豊県の事情にも詳しい子だから安心ね。」とおっしゃっていたそうよ。」
「わあ、良かったわ! この大演習の間だけ我慢すれば良いのね! 10歳で甲種で豊県出身者と言えば、石崎和子様、つまり浩美の義姉上(あねうえ)だけよ。安心だわ!」

そうです。この大演習の間だけ耐えれば良いのです。

1621.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(44) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月26日(火) 6時51分
(44)虐め

御湯に潜っていた私の髪を引っ張って顔を外に出すと、櫻山和子生徒様は、私の唇に接吻し強引に舌を押し込んできました。喉の奥にまで舌を突き込んで来るのです。そして、唾液を私の口に注ぎ込み、次の瞬間、私の肺が真空になると思うぐらい勢いよく吸われました。次の瞬間、私の顔は御湯の中に着き込まれていました。

「グブグブグブ・・グルジイ・・・ブクブクブク・・・。」

巨大な逸物がノドチンコの奥にまで突き込まれます。喉からは御湯が容赦なく、流れ込んできます。肺が苦しくて堪りませんが、櫻山和子生徒様の手が私の頭を抑えているので浮上できません。30分ほど地獄の苦しみが続き私は気絶してしまいました。

「ギャー!」
「ふふふ、気絶すれば苦しみから逃れられると思ったら大間違いよ!」

電撃で蘇生した私は、一瞬、呼吸を許されたら、すぐ、御湯に押し込まれるのです。

「ああ、ゆっくり御湯に漬かったわ。さあ、又、安楽椅子に寝転びましょう。ああ、浩美さん、ご苦労だったわね。安楽椅子の横に座って「テレビジョン」でも御覧なさい。貴女の義母上が私の逸物を咥えている間、ノンビリしていなさいね。」
「はい、櫻山和子生徒様、ありがとうございます。」

ああ、やれやれ、生徒様の矛先が里子さんに向った、と思ったら大間違いでした。

「あ、そうそう、浩美さん、貴女、腕を出しなさい。貴女の義母上の咥え方が下手だったら貴女の腕を軽く握るから。そうしたら、義母上に教えてあげてね。では、握手していましょうね。」

生徒様の握力は想像を絶しました。「軽く握る」は骨が軋む程、痛いのです。

「ギャー、手が痛い・・・生徒様、もう少し緩めて・・ギャー」
「まあ、浩美さん、ごく軽くしか握っていないわ。乙種の子って本当に非力なのね。」
「お願い・・・です。生徒様、手を緩めて下さい・・・痛い・・・・。」
「ああ、そう、私は特に握っているという積もりはないのだけれど・・・貴女の義母上が、もう少しキチンと咥えて下されば、こうやって握手している必要も無いのだけれどね。」

余りの痛さに自然に口が開き涎が垂れます。眼からは涙が噴出し額からは脂汗が滲み出ます。顔中、クシャクシャです。

「まあ、貴女、泣いているの? 私は強く握っている積もりも無いのだけれどね。惨めね。」

1620.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(43) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 17時3分
(43)大演習

私達、四人が御仕えする士官学校参謀養成課程の生徒様は、御二人だけでした。今年度の、士官学校の首席と次席で、残りの方は指揮官要請過程の生徒様で別室なのだそうです。そして、この御二人の傲慢さや我が侭さは、里子さんや大石先生の予想をも上回りました。

「和子、本当に乙種のクズどもって能無しね。こんなに泥だらけになって泥沼を這いずり廻らねば、陸軍の兵隊どもですら、片付けられないなんて!」
「咲子、まったくね! 今、私の逸物を咥えている女も、曹長だそうだけど愚鈍そのもの! もう少し、気持ちよく咥えられないものかしら?」
「ギャー! 櫻山和子生徒殿、御赦しく下さい! 里子が悪ございました・・・ギャー!」

里子さんが、櫻山和子生徒様から電撃を御見舞いされていました。私は、と申せば、部屋の壁に6台、埋め込まれている、国産初の濃美電気工業製造「テレビジョン」を眺めておりました。里子さんが、生徒様にいたぶられるのを見ているよりは、「テレビジョン」を見ている方がマシです。「テレビジョン」の一つでは、同期の260人の仲間が、陸軍1個師団二万名を壊滅させている所でした。沼地を泥だらけになって匍匐前身してきた女子挺身隊員が、陸軍の陣地に踊り込み、火炎放射を模擬した赤ペンキを口から噴霧して、陸軍の兵隊さんの軍服を真っ赤に染めていました。状況開始から僅か30分足らずで関東軍の精鋭、一個師団は壊滅状態に陥っていました。

「和子、それにしても乙種のクズどもの無能だけれど、こいつらの指揮官、板垣佳代子とかいうのも無能ねえ。私達と同じ甲種なのに全然駄目よね。30分も掛かって、たかが一個師団も始末できないとは!」
「そうね、朔子。同じ甲種と言っても、あいつは士官学校指揮官養成課程で、席順も後ろから数えた方が早かったそうよ。こいつら四人は、板垣の部下だそうだけれど、指揮官が馬鹿だと、部下も駄目ね。」

生徒様御二人は、安楽椅子に大股を開けて寝転び、「テレビジョン」を眺めています。そして、私達、乙種には感知できない超高速脳波通信で、演習場の甲種巨大大和撫子(士官学校指揮官養成課程出身者)に作戦を伝達しているのです。ちなみに、安楽椅子のクッションは、乙種の巨大大和撫子です。斜めにした二本の鉄管に10人の巨大大和撫子の手脚を括り付け、宙吊りにされた巨大大和撫子の上に生徒様は寝転んでいるのです。酷い話だと思います。それはそうと、里子さんは、気絶してしまいました。助け起こしたいですが、そのような事をすれば、生徒様にどのくらい御仕置きされるか分かりません。

「和子、さあ、乙種の奴らの安楽椅子に寝転ぶのも飽きたから、風呂にでも入りましょう。」
「そうね、朔子。風呂に漬かりながら、馬鹿な指揮官養成課程どもに作戦を教授してやりましょう。」

御二人の生徒様が寝風呂に漬かると、桜と私は風呂に顔を沈めて生徒様の股間の逸物を舐め加えて御奉仕するのです。当たり前の事ですが、呼吸は出来ません。ですが、私達は潜水訓練で慣れているので、四時間くらいは耐えられる筈でした。

「下手な咥え方ね! ちょっと、舌の使い方を教えてあげようかしら。」

1619.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(42) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 17時2分
(42)従卒

「石崎里子曹長、大石久子曹長、石崎浩美軍曹、河田桜軍曹は、司令部での勤務を命じます。ここに残り、女子挺身隊士官学校の生徒の御世話をするのです。皆さんが御仕えする御相手は、女子挺身隊士官学校参謀養成課程の方々です。」
「板垣司令官代理殿! 私、石崎里子は無骨者にてとても従卒などという任務は務まりません!」
「板垣司令官代理殿! 児童達が私を待っております! 従卒の任務は他の者に御命じ下さい!」

板垣佳代子司令官代理殿が、里子さんと大石久子先生を平手打ちしました。ごく軽く打った様に見えたのに二人は吹き飛びました。

「石崎里子曹長、大石久子曹長! これは命令です! 抗命罪で処断しますよ!」

厳しく叱り付けながらも、板垣佳代子司令官代理殿が二人を助け起こしました。

「石崎里子さん、大石先生、石崎浩美さん、河田桜さん、ごめんなさい、私の力が足りないので、皆に迷惑を掛けるわ。辛いと思うけど、我慢して耐えてね。絶対に逆らわないで・・・。」

板垣佳代子司令官代理殿の眸から涙がこぼれ落ちます。悪い予感は、違う方向で当たってしまったようです。板垣佳代子司令官代理殿は、高天原大演習場に去り、司令部の前庭には、私達四人のみが残りました。里子さん、大石先生は呆然としています。

「石崎里子曹長殿、何故、そのように呆然となさっておられますか? 泥だらけで飲まず食わずで、昼夜演習に明け暮れるよりも、清潔で安全な司令部で、士官学校の皆様の御世話をする方がずっと楽なような気がしますが・・・?」
「河田さん、貴女、考えが甘すぎよ。士官学校、それもよりにもよって参謀養成課程とは!?  通常、甲種の皆様は、私達、乙種を同じ人間だと思ってはおられないわ。まあ、虫けらくらいと思っているようね。」
「石崎里子曹長殿、板垣佳代子司令官代理殿は、決してそのような方では・・・。」
「そうよ、板垣佳代子司令官代理殿は、例外中の例外なの。大抵の甲種の方は傲慢そのものよ。しかし、それでも士官学校指揮官養成課程出身者はまだマシなの。それはそうね、私達、乙種の巨大大和撫子を直接、指揮しなければならないのだから。だけど、一番エリート意識満載なのは、士官学校参謀養成課程出身者ね。 頭が良くて、私達、乙種の下士官兵なんて、ボウフラくらいにしか思っていないのよ。」
「本当に心配だわ。私や石崎里子曹長は、それでも以前、従卒をやった経験があるけれど、御嬢様御二人は、下男や下女に仕えて貰った経験はあるけれども、今だかって、他人様に御仕えした事などないから・・・特に、石崎浩美軍曹、大丈夫?」
「はい、大丈夫だと思います。以前、和子、今は和子義姉上ですが、に「和子は私の御世話を朝から晩までして辛くないの?」と聞いた事があります。その時、和子は「時々、少し辛い事がありますが、貧しい小作農の子は学校から帰ると、遅くまで野良作業を手伝うそうです。女中奉公は、綺麗な御屋敷内の御仕事ですし、浩美御嬢様が御優しいので、私は幸せです。」と言っておりました。和子、いえ、和子義姉上に耐えられる事でしたら、私にだって耐えられると思います。」
「まあ、石崎浩美軍曹、貴女、物事を分かっていると思っていたけれど、意外と能天気なのね! 石崎里子曹長、先が思いやられるわね!」

1618.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(41) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 17時1分
(41)南京

「皆さん、姿勢を楽にして聞いて下さい。これから、我々は南京市中心街を行軍し、総統府に赴き、汪兆銘総統閣下に謁見します。・・・・・・では、皆さん、規律正しく、礼儀正しく、南京の市民の皆さんの前で振舞って下さい。これは、私、濃美希代子の心からのお願いです。」

5159名の豊兵団は、南京市のメインストリートを4列縦隊で進みました。街路の両側の建物には、無数の日章旗と晴天白日旗が飾られています。そして、歩道には無数の市民が笑顔で人垣を作り、日章旗を振って呉れています。私は、微弱特殊周波数脳波通信で、河田桜さんに呼びかけました。

「桜、南京市民は反日的だと思っていたけれど、意外と親日的ね?」

この周波数は、河田桜さんと私だけが知っている筈なので、傍受される恐れは少ないのです。

「浩美、心にも無い事を云わないでよ。幾ら能天気な私だって、これが心底の笑いなのか、作り笑いなのかは分かるわ。大方、国民党の特務の連中が市民の間に紛れ込んで、市民を脅しつけて笑顔を作らせているのよ。それとも、我が帝国の工作機関辺りがやっているのかしら?」
「桜、濃美司令官閣下の訓示、どう思う?」
「そうね、濃美司令官閣下の御心配は分かるけど・・・逆効果かも?」
「そうね、何か嫌な予感がするわ。」

南京市の中心にある、中華民国総統官邸、「総統府」に到着しました。汪兆銘総統閣下は、私達の中華民国統一への貢献を讃えて下さいました。まあ、それが本心からの物かどうかは、常識で判断すれば分かります。汪兆銘閣下は、「自ら進んで」大演習期間中、総統府を濃美希代子司令官閣下に明け渡すと申し出ました。こうして、この度の大演習の司令部は、中華民国総統官邸に設置される事になったのです。こうして、司令部要員だけが総統官邸に残り、兵団の大部分は、高天原大演習場に赴く事になりました。高天原大演習場は、中国大陸から海に突き出した巨大な半島です。昔、清帝国の朝貢国ではありますが、王国だったそうです。日清戦争後、清帝国の保護を離れ独立国になったのですが、政治が乱れて独立を保てず、露西亜帝国の属国のようになりました。そして、日露戦争後、露西亜帝国の傀儡だった王朝は滅び名目的な独立も失い、大英帝国の植民地になってしまいました。それから約30年、大英帝国の植民地だったのですが、住民が反抗的な上に資源も無い為に全く開発が進みませんでした。持て余した大英帝国は、昭和13年、我が国に、この半島をタダ同然の値段で売り渡したのです。当時から大英帝国と我が国は決して友好的とは言い難い関係でしたが、我が大日本帝国の本土と、友邦、満州帝国に挟まれた、この半島を軍事的に防衛する力は、衰退の兆しが露わな大英帝国にはありません。どうせ日本に奪われるなら先に日本に売り、幾らかでも現金収入を得たい、というのが大恐慌後の経済の低迷に苦しむ大英帝国本国政府の本音でしょう。 我が大日本帝国は、この半島の開発計画を立て、住民を善導しようとしたのですが、住民は反抗的で全く開発の糸口が見えません。そこで、開発を諦めた大日本帝国は、この半島全体を、民間人立ち入り禁止とし、女子挺身隊の演習場にしました。今回の大演習では、当然、私や河田桜さんも大演習場に赴く筈でした。

1617.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(40) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 17時0分
(40)連合艦隊全滅

山内参謀長閣下の講評は続きますが、どの艦も多数の命中弾を受けています。

「以上、対抗部隊の戦艦10隻中、6隻は轟沈、4隻は大破炎上中です。女子挺身隊の航空自転車の被害、無し!」
「わあー!」
「やったー!」

どよめきが上がります。航空母艦の甲板は、硬い鋼鉄の装甲板で鎧われた戦艦と違い木製ですから模擬爆弾をぶつけたら本当に壊れてしまいます。ですから、目標にして良いのは戦艦だけです。その戦艦は、ほぼ全滅、当方の被害は零です。僅か3箇月半前に女子挺身隊に入隊した新人だけで連合艦隊を全滅させたのです。もし、実戦なら日本海海戦やトラファルガー海戦を上回る世界史的偉業でしょう。

「浩美! 司令官閣下の航空自転車、あっという間に消えてしまったわね。あれ、多分、超音速出しているわ。夢の技術と云われるジェット機やロケット機が実用化しない限り、超音速は不可能と云われていたのに・・・。」
「桜、脚力でプロペラを廻して超音速だなんて! 甲種って本当に凄いわね!」

その時、板垣佳代子司令官代理殿の脳波通信が響きました。

「石崎浩美さん、河田桜さん、司令官閣下と参謀長閣下は、世界で僅か13人しかいない、「超甲種」よ。私の様な平凡な「甲種」とは能力の桁が違うのよ。覚えておいてね。それはそうと、間も無く、中国大陸よ!」

前方に、揚子江河口が見えます。そして、前方に上海共同租界の摩天楼が見えてきました。

「凄いわね! 桜、超高層ビルジングがあんなに一杯!」
「本当ね、ウチの丸河百貨店錦湊店は、「九州の摩天楼」なんて云われているけれど、あれに比べたら、掘っ立て小屋ね!」

河田家の経営する丸河百貨店の錦湊店は、10階建ての威容を誇り、エレベーターやエスカレーターもあります。エレベーターやエスカレーターのある商店など、豊県には他にありません。遥かな異郷の地にこれだけの摩天楼を建てた英米の経済力は凄い物です。上海上空を飛び過ぎ、私達は中華民国首都、南京市近郊に到着しました。

「女子挺身隊豊兵団、総員、5158名、濃美希代子司令官閣下に敬礼!」

山内加寿子参謀長閣下の号令が響きます。

1616.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(39) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 16時59分
(39)航空攻撃

「凄いわね。浩美。司令官閣下が私達を出迎えて下さるなんて!」
「桜、そんな暢気な話では無いわ。もし、出迎えて下さるのなら、私達と同じ高度4000mを飛んで来るでしょう。これは、「観戦」兼「督戦」よ!」
「あ! それでは、連合艦隊が至近にいるのね!」
「そうよ、桜、 戦艦にこの爆弾をぶつけましょう!」

数十秒後、遥か水平線上に大艦隊が見えてきました。連合艦隊です。航空母艦からは、海軍の最新鋭戦闘機、零式艦上戦闘機、所謂「ゼロ戦」が次々に離艦しています。その時、里子さんの命令が脳内に響きました。

「皆さん、海軍艦艇及び艦載機は実弾の機銃を撃ってきます。撃墜され、天皇陛下から貸与された貴重な航空自転車を失った者は、罰として東シナ海を泳いで渡りなさい!」

私達は、一直線に先頭の戦艦を目指しました。零戦が機銃を撃ちながら向ってきますが、こちらの速度が速すぎて一瞬で通り過ぎて行きます。一撃を避ければ、もう零戦は追い付ける筈もありません。戦艦の機銃もバリバリ撃って来ますが、もう気にもなりません!

「桜、急降下行くわよ! 投弾は任せたわ!」
「浩美! 任せておいて!」

急降下し、艦橋ギリギリまで近づき、模擬爆弾を投下しました。離脱し、後ろを見ると、赤ペンキ入り模擬爆弾が艦橋近傍に命中し、艦橋を真っ赤に染めます。見事、命中です!

「桜! 命中よ!」
「浩美! これが実戦で本当の爆弾だったら、敵の提督戦死ね!」

他の機も、沢山の爆弾を命中させたようです。連合艦隊の上空から遠ざかった頃、強力な脳波通信が頭の中に響き渡りました。

「皆さん、長く厳しい訓練、ご苦労様でした。皆さんの司令官、濃美希代子です。その成果が実り、先程の航空攻撃演習も大戦果を挙げたようです。おめでとうございます。では、山内参謀長、皆さんに講評をして差し上げなさい。」
「はい、濃美閣下。まず先頭の旗艦「長門」は、12発が直撃、3発が至近弾、轟沈という判定です。なお、連合艦隊司令長官、山本五十六提督は、艦橋に直撃した模擬弾の赤ペンキを全身に浴びましたので、名誉の戦死と判定します!」
「わあー!」
「やったー!」

どよめきが上がります。

1615.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(38) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 16時58分
(38)新任の司令官代理殿の噂

翌7月20日、日曜日、私達は高度4000mの大空を時速800kmの巡航速度で飛んでいました。先頭には、板垣佳代子司令官代理殿と里子さんが搭乗した複座航空自転車が飛び、その後を、131機の複座航空自転車が続きます。私の機の同乗者は、河田桜さんでした。前述のように、この頃にはスッカリ仲良し、大親友になっていました。この時も、二人で航空自転車を漕ぎながら駄弁っていました。ちなみに、予備役の在郷女子挺身隊員の諸先輩方は、脚漕ぎ式輸送船で移動しました。颯爽と航空自転車で飛んで行くのは、現役の特権なのです。

「浩美、見渡す限り東支那海の大海原ね。連合艦隊は何処にいるのかしら。早く航空自転車に吊るしている500kgの模擬爆弾、戦艦に命中させてスッキリしたいわ。」
「そうね、500kgなんて、自分で担ぐと大した事ないけど、流石に航空自転車の重りとしては面倒ね。」
「まったくだわ。それはそうと、浩美、新しい司令官代理殿ってどんな人かな? 板垣佳代子司令官代理殿は、エリートの甲種なのに威張らないし優しいし温和な方で皆に慕われているけれど、今度の司令官代理殿はどうかしら?」
「桜、里子さんの戦友が女子挺身隊士官学校の当番兵をやっているそうなの。里子さんが、その戦友から聞いた話だそうだけれど、新しい司令官代理殿は凄い切れ者らしいわ。何でも侯爵令嬢で、凄い美貌で、女子挺身隊士官学校を首席で卒業すると言われているそうよ。」
「え? まさか?「首席で卒業する。」って「首席で卒業した。」じゃないの?」
「そのまさかよ。私達と同じ国民学校五年生よ。九月末の卒業式には、天皇陛下御自ら、恩賜の時計を下賜されるのね。凄い超エリートよ。失礼だけれど、板垣佳代子司令官代理殿は、女子挺身隊士官学校の席次は後ろから数えた方が早かったそうね。でも・・・・。」
「悪い話もあるのね?」
「そう、里子さんの話では、その首席殿、乙種なんて人間扱いしないそうよ。当番兵の乙種女子挺身隊員、大抵、私達の母親くらいの歳の戦地帰りのベテラン古兵ね、に顎で命令するそうよ。そして、命令の意味が分からないと無茶苦茶蹴り飛ばすとか!?」
「まあ、酷い! なんでそんな奴が首席なのかしら?」
「何でも、机上演習をやると無敵なんですって? 「南京攻略」とか「重慶攻略」とかの演目をやると、現実の半分以下の期間で占領してしまうのよ!? その代わり、乙種女子挺身隊員の死屍累々ですって?」
「最悪ね! 何もかも人格者の板垣佳代子司令官代理殿とは正反対ね! そんな奴こそ、首相官邸秘書官にでもなって、重臣とか閣僚とか言って散々威張っていた爺共を痛め付けておれば良いのよ!」
「まったくだわ!」

その時、頭の中を強烈な脳波通信が響きました。板垣佳代子司令官代理殿の命令です。

「前方200km、高度15000m、濃美希代子豊兵団司令官閣下、山内加寿子参謀長閣下搭乗の複座航空自転車、総員、敬礼準備!」

200kmもの先の航空自転車を発見できるとは、流石に甲種の巨大大和撫子は凄いです。

1614.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(37) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 16時57分
(37)世界平和の望み

「はい、司令官代理殿! 我々女子挺身隊員の精強さを米英蘭の連中に見せて脅し付け、刃向っても無駄だと分からせ、米英蘭の奴らを震え上がらせるのが目的です! 米英蘭のチビな男どもは震え上がらせておけば、いざ戦争になった時、早々と奴らを始末できます!!」
「残念でした。間違いです。天皇陛下・・・(全員が姿勢を正しました。)・・・の御意志は、和平、即ち平和です。我が帝国は、このように鉄壁の守りがありますが、女子挺身隊員は優しく優雅で平和を愛好している事を、世界各国の観戦武官の皆様や報道陣の皆さんに御理解戴かねばならないのです。公開演習の間、夕方以降、皆さんは正装で、観戦武官の皆さんや報道陣の皆さんと交歓するのです。そして、我が帝国の望みが世界の平和である事を御理解戴くのです!」
「うわ〜!」「凄い!」

先ほどの何倍ものどよめきが起こりました。素晴らしい任務です。誇りに胸が高鳴ります。

「では、皆さん、正装をして下さい。この修了式の後は、全員で錦湊市の中心街を行軍します。全市民、いえ、全県民が祝福して下さるでしょう!」

私達は、女子挺身隊員の制服であるセーラー服を着用し、額には「日の丸」と「大日本帝国女子挺身隊」の字を染め抜いた鉢巻を巻き、「昭和16年度 女子挺身隊豊兵団 現役新隊員」の襷を掛けます。その誇らしい姿で街頭に出ました。

「女子挺身隊万歳!」
「わあ! 女子挺身隊の御姉さん、格好いいぞ!」
「僕は大人になったら、女子挺身隊員の御婿になるぞ!」

国民学校児童の男の子達が私達に声援を贈ってくれます。沿道には、何十万人もの人達が人垣を作っています。今日は、全ての役所、学校、会社、工場、商店が臨時休業なのです。

「天皇陛下万歳! 女子挺身隊万歳!」
「神々しい・・・まるで女神の様じゃ!」

街頭で、私達を拝んでいる人達までいます。何十万人もの人達に声援を贈られて、行軍する私達も、感激で胸が一杯です。私も涙が止まりませんでした。

「浩美、あれ、浩美の父上の皆さんの会社の方でしょう?」

見ると、「祝 石崎浩美様 女子挺身隊員正式任官」「祈 浩美御嬢様 武運長久」などと書かれた幟を何十本も掲げて、数千人の人が集まっていました。この3箇月半の訓練、辛い事も多かったのですが、その苦労も苦労とは思えなくなりました。後で思い返せば、この日が私の前半生で最も幸せな日でした。そして、この4月から7月のこの日までの3箇月半が人生で最も充実した素晴らしい月日だったのです。

1613.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(36) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月17日(日) 16時57分
(36)涙の修了式

昭和16月7日19日、土曜日、錦湊駐屯地での訓練課程が全て終了しました。私達、新人の乙種巨大大和撫子262名は、駐屯地の講堂で板垣佳代子司令官代理殿の訓示を聞いておりました。

「皆さん、おめでとう。今日で豊県国民学校五年生乙種現役合格者262名全員、新入隊員教育の過程を修了しました。これで皆さんの階級から「候補生」が取れて名実共に正規の女子挺身隊員となります。本当におめでとう。」

板垣佳代子司令官代理殿の優しい言葉を聞きつつ、私達、新人女子挺身隊員262名全員、泣いていました。辛くて厳しい訓練も今は良い思い出です。訓練中、鬼のように雷を落としていた里子さんも優しく微笑みつつ瞼からは大粒の涙を零しています。

「明日から、皆さんは、8月末までの約40日間、大演習に参加します。大演習には、現在、予備役の在郷女子挺身隊員として、郷里におられる皆さんの諸先輩方は勿論、南支に駐屯されている先輩方も全員、つまり我が豊県出身の女子挺身隊員全員、総員、5159名が参加します。そして、濃美希代子司令官閣下が直卒されます。ちなみに、女子挺身隊の対抗部隊及び支援部隊は、帝国陸海軍が全面協力して下さいます。陸軍は関東軍から20個師団40万人、支那派遣軍から30個師団60万人、総計100万人がこの大演習に対抗部隊として参加するのです。海軍は連合艦隊司令長官、山本五十六提督が航空母艦6隻、戦艦10隻、搭載艦上機600機ほか連合艦隊の主力を率いて参加されます。」
「うわ〜!」
「凄い!」

皆のどよめきが起こりました。私も驚きました。5000名を超える女子挺身隊員、100万人を越える陸軍将兵が40日間も一箇所に集まり、大演習を繰り広げるというのは、史上空前の壮挙でしょう。

「皆さんもご存知の様に、女子挺身隊には各都道府県に1個ずつ、合計49個の兵団があります。我が豊兵団は、東京兵団、大阪兵団、愛知兵団等の大都市の兵団に比べれば、規模では劣りますが、最精鋭の誉れが高いのです。いいですか、皆さん! この大演習の最後の一週間、演習の状況は全世界に公開されます。即ち、満州国、独逸帝国、伊太利亜王国、中華民国(汪兆銘政権)、泰(タイ)王国(タイ)、フランス共和国(ビシー政権)、クロアチア王国、スペイン王国、トルコ共和国、ポルトガル王国、バチカン市国(教皇庁)等の同盟国、友好国や、スイス共和国、スェーデン共和国等の中立国は勿論、米(アメリカ)英(イギリス)蘭(オランダ)蘇(ソビエト連邦)豪(オーストラリア)加(カナダ)仏亡命政権(ドゴール派)等の余り友好的ではない国の観戦武官や報道陣にも公開されるのです。これの意味が分かる方、いますか?」

私も含め262名全員が元気よく挙手しました。

「では、一番元気な河田桜さん!」

1612.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(35) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時21分
(35)処女喪失

「やはり、英米蘭と干戈を交える際には、女子挺身隊「豊兵団」の先鋒は、板垣佳代子司令官代理殿が御勤めになるのですね。司令官代理殿が、先駆けをお勤めになれば、濃美希代子司令官殿はさぞかし心強いでしょう!」
「石崎浩美さん、残念ながら、姫様は私に他の任務を与えて下さいました。私は戦地の方が気が楽なのですが・・・私は、「内閣総理大臣官邸付き速記者」兼「内閣総理大臣秘書官見習い」という内示を山内加寿子参謀長殿から戴いております。」
「まあ、板垣佳代子司令官代理殿のような優秀な方が、速記者とか秘書とか・・・。司令官代理殿はそのような雑用係りをなさる方・・・。」
「河田桜さん! 幾ら無礼講でも言って良い事と悪い事があります!雑用係とは余りに無礼!」
「まあまあ、大石先生、そのように怒らなくても良いですわ。雑用係と言えば確かに雑用係ですから。ところで、河田桜さん、私の仕事「首相官邸速記者」兼「首相秘書見習い」というのは、具体的に何をする御仕事だと思いますか?」
「はい、近衛文麿内閣総理大臣閣下が他の閣僚の皆様を集めて閣議をなさる際、司令官代理殿が速記録を取り、その後、議事録を作られるのだと思います。」
「残念でした。閣議が始まった時、既に議事録は出来ているのです。私の御仕事は、事前に議事録を作り、閣僚の皆様に配布するだけですわ。後、閣僚の皆様が、キチンと間違いなく議事録を読むか、監視するという御仕事もありますが。」
「まあ、では、及川古志郎海軍大臣閣下や、東條英機陸軍大臣閣下が、議事録の内容をお認めにならず、御自分のお考えを述べたらどうなさるのですか?」
「石崎浩美さん、前任の速記者兼秘書見習いの方の引継ぎ書類を見ると、ごく稀にそのような方もいらっしゃったそうですわ。その場合、軽くキスをして喉の奥まで舌を突っ込んで窒息させたり、軽く手を握れば良いそうですわ。それでどなたも素直になります。兎に角、我が大日本帝国は女子挺身隊が全ての権力を握っているのです。ただまあ、陛下だけは別です。臣下である私達が陛下を害せば、逆賊の汚名は末代まで付いて回ります。おいおい、皇族の女性にも女子挺身隊員はおります故・・・ちょっと話過ぎましたか・・・。」

宴は終わり、私達、五人は司令官代理殿の寝室に向いました。今晩、私と河田桜さんは処女を板垣佳代子司令官代理殿に捧げるのです。今まで、丙種不合格だった女の人達の膣に自分の逸物を無数に挿入して来ましたが、自分の膣に逸物を挿入して貰うのは始めてなのです。

「桜、昨晩は、本当に気持ちが良かったわね。」
「浩美、自分より力が強い人に抱いて貰うというのが、これほど気持ちが良いとは知らなかったわ。」
「そうね、昔の女の気持ちってこうなのかしら?」
「そうそう、毎晩、板垣司令官代理殿に抱いて貰える大石久子先生が羨ましいわ。大石久子先生は、常駐宿直当番として、司令官代理殿の官舎に泊り込んで板垣司令官代理殿を「御世話」、具体的には「夜伽」をしているのね。」
「本当に羨ましいわ。」

昨晩、大石久子先生、石崎里子教官、河田桜さん、それに私の四人は、板垣佳代子司令官代理殿に抱かれました。その快感は筆舌に尽くし難く、改めて甲種大和撫子の偉大さを思い知ったのでした。

1611.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(34) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時20分
(34)板垣佳代子司令官代理殿の転任

こうして、瞬く間に月日は過ぎ、7月も中旬になりました。間も無く、夏休みです。夏休みには学校が休みになりますので、その間は高天原演習場に赴き、大演習に参加する事になります。そんな或る日、私は初めて板垣佳代子司令官代理殿の私的晩餐の陪食の栄に浴する事になりました。通常、これは、乙種一級の下士官の内でも、女子挺身隊に入隊して二年目以降のベテランのみに順番が回ってくるのですが、特例で、新人の私と河田桜さんも、その栄誉に浴する事になったのです。今晩の陪食者は、大石久子先生、石崎里子教官、河田桜さん、それに私の四人でした。訓練終了後、身を清めて、司令官代理殿の官舎に赴きました。司令官代理殿の官舎は豪壮な洋館で、豊県で最も豪華な洋風邸宅なのです。

「石崎浩美さん、河田桜さん、厳しい訓練、どうも御疲れ様でした。 今年の新人、262名の中では、飛び抜けて素晴らしい成績でしたわ。石崎里子教官も、しっかりと教育して呉れましたね。本当に御疲れ様でした。」
「はい、この故郷の駐屯地で新人を教育する最後の御奉公ですから、及ばずながら精一杯頑張りました。」
「石崎教官殿、「最後の御奉公」とはどういう意味ですか? 9月以降も、石崎教官殿が、補充撫子検査の合格者を教育なさるのでは?」
「河田桜さん、その疑問には私、板垣佳代子が答えましょう。岩崎里子教官は、曹長に昇進し、外地に赴任されます。南支に駐屯なさっている濃美希代子司令官殿が、喉から手が出るように有能な下士官を欲しておられるのです。間も無く、忙しくなりますから。」
「何故でしょう? 蒋介石も毛沢東も退治して支那全土は我が大日本帝国が平定したのに?」
「まあ、河田さん、そのような身も蓋も無い事をおっしゃってはいけませんわ。中国本土は、親日的な中華民国総統、汪兆銘氏の政権が、統一したのです。帝国は、中華民国と友好的な関係にありますが、決して中国を植民地にしているのでも、占領しているのでもありません。日華安全保障条約に基づき、中華民国を支援する為に、中華民国領域に駐屯しているだけですわ。」

幾ら私が子供でも、そのような事が建前に過ぎない事は知っています。板垣司令官代理殿の表情を見ても明らかに本音では無いでしょう。

「とまあ、ここまでは新聞に書いてある事ですが、ここからは口外無用です。濃美希代子司令官殿が率いる女子挺身隊「豊兵団」は、仏印(フランス領インドシナ。現在のベトナム)に進駐するのです。これの意味が分かりますか? 石崎浩美さん?」
「はい。仏印の本国の首都、パリは我が友邦、ドイツに占領されております。ビシー政権は、我が帝国の要求を拒否できないと思います。ですが、英米蘭は激怒するでしょう。我が帝国は、英米蘭との戦争を決意したのですね? それで、濃美希代子司令官殿は、実戦経験に富んだ有能な下士官が必要なのです。」
「大体、合格点ですわね。仏印など大した資源もありません。ただ資源豊富な英領馬来(今のマレーシア、シンガポール)、蘭領東印度(今のインドネシア)等の資源地帯進出の足場になりますわ。但し、我が帝国はまだ英米蘭と戦争を始めると決意した訳ではありません。天皇陛下、ああ、私的な場ですから姿勢を正すのは座ったままで・・・が、戦争をお好みではありませんので。それはそうと、私も10月に転任ですわ。」

1610.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(33) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時19分
(33)格闘技訓練

格闘技訓練も6月には入った頃から実戦形式、無茶苦茶な荒行になってきました。何しろ、ルール無用で本気で巨大大和撫子同士で殴り合い、片方が気絶するか完全に戦意を喪失したら試合終了という荒っぽいルールです。痛いなんて物ではありません。泣き出す子が続出です。おまけに負けたら、里子さんが、「女子挺身隊精神注入棒」で私達のお尻を乱打するのです。幸い、私の腕力は他の新人大部分よりも断然強く、反射神経も良いので、乙種ニ級の子達のパンチは殆ど掠りもせず、逆に私のパンチは一発で昏倒させるのです。

「以後、乙種一級の選手と乙種ニ級の選手の試合は、ハンデを付ける。試合開始以後1分間は、乙種一級の選手はディフェンスのみ、攻撃禁止。その間に、乙種ニ級の選手のパンチが掠りでもした場合、乙種一級の選手の負けとする。」

冗談ではありません。流石にこのようなルールでは勝てる筈もなく、負けた私に里子さんの、「女子挺身隊精神注入棒」乱打が襲い掛かりました。

「こら、石崎候補生、河田候補生はハンデ付きでもチャンと勝っていますよ!」

そう言われれば私も頑張らざるを得ません。6月も半ば過ぎには、漸く私も勝てるようになってきました。ちなみに、ハンデ無しで河田桜さんと10試合しましたが、6勝4敗、私の優勢でした。

「まあ、皆さん、楽しそうに拳闘をしているわね。私も一緒に遊ばせてね。」

ある日、訓練が始まって間も無く、普段は駐屯地司令部におられる板垣佳代子司令官代理殿が、演習場に出てこられました。

「はい、板垣司令官代理殿! では、候補生の皆さん、これから司令官代理殿と皆さん262名で勝ち抜き戦を行う。司令官代理殿は最初の1分間、攻撃を行わない。その間に候補生の皆さんの拳が掠りでもしたら、その場で終了!」

驚きました。1分丁度に新人は吹き飛びます。板垣司令官代理殿の動きが、余りに早く、板垣司令官代理殿の拳の動きは全く見えません。261人目、河田桜さんも、1分丁度で吹き飛びました。拳が見えないのですから逃げようもありません。

「最後は、石崎候補生ね。そうだ、石崎教官、貴女、石崎候補生に加勢しなさい。二人で掛かっていらっしゃい。」
「はい、司令官代理殿! では、石崎候補生!行くわよ!」
「はい、教官殿!」

一分後、里子さんと私はほぼ同時にパンチを喰らい、気絶していました。流石に甲種の巨大大和撫子は強いのです。

1609.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(32) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時19分
(32)実戦形式演習

6月に入った頃から、演習場で行う訓練は、次第に実戦形式になって来ました。陸軍の戦闘部隊と実戦形式で模擬戦闘を行うのです。私達、巨大大和撫子2人と、陸軍歩兵1個中隊、約200人で対決です。とは、言っても、これでは陸軍の兵隊さんが余りに不利なので、いろいろハンデが付けられました。

「陸軍歩兵は、重機関銃、軽機関銃、小銃等、全て実弾を発射します。皆さんは、銃弾が直撃しても痛いだけでまず怪我はしないので問題ありませんが、胴体及び頭部に弾が当たった場合、「戦死」と判定します。その場で寝転び、演習終了まで動いては行けません。なお、「戦死者」は、演習終了後、私が「女子挺身隊精神注入棒」で矯正します。」

無茶苦茶な条件です。飛んで来る弾を全部、手で弾き飛ばせという事でしょうか?

「女子挺身隊員は、手足を使って攻撃してはいけません。具体的には殴ったり蹴ったり押し潰したりしてはいけません。当然ですね。兵隊さんを殺す訳には行きませんから。皆さんが行って良い攻撃は「火炎放射」だけです。但しガソリンを飲んで本当の火炎を吐くのは危険です。ですから、皆さんは、赤ペンキを飲み、火炎の代わりに霧状にして口から噴霧するのです。赤ペンキで真っ赤になった兵隊さんは「戦死」と判定されます。なお、どちらかの部隊が全滅したら、演習は終了です。」

この条件は私達にとって余りに過酷でした。幾ら私達が銃弾を身に浴びても怪我をしないと言っても、痛い事は痛いのです。小銃弾くらいでしたら、どうという事も無いのですが、重機関銃弾を浴びたらそれなりに痛いのです。重機関銃弾を直撃され泣き出した子は沢山、います。おまけに「戦死」すると、里子さんが、「女子挺身隊精神注入棒」で私達のお尻を乱打するのです。里子さんは、私には特に厳しく、私を殴る時は他の子の倍の強さで殴っているようでした。私の身体は痣だらけになりました。辛くて堪らない時もありましたが、私は誇りを持ち歯を食い縛って耐えました。誇り高い甲種の母上の一人娘である私は、たとえ乙種とはいえ、泣く訳にはいきません。そして、何回かこの実戦演習を繰り返す内に、次第に勝利できるようになりました。

「では、桜、征くわよ!後衛、頼むわ!」
「浩美、大丈夫よ! 今度は1分以内で全滅させましょう!」
「いや、桜、目標は55秒よ!」
「そうね!」

私の「戦友」は、大抵、河田桜さんでした。以前は、河田桜さんを毛嫌いし、女子挺身隊員になったばかりの頃は結構、喧嘩していたのですが、この頃にはスッカリ仲良し、大親友になっていました。二人で一緒に戦えば、何にでも勝てそうな感じでした。

「石崎、河田班、54秒で勝利! 陸軍部隊全滅、女子挺身隊損失無し!」

圧勝です。一週間程、実戦演習を繰り返す内に、100倍程の人数の陸軍部隊など文字通り鎧袖一触で粉砕できるようになりました。

1608.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(31) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時18分
(31)サッカー

次の日曜日には、サッカーを行いました。

「今日は、サッカーを行います。女子挺身隊のサッカーは少し、学校で今まで行っていた物とは違います。まず、ボールはこれを使用します。」

ボールは、布製ではなく、鉄球でした。サイズは通常のサッカーボールの倍の直径40センチ、重量は260キログラム程です。この鉄球を蹴り合うのです。

「コートは、これです。皆さんの身体が大きくなったので、コートも丁度、倍の大きさに大きくなっています。」

コートは、横136m、縦210mの大きさで、両側に幅14mのゴールが設置されています。ゴールの前には、まだ乾ききっていない生コンクリートが敷かれています。

「そして、何よりも学校と違うのは、男女混合で行う事です。通常、1チーム女性10人、男性28人で行います。男性は全員ゴールキーパーです。それでは、男性選手の皆さんを紹介しましょう。共匪の俘虜の皆さんです。まず皆さん、ゴールキーパーの皆さんが逃げるといけないので、生コンクリートに腰まで埋めてしまいましょう。完全に乾いたら試合開始です。」

こうして、楽しくサッカーが始まりました。敵のディフェンスを掻い潜り、ドリブルで河田桜さんが敵ゴールに迫ります。そして、河田さんは上手いパスで私にボールを廻し、私がシュートします。敵ゴールキーパーの一人の胴体にブチ当たりに木っ端微塵にしてボールはゴールに飛び込み、跳ね返ってもう一人のゴールキーパーを粉砕します。

「石崎さん、ナイスシュート!」
「河田さん、ナイスパス!」

そして、30分後、相手のゴールにはゴールキーパ−が一人も居なくなりました。私達のゴールキーパーは、まだ10人も生き残っています。

「では、頑張ったチームメートに御褒美を差し上げましょう!」
「そうしましょう!」

女子選手が10名、男子選手が10名ですから、丁度良い事になりました。まず、コンクリート詰めになった脚を無理やり引き抜きます。脚が千切れて大出血しますが構わずキスをします。抱き上げて、口に接吻し、喉に息を吹き込むのです。次の瞬間、肺が爆発します。勝利のご褒美の安楽死です。

「ああ、いい事をやった後は気持ちが良いわね!」
「そうね! 俘虜の皆さんも私達とキスが出来るなんて幸せものだわ!」

1607.「戦艦大和撫子」シリーズ パート2「神風の乙女」(30) 返信  引用 
名前:北原冴子    日付:5月13日(水) 18時16分
(30)バレーボール

日曜日は、学校の授業は有りませんが、女子挺身隊の訓練に休みはありません。早朝から駐屯地に赴き、終日、訓練を行います。但し、日曜日の訓練は、他の日と異なり楽しい物でした。日曜日は、鬼教官の里子さんも「女子挺身隊精神注入棒」を持たず、私達と一緒に訓練に参加するのです。

「今日は、バレーボールを行います。女子挺身隊のバレーボールは少し、学校で今まで行っていた物とは違います。まず、ボールはこれを使用します。」

ボールは、布製ではなく、鉄球でした。サイズは通常のバレーボールの倍の直径40センチ、重量は260キログラム程です。この鉄球を打ち合うのです。

「コートは、これです。皆さんの身体が大きくなったので、コートも丁度、倍の大きさに大きくなっています。」

コートは、横18m、縦36mのコートの中央を、高さ4.4mのコンクリート壁が仕切っています。これがフェンスの代わりでしょう。コートの周りには幅6m程のフリーゾーンがありますが、コートとフリーゾーンの間は、高さ2m程で頂上部にギザギザなガラスが生えたコンクリート壁が仕切っています。

「そして、何よりも学校と違うのは、男女混合で行う事です。通常、1チーム女性2人+男性24人で行います。それでは、男性選手の皆さんを紹介しましょう。共匪の俘虜の皆さんです。」

こうして、楽しくバレーボールの試合が始まりました。私は、河田桜さんとペアになりました。他のチームメートは24人の俘虜達です。相手のコートから直径40センチの鉄球が音速に近いスピードで飛んできます。河田さんが、回転レシーブでボールを宙に高く上げます。その際、河田さんが味方選手を二人蹴り飛ばし、二人はコンクリート壁に激突してミンチになりました。

「ナイスレシーブ!」

私は、前進してスパイクをお見舞いします。相手の女性選手が受け損ない、男子選手に激突し、男子選手二人をミンチにしました。しかし、スパイクの前に私は味方選手3人を蹴り殺していました。

「ナイススパイク!」

数十分後、相手コートの男子選手は全員、死体になっていました。私達のコートにはまだ生きている男子選手が6人残っています。選手が3人未満になると敗のルールなので、私達の勝ちです。

「河田さん! 又、勝ったわね! 貴女の弾丸サーブのお蔭よ!」
「石崎さん! 貴女の必殺スパイクのお蔭よ! それと、男の子達にも御褒美をあげねば!」

勝利に貢献した男子選手にはご褒美のキスをして差し上げます。抱き上げて、口に接吻し、喉に息を吹き込むのです。次の瞬間、肺が爆発します。二人で順次キスをしてあげて、数秒で6人を始末しました。


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